沖縄の「戦後７０年沖縄戦没者追悼式」での「指笛」は今の沖縄の「異常さ」を象徴するものだ。

沖縄の「戦後７０年沖縄戦没者追悼式」。

TBSの「NEWS２３」で、安倍総理の「追悼の辞」が始まったとき、
「何のために来たんだ！」
との野次が飛んだことを知りました。

本当に驚きました。

ネットで、沖縄タイムスの全編動画があったので、
改めて観てみました。↓

★戦後70年沖縄全戦没者追悼式（沖縄タイムス公式チャンネル）



翁長の「平和宣言」とやら。

なんなんですか？

あのいつもの「基地反対集会」みたいな「演説」は！

あの「拍手」とか、「そうだ！」とかいう「合いの手」とか、
「指笛」は、一体なんなのですか？

あれが「追悼の場」での出来事だなんてとても思えませんでした。


会場の参加者側からの状況と音声を確認のため、
下記の動画も見てみました。↓

★戦後７０年沖縄全戦没者追悼式　平和宣言ー翁長雄志　沖縄県知事



★「翁長雄志」沖縄県知事平和宣言！【戦後70年沖縄戦没者追悼式 2015.6.23】



後方の座席で拍手をしている人たち。
「喪服」じゃないんです。
「普段着」です。

この人たちが座っている場所は、主催者側が準備したテントの
中です。

ちなみに今回の式典は県と県議会の主催です。
翁長がいわば主催者なんです。

翁長が立ち襟型の「かりゆし」を着て、身勝手な主張をする
姿にはいつも吐き気がするのですが、今回の追悼式での
黒い「かりゆし」はとても「喪服」として着ているとは思えない、
いつも以上に「中国の人民服」を想像させるものでした。

私は翁長の「かりゆし姿」を頻繁に見るようになってから
「かりゆし」に余り良い印象を持てなくなり、だんだん嫌悪感を
抱くようになってしまいました。

とくに「立て襟型」に対して。

また、今回の戦没者追悼式では、全員が「黒いかりゆし」、
いわば「かりゆし」の喪服を着ていましたが、いくら
沖縄で「正装」として認められているといっても、せめて
翁長の着用していた「立ち襟型」や「開襟型」はやめて
欲しいと思ってしまいます。

あまりにくだけすぎている感じがして、抵抗感がとても
大きいです。

暑いのはわかるけれど、でも、あの戦争で亡くなった人たちは、
その「暑さ」のなかで亡くなっていったことも考えてしまいます。

広島の平和記念式典は８月６日。
あの日は一段と暑く感じます。
勿論真夏であるので当然なのですが、それだけではなくて、
原爆で亡くなった方たちの多くが熱風の中で苦しみながら、
そして川に水を求めて息絶えた、ということもやはり考えます。

暑さの中で、あのときに苦しみながら死んでいった人たちに
思いを馳せる。

あの平和公園に本当の追悼の思いを持って集まる人たちには
そういう思いをもってあの場にいる人たちも大勢いるのでは
ないかと思います。

広島は、当然ですが、男性は黒のスーツで出席しています。
私は個人的な意見ですが沖縄もそうして欲しいと思って
しまいました。


しかし、本当に翁長は「追悼の気持ち」があったのだろうか。
私にはとてもそうは思えませんでした。


加えて、沖縄の集会で必ず利用される「高校生」。

毎日新聞は、
『高校生が何度も問いかけたのは、戦後７０年の今は、
　そして未来は「みるく世がやゆら（平和でしょうか）」だった。』
と記事に書いていました。

その記事の意図は当然、「戦争法案」と連中がレッテル貼りする
「安保法制」への反対の扇動でしかありません。

小学生から高校生までの「子供利用」。

子どもを利用するのは、連中の常套手段。
卑怯なやり方です。


２００７年９月、宜野湾市で行われた、日本軍が住民に
「集団自決」を強制したとの教科書記述が削除されたことに
抗議、撤回要求する県民大会で、演説の場に立った
高校生もそうでした。

「私たちのおじい、おばあが嘘をついたと言うのでしょうか！？」

高校生に叫ばせることによって「事実はそうだ」とは
言わせない。

高校生たちにあのような言葉を大勢の前で吐かせ、
全国に放送する・・。
本当にやりきれない思いがし、そのように仕向けた
連中の卑劣さに反吐が出る思いでした。

「卑怯者」という言葉は日本人にとっては一番厳しい
非難の言葉だと私は思います。
あの高校生たちをあの場に出した大人たちに、
この言葉を直接投げつけてやりたい。
そう思いました。

沖縄の子供達を利用するのは絶対に許せない。


今の自分たちには想像もつくはずのない「極限」に
追い込まれた「あの時」の沖縄の方たちと日本軍の方たち・・。

「沖縄県民斯く戦えり」

沖縄の方たちは勿論、日本兵として戦っていた方たちも同じです。

沖縄を護り日本を護ってくれた。

「今」という時を、あの方たちの犠牲の上で平和に生きてきた
自分たちが、あの方たちの一体何を責めることがあるのでしょうか。

あの時代の方達が家族を、そして国を必死で護ろうと
していた、その方たちに何の非難を浴びせることが
あるのでしょうか。

日本人が日本人を責める・・。

あの苦しい時代をともに生きていた人たち同士が、何故このような
冷酷で非情なまでの「亀裂」が生じる事態となってしまったのか。
何故一方的に沖縄が日本兵を非難するようになってしまったのか。
戦後、何故そんな方向へと流れていってしまったのか。

沖縄を護り日本を護るために戦った。
気持ちは同じだったはずなのに。

それを歪めて今日まで伝えてきたのは、どういう連中だったのか？
気持ちを「分断」させたのは、どういう連中だったのか？

それを考えると、本当に悔しい思いがします。


動画を見て改めて思います。
「追悼の気持ち」は叫ぶものなのか。
ことさら「劇場化」させるべきものなのか。

この信じられない会場の雰囲気。


硫黄島での日米合同の慰霊祭。
安倍総理も先の米国議会での演説で触れました。

長く続けられているこの慰霊祭は、あの硫黄島で亡くなられた
人たちを慰めるに十分な「気持ち」のこもった慰霊祭がなされて
います。

安倍総理や栗林中将の孫、新藤義孝議員の追悼の辞が
始まると、島の鳥たちがチュンチュンとさえずるんです。↓

★硫黄島と栗林中将と新藤義孝大臣。

なにか、「御霊」が鳥となって応えてくれているような、
そんな感じなのです。
思いが通じている、そう感じさせるような「一瞬」でした。



追悼の気持ちがさらさらない追悼式なら、やらないほうが
ましです。

沖縄の人たちは、今回の追悼式を見てどう思ったのか。

あの指笛を聴いたとき、
「地元民なのか？」
「沖縄の人がこんなことをやってるのか？」
と、やっぱり私でさえ思ってしまいました。


高校野球で、豊見城高校が、沖縄復帰後、初めて
沖縄代表として「初出場」した時。

１９７５年。
選抜大会。

あの時初めて、沖縄の指笛を聞きました。

指笛は沖縄県民の表現そのもの。
私の中ではそういうイメージが有ります。

あの時の甲子園で響いていた「指笛」と今回の翁長の
「アジ演説」に対する「指笛」は同じものなのですか？

甲子園で聴いた「指笛」は日本復帰後、沖縄県民が
「日本国の沖縄県民」として、あの場にいたこと、
そして高校生たちが沖縄代表として正々堂々と戦い、
勝ち進んでいったこと、そのことを誇りに思う、喜びが
いっぱいの「指笛」だったのではないのですか？

そして、甲子園の観衆も、テレビの前に釘付けになった
全国の日本国民も、沖縄県の高校生たちの活躍に皆、
酔いしれたではないですか。

嬉しさや喜びを伝える「指笛」。

日本の高校生として、全国の代表と互いに全力を尽くして
戦うその姿に、
「あぁ、沖縄が日本に復帰して本当に良かった」
と誰もが思ったのではないのですか？

最もそう思えた瞬間が、まさしく「あの時」だったのでは
ないですか？


まさか、あの時とは全くその意味も、目的も違う「指笛」を、
今回の追悼式で聴かなければならないとは・・・。


ここまで沖縄は腐ったのかと思わずにはいられません。
それを払拭するには、沖縄の人たちが、そうじゃないと
声を挙げなければ、本当に誤解が生じてきます。


本当に酷い追悼式。

こんな沖縄にした連中。

本当に罪深いと思う・・・。