「明治日本の産業革命遺産群」の世界遺産登録の真の意義は、日本国民自ら「戦後レジームからの脱却」をし「日本人としての誇り」を持つことにある!
- 2015/07/16
- 08:12
先ずは衆議院の委員会で可決されました。
安倍総理、岸田外務大臣、中谷防衛大臣。
「ひとまず」ですが、本当にお疲れ様でした。
連日国会で見てきた、辻元清美ら民主党を中心とした
野党質疑。
「レッテル貼り」をはじめとした、そもそも「議論」すること
さえ最初から拒否しているような「質疑」、総理ら政府側
答弁者から、ただただテレビの「切り貼り」扇動報道に
便利な「失言」を取ることだけにに躍起になるだけで、
まともな、かつ建設的な「議論」をするためのものとは
到底なかった「質疑」。
これに対して、あくまで「答弁」というものを
「国民に向かって説明し理解してもらう絶好の機会のもの」
として、その機会を大事にし、丁寧に応えてきた総理と大臣達。
よくぞ、あそこまで我慢して、答え続けられるものだと。
あの忍耐力の強さに、心から敬服します。
思えば、特別秘密保護法の時も森雅子大臣が連日、
懸命に答弁をされていました。
本当に良くぞ頑張ってくださったと思います。
あの時の答弁の中で最も印象に残ったのは、民主党の
売国奴、近藤昭一の質疑に対する答弁です。
福島第一原発事故当時、環境副大臣だった近藤昭一は、
まるで安倍政権下で原発事故の色々な情報が隠蔽され、
特定秘密保護法でさらに秘密が拡大される、かのように
言い放ちました。
さらには、福島の人たちが、「自分たちは棄てられている」、
「棄民だ」という言葉まで出している、と。
この「棄民」と言う言葉。
福島を棄てたのは菅直人政権です。
それに怒りを持ち、福島のために国会で追及したのは
まさしく森雅子議員でした。
そして、安倍政権になってから「棄てられた」とするのは
まさしく、その菅直人政権に対し殆ど追及、批判もせず、
何でもかんでも自民党のせいにしてきたマスコミ報道の
扇動によるものであることは明白です。
被災地の人たちで、この事実を知っている人たちは一体
どのくらいいるのでしょうか?
あの時、懸命に動いていた野党自民党。
自民党による法案の提言が577。
自民党が率先して進めた法案33本の成立。
そして独自の議員立法作成も12本。
自民党がいなければ、震災関連法案はろくに成立しなかった!
そして「SPEEDI」の隠蔽。
(※「SPEEDI」=緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)
これに対して森雅子議員は、はっきりと答弁しました。
福島第一原発事故による住民避難で必要不可欠のはずだった
「SPEEDI」が「住民の避難に必要な情報」であり、全く秘密文書
になどなっていないにも拘わらず、しかも国の災害基本計画で
総理大臣が住民にその避難情報は開示しなければならないと
決まっているにも拘わらず、菅内閣はそれに違反し、結果、
「SPEEDI」が開示されなかったことを。
★マスコミや民主党らが「特定秘密保護法案」に反対するのは、
連中が 『 テロリスト側の人間 』 だからに他ならない。
菅直人や枝野幸男、そして、住民避難の責任者であった、
当時の官房副長官、福山哲郎らは
「SPEEDIの存在など全く知らなかった」
などとのたまっているのです。
その半年前の防災訓練でしっかりと「SPEEDIの存在」は
明らかになっていたというのに!!
森雅子大臣は、委員会で可決された直後、恫喝まで
されていました。
その福山哲郎を含む民主と共産の議員に!

森雅子大臣を恫喝する、左から民主党の福山哲郎、芝博一、共産党の仁比聡平。
今回、民主党らが国会サボって自分達で準備したのか、
それとも国会前でデモしてる共産党系プロ学生集団の
「SEALDs」や中核派、元全学連の団塊世代らから借りて
来たのか知りませんが、ふざけたプラカードをテレビに
向けてキチガイ騒ぎをしているのを見て、あのときのことを
思い出しました。
日本国民を、そして日本国を護るために、自ら「盾」となって
戦う自民党議員。
私はこれからも応援していきます!
今回のブログ記事はこれからが本題です。
でも、上で書いたことも勿論関わってきます。
明治日本の産業革命遺産群の世界遺産登録。
ネットでは、
「韓国に振り回されるくらいなら、登録なんかやめれば
よかったんだ!」
という声まで広がっています。
でも私はそうは思わないです。
今回の件、私は「日本の勝利」だと思っています。
非難の矛先が外務省や安倍政権に向かっていますが、
それは間違っています。
卑怯なやり口の韓国を黙らせるには、あの方法しか
なかったと私は思います。
キチガイが相手です。
でも外交で殴り合いの喧嘩は出来ない。
「勝つ」ためにはとてつもない「忍耐」が必要です。
外務省高官が立つ現場は、今回の安保法制や
特別秘密保護法案の時の国会の場と同じです。
非難の矛先は、先ずは当然韓国です。
そして、もうひとつ、その卑怯な韓国を増長させ、
さらに韓国をバックアップするように、まるで
「日本政府が強制労働を認めた」かのような報道を
続け、世界へと発信する日本のマスコミへ矛先を
向けるべきなんです。
今回の安保法制衆院委員会可決の報道でも
「海外の反応」として中国と韓国しか
流さないテレビ局。
これだけでも判るじゃないですか!
日本のマスコミがどこの国のマスコミなのか!
ただ、やはり韓国が必死で喧伝している強制連行だの
強制労働だのの「捏造」に対しては勿論否定をしなくては
ならない。
こんどこそ正面から堂々と。
前回と前々回の記事でも書きましたが、韓国に振り回される
ことで、日本が目指すものを諦めなければならないとしたら、
今回で言えば世界遺産登録を取り下げるようなことがあれば、
それこそ「日本の敗北」です。
では、その「目指すもの」とは、一体何なのか。
それはまさしく「戦後レジームからの脱却」。
ご存知の通り、安倍総理も第一次安倍政権当時から
はっきりと打ち出していた目標です。
日本人が「日本人であること」を堂々と誇りに思える、
日本人であることの「アイデンティティー」をしっかりと
持つことが出来るようにする。
これが「戦後レジームからの脱却」だと私は思っています。
今回の世界遺産登録については、
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭産業」
という名称で、下記リンク先に新しくHPも出来ています。
まだ全てではないですが、これから順次写真などもまとめられて
いくものと思われます。↓
★明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭産業
上記のHPからです。
【世界遺産としての価値】
■テクノロジーは日本の魂■
(一部抜粋)
日本は非西洋諸国で初めて産業革命を受容し、
僅か50年余りで、植民地にならずして自らの手で
産業化を成就した。
明治日本の産業革命遺産は世界史における類まれな局面を
証言する遺産群である。
昨年4月、一足先に群馬県の富岡製糸場が世界遺産に登録
されました。
これも同じく、日本という国家を支えてきた絹産業と、そこで
働き下支えしてきた当時の日本の女性達の努力を称える
ものです。
今まではわが国の発展の一翼を担った絹産業も
「あゝ野麦峠」というサヨク映画によって
現実を極端に歪められてしまっていました。↓
★映画 「 あゝ野麦峠 」 はマスコミの 「扇動」と同じ。
「日本社会が悪い!日本の国が悪い!」
しかしそれをやっと払拭することが出来たのは、何よりも
あの「世界遺産登録」が非常に大きかったと思います。↓
★祝!! 富岡製糸場 世界遺産登録へ !
映画 「 あゝ野麦峠 」 による「ブラックイメージ」も払拭しよう!【追記あり】
今回の産業遺産の件について、朝日新聞は、7月6日付の
「素粒子」で、こんな風に書いています。↓
http://www.asahi.com/articles/ASH7635W3H76USPT001.html
【朝日新聞 「素粒子」―2015年7月6日】
あきらめない姿勢を見せたなでしこ。
全力を尽くした爽快が悔しさに勝る。
世の中は思い通りに行かぬ事もある。
☆
思い通りに行かぬからといって。
厄介者の道を突き進もうとするか、ギリシャ。
その先に崖しかないかもしれず。
☆
徴用工の姿を思い描けば、口の中に
鉄の味が残る明治の産業遺産。
近親憎悪の日韓が
世界の厄介者になりかけて。
この朝日新聞の相変わらずのいやらしいまでの
言葉の「こじつけ」と「羅列」は、一体どんな
神経を以って生まれて来るんだろうかと改めてゾッとする
思いです。
でも今回も、今まで日本国内で「日本毀損」にひたすら勤しみ、
海外に「火付け」を次から次へと行ってきた朝日、NHK、毎日
はじめ日本のマスコミ連中が見事なまでに、同じ行為を
繰り返し、海外メディアがそれを取り上げています。
日本のマスコミが、韓国の希望通りに発信しているんですから
海外メディアがそれを「受け売り」で書くのは当然なんです。
外務省が無能だ、安倍政権は万死に値するとか批判する
ことは、日本のマスコミと同じことをネットでやってるも同然です。
しかし、このような煽りが行われているのを見れば見るほど
私は、世界遺産に登録されて本当に良かったと思うんです。
なぜかと言えば、今回、韓国側が問題化した「徴用工」と
いうのは、既に韓国がいちゃもんを散々つけ、2つの
日本企業が韓国高裁で敗訴の判決を受ける状態にまで
なっています。
一つは新日本製鉄(現・新日鐵住金)であり、もう一つは
三菱重工ですが、それぞれ、「八幡製鉄所」と「長崎造船所」が
今回の世界遺産登録に入っています。
訴えられている企業側としても、「敗訴」は非常に大きな
負担を「心身ともに」強いられてしまうわけですが、しかし
安倍政権では、この判決後も、しっかりと韓国側に対して
国際司法裁判所への提訴を「警告」として発しています。
当然外務省も頑張っているのです。
前にも書いたとおり、担当は同じ審議官です。
頑張っているんです。
そして今回、政府が推し進めた遺産群は、今後しっかりと
「日本政府の元で護られるべきもの」となります。
それは、企業にとっても折れてしまうことなく最後まで
芯を通す気概を持てるようにもなります。
やはり政府のバックアップというのは私は大きいと思います。
また、今回の登録によって、日本政府は、きっちりとその
遺産群の発信の内容を把握し、指示出来る立場になることが
可能になったと思います。
何故それが重要かといえば、国内の「日本毀損」に走る
連中が遺産群にも関与する可能性だってあるからです。
前々回の記事で、「登録おめでとう!」と書きましたが、
それと同時に、ただ、気をつけるべきことは、今後、
パンフや現地施設の展示内容がふさわしいものであるか
どうかの確認を絶対に怠ってはならないということを書きました。
国が遺産群としてユネスコに推薦したのは、あくまでも
冒頭に書いた「ポジティブな発信」です。
それこそ日本人にとって「負の遺産」にしてはならないんです。
これは、韓国がどうのこうのではないのです。
今回の中で、正直心配なのは、「軍艦島」です。
「軍艦島を世界遺産にする会」というNPO法人のHPを
見た時に、「あれ?」と思いました。↓
★軍艦島を世界遺産にする会 公式 WEB
現地ガイドもやっているという代表者は、何か非常に
日本という国に対して「恨み」を持っているように思えて
仕方がないのです。
一部抜粋します。↓
近代化の名の元に人類は果たして何を地球にやってきた
のでしょうか。
自分たちの繁栄のために資源を消費し自然を絶え間なく
壊してきました。
~~~~~~~~~~~
軍艦島は未来からの警告のメッセージを発している場所かも
知れません。
HPにある「世界遺産への提起書」というのを読んでみても・・。
日本各地に数多存在した炭坑は、昭和30年代中旬よりの
エネルギー革命により次第にその数を減らし、昭和28年頃の
石炭不況を皮切りに昭和35年の三井三池闘争に代表される
労働争議、加えて昭和38年大牟田・荒尾三井鉱炭塵爆発、
昭和40年同じく筑豊稲築山野鉱炭塵爆発と事故が相次ぎ、
国内石炭産業は暫時衰退の一途を辿った末に国家の
エネルギー政策から除外され、昭和53年の北海道北炭夕張炭坑
ガス突出事故を止めとして事実上石炭産業は国家から
見捨てられるに至った。
~~~~~~~~~~~~~~~
日本の石炭産業は、平成14年1月の北海道太平洋炭坑閉山を
持って終焉したが、この一連の出来事は、日本の将来を
暗示しているようで非常に恐ろしい。
即ち、戦前戦中は曲がりなりにもエネルギー自給ができた
時代であり、戦後の一時期もそれは継続できた。
しかし、次々起こった炭坑の閉山は裏を返せばエネルギー自給を
放棄したことであり、太平洋炭坑閉山はその象徴である。
日本は島国である。
しかもエネルギー自給ができない環境にありながら先進国と
なった、極めて希有な国家である。
そのことが現在の端島と重なり、ことごとく共通点が見いだされる
ことに恐怖を感じる。
端島は未来の日本の姿なのか?
そう思いたくはないが、現在の廃墟と化した端島の姿を見る度に
その栄枯盛衰がエネルギー自給ができない日本国と重なり、
いかにも末恐ろしい。
端島はこれからの日本を示唆しているものと考え、現代日本の
戒めとすべきであろうことは、我々日本人にとって肝に銘じて
おくべきと考える。
正直、ちょっと意味がわからないところがありますが、でも、
読んでいると、なんというか、「環境破壊」とか「脱原発」とか
「反国家」とかそういう言葉が自分の頭には浮かんできます。
とにかく国に対しても非常に反発していることがわかります。
それは、世界遺産登録決定後の西日本新聞による
インタビュー記事の内容からもはっきりと判ります。↓
★「国に翻弄された島民の歴史知って」軍艦島元島民の坂本さん 世界遺産登録に涙
(西日本新聞2015年7月6日)
戦後はエネルギー政策の転換で島民は退去を余儀なくされた。
「人間のエゴイズムが詰まっているんです。」
~~~~~~~~~~~~~~~
「軍艦島は国のエネルギー政策によって廃棄された島。
登録を機に、翻弄された島民たちの歴史を知ってほしい」
>廃棄された島
共同通信の記事を配信する多くの地方新聞はことごとく
反日ですが、この西日本新聞も例外ではありません。
その新聞社が、このような
「国家に対して反旗を掲げるような考え」
を特に好んで取り上げるのはあらかじめ想像がつきます。
このような日本の地方新聞も、この戦後70年を歪ませて
きた元凶の一つです。
そして、このような考え方を持っている人たちが「軍艦島」を
次世代に伝えるものというのは「国家への恨み」でしかなく、
とても「前向きな姿勢」などとは思えません。
何よりこの思考は、あまりにも独断に満ちていると思います。
私はこの「棄てられた」という考え方そのものが
やはり間違っていると思います。
エネルギー政策が転換されるのは致し方ありません。
国家の発展のため、と言うよりも先ず、エネルギーの枯渇は
国家、そして国民の飢餓にも繋がる物であるのですから、
エネルギー政策は最も根本的で最も重要な国の政策で
あることは言うまでも在りません。
そして過酷な労働環境であった炭鉱。
重大事故も多かった炭鉱。
そこから、人々を護ることも必要だった。
原発も、もしそれに変わるものが出来れば、当然転換
されていくであろうと思います。
そして栄枯盛衰は、エネルギー政策だけでなく、身近な
ところにもたくさん有ります。
炭鉱だけではない。
「自分だけが不幸になった」という思考は、これも国民に
「反国家」を拡げようとしてきた連中やマスコミが必ず
取ってきた「プロパガンダ手法」です。
事件や事故の被害者への、直後のインタビューなどは、
特にこの思考を埋め込むことに残念ながら役立って
しまっていると私は思っています。
先ずはマスコミが自分達被害者の「味方」「正義」だと
思わせる。
そして次に、「日弁連」の連中がそこに加わってきます。
国や、日本企業を「悪者」に出来るものは何でも連中は
利用します。
福島第一原発事故でもそうです。
冒頭に取り上げたように、民主党の近藤昭一が以前、
国会質疑の中で、福島の人たちが自らを「棄民」だと
言ったということを出してきました。
最初に言った通り、これはマスコミらの扇動によるものです。
「国から見放された。棄てられた。」
非常に国家に対して「恨み」が植えつけられたような言葉です。
マスコミは、こうやって国民に「反国家」を植え付けていくんです。
「報ステ」などはその典型的な番組です。
ついでに言えば、「脱原発」を殊更叫ぶ連中の、その
訴える中身は原発に携わってきた人たちを貶めているも
同じにしか聴こえません。
原発も「安全神話が崩れた」などと散々言われましたが、
その安全を守る為に多くの人たちが力を尽くしてきたし、
そこで働く人たちも大勢います。
その人たちを蔑ろにしているのが今の脱原発派です。
そして「脱原発」も結局は目的が「反国家」です。
「国家が決めたことは許せない。」
それが「最初に在りき」なのです。
だから実際の電力消費なんかまともに見てない。
最近ずっと、うだるような暑さが続いてますが、拙ブログの
右下に貼り付けてある東京電力の消費電力のリアルタイム
表示を、13日の月曜日の夕方5時ごろだったか、PC開いて、
ふと見たら、なんとオレンジ色表示で数字は「96%」に
達していてちょっとびっくりしました。
オレンジ色は「厳しい」で、赤が「非常に厳しい」となります。
ブラックアウトも目前の状況なのです。
こんな状況を見ると、本当に、一刻も早く原発を再稼動して
欲しいと思わずにはいられないです。
これを見ても平気でいられる脱原発派というのは、やはり
イデオロギーで動いてるんですよ。
そこには「反国家」というイデオロギーが
まとわりついてるんですよ。
このNPOの方がどんな方かは知りませんが、私から見れば、
「棄てられた」というネガティブな思考は、まさしく「反国家的」で
あって、これも「戦後レジーム」が生んだものと
いえると思います。
「戦後レジーム」というのは
「日本人としての誇り」を失わせるものです。
そして
「自分が不幸である理由は全て国のせいだ」と
思わせることです。
いわば、共産主義思想です。
共産主義は、人の最も弱い「妬み」に突け込む
ことによって心の中に埋め込まれていく思想です。
この共産主義思想から脱却することも
戦後レジームから脱却するために必要なこと
でもあるんです。
「軍艦島が棄てられた」と記事ではなっていますが、本音は
「自分たちが棄てられた」という気持ちを持っているのだろうと
思います。
「戦後レジームからの脱却」は
日本人としての誇りを取り戻すこと。
そう考えれば、
「軍艦島の炭鉱で懸命に働いた人たちは皆、
日本のエネルギーを支え続けてきた人たちだ。」
この考え方こそがやはり重要なんだと思います。
軍艦島はそれを称えるためのものになるべきだと思います。
前にも何度か書きましたが、「歴史には光と影がある。」
金美麗さんがおっしゃっていた言葉です。
台湾統治もそうでした。
だけど、その影の部分を歴史の事実として捉えながらも、
前向きに進んできたのが台湾でした。
台湾の歴史の見方はとても参考になると思います。
★【日本の大切な隣人、台湾の心 ⑤】 「後藤新平」の「自治の三訣」と「台湾」
また、台湾が、歴史を前向きに捉えてくれたのは、当然、
先人の努力があったからです。
それは日本人だけでなく、台湾の人たちの努力も大いにあった。
★【日本の大切な隣人、台湾の心 ⑦】 日本でも教科書に絶対載せて欲しい。
烏山頭ダムの「八田與一」
台湾で烏山頭ダムが建設されたとき、トンネル掘削中、
石油ガスが噴出し引火し爆発。
約50名が亡くなるという大事故がありました。
でも台湾の人たちは、そのダム建設で陣頭指揮をしていた
「八田與一」を恨むどころか、銅像を建ててくれた。
一人の日本人がどうしてここまで認められたのか。
一方の軍艦島。
当時としては最先端の設備を誇った7階建ての高層アパート。
町は活気に溢れていた。
なぜそんな「福利厚生」のしっかりした環境が与えられたのか。
それは、富岡製糸場と同じく、何よりも国のエネルギー産業を
支えた過酷な炭鉱労働者たちのためではなかったのか。
国を恨む。
これが「戦後レジーム」なんですよ・・。
一昨日のニュースでは、「みかん農家の老人が強制排除された!」
と、TBSのニュース23で報道されていました。
福岡の東九州自動車道の整備事業に関する報道です。
あれ、「行政代執行」ですよね。
17年かけての。
何年もかけて話し合いをして、もう既に登記も変更されてる。
法律に則ったものなんですよ。
でも、それが日本のマスコミの手にかかると、まるで中国共産党の
やり口と同じに見えてしまう。
突然やってきて無理矢理老人の手足を掴んで引き剥がすように
連行する。
これが印象操作ですよ。
「行政が悪」
こう国民に思わせる。
以前にも在りましたよね。
保育園児が、「僕達の畑がなくなる」と泣いてるのを映像で
撮ってた報道です。

第二京阪道路の建設予定地に位置する大阪府内の保育園の
野菜畑を撤去する大阪府の行政代執行を「行政は悪」という
スタンスで、子供まで使って流したマスコミ。
これも今回と同じなんです。
日本人は、共産主義者の立場から歴史と国家を見た、
共産主義者による、共産主義者を増やすための「教科書」と、
それを教室で直接指導する日教組の教員と、さらには
マスコミの反国家、反体制の扇動報道で、戦後ずっと
洗脳されてきたんです。
「日本という国が悪い」というのは、外国から見れば、
イコール「日本人が悪い」と同じことになります。
日本人が日本人同士で「国が悪い。」と国だけを罵っても、
外から見れば、日本人自身が「私達は悪い国民です。」
と言ってきたようなものなんです。
いわゆる「自虐史観」です。
これで、日本人は自らの首を絞めて、その結果、
何も反論できなくなってしまった。
2年前の2013年10月に書いたブログ記事です。↓
★在米の日本人の子供たちが図書館で唾を吐きかけられる。
今、日本人が最も人種差別的憎悪の犯罪を受けている!
米国グレンデール市で韓国が慰安婦像を建てた後に、
また、それまでも、在米の日本人の子供達がどれだけ
酷いいじめにあってきたか、どれだけ自虐史観に
苦しんできたか。
子供たちが図書館で唾を吐きかけられる。
「日本人はレイピスト(強姦魔)だ!」
「お前たちの存在自体が気に入らない!」
などと罵られる。
家のポストに変なものを貼られる。
日本のかわいいキャラクターが流行っているけれど、
あれは凶悪な日本人の心を隠すために、
ああいう「ぶりっ子文化」を発信しているんじゃないか
などと言われる。
これらは、中学生、高校生のお子さんを持つ在米日本人の
お母さんたちの切実な声です。
高校1年の子供は世界史の時間に日本の過去の歴史で
悪いことがあったと勉強した時、言い返せない。
自分が子供から「どういうことなの?」と聞かれても
自分自身も自虐史観にずっとなっていたので説明できず、
勉強しなければいけないと思うようになった。
~~~~~~~~~~~
大東亜戦争で背筋伸ばしてきっちりとしてきた日本人が
ここまでなってしまったのは、きっちり言えないのは、
「何かあるにちがいない」ということになってしまう。
~~~~~~~~~~~~
週1回ある日本の補習校の歴史の授業。
「戦争に負けた」
「悪いことをした」
「戦争は悲惨だ」
「みんな無駄死にした」
「自分が死にたくないのに殺された」
戦争を悲惨な可愛そうな話ばかり学んできて自信が持てない
ところへ従軍慰安婦の銅像が出来てしまって
「日本人」として生きるのが嫌になってしまう。
もう「アメリカ人」でいいんじゃない、と。
それが一番気懸かりだ。
~~~~~~~~~~~~~~
6年生、7年生で歴史を学ぶが、アメリカで教科書を使って
アメリカの先生が教えるので、それが正しいとなってしまう。
その国の歴史しか学ばない、
自分たちの国を正当化して教える。
それは世界のどこでも一緒だ。
でも日本人として真実を知りなさい、と言ったが・・。、
親と子の間に壁ができてる。
私達の知らない間に。
補習校行っても社会の教科書見ても、自虐史観しか書いてない。
「日本は悪いことしたんだよ。」
「日本は悪かったんだよ。」と。
そこで親がやっと気が付いた時に「僕は習った」と。
彼らにはどんなに私達が言っても入っていけない何かがあった。
~~~~~~~~~~~~
日本人以外の地球上の人たちは、
戦争は残酷なことがたくさんあるのは当たり前だと常識としてある。
だけども、そうではなくて、
ちゃんと日本人は大事に扱ったんだと。
現地の人達に対してもあんな残酷なことは
していなかったと。
そういうことを、こちらからきっちりと
発信していかなくてはいけない。
「大東亜共和圏」は習わない。
アメリカにとって「良い戦争」でなければいけない
白人の植民地を追い出したというのはタブー。
親が子供に一生懸命言っていかないといけない。
そこで親が、そう一生懸命言っても、子供の中には言葉が
受け入れられない。
日本の友達が少なく、共有する事ができない。
学校へ行っても、黙って聞くしかない。
そうすることによって、日本人ということを少しずつ
隠していくようになってしまう。
子供はアメリカで生まれたのでアメリカのネームも持って
いるのだが、アメリカの学校で大きな声で子供の名前を
呼ぶ時に
「日本の名前を呼ぶな!」
と子供に言われた時は、とても悲しかった。
たまたまアメリカで生まれたのでアメリカのパスポートを
作れてアメリカの名前を持っているけど、
本当の名前はちゃんとした名前があるんだ、
と言っても、子供は
「その名前を使える時は日本の学校の時だけ!」と。
今は堂々と使えるようになった。
自虐史観のお母さんも多い
「教科書に書いてあるでしょう?」と。
どこを見ても「悪い!悪い!悪い!」しか教科書には書いてない。
教科書を何とかしなければならない。
自虐史観を持ってしまったが故に堂々と
反論することが出来ないでいることこそが
非常に問題であることがよくわかると思います。
私達の世代も、そして子の世代も、自虐史観をもってさえ
いなければ、日本国への誇りと日本人としての誇りを
持つことが出来ていれば、相手に堂々と言い返すことが
出来たら、ここまで苦しむことはなかったのだとつくづく
感じます。
韓国人が何をほざいても、堂々と一人一人の
日本人がしっかりと反論できること。
これがとても重要なんだと。
これこそが最大の防御なんだと。
だからこそ「戦後レジーム」から日本人は自ら「脱却」しなくてはならない。
最後に、安倍総理の5年前、2010年の講演録からです。
産経新聞の阿比留瑠比記者も、
ブログ「国を憂い、われとわが身を甘やかすの記」で
書かれています。↓
★若き日のアリヨシ元米ハワイ州知事の日本体験 阿比留瑠比ブログ 2010年10月27日
今回は、より詳細に書いてくださっているブログ様から
転載させていただきます。↓
★安倍晋三・元総理 講演録 素晴しい日本人 (ブログ紘一郎雑記帳 2010年11月6日)
【安倍晋三元総理 講演会(2010年1月26日)より】
”素晴しい日本人の話”
私の父、故晋太郎と二代で親しくしてきた日系2世の米国人に、
ジョージ・リョーイチ・アリヨシという人がいます。
そう、1974年から1986年にかけて米ハワイ州知事を務めた
人物です。
来日中の第3代ハワイ州知事・ジョージ・良一・有吉氏との
会食の席で、氏から直接聞いた話を披露致します。
終戦直後に出会った靴磨きの少年が見せた日本人の心が
「自分にも同じ日本人の血が流れていることを
誇りに思った」
と今も、彼の胸に刻まれているそうです。
ジョージ・良一・有吉氏とは、ハワイ州下院議員、
上院議員を経て、1974年から1986年にかけて
第3代ハワイ州知事を務めました。
日系アメリカ人として、またアジア系アメリカ人として
初めて州知事となった人物であります。
現在では、ハワイ州民主党の長老の1人とされている。
1946年(昭和21年)当時、連合国軍総司令部(GHQ)の
通訳として東京・丸ノ内で働いていた20歳のアリヨシ氏は内心、
葛藤を抱えていたそうです。
自分は米国人であるという自覚は持ちながらも、
同時に、敗戦で焼け野原となった父祖の地で働くことに
すっきりしない感情を覚えていたのです。
そして、それは自身へのコンプレックスとなり、
白人の上司・同僚たちとすれ違うときは
つい伏せ目がちになってしまったといいます。
そんなときに、アリヨシ氏は靴磨きの少年と知り合い、仲良くなります。
まだ7歳だという少年は身なりはボロボロで汚かったそうですが、
この少年は貧しくともいつも背筋を伸ばして礼儀正しく、
しっかりと受け答えをしていたが、空腹の様子は隠しようがなかった。
アリヨシ氏はある日、
その少年にちょっとしたプレゼントを贈ろうと考えました。
アリヨシ氏はGHQが接収していたビルの食堂で、
パン2枚にバターとジャムを塗った
サンドイッチをつくってもらいました。
そして、靴磨きの少年に
「お腹かがすいているんだろう。お食べなさい」
と渡しました。
すると少年は、丁寧におじぎをして礼を述べましたが、
サンドイッチは袋で包んで道具箱にしまい、
食べようとしません。
そこでアリヨシ氏が
「遠慮しなくていいんだよ。いま食べたらどうだい」
と言ったところ、少年はこう答えたといいます。
少年は「有り難うございます」と言い、包みを箱に入れた。
彼は少年に、何故箱にしまったのか、お腹はすいていないのか
と尋ねた。
少年は「お腹はすいています」
といい、
「でも、3歳の妹マリコが家で待ってます」
と言いました
「僕には家族は妹しかいません、家で妹と一緒に食べようと思います。
ありがとうございました」
と礼儀正しくお辞儀をしたそうであります。
この7歳のお腹をすかせた少年が、3歳の妹のマリコと
わずか一片のパンを分かち合おうとしたことに感動したそうです。
彼はこの後も、ハワイ出身の仲間とともに少年を手助けしましたが
しかし日本には2ヶ月しかいなかった。
これを聞いた若き日のアリヨシ氏は衝撃を受けました。
おそらく戦災孤児である幼い兄妹が助け合い、
しかも正々堂々と誇りを持って生きている。
それまで自分がアジア系であること、
日系であることにコンプレックスを感じていたのが、
自分はこんなに立派な日本人の血を引いているのだと
心底誇りに思えるようになり、白人の上司や同僚にも
全く引け目を感じることがなくなったというのです。
そしてそのときの体験、得た自信が、
後のアリヨシ州知事をつくったのでした。
後に再来日した際にアリヨシ氏は、この少年と妹のマリコさんを
ずいぶん探したそうですが、見つけることはできなかったようです。
ジョージ・有吉氏は、1944年にマッキンリー高校を卒業後、
アメリカ陸軍に入隊、情報部語学学校に入校。
1945年秋に、初めて東京の土を踏んだ。
そして、廃墟となった東京でGHQの通訳として勤務していた時、
丸の内の旧郵船ビルを兵舎にしていた彼が最初に会った日本人は、
そこで、靴を磨いてくれた7歳の少年だった。
再入隊せず、本国で法律を学ぶ事を選んだ彼は、
その後、ハワイ州下院議員、上院議員を経て、1974年、
日系人として初めてハワイ州知事に就任したのだ。
「荒廃した国家を経済大国に変えた日本を考える度に、
あの少年の気概と心情を思い出す。
それは『国の為に』という日本国民の精神と犠牲を象徴する物だ、
きっと日本は復興する。」
と思ったそうです。
「少年法」はこうした厳しい境遇の少年達を護るためのものだった
のですよね。
決して「殺人鬼」を庇うものではなかったんですよ・・。
日本人として「誇り」を持つこと。
それは、些細な妬み、嫉みに悩んだり苦しんだりする個々の
日本人自身を助けてくれるものでもあるんです。
「大丈夫だ!お前は日本人だろ!」と前向きに考えられる、
その方向へと向かわせてくれるものなんです。
以前、このことは下記記事にも書きました。↓
★「愛国心」にケチを付ける人達の思考。そこには「嫉妬心」が大きく関わっているのではないか。
為末大や香山リカがこんなことを言っていたから取り上げたんです。↓
https://twitter.com/daijapan/status/75935086167597056
若者が右に寄りたいのはこの国に生まれたというだけで価値をつけられるから、一人じゃない気がするから。コンプレックス解消の愛国心。集団依存の愛国心。強くない自分を強い日本で補おうとしている。
— 為末 大 (@daijapan) 2011, 6月 1
為末 大 @daijapan 2011年6月1日
若者が右に寄りたいのは
この国に生まれたというだけで価値をつけられるから、
一人じゃない気がするから。
コンプレックス解消の愛国心。
集団依存の愛国心。
強くない自分を強い日本で補おうとしている。
香山リカがサンデーモーニングで同じようなことを言っていたのを聞いた時
私は何とも言えぬ「気持ち悪さ」と「腹立たしさ」を感じました。
何故ここまで日本の若者を貶める?
何故、日本の若者を信用しない?
そう思いました。
ジョージ・有吉氏の講演録を読んで改めて思いました、
素直な気持ちで日本を愛し日本を応援し、自分の糧とする。
前向きな気持を起こさせる「愛国心」は
日本社会の構成員でもあり、同じ日本丸に乗る共同体の一員として、
自然に持つ当たり前の心。
日本人であることを誇りにし、人を妬まず、前向きに生きていける幸せ。
「愛国心」とは、そんなささやかな幸せも与えてくれる
素晴らしいもの。
それを若者にも伝えていかなくちゃいけないと思います。
そのためには、教科書を変える。
明治日本の産業遺産群の世界遺産登録は、教科書に必ず
載せることが出来ます。
「先人を誇りに思える遺産群」として。
そして、それはやがて日本の子供達が日本人であることを
誇りに思える糧となる。
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