大阪での中学1年生が2人とも殺害された事件。
本当に悲惨で、犯人の身勝手な犯行でこういった事件が
起こるのは本当に怒りが湧きます。
しかし、それにもまして今回もマスコミの報道に怒りが
湧いてきてしまいます。
いつも同じです。
仲のよかった同級生や親戚、近所の人を取り囲み、
マイクを突きつけて同じ質問を何度も何度も繰り返す。
女子中学生が亡くなった場所に花を手向ける友人達に
向かってカメラを回す。
みんな「晒し者」。
世間では、マスコミの取材には絶対に答えなくちゃいけない
という、何かそういった「マスコミ取材は絶対的」な雰囲気が
あるような気がします。
まるでマスコミの取材に応じることが国民の義務である
かのように。
でも当然そんなことはなくて、取材なんか断ればいい
はずなんです。
警察の聴取には勿論協力すべきでしょうけど、マスコミは
マスコミの都合だけで来ている訳ですから。
被害者を晒し者にし、番組で「推理ごっこ」をしたり、
「お涙頂戴ドラマ」を作って流すためなんですから。
そして今回、特に問題だと思ったのは、殺害された
女子中学生の身元が判った時からずっと、夜中の
商店街での防犯カメラに映っていた2人の姿を何度となく
テレビは垂れ流していたことです。
何故、被害者側の姿をあそこまでテレビで何度も映すのか。
あれが徹底的に流されることによって、何が起こるかといえば
今度は圧倒的に中学生の親御さんへの批判が増えてしまう。
殺人犯への非難よりも、です。
犯人が映った防犯カメラなら何度でもテレビで流すべきだと
思います。
でも、被害者中学生の映った防犯カメラは必要なんですか?
今はCGとか簡単に出来ますから、男子中学生の行方が
わからない段階では、当時の服装などを着せた人物像を
CG作成して雰囲気を伝えることだって出来ます。
あの防犯カメラはただただ「夜中にうろうろしている2人」
という悪いイメージを植えつけるだけでしかないと思います。
そもそも被害者について、例えば「いい子だった」とか
「成績優秀だった」とか、そういうことを伝える必要が
あるのでしょうか。
そういった「イメージ作り」は逆に被害者遺族を傷つけた
時だってあったではないですか。
埼玉県桶川市で女子大生が殺されたストーカー殺人事件。
あの時、どれだけご両親が「報道被害」という二次被害に
遭われたか。
あの時、亡くなったお子さんの尊厳もなにもかも、滅茶苦茶に
したのがマスコミの報道です。
今でも、すぐにマスコミは
「普段はどんな人なのか」
とか、
「不審な点は見られなかったか」
とか、
「何かトラブルに巻き込まれたというような話はなかったか」
などと近所の人たちに聞きまわってるじゃないですか。
これ、犯人のことじゃなくて被害者のことを聞いてるんです。
これも、ただそういうことを聴いているというだけで、まるで
被害者がそういう人だったかもしれない、かのような印象を
あっさりと視聴者に植えつけてしまいます。
警察の聴取ではないんです。
そして一度テレビを通じて流れてしまったものは簡単に
取り払うことが出来ない・・。
被害者側のプライバシーが「晒しもの」になることは極力避ける
べきなのに、なぜ、いつになっても配慮されないのか。
こういうことは例えば家族が行方不明になった時、警察へ
届けを出すことに二の足を踏むことに繋がるかも知れないんです。
警察までなら信頼できても、マスコミに取り上げられて
大きなことになるのは避けたいと思うでしょうし。
無事に帰ってきてくれた時のことも当然考えるべきですし。
少しでも早く日常を取り戻すには、マスコミのこのような
「日常を奪い取る手」にこねくり回されないことが一番
ですから。
でもそういったことへの警戒が逆に「手遅れ」になってしまう
可能性だって出てくるかも知れない。
今回の場合は、お子さんが見ず知らずの男に殺されてしまった。
100パーセント犯人が悪いんです。
身勝手な犯人の「明確な意思」によって
殺されたんです。
「過失致死」なんかでは全くないんです。なのにネットも今回相当酷い中傷の書き込みが見られて、
ちょっと異常です。
しかしこうしたネットでの書き込みを、もしマスコミの連中が
ここぞとばかりに批判してたら、それこそ「お前が言うな!」と
言いたくなります。
毎日新聞は、こんな記事を書いています。↓
大阪中1殺害:「いやや」…遺体発見速報に少年宅から絶叫 毎日新聞 2015年08月21日祈りは届かなかった−−。
と言う言葉から始まって、
「いやや」。
星野さんとみられる遺体が見つかったという速報が入った
午後9時過ぎ、星野さんの自宅からは女性の絶叫が響いた。
叫び声は5分ほど続き、いったんおさまったが、その後、
おえつが漏れた。
憔悴しきっているであろう、また、必死で気持ちを持ちこたえようと
していたであろう親御さんのいる家の周りをマスコミは
囲い込んで「聞き耳」を立てていたわけです。
そして、この説明の後は、仲のよかった同級生の女の子への
インタビューと
「号泣した」という言葉も。
なんてえげつない・・。
毎日新聞はクズだ!自分がもしこの現場に偶然立ち会っていたら、私達はそれを
どんな気持ちで見るんでしょうか。
心の中で「いい加減にやめろ!マスコミ!」と叫びながらも
何も出来ない自分がいるかも知れない・・・。
ずっとカメラの向こう側からじ~っと多くの人が見ている
ことなんか当然、親御さんや、友人達は気づいていません。
報道を見ることはあるかもしれないけれど、今現在、
自分自身が「公に晒されている」という感覚なんて
掴めるはずもありません。
また、同級生達は土足でズカズカと入り込んでくるマスコミに
為すすべもなく「答えるしかない」状況になるのだと思います。
「断れない」。
また、親御さんも
「知らないうちに映されていた」。
「知らないうちに盗み聞きされていた」。
そんな状況が目に浮かびます。
昨年の広島の土砂災害のときにも、同じことがありました。
幼い2人の我が子を失ったお母さんの声を流していたマスコミ・・。
鬼畜としか思えませんでした。↓
★マスコミ。本当にもうやめてあげて下さい。お願いです・・。また、遺族や友人達に対するマスコミの信じがたい鬼畜さは
2001年6月8日に起こった大阪教育大付属池田小事件での
報道被害も思い出させます。↓
★広島の土砂災害での現地報道を見て、マスコミによる報道被害を
改めて考える。ご遺族のお一人はこのように話されていたそうです。
家族が搬送先の病院に駆けつけた時も、
「わが子の無言の帰宅」の時も、葬儀の日も、
いつも報道陣に取り囲まれ、
「家族にとっては娘と過ごす最後の大切な時間、
心を通わせる最後の機会に、報道陣に心を
かき乱された。」
という。
そして、同級生の子供達に対しては、本当にこれが人として
することなのかと思うような異常さでした。
【そのマイク、凶器につき --01.06.14 さとなお 不定期日記】【そのマイク、凶器につき --01.06.14】
(一部転載)
一応、一部のマスコミ、いやマスゴミ、いやいやカスゴミ、が、
彼らに何をやったか、書いて残しておこうと思う。
彼ら、とは、池田小学校の小一と小二の生徒。
小学校無差別殺傷事件(2001/6/8:生徒8人死亡)の
現場に踏み込んだ、テレビ局アナウンサーたちの暴挙
である。
アナ 「男の人は刺すときも無言だったの?」
アナ 「死んでるってどうして分かったの?」
アナ 「犯人はおなかを刺したり、背中を刺したりしたのかな?」
アナ 「どんな風に切られていたの?」
子供 「こんな風に・・・」
アナ 「刺された子はどんな様子だった?」
子供 「・・・何も言わずにばたりと倒れて動かなくなった」
アナ 「ここに血がついてるけど、どこか怪我したの?」
子供 「大丈夫」
アナ 「そしたら友達の血なんだ」
子供 「・・・」
アナ 「みんな逃げたの?」
子供 「・・・うん」
アナ 「友達が助けを求めているのに!?」
子供 「だって・・・だって、何も言わなかったもん(泣)」
ネットをいろいろ見回って集めてみた。
なるべく複数の番組目撃証言があるものを選んだ。
私はこのときのインタビューの一部をテレビで実際に見ました。
本当に驚き、またインタビュアーが女性だったことに更に驚いて、
テレビに向かって怒りをぶつけました。
被害者の友人達、そして学校の生徒さんたちに対しても
絶対に配慮をしてあげなくてはいけないはずなんです。
2年半前、大阪の市立高校で、教師の体罰による生徒の
自殺があったときもそうでした。
あの時はマスコミだけでなく、市長の橋下の態度も私は
許せませんでした。
当時、橋下がテレビという凶器を使って、しかも市長という
強権の立場でやっていたことは、あの学校の全てを
否定していると言っても過言ではありませんでした。↓
★今の大阪は「橋下民主主義人民共和国」橋下は生徒の味方ヅラをしていましたが、自分の言動が
どれほど現場の人たちの気持ちをえぐっているのか
解っていなかった。
と言うか、解ろうと努力すらしていなかった。
橋下は「テレビの怖さ」に対して完全に感覚が麻痺している。
あの時そう思いました。
橋下が一民間企業に対して「停電テロリスト」扱いをした
ことなども忘れません。
同じなんです。
テレビ、マスコミと「目線」が。
こういうことを何度となく見せ付けられてきたので、
私は橋下を信用できません。
30年前の日航機墜落事故。
あの時のマスコミも本当に酷かったことは、昨年のフジ、
今年8月12日に放送されたTBSでの特集でも判ります。
★1985年の日航機墜落事故でのマスコミ報道の欺瞞ぶりを振り返れば、
「捏造」を繰り返す人間がいかに残酷であるか改めて判る。あの厳しい状況下での救出作業をすぐ近くで撮影していた
マスコミ。
TBSが生存者が自衛隊ヘリで救助される写真を出して
いましたがそれは共産党の機関紙「しんぶん赤旗」でした。
ちゃんと画像の右下に載っていました。
赤旗は、あの時、政党機関紙でありながら、あの現場に
いたことに私は驚きました。
あの時、報道ヘリが飛び回り、救助ヘリが近づけない状態で
あった事、また救出されたばかりの生存者の方たちにカメラを
向けまくっていたマスコミ。
現場でどれだけ邪魔をしまくっていたのか。
しかしTBSは、報道ヘリはじめマスコミが救出の邪魔をしていた
ことも、また、あの時、機長が「ど~んといこうや」の一言だけで
報道バッシングを受けたことも伝えませんでした。
また、事故後、救出された生存者や家族に対して執拗に
まとわり続けていたことなどは、まるで他人事扱いで、自らの
反省や謝罪の言葉さえありませんでした。
これはフジも同じでした。
自分たちを正当化し、どこまでも付け上がるマスコミ。
反省など微塵も感じられないのは当然で、今も同じことを
繰り返すのがマスコミです。
情報番組では「推理ゲーム」で、まるで犯人であるかのような
扱いをすることもたびたびあります。
そして、それが最も大きく問題化したのが、松本サリン事件
だったことは言うまでもありません。↓
★塩村都議野次問題はもはや「捏造事件」。「捏造」は冤罪を生む。
松本サリン事件で犯人扱いされた河野義行さんの場合。あの時、なぜ、毒物の専門家などではない、言わば
「化学者」ではなく、文系の「科学史」が専門の人物を
出してきて、その人物の「農薬からサリンが作れる」ような
言葉を流したのか?
毎日!朝日!そしてNHKも!
そしてテレ朝は今でもその人物を毒物事件が起こったときに
専門家として出してくる。
専門家ではないことを重々承知している上で!↓
★松本サリン事件で河野義行さんが「犯人扱い」された最大の原因は
「731部隊」の「捏造話」を広めた常石敬一の一言。
常石を今だ使うテレ朝は日本人の敵!!マスコミは、オウム真理教のテロの被害者を犯人に仕立てたも
同じなんです。
あの時のことは、マスコミは反省をしているように見せている
けれど、では、それなら何故テレ朝は今でもその人物を専門家と
して扱うのですか?
おかしいじゃないですか。
日本軍の免疫部隊「731部隊」を徹底的に「非道だ!」と
叫んでいる人物だからですか?★黒柳徹子さんまで名前が・・。
捏造本の「悪魔の飽食」から生まれた組曲を歌う合唱団に
賛同する反日の有名人たち。それとも他に理由があるのですか?
TBSも坂本弁護士一家殺害事件に関わったも同じでした。
オウムとどういう関係にあったのか。
あの時のことはまだ終わっていません。
解明されていないんです。
私達はまだ「わからないまま」なんです。↓
★坂本弁護士一家殺害事件も松本サリン冤罪も何故起こったのか?
朝日も毎日もマスコミは何もあの時から変わっていない!!マスコミは鬼畜です。
自分達の「利」になるものはとことん利用する。
人の死さえも。
★マスコミの被写体になるということは「見せ物」「晒し者」になるということ。
マスコミへの意識を国民が変えなければ。
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