北朝鮮拉致事件。13歳の少女を護れなかった日本の構図。
- 2015/10/07
- 23:00
有本恵子さんは現在55歳。
2002年、私は北朝鮮拉致事件を知った時、本当に驚愕しました。
同じ時代を生きていた日本人女性が中学生の時と大学生の時に
拉致されたという事実を知って、本当に信じられない思いでした。
横田めぐみさんが拉致されたのは1977年。
★1977年 国内10大ニュース
「ペッパー警部」で前年にデビューしたピンクレディーが
「渚のシンドバッド」や「UFO」を歌って、子供も大人も
日本中があの「振り付け」を真似ていた年でした。
勿論、様々な事件はあったけれど、でも普通に「平和」と
言える生活を国民は確かに送っていました。
自分もそうでした。
「スパイ」とか、映画の中だけのことだと思っていました。
まさか日本国内で、こんな事件が起きていようとは・・。
その1977年の9月28日。
そこから、振り返ってみます。
以前、記事でも取り上げましたが、安倍さんが2012年秋、
野党自民党の総裁となって復活し、いよいよ「日本を取り戻す」
ための衆院選を迎える直前の講演録です。↓
★先人への感謝と、自民党と安倍政権への思い。
安倍さんの著書『新しい国へ』の250ページでも語られている
「ダッカ事件の教訓」についてです。↓
★安倍晋三自民党総裁「いかに日本を立て直すか」西田昌司セミナー2/2
★動画9分45秒から
1977年。
この年に私は大学を卒業いたしました。
この年にいろんな出来事が起こりました。
ひとつはバングラデシュ・ダッカにおいて日航機がハイジャック
されました。
犯人からの要望は服役囚の釈放と身代金でした。
要求に応えなければ一人ずつ人質を殺していく。
日本国政府を揺さぶったんですね。
当時の時の政府はこの要求に応えて超法規的に服役囚を
釈放しました。
そして身代金も渡した。
その時国際社会から非難されましたね。
日本はテロリストに屈してテロリストを野に放った。
とんでもない、と。
今から時の政府を非難することは簡単なんですが
では別の道が取れたかといえばですね。
憲法前文にはこう書いてあるんです。
「平和を愛する諸国民の正義と信義に信頼して
われらの安全と生存を保持しようと決意した。」
つまり私達の国の安全、これは外国にお任せしますよ。
ずいぶん思い切ったことを書いてあるんですね。
ですからこんなことが起こるということは想定していない。
ですから例えば自衛隊や警察を派遣して救出するオペレーションを
やろうと思っても、それは憲法違反をしているといわれていた。
ですから出来ない。
あるいはまたそのための法律もなければ能力もない。
バングラデシュに代りにやってくれといっても、
日本よりもはるかに貧しいバングラデシュ。
自分達は命は懸けないけれども、
あなたたち代りにやってくれと言っても、それは
やってくれませんよ。
それは他の国に頼んでもやってくれなかった。
となれば、日本人の乗客たちを救出するためには、
彼らの要求を受け入れるしかなかったんですね。
このあと10月にソマリアでPFLP(パレスチナ解放人民戦線)に
よってルフトハンザ機がハイジャックされた。
当時の社民党政権(西ドイツ)は「GSG-9」という特殊部隊を送って
乗客を救出しました。
世界は賞賛しましたね。
日本とは全然違う。
同じ敗戦国でありながら何が違ったかといえば、
それは西ドイツは憲法を変えていて、これを可能にした。
日本は憲法に指一本触れていなかったから、それが出来なかった。
こういうことになりました。
「憲法」によって手足を縛られた状態での「苦渋の決断」。
それは世界から非難を浴び、恥を晒したともいえる「決断」で
あったけれど、でもそうするしかなかった。
当時の「最善」だった。
当時の福田赳夫総理は、事件発生後5日目となる同年10月3日、
所信表明演説でこのように述べています。↓
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/pm/19771003.SWJ.html
これは、緊急異常な事態に対処するための
異例の措置でありましたが、法治国家として、
このような措置をとらざるを得なかったことは
まことに断腸の思いであります。

後からなら、どうとでもなんとでも簡単に非難が出来る。
しかし、その時の「苦渋の決断」を下した日本政府の悔しさにも
また思いをめぐらしたいと思う・・。
安倍さんの話の中に出てくるバングラデシュは、2012年からの
南スーダンでのPKO活動で自衛隊を護ってくれていました。
★2011年2月「リビア内戦」でのスペイン軍用機による
「邦人保護」事例を完全に無視する辻元ら民主党議員達の異常!
バングラデシュのGDPは日本の50分の1。
そのバングラデシュの軍に警護してもらっていた現地の自衛隊は、
他国から見れば当然ですが明らかに「軍隊」です。
軍隊が他国の軍隊に警護してもらう、しかも非常に貧しい国の軍隊に
護ってもらわなくてはならないという現実は、自衛隊員の「誇り」を
どれだけ傷付けたでしょうか。
安保法制審議の時に散々「自衛隊の命が大事だ!」と
叫んでいた民主党は、東日本大震災の2ヶ月前に
起こったリビア内戦激化に伴う国外脱出で7名の邦人が
スペイン空軍機のによって脱出することが出来た事実を
国会で安倍総理から振られたにもかかわらず完全に
無視をしました。
自分達が当時、政権側であったくせに。
自国の軍が自身も、そして自国民も護れないという機能不全を
起こしている現実を何度も見てきたにも拘らず、安保法制に
徹底的に反対するという愚。
これだけでも今の国会は「異常」であると言うしかありません。
この1977年のダッカ事件での日本政府による
「超法規的措置」から9年経った1986年。
インドネシアのジャカルタで、日本大使館や
アメリカ大使館などに向けて金属弾が
撃ち込まれる事件が発生しました。
この事件でアメリカ当局に身柄拘束され、殺人未遂などの罪で
有罪判決を受け約15年間服役したのが、このダッカ事件で
釈放された服役囚の1人、城﨑勉です。
城﨑勉は今年1月出所し強制退去処分となり、日本に
送還され、国際指名手配をしていた警視庁によって再逮捕
されました。
★日本赤軍 ダッカ事件から38年 アメリカから送還のメンバー 逮捕
(NHKニュース9「特集」:2015年2月20日(金)放送)
テロリストは、野に放ってしまえば再びテロを繰り返し、
犠牲者を生む。
そしてテロリストは当然日本に対して「付け上がる」。
何も出来ない日本に対して。
嘲笑うかのように。
上の安倍さんの講演の続きです。↓
★上記動画12分30秒から
この年の9月に石川県で久米裕さんという方が
北朝鮮によって拉致をされた。
警察は実行犯を捕まえた。
そして暗号表も手に入れたんですね。
キムセホという北朝鮮の工作員がやったことも判った。
北朝鮮の工作機関がやったことも判った。
しかしそこで「平和を愛する諸国民」と武器を
交わすことを躊躇しました。
なんと捕まえた実行犯を釈放しちゃったんです。
せっかく捕まえたのに。
主犯のキムセホはそれから延々と捜査を続けるにとどめました。
そして私が官邸に入ってから国際手配をした。
それまで20数年間、ただ単に地道な捜査を続けただけで
国際手配をしなかった。
外交はメッセージなんですね。
北朝鮮はびっくりしたんですよ。
北朝鮮のまさに拉致作戦が露見するかと思って
ひやひやしたら釈放してしまった。
指一本触れなかったんですね。
ここで北朝鮮はもう大丈夫と思ったんですね。
拉致作戦を続けても大丈夫と彼らは思った。
外交はメッセージですから。
結果何が起こったかといえば、
2ヵ月後の11月に新潟の海岸から
横田めぐみさんが拉致をされたんです。
あの時判っていたんですから、11月に決意して北朝鮮に
「久米さんを帰しなさい!
そしてキムセホを日本に送還せよ!」
と要求していたら、
今でもめぐみさんは日本で幸せに暮らしているかもしれない。
戦後のこの体制は、憲法は、
13歳の少女の人生を護ることが
できなかった!
その現実は今でも変わっていないんです!
この現実に我々立法府の一員は向き合うべきだ!
久米裕さんが北朝鮮に拉致された「宇出津(うしつ)事件」。
詳細は下記記事を読んでください。↓
★「隠蔽」「捏造」「煽動」「精神的暴力」「犯罪幇助」。
マスコミの行為は「テロ」ではないのか!?
日本は「憲法」によってなんと「脆弱な国家」に
なってしまっていたのかと・・。
平成9年、横田めぐみさんの事件を産経新聞が初めて
スクープ報道しました。
しかし、地方では特に弱い産経だけが報じたとしても、
それは大きな効力とはならず、国民には届いていなかった。
「平成9年」は「1997年」。
阪神淡路大震災と、地下鉄サリン事件が起こったのが
1995年。
その2年後です。
実際この年の「10大ニュース」にも載っていないし、
「重大ニュース」にも取り上げられていません。
http://person.sakura.ne.jp/year/1997.html
1997年の「重大ニュース」
●茨城県東海村放射能漏れ事故
●ペルーの日本大使館公邸人質事件解放
●神戸市須磨区連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇事件)
●奈良県月ヶ瀬村の女子中学生殺人事件(犯人:丘崎誠人)
●エジプトのルクソールでイスラム過激派による無差別テロ、
日本人5人を含む観光客60人が死亡
●テレビ東京「ポケットモンスター」を見た子供たちが
痙攣などの発作を起こし入院、放送休止が決定
●映画監督・伊丹十三が飛び降り自殺
主なものを挙げてみました。
これらはよく覚えていますし、他のニュースだって聞いたこと
あります。
でも「横田めぐみさんの拉致事件」は、「10大ニュース」どころか、
「重大ニュース」の一覧にも載っていません。
ふつうならば、せめてその年の「重大ニュース」に載るはずです。
その当時すでに20年の月日が経っていたとはいえ、
13歳の女子中学生が北朝鮮工作員によって拉致されたという
驚愕の大事件なのですから。
しかし現実は、そうではなかった。
マスコミは北朝鮮による横田めぐみさんの
拉致事件を黙殺し、隠蔽したのです。
国民の記憶に留まることができなかった1997年当時の
産経の記事。↓
【北朝鮮拉致事件 衝撃的な初の実名報道
(横田めぐみさんの初の実名報道・平成9年2月3日付朝刊1面)】

《横田めぐみさんの初の実名報道》
【北朝鮮亡命工作員証言 20年前13歳少女拉致】
産経新聞1997年(平成9年)2月3日付朝刊1面
そして、この報道の1か月後に拉致被害者家族連絡会
(家族会)は結成されました。
http://www.rachi.go.jp/jp/minkan/

1997(平成9)年 「家族会」結成
(内閣官房 拉致問題対策本部HPより)
家族会の結成は、「公にする」ことによって拉致被害者のご家族の
身を護る手段でもあったわけですが、そこに必要不可欠だったのは
まさしく「マスコミの大々的な報道」であったはずなのです。
でもあの時、産経しか取り上げなかった。
何より驚くのは、この9年前には既に日本政府が
北朝鮮拉致事件の存在を国会の公式答弁で
認めていることです。
1988年。
横田めぐみさんが拉致されてから11年後。
めぐみさんが23歳の時です。
答弁者は国家公安委員長だった梶山静六氏。
この時の外相は宇野宗佑氏でした。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/112/1380/11203261380015c.html
【第112回国会 参議員予算委員会 第15号】
(昭和63年(1988年)3月26日 議事録より)
○梶山静六 国家公安委員長
昭和53年以来の一連のアベック行方不明事犯、恐らくは
北朝鮮による拉致の疑いが十分濃厚でございます。
解明が大変困難ではございますけれども、事態の重大性に
かんがみ、今後とも真相究明のために全力を尽くして
いかなければならないと考えておりますし、本人はもちろんで
ございますが、御家族の皆さん方に深い御同情を申し上げる
次第であります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○宇野宗佑 外務大臣
ただいま国家公安委員長が申されたような気持ち、
全く同じでございます。
もし、この近代国家、我々の主権が侵されておった
という問題は先ほど申し上げましたけれども、このような
今平和な世界において全くもって許しがたい人道上の問題が
かりそめにも行われておるということに対しましては、むしろ
強い憤りを覚えております。
宇野宗佑氏は、竹下登元総理と共に「海外青年協力隊」
発足に尽力した「生みの親」でもあるそうです。
宇野氏は翌年、総理になりましたが、女性問題による
猛烈なバッシングで僅か3ヶ月で辞任となりました。
マスコミはこの非常に重大な梶山国家公安委員長の
「政府答弁」を報じなかった。
国民に伝えようとはしなかった。
その一方で当時、外相として拉致事件に対して非常に厳しい
見解を述べた宇野総理を早々とスキャンダルで潰した。
(恐らく、これはハニトラで潰されたのではと・・)
この宇野総理の後は、もうマスコミの扇動報道によって
どんどんおかしな方向へとひきづられて行き、遂に
北朝鮮を擁護し日本人拉致を捏造と言い続けた社会党
による「村山内閣」へと辿り着いてしまった。
この村山内閣には、2000年に勝手に米支援をした
河野洋平が副総理・外相でした。
はっきり言って、この河野洋平が実質のナンバー1の
権力者だったのではと自分は思っています、
テレ朝の椿事件。
★安倍総理が言及した「椿事件」。
2007年参院選と2009年衆院選はまさしく第2、第3の凄まじい
「椿事件」だった!
「椿事件」は1993年夏の衆議院選挙で自民党を徹底的に
潰し、政権から引き摺り下ろすためにテレ朝が主体となって
行った「テレビの洗脳装置」による危険な世論操作であり、
完全に放送法違反の、まさしく「事件」でした。
● 徹底的に、自民党だけを叩く。
マスコミ全員でピンポイントに叩きまくる。
● どんな些細な事でも、自民党を叩き、みんなで調子を合わせる。
● ウソでも噂でも何でも良いから、とにかく自民党だけ選挙まで延々叩く。
いまさら驚くこともないほど、第一次安倍政権、麻生政権、
そして第二次安倍政権でも、散々見てきたことではないですか。
当時は、日本新党の細川 護熙を「品のよい殿様」として、また
新党さきがけの武村正義はさも「優しいムーミンパパ」のように、
非常に好感の持てるイメージを植え付け、一方の自民党の
梶山静六幹事長には、「料亭」「カネ」「馴れ合い」「談合」「恫喝」
などの負のイメージを徹底的に国民に植え付けました。
自民党は時代劇の「悪代官」そのものに仕立てられたわけです。
この扇動に国民はまんまと嵌り、自民党は過半数を割り、結果
非自民による細川連立政権が誕生し、自民党は結党以来初めて
野党に転落しました。
当時は、7月中旬の衆院選から3ヵ月後に、テレ朝の報道局長だった
椿貞良を証人喚問しましたが、上記記事での取り上げている通り、
谷垣さんや町村さんの質問に対する態度も、とてもじゃないですが
最初から最後まで「傲慢」そのものでした。
今も同じく異常報道が続いているわけですが、マスコミ連中は、まるで
「『証人喚問』など、出来るものならやってみろ!!」
と言わんばかりの傲慢ぶりであり、「言論弾圧だ!」という言葉で
逃げ続ける卑怯ぶりだけでなく、さらには「捏造」によって「冤罪」を
かけるという「報復報道」までも行なうようになったのです。
日本人拉致事件の実行犯である北朝鮮のスパイ辛光洙(シン・ガンス)。
横田めぐみさんを拉致した実行犯。
女性スキャンダルで政治生命を絶たれた宇野総理とは正反対に、
延々と朝日始めマスコミから護られ続けた社会党の土井たか子や
菅直人ら。
連中は、1988年の北朝鮮による拉致事件の存在が国会で
明らかになった、その翌年の1989年7月に拉致実行犯の
辛光洙らを含む韓国の政治犯釈放嘆願書に署名した。
まともな国、まともなマスコミであれば、日本人を拉致した
実行犯が含まれた韓国の政治犯釈放嘆願書に署名した
菅直人らに対して、即刻「議員辞職」を叫ぶはずです。
ここで1億歩譲って「その名前があるとは知らなかった」との
連中の「言い訳」を受け入れ、故意でなかったと認めても、
「過失」であることは間違いないはずです。
菅直人はじめ社会党らの署名した連中は到底許されるものでは
ないはずなのです。
即座に政治生命を絶たれるのが当然のはずだったのに、
そんなことは最後まで起こることはなく、そればかりか、
なんとマスコミはこんな非道な人間を持ち上げつづけ、
結果、横田めぐみさんを拉致したといわれる実行犯を
故意に逃がした人間が一国の総理大臣になって
しまった。
こんなことがあっていいのか!
自民党大沼議員に対する暴行傷害事件。
蓮舫がこのことを稲田政調会長から追及された時
「その話は泥沼になる」と言い放った。
この言葉の恐ろしさは計り知れない。
なぜかといえば、
これこそが北朝鮮拉致事件を闇に葬った連中と
同じ行動だからだ!
北朝鮮拉致事件をマスコミは、殆どといっていいほど問題化せずに
報道しなかった。
そして、連中は、重大な事件を覆い隠すために、今度は捏造を企てた。
蓮舫も捏造した。
「牧山ひろえが自民党議員にテーブルから引きずり落とされた!」と。
これは大嘘だ!
この嘘は、自民党を陥れるための嘘だ!
★民主党・津田弥太郎の「暴行事件」と山本太郎の「葬式ごっこ」は
絶対に許せない!
蓮舫の「泥沼になる」発言はマスコミ権力を背後につけた恫喝!
何故嘘をつくに至ったか。
それは津田の重大な暴行傷害事件を隠蔽するために。
また表に出れば、「どっちもどっち」論からマスコミの力によって
「自民党が悪」と結論付けることが出来ると踏んでいたからだ!
北朝鮮拉致事件ではどうだったか。
1988年に梶山国家公安委員長が、初めて公式に北朝鮮の
拉致の存在を認めた。
その後何が起こったかといえば、猛烈な「慰安婦強制連行」
「従軍慰安婦」「性奴隷」という日本軍は悪、日本人は悪
日本国は悪という徹底的な捏造による刷り込みと宣伝だった。
★北朝鮮拉致事件と従軍慰安婦捏造の関連性。
1988年と1991年は重大な鍵となる年だった。
加担したのは朝日新聞。
他のマスコミも追随した。
NHkも「いわゆる従軍慰安婦問題」と報道し始めた。
教科書にも強制連行や南京大虐殺など日本を貶める
記述が大幅に増えてしまった。
そして2002年。
北朝鮮拉致事件が国民の多くが知るところとなった時。
「在日の朝鮮人は皆、強制連行されてきた!」
とテレビで主張する朝鮮人が次から次へとテレビで出てきた。
辛淑玉(シンスゴ)もその1人だった。
その目的は、
「日本人が悪いことをしたから拉致事件は仕方がない。」
と「寧ろ拉致されて当然」、「日本がそもそも悪い」、
という刷り込みだった。
連中は北朝鮮という犯罪国家を擁護した。
全く関係のない話を無理矢理こじつけて、全く非のない、
何の罪もない少女が、多くの日本人が拉致されたことを
まるで拉致されて当然のように言い放った。
こんなことがあっていいわけがない!
それに賛同するマスコミのキャスターやコメンテーター、知識人。
狂っている!!!と思った。
しかし、ネットでもそれに賛同するミュージシャンらがいた。
心の底から軽蔑したことを今でも覚えている。
連中は、5人の拉致被害者が帰国した時、今度は
「北朝鮮との約束を護って5人を一旦北へ戻せ!」
と主張し始めた。
再び呆気にとられた。
犯人からやっと助け出した我が子を、再び犯人の元へ
「約束したから」と返す親がどこにいるのかと。
キチガイだと思った。
本当に。
民主党の岡田が声高に叫んでいたことは最も記憶に
残っている。
来年参院選の選挙権を得る18歳の若者たちは、13年前の
この狂った状況など当然記憶にはないだろうと思います。
でも私達、親は見ていたはずです。
子供たちには、あの時の狂ったマスコミ、コメンテーター、知識人、
政治家の存在をあの頃まだ小さかった若い世代に伝えなきゃ
いけない。
事実を伝えなきゃいけない。
2002年の出来事は私達「親」がしっかり見てきた
「現実」なのだから。
蓮舫の最も恐ろしいのは、
「もし問題化するなら報復をする!」
という恫喝です。
北朝鮮が、朝鮮総連が、日本をことごとく恫喝し、
マスコミに入り込み、
「ペンの暴力」と「テレビという洗脳装置」によって
「報復」をする。
日弁連はじめ人権派と呼ばれる連中が国連で
訴えたのは、北朝鮮による日本人拉致事件では
なかった。
なんと「人権派」の連中が国連で訴え拡散し続けたのは、
その拉致という国家犯罪を犯した北朝鮮が仕掛けてきた
「従軍慰安婦強制連行」すなわち「日本軍による性奴隷」
という日本人を貶めるための「捏造話」だった。
日弁連はじめ「人権派」と呼ばれる連中は
北朝鮮側の連中だった!
構図は同じなのだとつくづく思う。
民主党が、蓮舫が、「その話は泥沼になる」と言った
その中身は、まさしく北朝鮮拉致事件の「揉み消し工作」
「隠蔽工作」と全く構図が同じなのだ!
マスコミの「ペンの暴力」と「テレビという洗脳装置」という
2つの報復権力を持ち、日弁連ら人権派の「恫喝訴訟」
という報復権力をも掌握している民主党。
その報復権力は、日本を「冤罪」へと陥れ、「生殺し」にする。
人としての「誇り」を傷つけ、一生「精神的苦痛」を背負わせる。
連中の行為は、鬼畜そのものだ!
恫喝。脅迫。嘘 捏造。隠蔽。黙殺。
蓮舫の「その話は泥沼になる」恫喝作戦は、まさに
北朝鮮拉致事件が闇に葬られた原因の全てが
詰まっていると言ってもいい。
マスコミは、北朝鮮の拉致を認めた1988年の
政府公式答弁から2002年まで、実に14年もの間、
この問題を知っていながら全くと言っていいほど
報道しなかった。
マスコミは既にこの頃からも、ずっと都合の悪い
情報については「黙殺」「隠蔽」をし続けてきた。
マスコミが隠蔽しなければ、大きく報道していれば、
国民の強い世論で1988年に動いていたかもしれない。
この時、横田めぐみさんはまだ23歳。
人生をすぐに取り戻せる年齢だった。
この時間の流れを思うと、本当に悔しい気持ちになる・・・。
国民はマスコミに負けた。
共産主義者の巣窟と化したマスコミに。
北朝鮮のスパイ学校の卒業者の巣窟と化したマスコミに。
北の工作に溺れた南朝鮮人の巣窟と化したマスコミに。
そして2002年以降も負け続けてきた。
2012年12月。
有本恵子さんのお父様、有本明弘さんが自民党の街宣車から
訴えていました。
その訴えは、胸に突き刺さるような内容でした。
なぜなら、「憲法改正」を懸命に訴えていたからです。
有本さんの覚悟の凄まじさ。
法治国家として何をすべきか。
国家とは何なのか。
全てが突き刺さってきた・・。
★【2012.12.6】有本明弘さん 拉致問題解決訴えかけ(有本恵子さん父)神戸
有本さんの訴えのあと、安倍さんが演説をされました。
★11分15秒からの安倍総理の演説をどうか聴いてください!
★【2012.12.6】安倍総裁 神戸での衆院選応援演説
【2012年12月6日 安倍総裁:神戸での応援演説より】
(有本さんは街宣車の前方奥で安倍さんの演説を
聴いておられました)
先ほど皆さん、有本恵子さんのお父様とお目に
かかりました。
この壇上でもお話をされたと思います。
私は10年前、小泉さんと一緒に北朝鮮を訪問した。
安倍さん、あの時のこと何を覚えてる?
と言われたら、
それは金正日委員長と握手を交わした時のことでは
ありません。
それは違います。
それは10月のあの秋の日に5人の被害者が日本に
帰ってきた。
そしてご家族と涙の再会をしました。
抱き合って喜びました。
そこには例えば横田滋さん、早紀江さん、めぐみさんの
ご両親が来ておられた。
その後、記憶にとどめようと、さかんにシャッターを
押しておられました。
でもお2人の目からは次々と涙がこぼれ落ちていた。
あそこにめぐみさんがいなかったことはさぞ辛かったと
思う。
有本さんにとっても、そこに恵子さんがいなかったことは
さぞ辛かったと思います。
だから私はここで決意しました。
有本さんにお嬢様を。
そして早紀江さんにお嬢さんを。
全ての拉致被害者、お嬢さん息子さんを自らの手で
抱きしめることができる日がやってくるまで
私たちは絶対に戦い続ける!
私たちは負けない!
そう決意をしました!
拉致被害者の全員奪還!
それが絶対の条件!
それ以外は絶対に許されない。
【追記:2021年10月】
菅・河野政権がようやく終わりました。
菅と河野が政権を握った時、自分は敵を見誤っていたことが判りました。
それから1年間、本当に恐怖としか言いようのない1年でした。
メディアをコントロールしていたのは、実は、菅・河野、そして
菅の子分の橋下・松井・吉村らの「菅一派」でした。
異様でえげつないまでの保守釣り扇動と、あの2009年の扇動。
両方に重なるものがはっきりと見えました。
そしてこれは小泉訪朝の
「8人死亡5人一時帰国で日朝国交正常化と経済支援」なる
拉致被害者を完全に見捨てた条件を、安倍さんが阻止したことで
始まった扇動であると確信を持ちました。
更にそこに繋がるのは
バイデン、ペロシ、オルブライト、クリントンら。
河野太郎はオルブライトの愛弟子。
「メディアがー」ではなく、そのメディアはずっとコントロールされて
来たんですよ・・。
そして安倍さんは、「内側」から潰されたんですよ・・。
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