2020東京五輪エンブレム。武藤事務総長の決断は本当に良かった!武藤さんが2009年に日銀総裁であったならと思う・・。
- 2015/09/02
- 21:27
本当によくぞ決断してくださいました。
「国民の理解はなかなか得られない」
これが「決定打」となりましたね。
前のブログ記事でも書きましたけど、「信頼を失った人」の
作られたエンブレムの元で国民が一つにまとまっていくことは
絶対に無理。
そのことを前面に武藤さんは押し出してくれたと思います。
しかしネットでもマスコミでも、武藤さんが永井一正審査委員長
の言ってたことを一つ一つ説明していた時の言葉を、まるで
武藤さんがそんなふうに偉そうに言ってるかのように書きたてて
バッシングしてますね。
「『一般国民には分からない』とか言って、いったい何サマだ!」
みたいに。
でも武藤事務総長の会見内容を耳だけでなく「文」を通して
もう一度目で確認してくれたら、武藤さんがどれだけ1人で
矢面に立って泥を被りながら、佐野や審査委員長だった
永井の発言をしっかりと説明しているか、またその他の
事実説明をしているか、良く解ると思います。
そして、武藤さんが動かなければ、
佐野エンブレム撤回は無理だったと
私は思います。
佐野らを何気なく撤回へと導いていく武藤さんの手腕というか
慎重な対応、また組織委のトップの立場として最善を尽くす、
責任を持った今回の記者会見内容に、私は、この方はすごい
方だなと思いました。
9月1日、午後6時から行われた記者会見の動画です。↓
★東京五輪エンブレム問題で組織委員会が会見
書き起こしは前回ブログ記事と同じく、「聞文読報」ブログ様より
一部転載させて頂きます。
(本当にいつもありがとうございます)
★ 9月1日 五輪エンブレムに関する記者会見(全文)
『東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会』
(ブログ「聞文読報」2015年9月1日)
(8月28日記者会見の)翌土曜日に、一部佐野さんの案の
展開例、展開性を説明するための写真に流用されたのでは
ないかという指摘がなされました。
それから翌日曜日、今度はそもそもいちばん最初の佐野さんの
案によく似たロゴがあると、これはヤン・チヒョルトさんという
ドイツのタイポグラファーの展覧会で、よく似たものがあるという
ご指摘がありました。
わたしどももそれを見て、まったく違った新たな
事態が起こったというふうに認識をいたしまして、
まずご本人から、佐野さんご本人からお話を聞く
必要があるだろうというふうに月曜日、昨日、
判断いたしました。
同時に審査委員会の皆さま方にも、これは佐野さんを一等と
して選んだ皆さん方でありますので、その方々にも意見を
聞こうということで、現実にお集まりいただいたのは
委員長の永井先生だけなんですけれども、きょう
午前中に、佐野さん、それから永井さん、わたしども、若干
お付きの人もいるわけですけれども、話し合う機会を持ちました。
佐野さんからは、まず展開例に使った写真というものは、
もともと応募した時に審査委員会の内部資料のために
あれを作ったんだと。
ところが同じものが7月24日、公式エンブレムとして発表される
時にそれが使われたわけですけれども、審査委員会の
クローズドな場では、これはデザイナーとしては
よくある話なんだそうでございますが、それが公に
なる時には権利者の了解なりなんなりが必要だというのは、
これが当然のルールでありますけれども、それを怠ったと、
それは不注意でありましたと。
24日にそういうことだったもんですから8月の28日の記者会見でも、
一旦公開されたものですから当然、それは使えるだろうという
判断で使われたということであります。
佐野さんはそういうことでございますけれども、組織委員会と
しても、そのあたりは重々ご注意を申し上げるべきではなかったかと
いうことは反省いたしますけれども、そういう経緯でございました。
それで佐野さんのお話によれば、その権利者に事後的では
ありますけれども、了解っていいますか、どうしたらいいかと
いうことをお話をさせていただいておりますというご説明で
ありました。
まず、この証言はとても重要だと思います。↓
>現実にお集まりいただいたのは委員長の永井先生だけ
武藤さんは審査員の全員に集まってくださいと依頼したのに、
実際に来たのは永井だけだったということ。
恐らくは、当然「口裏あわせ」も出来ない状態で集まって
何がしかのボロが出てしまったら困る、というのがあったのでは
ないか。
そう勘ぐられても仕方がないと思いますね。
しかしこのことからも分かるように、武藤さんは佐野原案に
「盗用」の疑いが出てきてから佐野と審査員を呼び出すまで
「即座」と言っていいほどのスピード対応だったことが分かります。
一方、佐野の言い草はやっぱりおかしいですよね。
「五輪エンブレム」の審査が「クローズドの場」だからとか、
そんな感覚でいることのほうが異常だと思います。
だって、入試とか、国家試験とかと同じように、
はっきり言えば、「人の人生を決める」くらいの
大きな審査(試験)なわけじゃないですか。
そんな大事なものに、「非公開」とか全く関係ないじゃ
ないですか。
内容が「非公開」でも「公」で行うものと同じなんですから。
大学入試だって採点結果は「非公開」ですけど、そんな
いい加減なことします?
例えば美大の試験はどうなんですか?
もし、こんなことやってるんだったら、なんていい加減
なんだろうと思ってしまいます。
で、そもそも五輪エンブレム審査という「公」の特別厳正な
場のはずであるにもかかわらず、佐野がこんないい加減な
感覚でいたということは、佐野は何らかの理由で、「なあなあ」の
場として捉えていたんじゃないかと私は疑います。
>デザイナーとしてはよくある話
これ、審査委員長の永井が言ったんでしょうね。
本当に非常識だと思います。
それからヤン・チヒョルト展におきますポスター・バナーに
つきましては、佐野さんは「たしかに見に来ました」と。
「しかしポスター・バナーというのがどういうものであったかは
記憶にありません。
自分は独自にあのデザインを作りました」
と。
いま見てみるとたしかに丸い円が〔T〕の字の右下にあります
けれども、あのポスターの方はドットっていうことで、
ティー(T)、ドット。
佐野さんのは日の丸であるとか、鼓動であるとか、
情熱であるとかといったようなものを、もろもろをイメージしながら
〔T〕に隣接してつけたものであり、「色も違います」と。
「これは模倣ではない」
と。
「わたしはまったく模倣はしてません」
と。
「自分のオリジナルであるというふうに思っています」
ということでありました。
佐野はあの赤い丸を「ハート」と言ってたと前回の記者会見では
槙マーケティング局長が説明していましたから、「日の丸」の
認識は佐野にはなかったはずです。
★2020東京五輪エンブレム問題。
アギーレ氏は「八百長疑惑」で「信頼」を失いサッカー日本代表監督を
辞めました。このときと同じ「事態」だと思います。
佐野がドンドン都合のいいように「後付け」を加えている事が
判ります。
それに
>色も違います
って、「同じ形式でも色さえ違えばいい」ってもんじゃないと
思いますよね。
永井審査委員長は、わたしは
「これについてどういうふうにお考えになりますか」
と伺ったところ、
「デザイン界の理解としては、そのように佐野さんの
9分割されたデザインの基本、それはピリオドとは
まったく違うものであるので違うものと認識できる、
充分できるものであって、佐野さんの言うとおり、
これは佐野さんのオリジナルなものとして認識されると
自分は思います」
と。
「デザイン界としてはそういう理解であります」
ということでありましたが、同時に
「ここまでいろいろなかたちで問題になった時に、一般の
国民の方々がいまのような説明で本当に
納得されるかどうかということについては、現状問題が
あるかも知れません」
と。
これは永井さん自身のお話でありました。
「残念ながら、自分のこのような説明、それから佐野さんの
説明は、専門家のあいだでは充分わかり合えるんだ
けれども、一般国民にはわかりにくい。
残念ながらわかりにくいですね」
という話がありました。
我々組織委員会としては、佐野さんのその原案が模倣でないと
いうことに対する専門的な説明、これはわたしどもは専門家では
ありませんので、そういうことに対する判断をする立場にはありません。
専門家の判断を了として、そのように理解いたしました。
しかし一方で、一般国民の理解はなかなか
得られないのではないかということについては、
ひとつの永井さんのお話と同じように「我々も共有する懸念である」
と、「たいへん難しいのではないか」といったことを
お話をいたしました。
永井一正の言う、
>専門家のあいだでは充分わかり合えるんだけれども、
一般国民にはわかりにくい
と、武藤さんの言う、
>一般国民の理解はなかなか得られないのではないか
とはニュアンスが全然違うと思うんです。
永井一正は、あくまでデザイン界の中からでしか
モノを見てないから、こんな言い方になるんでしょうね。
これだけじゃなくて、最初から最後まで永井という人は
一般人からの客観的目線が全然ないように感じるんですよね。
以前記事で取り上げたキッコーマンの卓上しょうゆ瓶でも
有名だった故・栄久庵憲司さん(今年2月に死去)とは
全然違うような気がします。
★2020年の東京五輪は、「日本人の思い」が込められた
「桜のリース」の五輪エンブレムで迎えたい!!
このようにそれぞれお話したあとで、いろんな意見交換と
いいますか協議をいたしましたが、佐野さんからは
「わたしはデザインが模倣だと、模倣であるから
取り下げるということはできない」
と。
しかし模倣ではないけれども、いろいろな昼夜に問わず、
佐野さんの本人及び家族にいろんな、彼の言葉によれば
誹謗中傷がなされるということが続いていると。
それから第2に、
自分はデザイナーとしてオリンピックにかかわるという
ことが憧れ、夢であったけれども、いまや一般国民から
受け入れられないということで、むしろオリンピックの
イメージに悪影響が及んでしまうということを考えると、
ひとつ法律的な問題で、ちょっとわかりにくい話なんです
けども、原作者、佐野さんのあのエンブレムは、
当選と同時に組織委員会の所有物になっております。
ですから原作者としての立場なんですね、所有者としての
立場ではない。
しかし
「原作者として提案を取り下げたい」
というお話がありました。
我々は、佐野さんはどうもその所有権が自分にはいまや
無いので、自分が取り下げることは難しいというような
こともおっしゃっていたらしいんですけれども、しかし
原作者としての立場で取り下げたいというお話がありました。
我々もそのお話を聞いて、そうであれば
取り下げた方がいいのではないかと。
永井さんも、取り下げた方がいいのではないかと。
3者一致いたしました。
審査委員会は8名でありまして、あとの7名の方々には、
それぞれ電話等で連絡を取りました。
1名は
「これはまったく盗用ではない。デザイナーとしては盗用とは
思われないので、何ら臆することなく続けるべきだ」
という方が1名おりましたが、残りの方々は
「取り下げやむなし」、
ないしは
「永井委員長に対応を一任します」
という対応でありました。
そこで、審査委員会、組織委員会、佐野さんのご判断と
いうものを尊重して、エンブレムを取り下げて
新たなエンブレム開発に向けたスタートを切るということが、
事態の解決に相応しい選択ではないかということを判断するに至りました。
あくまで「佐野と審査委員会の判断を尊重する」
ということで、エンブレム使用中止に至ったと。
これ、すごいと思います。
佐野は「取り下げ」について、非常に渋っていたことが
垣間見られますから、話の持って行き方によっては、
「取り下げ」合意までには至らないどころか、小保方のように
弁護士連れてきて余計にこじれる可能性だってあったかも
しれません。
例えばこれが、もし東京都知事の舛添が事務総長だったら
どんな酷い結末になっていただろうかと思うとぞっとします。
だって、舛添は佐野に対して
「裏切られた感じがする」
とか、
「詳しい説明を求める。」
とか「けんか腰」でしたからね。
扇動政治家の「サガ」でしょうか。
「はったり」だけで事態が動くと思ってるんですから。
武藤さんの目的はただ一つ。
国民の理解を得るのは非常に難しい、この「佐野エンブレム」を
どう撤回へと向けていくかだったと思うんですよね。
そのためには、小保方のときのように弁護士が間に入るような
事態は絶対に避けなければいけない。
あの時弁護士が窓口になってしまったことで理研は非常に
苦労しました。
また、あの時は、国民がなぜか小保方に同情してしまった。
今回は、佐野が「泣き」で落とす小保方のような女性でなかった
こともある意味プラスでした。
もし小保方みたいな女性だったら・・。
これもちょっとぞっとします。
しかし、兎にも角にも今回は、本人が「取り下げたい」という
意志を明らかにしたこと、これが最も重要だったと思います。
新国立競技場問題のときにも「文科省は無能だ!」とか何とか
わいわい他人事のように騒いでた舛添だったら、恐らくもっと
こじれていた可能性が高いと思います。
実際、佐野は
>模倣であるから取り下げる、ということはできない
と「取り下げ」に抵抗していたことは確かなんですから。
東京五輪組織委員会のHPもやっと落ち着きました。↓
★東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
毎回見るたびに目がチカチカして、無理矢理「心理テスト」でも
受けているような気分になってしまってたHPが「まとも」になって
本当に良かったです。
ホームの左上には「桜のリース」が飾られています。
あぁ、癒される~~。
しかし、今回の件では早速マスコミが、審査委員会と組織委員会を
全部同じくくりにして叩いていますね。
しかも、実際には佐野の盗用問題と審査委員会の選定が最も
問題であるにもかかわらず、全ての泥を被りながら記者会見に
臨んできた武藤事務総長と森元総理に矛先が向いているんです。
そして、組織委の中では武藤さんなんかよりも、断然、
審査委員会に近い「マーケティング局長」の槙英俊には
全く矛先が向かない。
昨晩のニュースを見ても、森喜朗元総理に対して またマスコミの
記者どもはわざと怒らせるような質問を浴びせ、その反応だけを
流して「悪いイメージ」をつけようとしていました。
小保方のときもすごく思いましたが、絶対的に悪いのは、
捏造や剽窃などの不正を行った者、また、そこに加担した
連中のはずです。
特に小保方や佐野のように「剽窃」「盗用」などで、本人が
「やりました」と自白しない限り証明することというのは
非常に困難を極めると思います。
そして、こういった事件を起こす人間は絶対に「やった」とは
言わない。
今回はそんな状態の中で、とにかく先ず「佐野エンブレム」を
降ろすことに本人の同意を得る、というような強引な形ではなくて
「取り下げたい」という言葉を引き出し、それに対して
「その気持ちを尊重する」という形を取ったところに、
武藤さんの「巧さ」を感じました。
前回28日の記者会見での質疑応答を見てても思ったんですが、
失礼な言い方ですけど「なんて頭のいい方なんだろう」と。
今後のIOCへの対応なども含めて全てにおいて総合的に
かつ慎重に見ているなぁと。
責任を取る必要がないテレビのコメンテーター、今回で言えば
例えばスポーツ評論家の玉木正之なんか、一番最初は
「パクリなんて関係ない!いいか悪いかだけだ!がははは!!」
ってな感じでしたが、いまや、正反対のこと言って、しかも
佐野や永井ら審査委員会じゃなく「組織委」叩きに日夜励んで
ますからね。
これは先に触れた舛添も同じです。
責任取る気のない連中ほど、まるでギャラリーのようにただただ
ワーワー騒ぎ立てるだけです。
武藤事務総長に関して昨晩、関西ローカルの朝日放送の
夕方情報番組では
武藤事務総長、どっかで顔を見たことがあると皆さん思われる
かと思いますが、かつて日銀総裁人事でひと悶着あった人
なんですよね~。
と早速ネガティブな植え付けをしていました。
いや、私もこの言葉を聴いて、やっとあぁ、あのときの方なんだと
気が付きました。
何年か前、民主党が潰した「日銀総裁になるはずだった方」で
あったこと。
実はネットを見ると「武藤」といえば「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」
という風に繋げられてしまってて、武藤さんは本当にお気の毒です。↓
★大蔵省接待汚職事件
■大蔵省接待汚職事件(通称「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」)
大蔵省接待汚職事件が発覚し、大蔵省官房長だった武藤は
職員に対する監督責任を問われ、大臣官房総務審議官に
更迭される。
武藤さんご本人がそういった接待を受けていたのではなく、
部下が勝手に接待を受けてて、武藤さんは監督責任を
怠ったとして責任を負わされてしまったんです。
当時マスコミの報道が確かに激しかったことだけは覚えて
いますので、そうせざるを得なかったんでしょうね。
私は、今回の記者会見を通して初めて武藤さんを見た
わけですが、あの2009年の麻生政権のとき、もし
日銀総裁が白川ではなくて武藤さんだったら・・、と
思わずにいられません。
以前に書いた記事です。↓
★天国の中川昭一さんへ・・・。
★安倍自民党は日本の「最後の砦」です!
白川総裁。
記者会見中、中川さんの向かって右側に並んで座っていました。
中川さんの異常な様子に全く無頓着でいたのは何故なのか。
まるで、いつもの記者会見のように、黙って座っていたのです。
普通であれば、
「大臣、どうされたのですか?どこか具合が悪くなったのですか?」
と心配するはずです。
普通であれば、その場ですぐにでも記者会見を止めさせるはずです。
しかし白川総裁は何食わぬ顔をして居座り続けた。
中川さんの様子が当然であるかのごとく、何の驚きも見せず、
うろたえもせず、ただただ無視し続けていたのです。
白川総裁は、民主党が選んだ日銀総裁です。
2008年3月、当時の自民党が次期日銀総裁候補に推した
武藤副総裁は,副総裁として日銀政策決定会合に参加し、
量的金融緩和政策やゼロ金利政策の解除、政策金利引き上げの
実施などの決定に参画した政策通で有能な人だったのですが、
民主党は「天下りだ」というだけでこの案に猛反対したのです。
いわば、自民党のすることにはなんでも反対。
ただそれだけなのです。
そしてマスコミも含めた猛烈な反対運動を続けた挙句、
当時副総裁だった白川氏を民主党が推してきました。
安倍政権時の「消えた年金」が焦点となってしまった参院選で
民主党が勝ったことで、民主党のやりたい放題となってしまっていた
参議院で「武藤氏の起用」は否決されるため、自民党は
「白川総裁起用」を呑まざるを得なかったのです。
この3年間、全く円高対策、デフレ対策をしてこなかったのは、
誰であろう日銀の白川総裁と民主党です。
まるでわざと対策を講じないかのように私には見えます。
彼らは誰のために動いているのでしょうか。
日本のため、日本国民のために動いていないことは
一目瞭然なのです。
このように、マスコミは、偏向報道、煽動報道をすることによって
民主党政権を樹立させ、日本を滅茶苦茶にしているのです。
そして日本国民が苦しんでいるのをほくそ笑んでいる。
驚くことに民放だけではないのです。
NHKが加担しているのです。
今の日本経済がデフレから脱却できないのは、マスコミと
民主党と、日銀総裁が揃って同じ方向を向いているからです。
日本の製造業を潰しにかかっているからです。
そして、マスコミの煽動に乗って、国民はとんでもない政権を
選んでしまったのです。
国民自身が選んでしまったんです。
中川昭一氏は、その煽動政治の犠牲になりました。
日本のマスコミはもう狂っているのです。
そして、あのローマでの会見時に、全く中川さんを助けようと
しなかった白川も。
今、その白川の実態が鮮明になっているではありませんか。
全くデフレ対策を講じない白川。
その白川を推薦した民主党。
その民主党に政権を!と煽り続けたマスコミ。
このマスコミを絶対に許してはいけないのです。
政権交代後、民主党は日本郵政の社長に二信組接待汚職事件で
厳重注意処分を受けた天下り大蔵官僚、斉藤次郎を就任させました。
自分達はかつて日銀総裁人事で自民党が推していた武藤さんを、
ただの「反対のための反対」でマスコミと一緒に潰したくせに。
口から出る言葉はいつも「デマカセ」なのが民主党です。
この武藤さんについて、中山成彬さんが2年前ツイッターで
このようにおっしゃっていました。↓
五年前、武藤敏郎氏が日銀総裁候補に上がった時、彼は大蔵省出身で財政と金融両方経験しているからダメだとか、天下りだからいけないとか、全く情けない理由で民主党が反対した。いまでも、あの時武藤氏が総裁になっていたらと思ってしまう。
— 中山なりあき (@nakayamanariaki) 2013, 2月 25
中山なりあき @nakayamanariaki 2013年2月24日
五年前、武藤敏郎氏が日銀総裁候補に上がった時、
彼は大蔵省出身で財政と金融両方経験しているからダメだとか、
天下りだからいけないとか、全く情けない理由で民主党が反対した。
いまでも、あの時武藤氏が総裁になっていたらと思ってしまう。
昭和41年(1966年)に大蔵省に入省の武藤さん。
このときの大蔵省の同期が、このたび次世代の党の党首となった
中山恭子議員とご主人の中山成彬さんでした。
私にとっては中山恭子議員は、2002年、当時内閣官房参与
でしたが、北朝鮮拉致事件を知ってから、それまで、政治家、
特に自民党に対して「全て悪」だとマスコミの扇動どおりに
思い込んでいた自分が、
「実はそうではなかった、本当に国民を護る為に動いてくれる人が
政治家がいるんだ」
と当時の安倍官房副長官と共に目を覚ませてくれたお一人です。
そして、ご主人の中山成彬さんも。
そのお2人も武藤さんの人となりは勿論十分ご存知なのでしょう。
2009年、ローマで行われたG'7財務相。中央銀行総裁会議の
終了後の中川昭一さんの国内向け記者会見。
あの時、中川さんの隣にいた日銀総裁が、
もし民主党が選んだ白川ではなく、武藤さん
だったなら・・・。
今回の記者会見の武藤さんを見てそう思いました。
マスコミは、
「今回のエンブレム問題が海外でも波紋を呼んでいる」
「日本の信用は堕ちた!」
などと嬉々として報道していますが、ニューヨークタイムスや
英国BBCは元々そういう「日本たたき」を好んで行うところで
ありますし、そのほかのところもそもそもは日本のマスコミの
受け売り報道なので、気にしないほうがいいです。
日本のマスコミは、あの中川昭一元財務相のローマでの会見でも
国内向けの記者会見で、別に海外メディアは取り上げてなんか
いなかったにもかかわらず、アメリカ人テレビ記者が自身の
個人ブログで皮肉交じりに取り上げてたものだけをテレビで
大々的に報じあたかも日本が大恥をかいたかのように扇動
しました。
いわば、あの記者会見は、海外では別に注目など浴びてなんか
なかったものを日本のマスコミが火付けしたんです。
今回の記者会見でも日刊ゲンダイが動画52分30秒あたりから
「あまりにも組織委員会の対応はお粗末過ぎる!
これから5年間、あなた方に任せていいのか!」
などと、いきり立ってましたが、私は、上でも触れたとおり
剽窃に関しては、本人が「盗用した」と認めた場合以外には
非常に対応が困難であることをとにかく頭に入れておかないと
いつでも「諸悪の根源」への批判が相対的に薄まり、同時に
全くその不正に関与しない有能な人材を潰すことにも
なりかねないことを肝に銘じておかなくてはいけないと
思います。
今の日本はマスコミの長年の扇動報道による特定の意識の
植え付けが為され、官僚、大企業や独立行政法人などの
組織(東京五輪組織委員会は公益財団法人)に対して
最初からまるで「悪の権化」のように思い込み、何でもかんでも
批判の矛先を向けることは、問題の本質を見誤る可能性が
とても高いと思います。
その結果として起こってしまったのが、あの2009年の
民主党政権の誕生でした。
今回も、政局に利用しようとする民主党。↓
【政府も収拾に責任を=民主幹部】
(時事通信 2015年9月1日)
民主党の羽田雄一郎参院幹事長は1日の記者会見で、
2020年東京五輪組織委員会が大会エンブレムの
使用中止の方針を固めたことに関し、
「五輪はスポーツ、平和の祭典だから世界中の人に認めて
いただけるものにしなければならない。
組織委と政府にしっかり対応してもらいたい」
と述べ、政府も事態収拾に責任を果たすよう求めた。
自分たちのやってきた「日本毀損」は棚に上げて全て自民党の
せいにする民主党にもぜひとも責任を持ってもらいたいですね。
新国立競技場のザハ案に、
当時総理だった野田佳彦が
「保証書」をつけてたことについて。
★新国立競技場問題。
東京五輪の立候補ファイルには野田総理の保証書が付いてたことは
何故スルーなんですか?民主党とマスコミって本当に卑怯ですね!
今回の件は、結果として、2度の修正の末に決定した
エンブレムがベルギーのデザイナーから「物言い」がついた
ことからここまで来ました。
もし修正が一度目の修正で終わっていたら「物言い」は
つかず、ネットで大騒ぎになることもなく、佐野エンブレムは
そのまま使用されていただろうと。
2度目の修正が結果として佐野エンブレムを葬るきっかけと
なった。
あのあまりにも何のコンセプトもない佐野原案のエンブレムが
審査委員会で圧倒的多数で決まったこと。
プロが選んだものは、盗用を繰り返すデザイナーによる、
思いの感じられない、国民から全く理解が得られないもので
あったこと。
でもそんなこともこれで全て吹っ飛びました。
とにかく使用中止になりました。
これでよかったと思います。
「佐野エンブレありき。」
勿論武藤事務総長の立場からは、立証できない現段階では
そんな軽々しいことは絶対に言えません。
また、「盗用」であるということも立証できない以上、絶対に
言えません。
(小保方事件の時も、理研がこれで苦しみました。)
これが「事務総長」の立場だと思います。
そして、出来る限り「損失」という影響を食い止めるのも
事務総長の役割です。
どれを取ってもこれからの舵取りは難しい。
審査委員会が腐っていた可能性があること、そして
佐野の剽窃疑惑。
「性善説」運用ではもう難しいのだとつくづく思います。
そんな中で1人泥を被りながら記者会見を行った武藤さん。
恐らく、マスコミは徹底的にこの武藤さんをバッシングの
ターゲットにしてくるでしょう。
民主党が「武藤日銀総裁」を潰したときのように。
私は武藤さんを応援します!
武藤さん、今度こそマスコミに負けずにどうか頑張ってください!

【追記】
マスコミの扇動報道に流されないでください!
マスコミが潰しにかかっているのは、森元総理と武藤事務総長です!
このお2人は泥を被りながらも、また時間が多少かかりながらも
問題を解決するために動かれる方です。
森さんはIOCをはじめ国際スポーツと国際政治の両面で非常に「信頼」が
あります。
新国立競技場の白紙撤回でも最後はこの「信頼」で乗り切ったと
いえると思うのです。
このことはとても重要なんです。
ちなみにプーチン大統領と安倍総理との日露首脳会談のお膳立てを
したのも森さんです。
そして武藤さんは、記者会見を見ても分かるとおり非常に能力の
ある方です。
べルギーの訴訟がIOC相手であることも十二分に考慮された
記者会見でした。
(前回も含め)
何度も書きますが、佐野や永井から「自ら取り下げる」という言葉を
引き出したのも「あっぱれ」なんです。
企業の損害賠償云々とマスコミが騒ぎ立てているのは、企業に
「訴訟を起こせ!」と火付けしているも同じです!
海外の報道も全てそうです!
共同通信がネットで速報を配信し、それに他社が乗っかった、
まるで北朝鮮の声明のような「組織委のベルギーへの非難声明」
という報道も全くソースなんてありません!
あれはデマなんですよ!
実際に五輪が始まるまでの騒動なんて海外はさして気になんか
していません!
ロンドン五輪でも開催前、ロゴがご当地では批判に晒されていた
ようですが、そんなことを知ってる人なんて海外では殆どいません。
そして、そんなこと外国人は気になんかしてないんです。
なのに日本のマスコミはわざわざ外国人にこの「ネタ」を振って、
「ねぇねぇ、こんなことが日本であったんだけど、どう思う?」
と聴きまわり、当然返ってくる「マスコミの期待する答え」を流して
「日本の信用は世界中で失墜した!」と国民に思わせてるんです。
これは中川昭一財務相のローマでの記者会見の件も同じでしたし、
果ては、朝日が捏造した「吉田調書」もそうです。
最たるものは「捏造従軍慰安婦問題」での日本毀損です。
そしてマスコミは肝心の「審査委員会への批判」を
わざと薄めています。
今回最も「重大な問題」が含まれているのは審査委員会なんです。
「責任は誰が取るのか」などとマスコミは煽っていますが、しかし
その本音は森さん、武藤さんを引き摺り下ろすことが目標です。
本当は穢れた佐野エンブレムを引き摺り下ろしたことは、新国立競技場
問題と同じくとても喜ばしいことなんです。
でもマスコミはそれが気に入らない。
新国立競技場白紙撤回のときは決定した安倍総理に対して、
「良くぞ撤回してくれた」との好意的な声が多かったですから、
マスコミとしてはあの時と同じような形にさせまいと、即座に
責任論をぶち上げ出しました。
結局、マスコミは昔から批判のターゲットにしてきたこのお2人、
いわば自民党側の人を徹底的に叩くだけなんです。
勿論、今のマスコミの最大の目的はこれを安倍政権潰しの為に
利用してきます。
武藤さんの記者会見、記者との質疑応答も含めてよく聴いてみてください。
IOCへの訴訟含め、「被害」を国内外共に最小限に食い止めるために
細心の注意を払っていることが分かります。
日本のマスコミは逆にベルギー側に取材に行っては記者会見内容を
都合よく伝えて日本への批判の拳をおろさせないように仕向けて
いるんです。
日露首脳会談後の記者会見でTBSの記者、緒方がプーチン大統領に
対して行った質問も「火付け」をする質問でした。
日本のマスコミこそが日本毀損の火付け役なんです!
冷静に報道を見てください!
絶対にマスコミの扇動報道に流されないでください!
- 関連記事
-
- 東京五輪エンブレム問題。「どっちもどっち」的な「責任論」は「最も重大な罪」を犯した連中の罪を軽くするのに「好都合」なのを今まで何度となく見てきた。 (2015/09/05)
- 佐野エンブレム使用中止報道:審査委員会よりも批判の矛先を組織委に向けるマスコミの扇動報道に流されてはいけない! (2015/09/03)
- 2020東京五輪エンブレム。武藤事務総長の決断は本当に良かった!武藤さんが2009年に日銀総裁であったならと思う・・。 (2015/09/02)
- 2020東京五輪エンブレム問題。アギーレ氏は「八百長疑惑」で「信頼」を失いサッカー日本代表監督を辞めました。このときと同じ「事態」だと思います。 (2015/08/31)
- 新国立競技場問題。東京五輪の立候補ファイルには野田総理の保証書が付いてたことは何故スルーなんですか?民主党とマスコミって本当に卑怯ですね! (2015/08/26)