浅田選手の復帰と本郷理華選手のリバーダンス。2人はフィギュアの面白さをまた伝えてくれた。
- 2015/11/08
- 10:40
浅田真央選手が「戦い」のリンクに帰ってきました。
「戦い」と書いたのは、1年間、休養したといっても、
リンクにはずっと立ち続けていてアイスショーなどで
ファンを楽しませてくれていたわけで、決してリンクから
遠ざかっていたのではないのと、浅田選手が戻りたいと
思ったのは、やはり「戦い」の場に戻りたい、緊張感と
達成感を味わえる場に戻りたいというのがあったことが
記者会見からでもよく解ったので、敢えてこう書きました。
しかし、それでもトリプルアクセルや3回転ジャンプは
当然、「遠ざかっていた」のは確かですから、それを考えると、
今回の「復帰」の試合は「真央ちゃんはやっぱりすごい!」と
思わせてくれるものでした。
フリーの3A。
キレイでしたねぇ~。
でも、私は、今回、真央ちゃんの復帰によって、何を
浅田選手に感謝したいかといえば、
「フィギュアスケートをまた沢山見たい!楽しみたい!」
と思わせてくれたことなんです。
昨日は、家でYoutube動画三昧でした。
なぜかといえば、また長々とフィギュアの動画を見続けて
いたのであります。
一昨日の中国杯のショートプログラム。
真央ちゃんの「素敵なあなた」。
★B.ESP. Mao ASADA 浅田真央 SP - 2015 Cup of China
う~~~っ、なんて「フィギュアスケートの面白さ」を
魅せてくれる選手なんでしょうか!
今更ですが!
前にも書きましたけど、体操の内村航平選手が、
日本の体操は「高難度の技術を美しく表現する」
それが最大の特徴であり「伝統」だと言ってますよね。
★採点競技であるフィギュアスケートと体操は何が違うのか。
体操競技から学ぶべきもの。「選手達を守る」ということ。
これなんだよな~、これってすごいよな~、と思いますね、
いつも。
そしてこれは、ある意味、自分が見たいと思うフィギュアにも
通じるんですよね。
そうだ、そうだ、私は、流れる音楽を最大限に生かして、
「高難度の素晴らしい技術」から生まれる「氷上のパフォ」
を見たい!
これがフィギュアスケートが好きな理由。
「一度見始めたら止まらない病」になる理由なんです。
伊藤みどり選手は「スポーツ」としてのフィギュアを
確立した人ということはよく言われると思うんですけど、
ちょっと逆説的な言い方かもしれないけれど、彼女の
「氷上のパフォ」は「スポーツそのもの」だったと言って
いんじゃないかと思います。
言い方変えると「スポーツ」を「表現」していたと。
ジャンプは神様レベル。
でもジャンプだけじゃなくてステップ、スピンもすごかった
ですからね。
何故すごいかといえば、全てにものすごい「スピード」が
あったからだと思うのです。
伊藤選手は表現力が足りないとか言われてましたけど、
私からすれば「スピード」が「表現力」といってもいいと思う
くらいです。
佐藤由香さんは、プロになってからが特に素晴らしくて、
まさしく何度も見たくなる選手でした。↓
★今のフィギュアスケートを心から楽しめないのは何故なのか。
真央ちゃんの今回のショートを見てると、佐藤由香さんと
同じく、「音楽」と「高難度の技術」の融合の極致を魅せて
くれるんじゃないかと。
今までも、真央ちゃんの演技はそこがすばらしかったのは
言うまでもないんですけど、この部分は確かにバレエや
ダンスと同じで「円熟味」というのは年を重ねるごとに増して
行くものだと思いますね。
最近、チャンネル桜の「大和魂とスポーツ」という題の討論に
元女子バレー米国代表のヨーコ・ゼッターランドさんが出演し、
いろいろと興味深い話をされていて、その中で、引退したのは
30歳の時で、28歳から30歳までの間が最も選手として
充実し、ピークだと感じた、と話していました。
選手の現役時代がだんだん長くなっていることは確かだと
思うんですけど、実際に厳しい国際試合に挑むスポーツでも
心身ともに充実する時というのは、今まで考えられていた
年齢よりも確実に上がって来てるんだなぁと思いました。
フィギュアは「全力疾走」するようなものだとよく言われて
ますけど、そういえば・・・と、あの陸上競技の中でも特別な
「400メートル」の高野進選手のことを思い出しました。
★400メートル競走 .wikipedia.
高野進選手が44秒78の自己更新記録を出したのは
1991年6月。
ちょうど30歳0ヶ月の時で、この2ヵ月後の世界選手権では
決勝まで進み、45秒39で7位に入賞しました。
浅田選手は25歳。
「もっとやれる」
と思うのは当然のことではあるんですよね。
ただただ、いろんな邪悪なものに巻き込まれないように、
それだけを願うばかりです、ファンとしては。
今は、あまりそういうものも考えたくないと言うのも正直な
気持ちです。
と言っても嫌でも気になりますが・・。
ロッテと関わるのをもうやめて欲しいとか・・ね。
あ~、もう考えるのよそう・・。
で、本郷理華選手。
フリーが「リバーダンス」!!
私は、嬉しくて仕方がありません。
★2015 Cup of China. Ladies - FP. Rika HONGO
宮原知子ちゃんの昨シーズンの「ミス・サイゴン」も
とっても良かったけれど、今期の本郷選手も楽しみです!
振り付けもすごくいい振り付けだと思います。
宮本賢二さんが振り付けされたそうです。
いや、もう最初から最後まで休みどころなくめっちゃハードですよね。
でもそれだけ、「すごい!」と感じさせるものになってくれたら嬉しいです!
ステップ部分もまだまだ「伸びしろ」があると思います。
とことん「完成品」を目指して欲しです。
私は浅田選手の全日本での「鐘」を見たときのあの感動を
今でも忘れません。
タラソワコーチを少しでも疑ってた自分が恥ずかしいほどに、
「試練を乗り越える」時の選手のすごさを見せ付けられた
からです。
★真央ちゃん、頑張れ!!!日本の選手たち、頑張れ!!!
宮原選手と本郷選手。
マスコミに染まらず、年相応でかわいいですねぇ。
そして丁寧に、一生懸命、頑張っている姿に好感を持っています。
これからも頑張って欲しい選手です。
「リバーダンス」。
本田武史選手も四大陸選手権で優勝しました。
ソチ五輪のシーズンでは、アメリカのジェイソン・ブラウン選手が
魅せてくれました。
アイスダンスでも過去に素晴らしいのがあるので、是非皆さんも
楽しんでくださいませ!
★2014 US National Championships Jason Brown FS- Riverdance
★Bourne & Kraatz (CAN) - Skating to Riverdance
★Bourne & Kraatz (CAN) - 1998 World Figure Skating Championships, Free Dance
フィギュアスケートはやっぱり面白い。
マスコミや邪悪な連中に振り回されずに、これからも楽しみたい。
「戦い」と書いたのは、1年間、休養したといっても、
リンクにはずっと立ち続けていてアイスショーなどで
ファンを楽しませてくれていたわけで、決してリンクから
遠ざかっていたのではないのと、浅田選手が戻りたいと
思ったのは、やはり「戦い」の場に戻りたい、緊張感と
達成感を味わえる場に戻りたいというのがあったことが
記者会見からでもよく解ったので、敢えてこう書きました。
しかし、それでもトリプルアクセルや3回転ジャンプは
当然、「遠ざかっていた」のは確かですから、それを考えると、
今回の「復帰」の試合は「真央ちゃんはやっぱりすごい!」と
思わせてくれるものでした。
フリーの3A。
キレイでしたねぇ~。
でも、私は、今回、真央ちゃんの復帰によって、何を
浅田選手に感謝したいかといえば、
「フィギュアスケートをまた沢山見たい!楽しみたい!」
と思わせてくれたことなんです。
昨日は、家でYoutube動画三昧でした。
なぜかといえば、また長々とフィギュアの動画を見続けて
いたのであります。
一昨日の中国杯のショートプログラム。
真央ちゃんの「素敵なあなた」。
★B.ESP. Mao ASADA 浅田真央 SP - 2015 Cup of China
う~~~っ、なんて「フィギュアスケートの面白さ」を
魅せてくれる選手なんでしょうか!
今更ですが!
前にも書きましたけど、体操の内村航平選手が、
日本の体操は「高難度の技術を美しく表現する」
それが最大の特徴であり「伝統」だと言ってますよね。
★採点競技であるフィギュアスケートと体操は何が違うのか。
体操競技から学ぶべきもの。「選手達を守る」ということ。
これなんだよな~、これってすごいよな~、と思いますね、
いつも。
そしてこれは、ある意味、自分が見たいと思うフィギュアにも
通じるんですよね。
そうだ、そうだ、私は、流れる音楽を最大限に生かして、
「高難度の素晴らしい技術」から生まれる「氷上のパフォ」
を見たい!
これがフィギュアスケートが好きな理由。
「一度見始めたら止まらない病」になる理由なんです。
伊藤みどり選手は「スポーツ」としてのフィギュアを
確立した人ということはよく言われると思うんですけど、
ちょっと逆説的な言い方かもしれないけれど、彼女の
「氷上のパフォ」は「スポーツそのもの」だったと言って
いんじゃないかと思います。
言い方変えると「スポーツ」を「表現」していたと。
ジャンプは神様レベル。
でもジャンプだけじゃなくてステップ、スピンもすごかった
ですからね。
何故すごいかといえば、全てにものすごい「スピード」が
あったからだと思うのです。
伊藤選手は表現力が足りないとか言われてましたけど、
私からすれば「スピード」が「表現力」といってもいいと思う
くらいです。
佐藤由香さんは、プロになってからが特に素晴らしくて、
まさしく何度も見たくなる選手でした。↓
★今のフィギュアスケートを心から楽しめないのは何故なのか。
真央ちゃんの今回のショートを見てると、佐藤由香さんと
同じく、「音楽」と「高難度の技術」の融合の極致を魅せて
くれるんじゃないかと。
今までも、真央ちゃんの演技はそこがすばらしかったのは
言うまでもないんですけど、この部分は確かにバレエや
ダンスと同じで「円熟味」というのは年を重ねるごとに増して
行くものだと思いますね。
最近、チャンネル桜の「大和魂とスポーツ」という題の討論に
元女子バレー米国代表のヨーコ・ゼッターランドさんが出演し、
いろいろと興味深い話をされていて、その中で、引退したのは
30歳の時で、28歳から30歳までの間が最も選手として
充実し、ピークだと感じた、と話していました。
選手の現役時代がだんだん長くなっていることは確かだと
思うんですけど、実際に厳しい国際試合に挑むスポーツでも
心身ともに充実する時というのは、今まで考えられていた
年齢よりも確実に上がって来てるんだなぁと思いました。
フィギュアは「全力疾走」するようなものだとよく言われて
ますけど、そういえば・・・と、あの陸上競技の中でも特別な
「400メートル」の高野進選手のことを思い出しました。
★400メートル競走 .wikipedia.
400メートル競走は、400メートルをいかに短い時間で走るかを
競う陸上競技のトラック種目の一つである。
時として中距離走に間違われることもあるが、短距離走に
分類される。
陸上トラックをちょうど1周する。
レースには瞬発力だけでなく、フィニッシュまでできる限り
スピードを落とさずに走りきる持久力も必要である。
この400メートルという距離は医学的に
「人間がスプリントで走りきれる限界の距離」
とされており、そのためレースは大変過酷なものとなる。
初心者ではゴール後に倒れ、呼吸困難に陥ったり嘔吐する
光景も珍しくない。
この種目は日本人選手にとってトラック種目で最も不向きな
種目と言われていたが、1991年東京世界選手権及び
バルセロナオリンピックで高野進がともに8位以内入賞を
達成し、日本人選手の可能性を示した。
21世紀に入ってからは世界記録が未更新で、特に女子は
1985年から30年にわたり更新されていない。
高野進選手が44秒78の自己更新記録を出したのは
1991年6月。
ちょうど30歳0ヶ月の時で、この2ヵ月後の世界選手権では
決勝まで進み、45秒39で7位に入賞しました。
浅田選手は25歳。
「もっとやれる」
と思うのは当然のことではあるんですよね。
ただただ、いろんな邪悪なものに巻き込まれないように、
それだけを願うばかりです、ファンとしては。
今は、あまりそういうものも考えたくないと言うのも正直な
気持ちです。
と言っても嫌でも気になりますが・・。
ロッテと関わるのをもうやめて欲しいとか・・ね。
あ~、もう考えるのよそう・・。
で、本郷理華選手。
フリーが「リバーダンス」!!
私は、嬉しくて仕方がありません。
★2015 Cup of China. Ladies - FP. Rika HONGO
宮原知子ちゃんの昨シーズンの「ミス・サイゴン」も
とっても良かったけれど、今期の本郷選手も楽しみです!
振り付けもすごくいい振り付けだと思います。
宮本賢二さんが振り付けされたそうです。
いや、もう最初から最後まで休みどころなくめっちゃハードですよね。
でもそれだけ、「すごい!」と感じさせるものになってくれたら嬉しいです!
ステップ部分もまだまだ「伸びしろ」があると思います。
とことん「完成品」を目指して欲しです。
私は浅田選手の全日本での「鐘」を見たときのあの感動を
今でも忘れません。
タラソワコーチを少しでも疑ってた自分が恥ずかしいほどに、
「試練を乗り越える」時の選手のすごさを見せ付けられた
からです。
★真央ちゃん、頑張れ!!!日本の選手たち、頑張れ!!!
宮原選手と本郷選手。
マスコミに染まらず、年相応でかわいいですねぇ。
そして丁寧に、一生懸命、頑張っている姿に好感を持っています。
これからも頑張って欲しい選手です。
「リバーダンス」。
本田武史選手も四大陸選手権で優勝しました。
ソチ五輪のシーズンでは、アメリカのジェイソン・ブラウン選手が
魅せてくれました。
アイスダンスでも過去に素晴らしいのがあるので、是非皆さんも
楽しんでくださいませ!
★2014 US National Championships Jason Brown FS- Riverdance
★Bourne & Kraatz (CAN) - Skating to Riverdance
★Bourne & Kraatz (CAN) - 1998 World Figure Skating Championships, Free Dance
フィギュアスケートはやっぱり面白い。
マスコミや邪悪な連中に振り回されずに、これからも楽しみたい。
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