小田さんの「クリスマスの約束」を観て思ったこといろいろ。
- 2014/12/26
- 21:54
25日の夜はTBSで小田和正さんの「クリスマスの約束」が
ありました。
今回は、2001年から始まったこの番組を振り返る、
「総集編」のような感じでした。
試行錯誤的に進められてきた「クリスマスの約束」ですが、
まぁ、小田さんのファンとしてはテレビで小田さんのナマ歌を
聴けるだけで満足だったんですけど、私にとってはやっぱり
番組初期の頃がなんといっても思い出深いです。
ですから、今回の番組は、その初期の頃の場面を
たくさん見ることが出来て嬉しかったですね~。
というか、もう一度、ぜひ2001年~2003年の放送を
してもらえないだろうか・・。
何故この3年間分を、もう一度放送して欲しいかというと、
他のアーティストの曲を小田さんが存分に歌ってくれて、
その曲の素晴らしさを教えてくれたから。
そして、それまで殆ど聴くことのなかったアーティストの歌を
小田さんが歌うのを聴くことで、そのアーティストの他の
曲も色々と聴くきっかけとなったからです。
特に小田さんが歌ってくれたことで、その後のめり込んだ
のは「スピッツ」と「ミスチル」でした。
きっかけとなった歌は、小田さんが歌ったスピッツの
「チェリー」と、ミスチルの「Tomorrow never knows」。
世間では、この2つのグループはものすごい人気
だったんでしょうけど、私はその頃ちょうど、最も
子供にかかりきりだった「子育ての真っ最中」の時代で、
テレビのバラエティとか音楽番組とか殆ど観ずじまいで、
家で聴くのもクラシックか70~80年代はじめの洋楽が
主で、日本の音楽は、昔から好きだった小田さんや、
あとはZARDや岡村孝子、Every Little Thing等々を
少しづつ「つまむ」感じでしか聴いていませんでした。
で、小田さんが歌った上の2曲は、すぐに「( ・∀・)イイ!!」
と思って、突如のめり込むように聴いたわけです。
桜井さんは歌い方にくせがあるので長々と聴くことは
そんなにないですけど、いい歌はいっぱいありますね。
スピッツは、草野さんの声とか、曲の流れだとか、
とにかく心地よくて何度聴いても聴き飽きないです。
エンドレスで何曲も聴いてしまいます。
ドラムスも、「渚」のライブでのドラムソロは一体
何回聴いたんだろーか・・。
馬鹿みたいに聴きました。
で、聴けば聴くほど、歌詞に惹かれていくんですよね。
おかげさまで次男もスピッツの曲大好きですし。
もし、「クリスマスの約束」で小田さんが「チェリー」を
歌ってくれていなかったら、もしかしたら今もなお
「食わず嫌い」のままだったかもしれないなぁと
思います。
他の人の曲で小田さんが歌うのを聴いて、初めて
知った「いい歌だなぁ」と思った曲、また改めて
そう思った曲、色々あります。
サザンの「真夏の果実」、一青窈の「もらい泣き」、
中島みゆきの「化粧」、レミオロメンの「粉雪」は
改めて「いい曲だなぁ・・・」としみじみ思った曲です。
特に「粉雪」は圧巻!!!
いや、レミオロメンの歌う「粉雪」も本当にいいんです、
好きなんですけどね、小田さんの「粉雪」はなんていうか、
この歌はこんなに素晴らしいんだよっていうのが
メチャクチャ伝わってくるんですよ。
逆に言えば、藤巻さん、よくぞこの曲を作ってくださった!と
感謝したくなるくらいでございます。
小田さんが歌ってくれて初めて知った曲で、特に
「いいな~」と思ったのはスピッツとミスチルの歌の
他でいえば、特に福山雅治の「桜坂」です。
なんてナチュラルな曲なんだ・・と思いましたね~。
そして小田さんの声がなんてぴったりなんでせうか。
そしてもう1つは、スターダストレビューの「木蘭の涙」。
★「木蘭の涙~acoustic~」スターダスト☆レビュー【LIVE】
番組では、小田さんはハモリ担当で、ボーカルは根本要さん
だったんですけど、なんだろ、無理矢理な「感動しろ!」
の押し付けを全く感じないんですよね。
メロディーと歌詞と、要さんの歌の力なんだろうなぁと。
この歌を「クリスマスの約束」で初めて聴いたのは、2003年の
暮れだったんですけど、この年の11月29日、イラクで日本人の
外交官、奥克彦大使と井ノ上正盛一等書記官のお二人が
テロリストによって射殺された事件がありました。
日本人外交官が二人も犠牲になったことは、当時とても
ショッキングな出来事でした。
その前年、北朝鮮拉致事件の存在を知ってからやっと
日本を取り巻くものは一体何なのか、またマスコミが
批判ばかりしていたものは本当はどうだったのかなど
様々な疑念が一気に自分の中に湧き上がって、政治に
関わるものにより敏感になっていった時期でもあった中で、
「外交官」という立場の人達の「現場」というものの厳しさとか
そういうものを感じた初めての出来事だったから余計に
自分にとっては強い印象が残ったのだと思います。
加えて、お二人が帰国された時の空港で、その飛行機の
そばに立つご家族の姿がうつされた時、特にお子さんたちの
姿が目に焼き付いていました。
日本人外交官としてイラク復興人道支援の準備に日夜
頑張っておられたお二人の突然の死は、日本国民の
一人としてなんとも言えない思いで見ていました。
ちなみに奥大使の「イラク便り」は外務省のHPに遺稿として
今も、アップされています。↓
★奥大使 遺稿「イラク便り」 外務省 HP
イラク復興人道支援活動についてはぜひこちらを
ご覧ください。↓
★自衛隊。イラク復興人道支援。ヒゲの隊長。キャプテン翼。サッカー。外務省。そして吉田茂の言葉。日本の誇り!
と、話が長くなりましたが、この事件の1か月も経たない
時に、この歌を聴いたので、お二人の死とこの歌とが
重なって、今でもこの歌を聴くと、このお二人の外交官の
ことを思い出すんです。
歌を聴くとそういうことよくあります。
その時代の記憶に戻っていく・・。
記憶を蘇らせる・・。
この歌は、突然大好きな人を失った人の心の拠り所と
なる曲だと思います。
クリスマスの約束とは離れてしまうんですけど、
小田さんは東北大学出身なので仙台で学生時代を
過ごしていますから、3年前、東日本大震災が起こった
半年後のコンサート(私は9月の京セラドーム大阪に
行きました。)の時も被災地のことを懸命に考えている
様子でした。
「春が来たら」と何度も言ってたと思います。
★「君住む街」まで飛んでいくよ 「一人」と思わないで いつでも BY小田さん
この記事でも書いたんですけど、震災後、現実の社会の
中で日々頑張っている人たちが、その現実から離れて
ほんの少しでも自身を開放できる時間を与えることが
出来るのがコンサートの役割の一つなんじゃないかと
思います。
これも「クリスマスの約束」から離れますが、
東日本大震災後、偶然聴いて、それまで味わったことの
ないような感覚に陥った曲があります。↓
以前記事にも書きました、↓
★「アンドレア・ボチェッリ」と「ヘザー・ヘッドリー」。
音楽のすばらしさを感じる。音楽に余計な言葉などいらない!
★Andrea Bocelli - Canto Della Terra
エリザベステーラーとマイケル・ジャクソンもこの歌声を
聴いています。
この歌声は何故ここまで人の心を動かす力があるのか・・。
この曲と歌声を聴いたのは、東日本大震災の半年後でした。
私には、この曲は東日本大震災の犠牲者への鎮魂歌にも
聴こえるのです。
そして被災地の方たちが厳しい現実からほんの少しでも
心を落ち着ける時間がありますように。
泣きたい時には思い切り泣いていられる時間がどうか
ありますように・・。
そんなことを思いながら、当時、まだ原発事故の影響について
何を信じればいいのか、手探り状態で何も解らず、多くの人が
揺らぎ続け、いろんなことがギクシャクしている頃、保守派の
ブログのコメント欄に、この曲を紹介するコメントを書きました。
でも、なにか訳のわからない「恐怖心」だけをただただ煽られる
ような状況と、確信のないことを簡単に書いたり論じたりすることは
すべきじゃないと思いながら、何もできないでいる自分自身も
落ち着かせるためというのも確かにあったと思う・・。
「クリスマスの約束」から話が飛んでいってしまったけれど
「あの曲」を聴いた時、どんな思いを持ったのか、「あの頃」、
どんな思いを持っていたのか、そんなことをいろいろと
思い出しながら今回は書き連ねてみました。

ありました。
今回は、2001年から始まったこの番組を振り返る、
「総集編」のような感じでした。
試行錯誤的に進められてきた「クリスマスの約束」ですが、
まぁ、小田さんのファンとしてはテレビで小田さんのナマ歌を
聴けるだけで満足だったんですけど、私にとってはやっぱり
番組初期の頃がなんといっても思い出深いです。
ですから、今回の番組は、その初期の頃の場面を
たくさん見ることが出来て嬉しかったですね~。
というか、もう一度、ぜひ2001年~2003年の放送を
してもらえないだろうか・・。
何故この3年間分を、もう一度放送して欲しいかというと、
他のアーティストの曲を小田さんが存分に歌ってくれて、
その曲の素晴らしさを教えてくれたから。
そして、それまで殆ど聴くことのなかったアーティストの歌を
小田さんが歌うのを聴くことで、そのアーティストの他の
曲も色々と聴くきっかけとなったからです。
特に小田さんが歌ってくれたことで、その後のめり込んだ
のは「スピッツ」と「ミスチル」でした。
きっかけとなった歌は、小田さんが歌ったスピッツの
「チェリー」と、ミスチルの「Tomorrow never knows」。
世間では、この2つのグループはものすごい人気
だったんでしょうけど、私はその頃ちょうど、最も
子供にかかりきりだった「子育ての真っ最中」の時代で、
テレビのバラエティとか音楽番組とか殆ど観ずじまいで、
家で聴くのもクラシックか70~80年代はじめの洋楽が
主で、日本の音楽は、昔から好きだった小田さんや、
あとはZARDや岡村孝子、Every Little Thing等々を
少しづつ「つまむ」感じでしか聴いていませんでした。
で、小田さんが歌った上の2曲は、すぐに「( ・∀・)イイ!!」
と思って、突如のめり込むように聴いたわけです。
桜井さんは歌い方にくせがあるので長々と聴くことは
そんなにないですけど、いい歌はいっぱいありますね。
スピッツは、草野さんの声とか、曲の流れだとか、
とにかく心地よくて何度聴いても聴き飽きないです。
エンドレスで何曲も聴いてしまいます。
ドラムスも、「渚」のライブでのドラムソロは一体
何回聴いたんだろーか・・。
馬鹿みたいに聴きました。
で、聴けば聴くほど、歌詞に惹かれていくんですよね。
おかげさまで次男もスピッツの曲大好きですし。
もし、「クリスマスの約束」で小田さんが「チェリー」を
歌ってくれていなかったら、もしかしたら今もなお
「食わず嫌い」のままだったかもしれないなぁと
思います。
他の人の曲で小田さんが歌うのを聴いて、初めて
知った「いい歌だなぁ」と思った曲、また改めて
そう思った曲、色々あります。
サザンの「真夏の果実」、一青窈の「もらい泣き」、
中島みゆきの「化粧」、レミオロメンの「粉雪」は
改めて「いい曲だなぁ・・・」としみじみ思った曲です。
特に「粉雪」は圧巻!!!
いや、レミオロメンの歌う「粉雪」も本当にいいんです、
好きなんですけどね、小田さんの「粉雪」はなんていうか、
この歌はこんなに素晴らしいんだよっていうのが
メチャクチャ伝わってくるんですよ。
逆に言えば、藤巻さん、よくぞこの曲を作ってくださった!と
感謝したくなるくらいでございます。
小田さんが歌ってくれて初めて知った曲で、特に
「いいな~」と思ったのはスピッツとミスチルの歌の
他でいえば、特に福山雅治の「桜坂」です。
なんてナチュラルな曲なんだ・・と思いましたね~。
そして小田さんの声がなんてぴったりなんでせうか。
そしてもう1つは、スターダストレビューの「木蘭の涙」。
★「木蘭の涙~acoustic~」スターダスト☆レビュー【LIVE】
番組では、小田さんはハモリ担当で、ボーカルは根本要さん
だったんですけど、なんだろ、無理矢理な「感動しろ!」
の押し付けを全く感じないんですよね。
メロディーと歌詞と、要さんの歌の力なんだろうなぁと。
この歌を「クリスマスの約束」で初めて聴いたのは、2003年の
暮れだったんですけど、この年の11月29日、イラクで日本人の
外交官、奥克彦大使と井ノ上正盛一等書記官のお二人が
テロリストによって射殺された事件がありました。
日本人外交官が二人も犠牲になったことは、当時とても
ショッキングな出来事でした。
その前年、北朝鮮拉致事件の存在を知ってからやっと
日本を取り巻くものは一体何なのか、またマスコミが
批判ばかりしていたものは本当はどうだったのかなど
様々な疑念が一気に自分の中に湧き上がって、政治に
関わるものにより敏感になっていった時期でもあった中で、
「外交官」という立場の人達の「現場」というものの厳しさとか
そういうものを感じた初めての出来事だったから余計に
自分にとっては強い印象が残ったのだと思います。
加えて、お二人が帰国された時の空港で、その飛行機の
そばに立つご家族の姿がうつされた時、特にお子さんたちの
姿が目に焼き付いていました。
日本人外交官としてイラク復興人道支援の準備に日夜
頑張っておられたお二人の突然の死は、日本国民の
一人としてなんとも言えない思いで見ていました。
ちなみに奥大使の「イラク便り」は外務省のHPに遺稿として
今も、アップされています。↓
★奥大使 遺稿「イラク便り」 外務省 HP
イラク復興人道支援活動についてはぜひこちらを
ご覧ください。↓
★自衛隊。イラク復興人道支援。ヒゲの隊長。キャプテン翼。サッカー。外務省。そして吉田茂の言葉。日本の誇り!
と、話が長くなりましたが、この事件の1か月も経たない
時に、この歌を聴いたので、お二人の死とこの歌とが
重なって、今でもこの歌を聴くと、このお二人の外交官の
ことを思い出すんです。
歌を聴くとそういうことよくあります。
その時代の記憶に戻っていく・・。
記憶を蘇らせる・・。
この歌は、突然大好きな人を失った人の心の拠り所と
なる曲だと思います。
クリスマスの約束とは離れてしまうんですけど、
小田さんは東北大学出身なので仙台で学生時代を
過ごしていますから、3年前、東日本大震災が起こった
半年後のコンサート(私は9月の京セラドーム大阪に
行きました。)の時も被災地のことを懸命に考えている
様子でした。
「春が来たら」と何度も言ってたと思います。
★「君住む街」まで飛んでいくよ 「一人」と思わないで いつでも BY小田さん
この記事でも書いたんですけど、震災後、現実の社会の
中で日々頑張っている人たちが、その現実から離れて
ほんの少しでも自身を開放できる時間を与えることが
出来るのがコンサートの役割の一つなんじゃないかと
思います。
これも「クリスマスの約束」から離れますが、
東日本大震災後、偶然聴いて、それまで味わったことの
ないような感覚に陥った曲があります。↓
以前記事にも書きました、↓
★「アンドレア・ボチェッリ」と「ヘザー・ヘッドリー」。
音楽のすばらしさを感じる。音楽に余計な言葉などいらない!
★Andrea Bocelli - Canto Della Terra
『 Canto Della Terra(大地の歌) 』
歌 : アンドレア・ボチェッリ
(Royal Albert Hall in 2000)
(日本語訳)
そうわかっている
愛しい人よ僕と君と
二人が一緒にいるのも
わずかばかりの時
じっと黙って 耳を澄ます
空に 窓辺に この世界が目を覚まし
夜はもうあんなに遠く
もう遠い
この大地をごらん
僕らと巡っている
闇が訪れても
この大地をごらん
僕らのためにも巡っている
僕らに少し太陽を与えようと 太陽を 太陽を
MY LOVE 僕の愛しい人
君の声を聴き、海に耳を澄ます
本当に君の息遣いのよう
君が与えてくれる愛
身をひそめている この愛
あの波の只なかに
あらゆる波に
小舟のように
この大地をごらん
僕らと巡っている
闇が訪れても
この大地をごらん
僕らのためにも巡っている
僕らに少し太陽を与えようと 太陽を 太陽を
この大地をごらん
僕らと巡っている
僕らに少し太陽をもたらすために
大いなる太陽
大いなる太陽
エリザベステーラーとマイケル・ジャクソンもこの歌声を
聴いています。
この歌声は何故ここまで人の心を動かす力があるのか・・。
この曲と歌声を聴いたのは、東日本大震災の半年後でした。
私には、この曲は東日本大震災の犠牲者への鎮魂歌にも
聴こえるのです。
そして被災地の方たちが厳しい現実からほんの少しでも
心を落ち着ける時間がありますように。
泣きたい時には思い切り泣いていられる時間がどうか
ありますように・・。
そんなことを思いながら、当時、まだ原発事故の影響について
何を信じればいいのか、手探り状態で何も解らず、多くの人が
揺らぎ続け、いろんなことがギクシャクしている頃、保守派の
ブログのコメント欄に、この曲を紹介するコメントを書きました。
でも、なにか訳のわからない「恐怖心」だけをただただ煽られる
ような状況と、確信のないことを簡単に書いたり論じたりすることは
すべきじゃないと思いながら、何もできないでいる自分自身も
落ち着かせるためというのも確かにあったと思う・・。
「クリスマスの約束」から話が飛んでいってしまったけれど
「あの曲」を聴いた時、どんな思いを持ったのか、「あの頃」、
どんな思いを持っていたのか、そんなことをいろいろと
思い出しながら今回は書き連ねてみました。

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小保方STAP論文捏造事件も、朝日新聞の慰安婦捏造事件と「目的」は違えど「手段」が同じ。「捏造」は人を陥れる最も卑怯で罪深い行為。