森喜朗・元総理は本当に悪人なのか?【その3】佐野エンブレム不正の張本人「電通」の2人よりも何故か圧倒的に「悪」だと叩かれる異常。
- 2015/10/18
- 21:09
今更ですけど、テレビでは殆ど「誰が悪だったのか?」
というのが流れていないと思いますので、改めて取り上げて
みたいと思います。
まず、佐野エンブレム以外の上位作品は週刊新潮に出て
いましたね。↓
★週刊新潮がスクープした五輪エンブレムの2位以下の作品wwwww:キニ速より

まぁ、これを見せられれば「なんじゃこりゃ!?」と殆どの国民は
思うでしょう。
どれだけ、あの「審査の場」がいい加減だったか。
これだけでもよく判ります。
で、この件で、10月初め、やっと「処分」が出ました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151002-00000293-sph-soci
【五輪エンブレム担当局長・槙英俊氏、事実上の更迭 組織委の幹部初】
(スポーツ報知 2015年10月3日)
2020年東京五輪・パラリンピックのシンボルマークとなる
公式エンブレムが白紙撤回された問題で、大会組織委員会は
2日、作成を担当した槙英俊マーケティング局長(52)と、
選考で審査委員を務めた企画財務局クリエイティブ
ディレクターの高崎卓馬氏(46)が退任すると発表した。
エンブレム問題で組織委の幹部が退任するのは初めてで
事実上の更迭と見られる。
槙、高崎両氏はマーケティング活動やスポンサー管理などを行う
専任広告会社「電通」出身で、組織委は同社からの出向を
解除した。
エンブレム白紙撤回問題で担当者が役職から退任したのは初めて。
組織委は
「槙、高崎両氏は第三者による検証委の調査対象者と
なるため、現職にとどまることは適切ではないと判断した」
と説明した。
組織委によると、公式エンブレムの公募を開始した昨年9月12日の
3日前に、佐野研二郎氏(43)ら国内8人のデザイナーに文書で
応募を要請した。
槙氏は参加要請が必要と最終判断していた。
組織委が一連の経緯をまとめた報告書によると、エンブレムの
審査の過程で招待状を送付した8人のうち佐野氏ら
3人が上位3人に選ばれた。
事前の参加要請が審査結果に影響を及ぼしたかに
ついては、近く発足する第三者による検証委の調査が
必要としている。
槙氏は佐野氏のデザインがベルギーの劇場のロゴと類似して
いると指摘された約1週間後の8月5日に記者会見を開き、
審査委員会の正当性などを主張。
佐野氏も同席して模倣を否定した。
その後、佐野氏の作品の類似性がインターネットなどで指摘
されると、8月28日に再度会見して模倣を否定した。
だが、その際使用した資料でも第三者のブログから無断で
画像を使用していたことが判明。
槙氏は無断使用の問題で9月28日に戒告処分を
受けていたが、一連の問題を受け、退任が決まった。
高崎氏は組織委のクリエイティブディレクターとして
旧案の審査委員の人選を行い、自ら審査委員にも就任。
エンブレムを修正する際は主導的な
役割を担っていたとされる。
2名の「事実上の更迭」という結果が出ました。
このスポーツ報知の記事は、先の9月28日に行われた
記者会見がまず「一次ソース」としてあって、そこから
一週間後に進展した結果が報道されているので、今回も
「聞文読報」ブログさまの記者会見の書き起こしを読ませて
いただきました。↓
この時の記者会見は第1部が東京五輪の新種目の発表で
第2部が佐野エンブレムに関してでした。
http://bunbuntokuhoh.hateblo.jp/entry/2015/09/30/233309
【9月28日 東京2020エンブレムの問題に関する報告 記者会見】
『東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会』
((第2部)・質疑応答(全文) :ブログ「聞文読報」より抜粋)
■佐藤広両(組織委/副事務総長)
(配布資料の)3ページから4ページになりますが、
「エンブレムの考え方」というタイトルで、コンセプトの議論不足に
ついて記述をしております。
大会の象徴でありますエンブレムにどのような意味を盛り込んで
いくかを、国民の皆さまにお伝えをし、知っていただくことを
あきらめているようでありました。
それが不足したために、知らないうちに制作されたエンブレムとの
印象を与えてしまい、いざ発表しても、必ずしも強い支持を得られず、
類似のデザインの存在と相まって、取り下げという事態に至ったと
いうふうに反省をしております。
デザイン性の追求につきましては、応募要件を厳しくした
ところに端的に表れております。
国内外のデザイン賞を複数回受賞という厳しい応募要件を設定した
ことで、幅広い参加を排除するものになってしまいました。
審査員の選任についても同様でございます。
審査員をグラフィックデザインを中心とする専門家が審査した
ことから、極めて閉鎖的と指摘もされております。
オリンピック・パラリンピックという国民的事業にありまして、
エンブレムはまさにオールジャパンで策定していくべきでした。
応募する側も、幅広いバックグラウンドの方々が参加できる
仕組みを用意をし、審査する側も、アスリートその他、各分野の
専門家などを審査員に加えるべきであったと思います。
また、エンブレムは国際商標登録が必要なことから、完成まで
秘匿することが重要であります。
これはIOCからも指摘されてきたところでございます。
しかし、秘匿性を重視しすぎた結果、こういった面からも、
説明や情報発信が絶対的に不足することになりました。
策定プロセスが透明であることが、エンブレムに対する
愛着を生んでいくという、極めて重要なことへの認識が
不足しておりました。
反省点のもうひとつ大きな点は、組織委員会の情報共有、
意思決定の在り方であります。
エンブレムには、デザインに関する専門的な知識を
必要とし、また、国際商標登録のための秘匿性が
求められます。
それゆえ、策定業務のほとんどが特定の人間に
委ねられ、全体でも一握りの職員しか知り得ない
状況でありました。
そのため、組織として意思決定をする前の段階で、情報が
共有されず、多様な視点からの議論や、組織間の相互チェックも
有効に機能しておりませんでした。
審査委員の代表(※永井一正)から、今回の
エンブレム策定を、トップレベル・デザイナーの
競い合いとすべく、公募についての正式発表前に、
特定のデザイナーに対して招待状を送り、熱意を
もって制作に取り組んでもらうようにしたいという
意向が、審査委員の代表(※永井一正)から
示されました。
これを受けまして、担当局長(※槙英俊)の判断によりまして、
8名のデザイナーに対しまして、審査委員代表
(※永井一正)と組織委員会クリエイティブディレクター
(※高崎卓馬)の名前で、参加要請文書が
送付されました。
公募開始後には、より多くの方に参加していただくために、
日本グラフィックデザイナー協会などに協力を依頼しております。
こういう経過を経て、104作品が出品されました。
審査に当たっては、応募作品の管理ですとか、審査当日に
おける公平性の確保のため、作品がどの作者のものかが
審査委員に明らかにならないよう、細心の注意をはらって
実施しており、公正に行われたと考えておりますが、
結果的には入選をいたしました3名は、
事前参加要請を行った8名の中に
含まれております。
この参加要請と審査結果の関係に
ついては、調査を継続する必要があり、
本日のところは準備中でございますが、
外部有識者による調査が必要という
ふうに考えております。
一連の状況は、エンブレム策定にかかります組織委員会の
業務運営について、事務局として管理・監督がじゅうぶんで
なかったというふうに反省しております。
結局、電通から組織委に出向していた2人が、不正に不正を
重ねて、自分達の都合のいいように動かしていたと。
高崎という人物は、サントリーのトートバッグとの繋がりで
ネットでも名前が挙がっていましたが、やっぱりマーケティング
局長の槙英俊と一緒になって悪事を働いてたんですねぇ。
この記者会見では、
>参加要請と審査結果の関係については、
調査を継続する必要があり
というところまで発表されていましたが、その一週間後、
スポーツ報知の記事の通り、調査対象となる2人を
そのまま役職に残しておくわけにはいかないということで
「更迭」が決まったということですね。
そして今後は当然、事前参加要請8名の中に入選の3名が
すっぽり含まれるという、あまりにも「出来すぎた結果」が
本当に公正の元に為されたのかが焦点となっていくわけで、
審査委員長の永井一正はじめ民主党のロゴを作成した
審査員の浅葉克己ら他の審査員の誰がどれだけ関与
したのかなどが調査対象になっていくのだと思います。
週刊新潮の10月8日号記事では、槙英俊と高崎卓馬の
2人の「手法」について詳しく書かれていたようです。↓
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151009-00010001-shincho-soci&p=1
【[五輪エンブレム問題]「新委員会」船出の前に片付けたい
「インチキ選考」仰天の真実〈週刊新潮〉】
(BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 2015年10月9日)
9月28日、五輪組織委は新たなエンブレムを選定するための
「委員会」を立ち上げたが、ちょっと待て。
その前にやるべきは、旧エンブレムの「インチキ選考」を調査
することである。
何しろそこには、不正と断ずべき、いくつもの仰天の真実が
隠されているのだから。
***
佐野研二郎氏(43)が手掛けたものが白紙撤回されたのだから、
すみやかに新たなエンブレムを選ばなければならないことは
言うまでもない。
その意味では、9月28日に五輪組織委員会が
理事会を開き、プロ野球ソフトバンクの王貞治
球団会長(75)らをメンバーとする新たな
「エンブレム委員会」が立ち上げられたのは
歓迎すべきことである。
が、肝心の組織委内部にはどんよりとした空気が漂ったままだと
いう。
「それは、組織委上層部に、今回のエンブレム問題を総括する
気が全くないからです。
特に、電通から来ている2人の責任が追及されないままに
なっているのは問題。
2人については、一刻も早く組織委員会を去るべきだ、という
怒りに近い声が強くあがっています」
そう明かすのは、五輪組織委関係者である。
「確かに時間もないですから、過去に囚われず未来を見据えて
行動することは大切です。
が、本来、失敗があれば反省をして、その上で次に進むべきで、
そういった過程が抜け落ちてしまっていることに憤りを覚えます。
国民は内情を知らないわけですが、このままでまた
同じ過ちを繰り返すことになるでしょう」
“電通から来ている2人”とは、組織委のマーケティング
局長を務めている槙英俊氏と、組織委のクリエイティブ
ディレクターである高崎卓馬氏のことを指す。
本誌(「週刊新潮」)は9月17日号に、
〈「エンブレム」審査を「佐野研」出来レースにした電通のワル〉
というタイトルの記事を掲載したが、そこでお伝えしたのは、
旧エンブレム決定の裏で暗躍した高崎氏の姿である。
旧エンブレムは8人の審査委員によって選ばれたが、
その人選を担当し、自らも審査委員の1人となった
のが、高崎氏。
応募があった104点の中から選ばれた佐野氏の作品には、
高崎氏以外の審査委員に無断で2度の修正が
加えられたが、その修正案を審査委員に報告する
役目を負っていたのも、高崎氏だった――。
(如何に佐野研二郎が特別待遇だったかの説明:中略)
事実、募集の段階から佐野氏は「特別待遇」だった。
「9月28日に組織委が行った会見でも少し触れていましたが、
組織委は佐野さんを含む8人のデザイナーに事前にコンペヘの
“参加要請文書”を送っていた。
つまり、佐野さんはコンペに招待されていたわけです。
文書を送る8人の人選を行ったのは、電通から来ている槙氏と
高崎氏です」
(先の組織委関係者)
その「ご招待デザイナー」の顔ぶれについては、
「8人のうち、若手の部類に入るデザイナーは佐野さんともう1人
だけ。
残り6人は実力も実績も折り紙つきなので不審ではないですが、
佐野さんともう1人の若手については違和感がありますね。
しかも、その2人は業界内で高崎さんと親しいと言われている。
人選に恣意的なものを感じます」
(デザイン業界関係者)
エンブレムの審査は2日に亘って行われ、1日目は104点の
応募作品をまず37作品に。そこからさらに14作品まで絞り込んだ。
そして2日目、最終的に佐野氏の作品を当選作とし、それ以外に
2つの入選作を選んだのだが、
「選考の過程で、高崎さんの後輩の電通社員は“招待した人は
少なくとも37作品の段階までは残すべき”と言っていた」
と、先の組織委関係者。
「その発言に対しては“アンフェアだ”として反対する意見も相次ぎ、
1日目の選考で残った14作品のうち、ご招待デザイナーの作品は
5つ。
そのうちの1つが佐野さんの作品で、最終的に当選作となったわけ
ですが、入選作2つもご招待デザイナーのものでした」
組織委が佐野氏に送った「参加要請文書」には、
〈このお手紙は9月12日(金)の公募開始より前にお届けしております。
(中略)
従いまして12日(金)の発表前まではご内密にお願いいたします〉
と記されており、審査委員代表の永井一正氏と高崎氏の直筆の
署名が入っている。
で、この「ご内密に」との思わせぶりな文言の入った“招待状”を
受け取った8人のうちの1人である佐野氏が当選し、2人が入選を
果たした。
通常のルートで応募したデザイナーにしてみれば、「バカにするな」
という話である。
■大量の展開例
では、かくも不透明な選考の過程で、槙氏と高崎氏はどのように
暗躍したのか。
「審査が始まる前、高崎氏は審査委員に対して、
“展開力を重視するように”という旨の発言をしていました。
展開力というのは、そのエンブレムデザインが実際に会場や
グッズなどでどのように展開出来るのか、デザインの応用性の
ことです」
(先の組織委関係者)
コンペに応募して落選したデザイナー(前出)は、
「佐野さんのデザインに決まった後の会見で、選ばれた理由と
して組織委が展開力と言っているのを聞いて驚きましたよ。
何しろ、〈制作諸条件〉の提出物の欄には、大会デザイン展開
アイデアは自由提出で良い、と書いてあるのです。
自由提出のものがそこまで重視されるとは思わず、私は
数例しか出しませんでした」
と話すが、さるベテランデザイナーはこう語る。
「佐野さんが、コンペの際に大量の展開例を出すのは
この業界では有名。
今回のエンブレムの選考前にも、あるデザイナーが
“佐野のバカは100枚くらいパネル出してくるんじゃないか”
と言っていました」
実際、佐野氏は50以上の展開例を提出しており、
「その数は他の人を圧倒していました。
そして、それが審査結果を大きく左右したのは間違いありません」
(先の組織委関係者)
■見事な連携プレー
不審な点はまだある。
審査1日目の段階で14作品に絞られたことはすでに触れたが、
「組織委の弁護士などがその14作品の商標や著作権の問題を
チェックしたところ、約半数の作品がリスクを抱えていることが
分かった。
その中に、佐野氏の作品も含まれていました」
と、先の組織委関係者。
「それを受け、高崎氏はいくつかの作品についてはリスクがある
ことを審査委員に伝えたのに、佐野さんの作品に
関しては何の指摘もしなかったのです。
その結果、佐野さんの作品は最終審査に残ることが
出来た」
槙氏と高崎氏が見事な連携プレーを見せたのは、その最終審査に
おいてである。
「最終審査に残った4作品のうち、1つは早々に消え、事実上、
3作品の中から当選作を選ぶことになりました。
その議論には2時間程度を要しましたが、高崎氏は、
“他の作品に比べて祝祭感がある”などと言って
終始一貫して佐野氏の作品を推していました」
(同)
一方、重鎮クラスの審査委員からは、結果的に2位や3位に
なった作品を推す声があがっていた。
それゆえ議論が長引いたのだが、そんな場の雰囲気を変えるため、
高崎氏は奇手を放つ。
「実に絶妙のタイミングで、高崎氏は審査に同席していた槙氏に
意見を求めたのです。
マーケティング局長の立場からみてどう思うか、と。
水を向けられた槙氏は審査委員でもないのに佐野氏の
作品を評価し、“これは企業ロゴと並べたりというような使い方が
容易で、商品に応用しやすい”といった旨の発言をした。
それもあって、議論は佐野案当選に向かって収束していったのです」
(同)
佐野氏の「原案」を修正することにこだわったのも、
槙、高崎両氏だったが、エンブレムが発表された後には、
両氏と佐野氏の「癒着」を感じざるを得ない、次のような出来事も
あったという。
「エンブレムの著作権は組織委が持つので、ポスターや名刺
などに自由にロゴを使うことが出来る。
しかも、組織委にはお抱えのデザイナーがおり、その方に
頼めば自前でポスターのデザインは出来てしまう。
ところが、槙氏はそういったポスターなどについても、
“佐野さんを通せ”と言う。
佐野さんにポスターのデザインを頼むと、デザイン料を
支払わなければならなくなるにもかかわらず、です」
(同)
これが「黒いエンブレム騒動」の一部始終である。
スポーツジャーナリストの
谷口源太郎氏の話。
「今回のエンブレム問題で、槙氏と高崎氏が責任を
問われなければならないことは言うまでもありませんが、
それより、組織委の会長である森元首相が
率先して責任をとらない限り、組織の体質は
変わらない」
老骨に鞭打って頑張って欲しいと
考えている国民は皆無だから、
安心して「退場」されたし。
※「週刊新潮」2015年10月8日号
森元総理に頑張って欲しいと思う国民は
1人ここにおります。
ハイ。
ていうか、なんで森元総理の名前をわざわざ出してくるんですかね。
もう、何が何でもこじつけて森元総理の責任にして
辞めさせたい、潰したいというのがミエミエです。
>組織委上層部に、今回のエンブレム問題を総括する
気が全くない
これなんかも、もしそうなら2人の更迭もないし、
外部有識者による調査もないわけじゃないですか。
でも、こういうことも「一次ソース」をちゃんと確認しないと
そのまま新潮の記事を鵜呑みにして、
「組織委の上層部は腐ってる!
特に会長の森と事務総長の武藤はやっぱりクズだ!
森は悪人だ!
武藤も『ノーパンしゃぶしゃぶ』の元財務官僚だから
信用ならん!!」
てなことに国民はなってしまうんだろうと思います。
ネットでは、日本ラグビー協会のポスターが佐野研二郎のもの
だったから森とつながりが絶対ある!とかそういうことも書かれて
いますが、そのポスターというのは2001年に作られたもので、
森さんが2005年に協会の会長になる4年も前のことなんですよ。
★TOKYO TDC

日本ラグビーフットボール協会 「男ポスター」(佐野研二郎)
しかし、今更ですけど本当に佐野っていうやつは「思い」もなんにも
ないままに「やっつけ」で仕事をやってたんだとつくづく思いますね。
こんなのが世間から賞賛されて、逆に真面目にコツコツ頑張って、
しかもいいものを作っているのに注目されない人たちも世の中には
ごまんといる。
デザイン業界だって、素晴らしい人たちはたくさんいる。↓
★2020年の東京五輪は、「日本人の思い」が込められた
「桜のリース」の五輪エンブレムで迎えたい!!
そしてマスコミによって更に「誤ったレッテル」を植えつけられて
ずっと悔しい思いをしてきた人たちもたくさんいる。
武藤さんも、ご本人自身は全く接待事件には関係ないのに、
あたかも接待事件の張本人であるかのように世間から誤解されて
いるんです。
★2020東京五輪エンブレム。武藤事務総長の決断は本当に良かった!
武藤さんが2009年に日銀総裁であったならと思う・・。
■大蔵省接待汚職事件(通称「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」)
大蔵省接待汚職事件が発覚し、大蔵省官房長だった武藤は
職員に対する監督責任を問われ、大臣官房総務審議官に
更迭される。
そして、もう1人、森元総理を必死で陥れようとする谷口源太郎
という自称 「スポーツジャーナリスト」 については、前回の
ブログ記事で取り上げましたので是非読んでください。↓
★森喜朗・元総理は本当に悪人なのか?【その2】
スポーツジャーナリストの正体とマスコミとラグビー日本代表と・・。
『「マスコミ9条の会」の呼びかけ人。』
谷口源太郎に関しては、このことだけでも覚えておいて
くれたらいいと思います。
森元総理は上で既に取り上げた9月28日記者会見で、
以下のように話しています。↓
http://bunbuntokuhoh.hateblo.jp/entry/2015/09/30/233309
【9月28日 東京2020エンブレムの問題に関する報告 記者会見】
『東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会』
((第2部)・質疑応答(全文) :ブログ「聞文読報」より抜粋)
■森喜朗(組織委/会長)
1つ目は、「大会エンブレムとは何か」という議論を行わない
ままに、専門的なデザイン性の高さを重視する、閉じられた
エンブレム選定に入ってしまったということであります。
いま一度、オリンピック・パラリンピックが広く、国民・都民の
大会であるという点に立ち戻り、多くの方に参画していただく
エンブレム選定を行う必要があると考えております。
この点につきましては、本日、設置が決まりました「エンブレム委員会」
のもとで、前回の反省を踏まえた大会エンブレムづくりが進むと、
期待をいたしております。
2つ目は、組織委員会の情報共有、意思決定の在り方についてで
あります。
大会エンブレム策定作業は、一部の職員のみによって
進められ、じゅうぶんなチェック機能が働かなかった面が
ございます。
組織委員会は、各組織・企業からの出向者でその
多くは占められておりますが、いま一度、組織としての一体感を、
どう醸成していくかが必要であると考えます。
この点につきまして、きょうの理事会におきまして、筆頭副会長の
豊田章男さんから、民間の知を活かした組織改革の必要性について、
ご発言がございました。
わたくしからも是非、そうした議論をリードしてほしいとお願いを
申し上げ、理事会の皆さんのご了承を得て、改革チームを、
組織委員会の改革チームを設置することになりまして、豊田副会長に、
その座長としてご就任いただくことを、ご承諾をいただきました。
これから具体的な改革案をご検討いただき、わたくしどもに
提示をしていただきたいと、このように考えております。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■森喜朗(組織委/会長)
(記者との質疑応答にて)
ちょっと回りくどい話をして恐縮なんですが、いま、わたくしどもの
この組織委員会というのは、現在、ただいま、この虎ノ門の事務所に、
全体で約407名。
日々変動があるんです、これ。
そして、その中で120名ばかりが、要は新宿で現場の方のお仕事と
いうふうに分かれております。
しかし、この約410何名というのは、まったくほとんどすべてでは
ありませんけれども、まあ大体ほとんどと言っていいほど、
全部これは、それぞれの企業、あるいは団体、特に
役所、関係管理省庁、東京都、これをすべて出向者で
あります。
皆さまそれぞれの役割をもって、出向してこられてるわけで
ありますけども、わたくしの立場から言えば、その皆さんが
また、このオリンピックが終われば、それぞれのところに
お帰りになって、それぞれのお立場で、将来ともに活躍して
いただかなきゃならないというような、そういうことを多少、
気を使いながら、この職員の皆さんの主導をしてきたつもりで
あります。
したがって、セクションによりましては、どうしてもその専門性の
ある方々が、そのリーダーになっていということであります。
まさしく今回の、このエンブレム選定のほうの委員会も
やはり、部署も、やはり極めて特殊性のある方々の
ことになります。
ここにはおられませんが、たとえば施設関係、東京都から局長が
みえておりますけども、これもほんとに専門的な方にやって
いただいてます。
セキュリティーもそうだと思います。
そういうふうに、すべてそれぞれの分野の方々が、専門職をもって
おやりになってるのを、まあ、我々素人が、あまり横から
とやかく言わないほうがいいというふうにわたくしも
考えますし、それは皆さん、その方が仕事がしやすい
だろうというふうに、わたくしは見てきました。
そういう意味で、今回、この組織をどうあるべきなのか、これから
5年間。なんだかんだ言いましても、これからさらに千人、2千人と
して増えてくるというふうに言われてますし、ロンドンの例をならえば、
いわゆるお手伝いをいただくような方々も含めると、ロンドンでは
7万あったというふうに聞いておりますから、東京は8万ぐらい必要
なのかなと思います。
こういうみなさんをどう監督・処理をしていくのかということも、たいへん
大事なこととなってきますと、今まできましたように、ここは東京都が
やってきたこと、ここは外務省がやったこと、ここは国土交通省だと
いうふうに、まあ割り切ってみていくわけにはいかなくなってくる。
そしてそれが、横の連絡というものも、もう少しきっと、共有して
いかなきゃならないんだなあという意味では、この組織に、少し
無理があったのかなあと。
だんだんこう肥大化していくなかで、何かもうちょっと意思の疎通が、
あるいはこうしたことの誤りが、隣の家の話のように、みんな
片付けてしまっているような現状もあるわけでありまして、それは
やっぱり我が事のように、みんなが共有していけるような組織体に
するには、どうあるべきなのか。
こうしたことを幸い、豊田社長が、わたくしどものこの副会長に
お入りいただいておりますので、是非、豊田さんにその知恵を
お借りして、民間の委員の方も、理事の方もおられますし、
そういう方々のお力で、この組織委員会の機能的な運営の仕方、
そうしたことをご検討いただき、我々にまたご指導いただきたいと、
こういうのが、今回の委員会の趣旨でございます。
あまり具体的なことをちょっと申し上げるのは、差し控えたいと
思っておりますが、そうしたことがスムーズに進めるように、
今までのことに対して、リカバリーをしっかりしてやっていきたいと、
このように思います。
私は、この森元総理の話されている内容は、状況説明としても
よく判りますし、納得出来る内容だと思います。
日本社会の世間的には信頼出来る人たちを呼び寄せて、
いわゆる「寄り合い所帯」で賄っている東京五輪組織委員会。
そこで起こってしまった佐野エンブレム事件。
槙英俊については佐野エンブレムを白紙撤回すると発表した
9月1日の記者会見で、ほぼ全て武藤事務総長に会見を任せて
いたことや、その後の質疑応答でもマスコミが槙を完全スルー
していたことを疑問に思い、下記ブログ記事で書きました。↓
★2020東京五輪エンブレム。
武藤事務総長の決断は本当に良かった!
武藤さんが2009年に日銀総裁であったならと思う・・。
今回の件では早速マスコミが、審査委員会と組織委員会を
全部同じくくりにして叩いていますね。
しかも、実際には佐野の盗用問題と審査委員会の選定が最も
問題であるにもかかわらず、全ての泥を被りながら記者会見に
臨んできた武藤事務総長と森元総理に矛先が向いているんです。
そして、組織委の中では武藤さんなんかよりも、断然、
審査委員会に近い「マーケティング局長」の槙英俊
には全く矛先が向かない。
昨晩のニュースを見ても、森喜朗元総理に対して またマスコミの
記者どもはわざと怒らせるような質問を浴びせ、その反応だけを
流して「悪いイメージ」をつけようとしていました。
小保方のときもすごく思いましたが、絶対的に悪いのは、
捏造や剽窃などの不正を行った者、また、そこに
加担した連中のはずです。
槙英俊はあの時の記者会見でも、また今回状況が明らかに
なってからも、マスコミ、特にテレビには完全に護られています。
テレビはあれだけ森さんや武藤さんに対しては、矛先を
向け続けていたにも拘らず、いざ槙英俊が深く関わっていた
ことが明らかになった途端、口をつぐみ、あの記者会見の
行われた日は記者会見の第一部で発表された新種目の話題
のみを大々的に取り上げました。
テレビは本当に都合よく報道し、世論をコントロールするんです。
そして、このことからはっきりと判るのは、テレビは絶えず
「森・武藤が悪」ありきであり、最初から歪んだ目で捉え、
またそこへ誘導しようとしてきたという事実です。
この事実は、結果として不正を行った最も糾弾されるべき人物が
相対的にその「不正という罪の重さ」を軽く見られてしまうことにも
繋がって行きます。
「責任者」としての責任が全くないと言ってるのではありません。
今回も、その責任の旨は記者会見で武藤事務総長らはしっかりと
話されており、また、報酬の自主返納なども為されています。
それとは別に、不正を犯したものと、そうでないものとははっきりと
区別をしなければならない。
不正を犯した者が当然ながら最も悪なのである。
そのことをはっきりとさせなければ、意味がないんです。
不正に走る人間は「目に見える制裁」をしなければ何度でも
同じことを繰り返します。
ただでさえ、「罪悪感がない」のですから。
これは慰安婦問題初めいくつもの「捏造」で日本を貶めてきた
朝日新聞らに対しても言えることです。
「誤報」なんかではないのですから。
明らかに「捏造」という「不正」なのですから。
審査委員会のいわゆる「不正」を暴くには、そこに組織委を
ごちゃ混ぜにして叩くことによって、その本来も目的を失い
かねないし、また更には「別の目的」いわば、「森潰し」「武藤潰し」
を主目的とする連中の思い通りになることを私は危惧していました。
これは、小保方事件の時もそうでした。
理研への一方的な責任追及は、本来の「不正という悪を暴く」
目的を薄めてしまうことが非常に問題でしたし、また理研という
日本の誇る研究機関、ノーベル賞受賞者である野依理事長への
バッシングは理研潰し、真面目な科学者潰し、果ては日本の
誇りを潰す方向へと利用される、そういった危惧がありました。
エンブレム事件も、小保方事件も(敢えて両方とも「事件」と書きます。)
このように非常に事件の質が似通っていると思うんです。
そしてもう一つの共通点は「性善説」の中で起こったということ。
小保方事件の罪は、たった一人の「捏造」が、「性善説」で
成り立ってきた理化学研究所を始めとする科学分野の社会を
崩壊させ、「疑心暗鬼」にさせてしまったことだと思うんです。
そして結果、非常に有能な研究者をも自殺へと導いてしまった。
理化学研究所の長所は、若手に間口を広げて自由に研究させる
「懐の深さ」にありました。
しかし、あの小保方のSTAP細胞が「捏造では?」となってからは、
今度は急にその長所が叩かれ始め、
「理化学研究所は、管理が甘い!!」
とか、
「若い研究員を大事にしない!!ほったらかしだ!!」
とかになってしまったんですよね。
同じ中身のものが、「長所」として褒められていたことから、
逆に一気に批判の矛先となったんです。
今回は、森さんは最初から「悪人呼ばわり」でしたから
そこだけは違いますが、根本的なところはほぼ同じだと
思います。
日本社会を担ってきたそれぞれの専門家が「出向」という
形で集まってくれて東京五輪成功のためにそれぞれの
専門分野で頑張ってくれている。
その長所を最も自由に大きく引き出してもらえば、と
森元総理は思っていたんだと思いますね。
マスコミは、森元総理がとてつもない権力を使って組織委を
さも牛耳っているかのように垂れ流しますけど、本当に
そうなんですか?
もしそうなら、新国立競技場だって
「生ガキみたいにドロッとしてるみたいで嫌いだ!
神宮の森にも合わない!
よって審査の結果は破棄!!」
って、2012年11月の段階でザハ案は終わりだったんじゃ
ないですか?
でもそんなことにはならなかった。
審査委員会の結果をそのまま尊重したから、ザハ案が
そのまま決定された。
★新国立競技場問題。東京五輪の立候補ファイルには
野田総理の保証書が付いてたことは何故スルーなんですか?
民主党とマスコミって本当に卑怯ですね!
そして、7月の記者会見でも森さんが言ってましたが、
組織委員会は決して競技場を造ったり、競技場を運営したり、
そういう役割ではない。
われわれの仕事はアスリートがつつがなくプレーができて、
そのプレーができる場所をちゃんと造り上げて、選定して、
いい会場を設営すること。
新国立競技場はわれわれは利用させていただく立場だと
いうこと。
こう話していました。
たくさんのスポンサー集めもその一環です。
「審査委員会」での決定は「公のもの」であって、報告はあれど、
簡単に覆されるものではないことは、誰にだってわかりますし、
実際そうだった。
ここのところが、マスコミによって完全に歪められて伝えられて
いると私は思っています。
結局、マスコミは都合のいいように報道し、都合のいいように
「悪人」を仕立て上げていきます。
「どっちもどっち」手法もまさにそれで、結果的に不正を働いた
人間を最も糾弾すべきなのに、一方的な「責任論」を繰り広げて、
相対的に重罪を軽く見せ、あげくは、まるで何もかも責任者が
全て悪いかのように持っていくことがあまりにも多いのです。
★東京五輪エンブレム問題。「どっちもどっち」的な「責任論」は
「最も重大な罪」を犯した連中の罪を軽くするのに「好都合」なのを
今まで何度となく見てきた。
一度でもマスコミによって、あたかも「悪人だ」と「レッテル貼り」
されてしまえば、そのイメージはなかなか払拭できません。
マスコミが、特にテレビが「白いもの」を「黒だ」と一度でも流して
しまえば、その「白いもの」は国民からはずっと「黒いまま」でしか
見えない。
国を護るためにも、そのテレビによって洗脳されて「誤った認識」
に染まった脳を転換させなくてはいけないと、ずっと、そして何度も
思ってきました。
安倍さん、麻生さん、中川さんがずっと受けてきたこと。
そして心ある自民党議員に対しても行われてきたこと。
テレビによって植えつけられた「誤った認識」。
「誤った評価」。
このことにどうか気付いて欲しい。
そうしないと、それによって国家や国民の命が危険へと
晒されていくということを私は言いたいんです。
あの3年3ヶ月の民主党政権のときのように。
また、日本は国民が知らない間に、とんでもない危機に
晒されてきたけれど、同時に国民が知らない間にテレビが
陥れようとした政治家達や官僚たちによって護られたことも
多々あったと。
そういうところにも私は目を向けたいと思っています。
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