20日の月曜日は祝日でした。
「海の日」でした。
何故、「海の日」で、何故「お祝い」するのか。
国民の中で、どれだけの人が知っているんでしょうか。
そして、その祝日に安倍総理はどんな一日を過ごしたのでしょうか。
夕方からフジテレビを見ました。
★安倍首相緊急生出演 やくみつる「裸の総理だ」 2015年7月20日安倍さん、4時50分から本当に長丁場でした。
1時間以上・・・。
真摯に、懸命に、国民に向かって安保法制について説明している
総理の姿を見ていたら涙が出てきました。
麻生さんが総理だった時も、毎日胸が詰まる思いでした。
何故こんなに国のために懸命に頑張っている総理が、
何故これほどまでにマスコミと国民から嘲笑され、
異常なバッシングを受け続けなければいけないのか。
マスコミだけでなく、ネットでも、どこもかしこも
バッシングだらけ。
本当に
「バッシングだらけの日本」・・。
「バッシング」とはいわゆる「批判」とは違う。
限度をはるかに超えている。
異常です。
全てが悪意に満ち満ちていて、全てが醜い。
本当に見ていて吐き気がする・・。
耐えられない。
凄惨ないじめ。
公開処刑。麻生政権のときにも感じた、本当に耐え難い「空気」。
それが日本中に蔓延している・・・。
「街の声」も、画面の下に流れる「LINEの声」も、
麻生政権のときと変わらない。
馬鹿にし、嘲笑し、皆で集中攻撃する。
本気で政治を見ようともしないで。
本気で安倍総理の説明を聴こうともしないで。
マスコミの言うことをそのまま真に受け、
レッテル貼りをそのまま鵜呑みにし、
自ら考えようとせずに、
まるで自分が政治のことをわかったつもりで、
ただただマスコミと全く同じ主張で安倍総理を叩き、嘲笑する。
洗脳されているとも判らずに。
支持率が低下していることを、やくみつるに皮肉られても、
安倍総理は、こう答えていました。
(動画19分30秒あたり)「支持率が大切だから止めてしまうのか?というのは本末転倒。
支持率のために政治をやるとなったら、それはもう事実上、
人気だけを目当てにした政権になってしまう。」と。
マスコミのプロパガンダ、扇動報道が続いて、国民が理解を得る
機会を失うだけでなく、国民自らが文句ばかり言って、
理解をしようという努力すらしない。
そんな状況でもリーダーたる総理は、国家と国民を守るために、
やり遂げなければならない。
「政治の不作為」を絶対に犯さない。
そして最後まで責任を持つ。その気概を強く感じる。
覚悟を感じる。
説明の中身は、もう、今まで何度も何度も繰り返しやってきた、
本当に丁寧で判りやすい説明。
しかも、模型まで用意して。
自ら模型を動かして、判りやすく丁寧に説明する安倍総理これ以上何を求めると言うのか・・・。
そして思い出した。
2013年の初め。
安倍政権が発足してまもなく起こった、
アルジェリアでの邦人人質殺人事件で、マスコミが
「何とか助ける手立てはなかったのか!?」こう言っていたことを。
その答えがまさしく、安保法制でもあるのに。共産党の青年局ともいえる民青が主導する「SEALDs」の
デモにも率先して参加している極左、
津田大介から質問が
なされた
「自衛隊員のリスク」についても、
(動画37分あたりから)安倍総理は、
「国民のリスクを低減させるために、
彼ら(自衛隊員)がリスクを背負ってくれる」と感謝の気持ちを述べながら説明。
その時に
「御嶽山」での遭難者の救助を実例として挙げた説明も、
本当に解りやすく、改めて自衛隊員への感謝の気持ちが
湧くものだった。
しかし、伊藤アナは何故か
「災害救助と離れの家を消しに行くっていうことがどうなんだ?って
いうところもいろいろある。」
などと、理解し難いように言っていたが、いったい何故
同じことであるということがわからないのか?
それとも敢えてわかろうとしないのか?
また、ネットで以前に磯崎陽輔首相補佐官がTwitterで、
「火事の例え」による説明を行って、何故か嘲笑されていたけれど、
今回も同じくこんな声が流れている。↓
★安倍首相がみんなのニュースで安保法案を火事に例えて批判殺到前に記事でも書いたけれど、何故これが解らないのか?
何故これが批判対象になるのか?
私にはさっぱりわからない。↓
★自民党の高村副総裁と谷垣幹事長も猛烈な反対に負けずに
安保法制成立に向けてどうか頑張って欲しい!国民の命を守るために!「火事の例」を嘲笑する連中は、必ず
「報復が心配だ!」
「負の連鎖が起こる!」
「テロが起こりやすくなる!」などとよく言っている。
いわば
「理由付け」だ。
しかし、テロリストや、キチガイ国は「報復」などとは全く関係なく
「血の革命」を起こす。それは、1970年代の連合赤軍はじめ日本の異常な
テロリスト達を見れば判るし、中国共産党を見れば判る。
そして、凄惨な「いじめ殺人」でも、
「いじめる側、加害者側にも理由、事情がある」などと民主党の元法相、平岡秀夫はじめ日弁連などの人権派は
言ってきた。
しかしこれこそ
「詭弁」だ!
これらの
「理由付け」など全く関係なく、凄惨ないじめ殺人を
行う連中は、ただの
自己中心的な欲望のためだけに
狂気の行為を行うだけだ!
北朝鮮の拉致事件も同じだ!
共産主義を、独裁を、ただ続けるためだけに、日本人拉致事件を
起こした。
それをマスコミらは、
「日本が悪いことをしたからだ!」などと
「報復」という「理由付け」を行い、
北朝鮮の犯罪を擁護した。
安保法制を「戦争法案」などとレッテル貼りして猛反対している連中は、
こうして「報復」と言う言葉を「理由付け」とし、共産主義者や
テロリストたちが犯してきた「大罪」を擁護しているのだ。それが「事実」なのだ。
フジテレビの伊藤利尋アナは、最後の最後まで安倍総理に
執拗に聞いた。
「具体的な国の名前を申し上げられないとおっしゃったが
何故今国会で仕上げたいのか?」
「何故、今国会で急ぐのか?
だとすれば目の前の脅威があるんではないか。
ずばり、
中国ではないか!?」
何度も何度も。
国会でも民主党議員が同じように、執拗に聞いていた。
何故連中は、そこまでして
「中国」という国名を
総理の口から言わせようとするのか?
一国の総理の口から、敵国の名前として
「中国」と出せば
どうなるか。
中国の卑怯さ、したたかさを何度も見てきたはずだ。
こんなこと、簡単にわかる。
中国に「口実」を与える。マスコミは、その手助けをしようとしている!
まさに
「外患誘致」を行っているも同然だ!
尖閣諸島での中国漁船衝突事件を思い出す。
民主党政権下。
菅直人が総理で、仙谷由人が官房長官だった2010年9月7日。
中国の漁民に扮した人民解放軍が海上保安庁の巡視船に
「漁船」をぶつけてきた。
菅内閣は、機密でもなんでもない海上保安庁のビデオを
公開させなかった。
もしあのままだったら、もしビデオが公開されぬままであったら
日本はどうなっていたか。
中国は、あれを「日本側が先にぶつかってきた」と捏造し、
やがて
「既成事実化」させ、日本を国際世論の非難の的にし、
そして、それを
「口実」として、尖閣、沖縄への「足がかり」を
固めていただろう。
その前に、鳩山政権で、着工直前だった辺野古への基地移設が
潰されたという事実も大きい。
それほどに、あの民主党がやったことは、恐ろしいことであり、
もはや
「外患誘致」に等しいものだった。
今回、
民主党は
「領域警備法案」というものを出してきた。
これについては、安倍総理のカフェスタでの説明を聴いて
もらえば、すぐにこの法案の「異常さ」がわかる。↓
(8分50秒あたりから)★【CafeSta特番】「安倍さんがわかりやすくお答えします!
平和安全法制のナゼ?ナニ?ドウシテ?」【第5夜】(2015.7.13)この法案は、自衛隊に
海上警備行動をさせるというもので、
あたかも軍事的な行動のように勘違いしてしまうが、実は、
これは自衛隊に
警察権の範囲、すなわち、ろくな武器を
持たせずに警察と同じ装備だけで海上警備行動をしろ!と
いうものであるのだ。
自衛隊に対して、「警察の立場」で、武力行使を行う巨大な
中国共産党による独裁国家と対峙せよ!と言っているのだ。
いわば
ミサイルに対してピストルで立ち向かえ!と言っているのと
同じなのだ。
如何に民主党が自衛隊員の命を軽く見ているかがわかる。さらには、服装だけは「軍隊」のまま。
自衛隊は、当然「軍隊」として認識される。
中身は「警察」なのに。これが何を意味するか。
それは尖閣の時と同じことがもう一度起こった時、
海上保安庁の代わりに自衛隊がいることになる。
必ず自衛隊は、罠にはめられる。「軍(=自衛隊)が先に手を出した!」と。
恐らく簡単に「既成事実化」されてしまう。
日本のマスコミが必ず協力するからだ。
今までの、海上自衛隊の「あたご」事故や「おおすみ」事故などを
思い出せばわかる。
★マスコミの鬼畜さを改めて感じる自衛艦「おおすみ」事故。
マスコミに加担することはどういうことかも考える。そうやって中国はそこで「口実」を作る。
必ず。
自衛隊は何の応戦も出来ず、自衛隊員にも危険が及ぶ。
それだけでなく、尖閣が、沖縄が、そして日本国が一気に
危険に晒される。
中国は、したたかだ。
だからこそ、これほど危険な法案はない。
民主党は本当に恐ろしい。
そしてフジテレビが伊藤アナにしつこく行わせた
「言質取り」は、
ISILによる邦人人質事件の時のマスコミと民主党らによる
安倍総理への責任追及とも繋がる。
あの時、マススコミや民主党ら、また極左連中は何を以って
安倍総理を叩いたか。↓
★「イスラム国」身代金要求を「安倍のせい」と叩き、
日本の「民生支援」「人道支援」を報道しないマスコミに怒り!
マスコミは安倍総理のスピーチ全部を発信しろ!!「ISILがもたらす脅威を少しでも食い止めるため民生支援を行う」カイロでのスピーチの、この、ほんの一部分だけを切り取り、
しかも「民生支援」と言っているにも拘らず、
「この言葉に対する『報復』だ!」と連中は叫び、
「ISILに口実を与えた!」などと一方的に安倍総理を糾弾した。
実際にはこのときのスピーチが原因なんかでは全くなく、
また、非難する国などまるでなかった。
何の非もない「全うな発言」であることは言うまでもない。
しかし、日本国内では、それを否定し問題化する声が
マスコミによって扇動され、「安倍糾弾」が渦巻いた。
そして連中は「安倍潰し」に利用しようとした。
マスコミらは、安倍総理が今回、
中国を
名指しで
「脅威である」と言うのを待っているのだ。
マスコミは必ずその「言質」を利用する。
「安倍は中国を敵国と見做し、そのために戦争法案を可決させた!」と、連中は叫び、まさしく、ISILの人質事件の時と同じく、
「中国に『口実』を与えたのは安倍だ!」と喧伝するだろう。
連中が「戦争するための法案だ!」とレッテル貼りした法案を
もし安倍総理が「中国に対処するものだ」と特定してしまえば
連中は大喜びし、
「中国と戦争をするための法案だ!」と喧伝するだろう。
そして、もし中国が日本に何かを仕掛けてきたら、この言質を
利用して、ISILの人質事件の時と同じように、「安倍が煽った!」
と、安倍総理のせいにしようとするだろう。
実際に、連中が今までやってきたことなのだ。
全て。
テレビで、新聞で。
日本記者クラブや外国特派員協会の記者会見で。
そして国会で。
マスコミの誘導質問、そして扇動報道は、全てが「外患誘致」へと
繋がるのだ。国民は、今、目の前で起こっている
マスコミの狂った売国行為を、
しっかりと目に焼き付けておくべきだ。安倍総理は、この日、このフジテレビの番組に出演するまで、
どんな一日を過ごしたのか。
20日は
「海の日」だった。
http://www.asahi.com/articles/ASH7N5SHMH7NUTFK00D.html【首相動静 7月20日】
【午前】
9時23分、東京・永田町の「ザ・キャピトルホテル東急」。
「海でつながるプロジェクト」開会式に出席し、あいさつ。
10時18分、東京・青海の東京海上保安部巡視艇基地。
24分、海上保安庁の巡視艇「まつなみ」で同基地発。
佐藤雄二同庁長官同行。
41分、洋上訓練を視察。
11時46分、横浜市中区の横浜海上保安部横浜海上防災基地着。
48分、職員らを激励。
53分、同庁の巡視船「あきつしま」船内で佐藤長官らと食事。
視察。
【午後】
0時40分、基地内で救難訓練などを視察。
1時12分、海上保安資料館横浜館内を視察。
30分、「あきつしま」。
38分、同庁ヘリコプターで「あきつしま」発。
51分、官邸屋上ヘリポート着。
2時9分、東京・富ケ谷の自宅。
4時14分、東京・台場のフジテレビ。
52分、報道番組に出演。
7時2分、自宅。
猛暑の中、海上での視察などをされて、その上での
夕方のフジテレビ出演だった。
なんとハードなスケジュールなのか・・。
そんなハードなスケジュールをこなしながら安倍総理は
「海の日」に何を主張されていただろうか?
国民は
「海の日」の由来を知っているだろうか。
そしてそこに関わる
「明治丸」という船が、
日本の小笠原領有を
決定付けたことを知っているだろうか。
★平成27年7月20日 第20回「海の日」特別行事 総合開会式における安倍内閣総理大臣スピーチ(首相官邸HP)【第20回「海の日」特別行事 総合開会式における
安倍内閣総理大臣スピーチ】
(平成27年7月20日 首相官邸HPより)
本日は、「海の日」祝日制定20回目の記念すべき日に、
お集まりいただきありがとうございます。
140年前の今日、明治天皇が東北・北海道を巡る
旅から、無事、横浜港にお帰りになられました。
これが「海の日」の由来です。
その際、明治天皇が乗船されていた船が、当時、
最新鋭の巡視船であった「明治丸」です。
「明治丸」は、日本の周囲に広がる海を駆け巡り、
1875年、いち早く小笠原に駆け付けました。
イギリスに先駆けること、実に2日前の出来事です。
たった2日。
この差が、
日本の小笠原領有を決定づけたのです。
この船がなければ、豊かな海洋資源をたたえる小笠原は、
イギリスのものになっていたかもしれません。
日本は、世界第6位の規模となる広大な排他的経済水域を
管轄していますが、その約3割が小笠原を起点とした海域です。
全国津々浦々の漁師が、この海域をめざしてやってきます。
小笠原が、日本の食卓に豊かな海の恵みをもたらしていると
いっても過言ではありません。
海岸線に沿って、約5kmごとに漁村が存在する。
そんな国は、世界中見回しても日本くらいではないでしょうか。
「日本の漁村は、衰退の一途を辿っているのではないか」
と、お思いの方もいらっしゃるでしょう。
そんなことはありません。
茨城県大洗町では、漁師の奥さんが経営する食堂、
「かあちゃんの店」が大盛況です。
地元の新鮮な魚を目当てに長蛇の列ができています。
女性が中心となって、6次産業化にも果敢に取り組む。
東日本大震災で大きな被害を受けたそうですが、
震災後81日で営業を再開し、現在の来客数は震災前を
上回るほどです。
漁村は、これからも生活と仕事の拠点。
明るい未来を感じさせます。
水産資源だけではありません。
日本の輸出入貨物の99%以上、国内輸送の約4割が
海上輸送に依存しています。
日本人にとっては、海が無い生活を想像することが
できないほど、海は身近な存在なのです。
古来より、海洋と貿易の自由は、人類の発展・反映の礎でした。
私は、いかなる紛争も力の行使や威嚇ではなく、
国際法に基づいて平和的に解決すべきだと
国際社会で繰り返し訴えてきました。
強い者が弱い者を振り回す。
そのようなことは、自由な海においては
あってはなりません。
国際社会全体の平和と繁栄に不可欠な、
法の支配が貫徹する公共財として「海」を保つこと
にこそ、全ての者に共通する利益があります。
「海は万人のもの」。
400年前に、「国際法の父」グロティウスが
唱えた言葉は、今後も変わることがありません。
この素晴らしい海を、次の時代に引き継がなければなりません。
世界に広がるシーレーンを脅かす海賊の存在は、日本のみならず、
海上交易を行う国にとっては、死活問題です。
「海に守られた国」から「海を守る国」へ。
日本は、自由で、平和な海の確保にリーダーシップを
発揮しなければなりません。
アジアでは、我が国主導の下、20か国が
「アジア海賊対策地域協力協定(リキャップ)」
を締結し、シンガポールを拠点として監視の目を光らせています。
ソマリア沖では、自衛隊の護衛艦と哨戒機が海上保安官と
協力して、航行する民間船舶を守っています。
国際社会と連携して行ったこうした取組の結果、年間200件を
超えていたソマリア沖の海賊発生件数は、今年の上半期は
ゼロに激減しております。
1896年、「明治丸」は現役を退き、商船大学の若き学生のため、
シーマンシップ練成のための神聖な道場となりました。
1945年までの50年間、5000人の海の若人が、毎朝、
その甲板をヤシの実で磨き、マストに登って帆を張ってきました。
厳しい訓練を潜り抜けてきたからこそ、卒業生たちは心の故郷と
して「明治丸」を慕い、海の仕事を誇りにしていたのです。
しかし、残念ながら現在、海に関係する大学の学科が
減少しております。
私が若い頃は、海洋関係の仕事といえば、7つの海を
渡り歩くロマンにあふれ、多くの若者の憧れの的でした。
現在の若者たちにも、海に未来を見出していただきたい。
日本にとって、海はこれからも恵みの母です。
例えば近年、日本の周囲には、メタンハイドレートを始めとして、
多様な資源が眠っていることがわかってきました。
海には資源も仕事もあります。
是非、次世代の若手には果敢に海洋開発にチャレンジして
もらいたいと思います。
そのためには、若者を鍛え、心の拠り所となる、現代の
「明治丸」が必要です。
海洋開発技術者の育成をオールジャパンで推進するため、
産学官を挙げたコンソーシアム、
「未来の海 パイオニア育成プロジェクト」
を立ち上げることといたします。
このコンソーシアムにより、大学では、企業から派遣された
講師が、実践的な授業を展開し、企業が提供する実際の
事業現場で実習も行います。
私は、現在2000人程度とされる、日本の海洋開発技術者の
数を、2030年までに5倍の1万人程度に引き上げることを
目指します。
コンソーシアムが輩出する人材が海洋資源開発をリードし、
新たな海の恵みを手にすることを期待しています。
もちろん、海洋人材の育成の対象は、日本人にとどまりません。
「海はつながっている。
だからこそ自国を超えて協力関係を築き、共通の認識を
育んでいくことがいかに重要か学ぶことができた」。
日本で学んだインドネシア研修生の言葉です。
国際社会全体の平和と繁栄のため、海でつながる同志と、
知識や経験を分かち合うのが日本の使命です。
その先頭に立っておられたのが、本日御列席されている
笹川会長です。
日本財団は、延べ129か国1075人を世界各国に留学させ、
卒業生を「笹川フェロー」として世の中に送り出してきました。
彼らは、海洋先進国の知識を武器に、各国海洋行政の
最前線で活躍しています。
こうした功績を讃え、IMO国際海事賞を受賞されることと
なりました。
これまでの笹川会長、日本財団の功績に、改めて敬意を
表したいと思います。
政府も、負けてはいられません。
この秋、日本の大学院に、世界で初となる海上保安政策の
修士課程を新たに開設し、アジア各国から幹部候補を
受け入れます。
単なる知識の習得ではありません。
波濤を越えて、アジア全体で「思いを共有する」。
そんな教育を目指していきたいと思います。
このイギリス生まれの美しい帆船に「明治丸」と
名付け、生命の息吹を吹き込んだのが、時の工部卿、
伊藤博文です。
伊藤博文は、長州ファイブの一人として、他の
4人の志ある若者とともに、果敢に海を渡りました。
その成果が、日本の近代化を力強く牽引する原動力と
なったのです。
海は無限の可能性に満ちあふれています。
若者には、立ちはだかる荒波にも臆することなく、海に
飛び込み、未来を切り拓いていただくことを期待しています。
最後に、海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の
繁栄を願い、また、海洋が育む世界の平和と繁栄を
願いながら、第20回「海の日」の私からのメッセージを
締め括りたいと思います。
ありがとうございました。
★「明治丸」修復工事竣工後の空撮動画(東京海洋大学)★重要文化財明治丸(東京海洋大学)
重要文化財 「明治丸」 (東京海洋大学)日本にとって、
「海の日」がどれだけ大切な日であるか。
明治天皇と繋がるもの。
そして小笠原諸島。
「明治丸」。
伊藤博文と長州ファイブ。
★「明治日本の産業革命遺産群」と「長州ファイブ」。
先人の思いは今に繋がっているか?日本国民が知るべきことがたくさん詰まっている。そして、もう一つは
>法の支配が貫徹する公共財として「海」を保つこと安倍総理のスピーチには、たびたび「法の支配」という
言葉が出てくる。
これこそが、よこしまな考えを持って太平洋やインド洋などを
支配下に置こうと狙う「無法国家」への牽制でもあることは
明らかだ。
安倍総理のスピーチには、本当に強いメッセージが入っている。
それは、国民へのメッセージでもあると思う。
続けて、
海上保安庁の職員の皆さんに対する激励の言葉。★平成27年7月20日 海上保安庁業務・訓練視察(首相官邸HP)【海上保安庁業務・訓練視察】
(平成27年7月20日 :首相官邸HP)
総理は、まず、東京保安部の船艇基地を訪れ、巡視艇
「まつなみ」に乗船し、洋上でのテロ容疑船捕捉訓練、
放水訓練及び吊上げ救助訓練を視察しました。
その後、横浜市の横浜海上防災基地へ移動し、
海上保安庁職員を激励した後、救難訓練、防除訓練
及び海上保安資料館横浜館を視察しました。
総理は、海上保安庁職員への激励の中で次のように述べました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本日、『海の日』に海上保安庁の訓練を視察することができ、
大変嬉しく思います。
我が国に多くの恵みをもたらす広大で美しい海。この海の平和と
自由を守る。
私が常々申し上げているように法に基づいて、平和的に争いごとを
解決する。
その法の支配を、正に体現しているのが海上保安庁の
諸君です。
我が国周辺においては近年、尖閣諸島周辺海域において、
中国公船による領海侵入事案が頻発。
昨年秋には、小笠原諸島周辺海域において、多数の
サンゴ密漁船が押し寄せるなど、複数の事案に同時かつ
継続的に対処する必要に迫られているところです。
離島領海をめぐる環境は、かつてないほど厳しくなっています。
その中にあって、諸君が24時間365日、絶え間ない
緊張感の下、その任務を果たしていることに
改めて敬意を表します。
そして、それを可能としているのは、諸君のプロフェッショナルな
技能と士気の高さ。
本日の訓練視察を通じて、改めてそのことを痛感し、非常に
頼もしく思います。
その技能の高さは、海難事故等の分野においても遺憾なく
発揮されています。
特に本来は、対応が難しい海難事故において、任務を
遂行してきた特殊救難隊、そして油の防除措置を的確に
行ってきた機動防除隊が創設されてから、それぞれ40年、
20年の節目の年です。
隊員の諸君は世界トップレベルの能力を有しています。
引き続き研鑽を積み、職務に精励されることを期待します。
海上保安庁の優れた知見や経験は、シーレーン沿岸国の
海上保安能力の向上にも役立てられています。
東南アジア諸国においても、海上保安機関が続々と
設立されているところであり、開かれた安定した海洋の
維持・発展のため、今後とも主導的な役割を果たして
いただきたいと期待しています。
私としても、引き続き諸君の先頭に立ち、そして諸君等と共に
国民の生命・財産、我が国の領土・領海・領空を
断固として守り抜いていく決意であります。
そして、諸君の活躍は、御家族の協力、支えがあってこそと
思います。
日頃から諸君を支えていただいている皆様に
心から感謝申し上げまして、私の激励とさせていただきます。
船上から訓練を視察する安倍総理
防除訓練を視察する安倍総理
防除訓練視察で隊員からの説明を聞く安倍総理いつもいつも現場で頑張る人たちに声援を
送り続けてきた安倍総理。
いつも日本を命がけで守る人たちに感謝の気持ちを
伝えてきた安倍総理。
どうか国民に知って欲しいです。
安倍総理が今、日本を守るためにどれだけ必死で
頑張っているか。
そして日本国民が戦後レジームから脱却し、先人達を敬い、
日本を誇りに思い、日本人であることを誇りに感じて欲しいと
どれだけ願っているか。
信頼すべき政治家は誰なのか。
私は心から安倍総理を信頼し、応援します!
安倍総理!頑張れ!
安倍総理、どうか、負けないで!
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