1985年の日航機墜落事故でのマスコミ報道の欺瞞ぶりを振り返れば、「捏造」を繰り返す人間がいかに残酷であるか改めて判る。
- 2014/08/13
- 17:39
1985年8月12日。
日航機墜落事故。
あの時マスコミによって、二重の苦しみを
与えられてしまった遺族の方たちがいたことを
あの事故のことを聞く度に思い出します。
「どーんといこうや」
ボイスレコーダーに残された言葉。
この事故で亡くなられた日航機123便の高濱機長は、
死後、ボイスレコーダーに残ったこの言葉のみを
マスコミにピックアップされてしまいました。
今でも覚えています。
新聞の1面。
大見出しで書かれた「どーんといこうや」という文字。
新聞は、亡き機長を新聞紙上で徹底的に叩きまくって
いました。
でも自分がその見出しを見た時、なんとなく違和感を
覚えていた。
そのことも自分で覚えています。
「どーんといこうや」
この言葉だけで、何故ここまで非難されるんだろう。
気持ちを落ち込ませないために、
絶望を感じさせないために、
なんとか気持ちを持続させるためにこの言葉を
言ったとも思えるんじゃないのか・・・。
新聞を読んで、そんな風に思ったのを覚えています。
でもとにかく、新聞は滅茶苦茶叩いていた。
そのことも十分記憶に残っています。
この言葉の前後や、その時の声の調子、様々なことを
ちゃんと確認すれば、この言葉が「非難」などには
全く値しないものであることなど、あの当時でも
明らかだったのではないか。
ボイスレコーダーの全てが解析されなくても、
また、文字でしか公開されていなくても、
そういう想像は十分可能だったと思います。
寧ろ、懸命に機長が機体を立て直し、
なんとかして軟着陸を試みようと必死だったこと、
他の操縦士らを必死で「頑張れ!!」と最期まで
諦めないように鼓舞していたことなど、
他のいくつかの言葉を総合すれば、
簡単にわかったことではないのかと思います。
でも、マスコミは、そういったことをわざと無視した。
マスコミは、この言葉を聴いた時、どう思ったんだろうか。
本当に「無責任極まりない、酷い言葉だ!」と思ったんだろうか。
本当に「犠牲者のために、真実を伝えなければ!」と
殊勝な気持ちで記事を書いたんだろうか。
私にはそうは思えません。
「やった!」とか、
「コレはいけるぞ!」とか
そんなことを思ったんじゃないだろうか。
高濱機長のある程度の様子が想像できていたにも拘らず、
敢えて、この言葉を使って
「スクープだ!」
「紙面をこの言葉で飾れ!」
「インパクトを与えて売れ!」
こういうことをただただ狙っていたのではないのか。
ついでに反政府、反大企業のイデオロギーが
一方的な「機長叩き」へと進んでいったのかもしれない。
今の私には、そうとしか思えないです。
自分たちの都合で、わざと「勝手なドラマ」を作った。
記事にGOサインを出した、各新聞の編集委員たちの
なんと冷酷なこと・・。
しかも高濱機長は犠牲者だったのに・・。
都合のいい「切り取り報道」。
身勝手な「解釈報道」。
2009年の衆院選挙前1年間の麻生政権でも
さんざん起こった報道手法。
謂れのない批判を受けた中川昭一さんや麻生総理。
フィギュアスケートの浅田真央選手も、いわば
この報道手法で貶められてきた。
「切り取り報道」も「勝手解釈報道」も同じく
「捏造報道」と呼ぶことが出来ると私は思います。
「捏造」。
でも、私自身、今はそう思うのだけど、1985年の日航機事故当時は
そこまで思っていなかッた。
当時は、まだマスコミに対して、今思っているような
「怒り」や「不信感」など、あまり持っていませんでした。
朝日新聞や毎日新聞は「天下の大新聞」だと思っていたし、
まだ朝日の「天声人語」もありがたく読んでいた頃だったし、
共産党や社会党に対しても、それはもう、「正義の味方」だと
非常に好意的に思っていた、本当に恐ろしく未熟な
「若い頃」でした。
朝日新聞の「KY珊瑚捏造記事」はその何年か前に
既に起こっていて、実家が朝日を購読していた自分も、
実際にあの時の記事をリアルタイムで見ていました。
でも、そもそも新聞に対して極端な信頼を置いていたからだと
思うのですが、サンゴ事件の「捏造」に対して,それほど
ショッキングな事件だとは思ってもいなかったのです。
相手が「珊瑚」だったからかもしれません。
「たかが珊瑚じゃん」、みたいな感覚で、この「捏造」を
「大したことない」、そう思っていたのだろうと思います。
だから、この高濱機長の「どーんといこうや」に対する
批判記事に対しても、「そこまで批判されることなのかなぁ」と
言うくらいの気持ちであって、「怒りが湧く」、というところまで
自分もいってなかったように思います。
そして、あくまで「他人事」としてしか、そういう報道を
見ていなかった。
結局、大見出しと猛烈な批判にも、大して「強い怒り」を
持ったわけでもなく、当時は自分の中で、なんとなく
ふわ~っと消化してしまった感じがあります。
納得する、しない、というところまでも行き着くことさえなく。
でも現実はどうだったか・・。
機長のご家族は、あのマスコミの報道で
機長を亡くされた悲しみと同時進行で、ずっと
苦しめられたんですよね・・。
この言葉に対する「誤解」が解かれるまでには、
一体どれほどの年月が掛かったのか・・・。
マスコミは容赦無くバッシングを続け、それによって
ずっと機長のご遺族が矢面に立たされ続け、
謂われない批判を受け続けた。
「捏造」を「大したことない」などと
絶対に思ってはいけなかった。
マスコミのペンの力は一瞬にして
人を残酷な淵に突き落とす。
そして、国民も簡単になびいてしまう。
その報道が、全くのでたらめであっても、
二度とマスコミは謝ることをしません。
国民は真実を知らされないままに、そのまま
マスコミの報道を鵜呑みにしていくこともあるし、
国民がもう一度自分で興味を持ち確認作業を
しない限り、そのままになる。
長い年月の末、「誤解」が解かれたとしても、そのことを
思い出す人がどれだけいるのか・・。
「誤解をしてて申し訳なかった」と思う人が一体どれだけ
いるのか・・。
「どーんといこうや」という言葉。
結局、マスコミによる「解釈の捏造」だったのだと。
こうハッキリ言えると思う。
先日12日にフジテレビでこの日航機事故の特集があり、
再現ドラマがちょっと苦手な自分は、番組前半の、
ボイスレコーダーに添った事故の経過と救出などの場面を
見たのですが、その中でも、この「どーんといこうや」という
言葉についての言及がありました。
ナレーションは、
「この言葉が新聞で取り上げられ、
そして大きなバッシングが起こった」
というような言い方をしていました。
私には、
「メディアはこの言葉を取り上げはしたけれど、
ワーワー騒いで批判したのは国民だ。」
とマスコミ全体で逃げを打ってるような言い方に
聞こえました。
フジは番組の中で、高濱機長が最後まで勇気を持って
「闘っていた」ことを示してはいましたが、しかし、
29年前のバッシングに関しては、まるで
「自分たちはバッシングには関係ない」
と言いたげでした。
やっぱりマスコミは何ら反省などしていない。
改めてそう思いました。
謝ることは絶対にしない。
この番組では他にも驚くことがありました。
1つは、事故の翌朝の救出作業の時、
尾根ではなく、尾根よりもだいぶ下の沢のほうで
生存者が見つかり、彼女たちを救出する際、
墜落現場の上空でヘリが非常に多く飛んでいて、
救助ヘリが近付けない状態で、現場にいた救命医師の
「ヘリが多すぎるから救助ヘリが着陸できない!
とにかく救助ヘリを呼んでくれ!」
という叫びで、自衛隊空挺団が指揮系統を
破る形で、救助ヘリを呼んだということがあったと。
当時、マスコミのヘリが相当飛んでいて
救助の邪魔までしていたのだということ。
阪神淡路大震災の時、報道ヘリがたくさん飛んで、
その轟音で、生存者の声がかき消され、救出作業に
支障をきたした。
このことは、ネットでも多く取り上げられていたけれど、
日航機事故に関してはそういうことを考えたことは
ありませんでした。
自分にとっては衝撃でした。
報道ヘリが飛びすぎて、救助(救命)に支障を
きたしていたなんて。
で、しかも、今回のフジの番組ではナレーションで、
「当時、報道ヘリや自衛隊のヘリが飛び交っており
救助ヘリが近づけなかったのだ」
と、自衛隊とマスコミとを同等に扱って
伝えていたのだけれど、フジは一体どういう神経を
しているんだろうかと。
どう考えても、自衛隊空挺団のヘリは必要不可欠な
ヘリであって、非難すべきなのはマスコミのヘリでは
ないですか!
で、その直後に、
「これが救出される瞬間の感動シーンである」
とのナレーションで女の子の生存者の救出シーンが
流れて・・・。
なんなんだ、このフジの特集は・・・?
本当に、フジは頭おかしい!
報道ヘリは、その現場にも無理矢理着陸していたのでは
ないか。
自衛隊のヘリ、救出ヘリを差し置いて。
番組では、当時、私も見たことがなかった、相当間近な
ところから撮影された生存者の救出場面の映像も
流れされていく。
その映像は、救助の邪魔をしながら映されていたわけだ。
この現場での矛盾・・・。
報道ヘリと報道陣が邪魔をしていた事実。
そして、フジの「都合の悪い時は自分たちは関係ない」
という態度。
それでいて、現実として当時、救出の邪魔をしながら、
救出の場面をすぐそばで撮り続け、それをいまだ
事も無げに、まるでそれが立派な行為であるかのように
「我々が撮った感動の救出シーンです!!!」
と番組で流す異常さ。
確かに当時、報道で何度も見たシーンだった。
生存者の女の子が、自衛隊員に抱きかかえられて
救助ヘリに釣り上げられていく映像。
しかし・・・。
映像では「ぼかし」を入れていた部分を、
ショット写真として出した瞬間、その「ぼかし」は
外され、生存者のぎりぎりの下着姿をあらわに
映してしまう無神経さ、異常さ。
いわば「これぞスクープ写真だ!」と言わんばかりの
扱い方。
生存者の許可をとっているのか!?と厳しく
問い詰めたくなるほどの非常識さ・・。
まだ、病院に運ばれて間もないであろう時の
アップの映像なども次から次へと・・。
当時の報道の異常さが改めて判る・・。
何もかも「スクープ映像」、「スクープ写真」として、
現時点でも、それが「成果」だと、それが
「称えられるべきこと」だとして扱われ、
当然のごとく流されていく。
ほんとうに驚いた・・。
ここまで映像を間近に撮って、ここまで生存者たちを
晒していたのだと。
そしてもう一つ。
親娘で生きながらえた生存者。
でもご主人と、あと2人のお子さんの命は失われた。
その生存者が退院後、記者会見をされていたのも
映ったのだけど、そこには驚くことに小さな女の子も
座っていた・・・。
お母さんと一緒に救出された女の子・・。
10歳にも満たない女の子。
お母さんの向かって左側の少し離れたところに
チョコンと一人で座っていた記者会見。
もしかして、記者たちは、この女の子にも質問を
浴びせたのだろうか・・・・?
なんとも信じがたい光景。
私は、この親娘の生存者の方は、マスコミの前に
殆ど出ることはなかったと勝手に記憶していたので、
余計に驚きました。
昔からマスコミはこれほどまでに酷かったのだと
改めて思いました。
事故直後からマスコミは、報道は、救出の現場で
邪魔をしつづけ、生存者を晒し者にし続け、
そして今もなお、それは当然の行為だと思っているのだと。
捏造をし、謂れのない非難で人を貶め、
晒し者にしていく。
マスコミの異常さ。
河野義行さんもマスコミの「捏造」によって
松本サリン事件の犯人に仕立てられてしまったも同じでした。
そこにはどんな意図があったのか。
★松本サリン事件で河野義行さんが「犯人扱い」された最大の原因は「731部隊」の「捏造話」を広めた常石敬一の一言。常石を今だ使うテレ朝は日本人の敵!!
この記事で書いた通り、あの時の過ちを、
今尚全く反省していないと判る、朝日の
今の態度が本当に許せない。
中川昭一さんも、何故ありもしないローマの行動を
でっち上げされたのか。
そしてそもそも何故あのローマでの記者会見の直前、
読売の記者が関わり、そして記者会見での不審さを
その記者は追求もしないまま、記事も何も書かぬまま
日本から逃亡したのか。
フィギュアスケートでの浅田真央選手への異常な
偏向バッシング。
これは、目的は明らかだ。
キム・ヨナの演技を正当化するため。
韓国の不正を正当化するため。
その為に日本のマスコミは加担した。
日航機事故。
何故、高濱機長があそこまで叩かれなくては
いけなかったのか。
そして、捏造従軍慰安婦問題。
何故、朝日新聞は、吉田清治の嘘を随分前に
知っていながらずっと「従軍慰安婦問題」なるものを
捏造したまま日本と日本人を貶め続けてきたのか。
何故そこまで日本と日本人を貶めようとするのか。
そして他のマスコミも、判っていながら
その「捏造」に追随したことをロクに反省もせず
「自分は関係ない。」、
「知らぬ存ぜぬ。」、
という態度。
その卑劣さ、卑怯さ。
本当に吐き気がする。
「捏造」というものの恐ろしさ。
謂れのない濡れ衣を着せて、その人達を貶め、
その人達の人生を狂わせていく。
そして、捏造をする人間は、決して反省などせず、
何度となく繰り返す。
捏造を繰り返す人間は残酷だ。
朝日新聞始め、マスコミはその捏造を繰り返す。
本当に残酷な連中だと改めて感じる。
日航ジャンボ機 - JAL123便 墜落事故 (飛行跡略図 Ver1.2 & ボイスレコーダー)
日航機墜落事故。
あの時マスコミによって、二重の苦しみを
与えられてしまった遺族の方たちがいたことを
あの事故のことを聞く度に思い出します。
「どーんといこうや」
ボイスレコーダーに残された言葉。
この事故で亡くなられた日航機123便の高濱機長は、
死後、ボイスレコーダーに残ったこの言葉のみを
マスコミにピックアップされてしまいました。
今でも覚えています。
新聞の1面。
大見出しで書かれた「どーんといこうや」という文字。
新聞は、亡き機長を新聞紙上で徹底的に叩きまくって
いました。
でも自分がその見出しを見た時、なんとなく違和感を
覚えていた。
そのことも自分で覚えています。
「どーんといこうや」
この言葉だけで、何故ここまで非難されるんだろう。
気持ちを落ち込ませないために、
絶望を感じさせないために、
なんとか気持ちを持続させるためにこの言葉を
言ったとも思えるんじゃないのか・・・。
新聞を読んで、そんな風に思ったのを覚えています。
でもとにかく、新聞は滅茶苦茶叩いていた。
そのことも十分記憶に残っています。
この言葉の前後や、その時の声の調子、様々なことを
ちゃんと確認すれば、この言葉が「非難」などには
全く値しないものであることなど、あの当時でも
明らかだったのではないか。
ボイスレコーダーの全てが解析されなくても、
また、文字でしか公開されていなくても、
そういう想像は十分可能だったと思います。
寧ろ、懸命に機長が機体を立て直し、
なんとかして軟着陸を試みようと必死だったこと、
他の操縦士らを必死で「頑張れ!!」と最期まで
諦めないように鼓舞していたことなど、
他のいくつかの言葉を総合すれば、
簡単にわかったことではないのかと思います。
でも、マスコミは、そういったことをわざと無視した。
マスコミは、この言葉を聴いた時、どう思ったんだろうか。
本当に「無責任極まりない、酷い言葉だ!」と思ったんだろうか。
本当に「犠牲者のために、真実を伝えなければ!」と
殊勝な気持ちで記事を書いたんだろうか。
私にはそうは思えません。
「やった!」とか、
「コレはいけるぞ!」とか
そんなことを思ったんじゃないだろうか。
高濱機長のある程度の様子が想像できていたにも拘らず、
敢えて、この言葉を使って
「スクープだ!」
「紙面をこの言葉で飾れ!」
「インパクトを与えて売れ!」
こういうことをただただ狙っていたのではないのか。
ついでに反政府、反大企業のイデオロギーが
一方的な「機長叩き」へと進んでいったのかもしれない。
今の私には、そうとしか思えないです。
自分たちの都合で、わざと「勝手なドラマ」を作った。
記事にGOサインを出した、各新聞の編集委員たちの
なんと冷酷なこと・・。
しかも高濱機長は犠牲者だったのに・・。
都合のいい「切り取り報道」。
身勝手な「解釈報道」。
2009年の衆院選挙前1年間の麻生政権でも
さんざん起こった報道手法。
謂れのない批判を受けた中川昭一さんや麻生総理。
フィギュアスケートの浅田真央選手も、いわば
この報道手法で貶められてきた。
「切り取り報道」も「勝手解釈報道」も同じく
「捏造報道」と呼ぶことが出来ると私は思います。
「捏造」。
でも、私自身、今はそう思うのだけど、1985年の日航機事故当時は
そこまで思っていなかッた。
当時は、まだマスコミに対して、今思っているような
「怒り」や「不信感」など、あまり持っていませんでした。
朝日新聞や毎日新聞は「天下の大新聞」だと思っていたし、
まだ朝日の「天声人語」もありがたく読んでいた頃だったし、
共産党や社会党に対しても、それはもう、「正義の味方」だと
非常に好意的に思っていた、本当に恐ろしく未熟な
「若い頃」でした。
朝日新聞の「KY珊瑚捏造記事」はその何年か前に
既に起こっていて、実家が朝日を購読していた自分も、
実際にあの時の記事をリアルタイムで見ていました。
でも、そもそも新聞に対して極端な信頼を置いていたからだと
思うのですが、サンゴ事件の「捏造」に対して,それほど
ショッキングな事件だとは思ってもいなかったのです。
相手が「珊瑚」だったからかもしれません。
「たかが珊瑚じゃん」、みたいな感覚で、この「捏造」を
「大したことない」、そう思っていたのだろうと思います。
だから、この高濱機長の「どーんといこうや」に対する
批判記事に対しても、「そこまで批判されることなのかなぁ」と
言うくらいの気持ちであって、「怒りが湧く」、というところまで
自分もいってなかったように思います。
そして、あくまで「他人事」としてしか、そういう報道を
見ていなかった。
結局、大見出しと猛烈な批判にも、大して「強い怒り」を
持ったわけでもなく、当時は自分の中で、なんとなく
ふわ~っと消化してしまった感じがあります。
納得する、しない、というところまでも行き着くことさえなく。
でも現実はどうだったか・・。
機長のご家族は、あのマスコミの報道で
機長を亡くされた悲しみと同時進行で、ずっと
苦しめられたんですよね・・。
この言葉に対する「誤解」が解かれるまでには、
一体どれほどの年月が掛かったのか・・・。
マスコミは容赦無くバッシングを続け、それによって
ずっと機長のご遺族が矢面に立たされ続け、
謂われない批判を受け続けた。
「捏造」を「大したことない」などと
絶対に思ってはいけなかった。
マスコミのペンの力は一瞬にして
人を残酷な淵に突き落とす。
そして、国民も簡単になびいてしまう。
その報道が、全くのでたらめであっても、
二度とマスコミは謝ることをしません。
国民は真実を知らされないままに、そのまま
マスコミの報道を鵜呑みにしていくこともあるし、
国民がもう一度自分で興味を持ち確認作業を
しない限り、そのままになる。
長い年月の末、「誤解」が解かれたとしても、そのことを
思い出す人がどれだけいるのか・・。
「誤解をしてて申し訳なかった」と思う人が一体どれだけ
いるのか・・。
「どーんといこうや」という言葉。
結局、マスコミによる「解釈の捏造」だったのだと。
こうハッキリ言えると思う。
先日12日にフジテレビでこの日航機事故の特集があり、
再現ドラマがちょっと苦手な自分は、番組前半の、
ボイスレコーダーに添った事故の経過と救出などの場面を
見たのですが、その中でも、この「どーんといこうや」という
言葉についての言及がありました。
ナレーションは、
「この言葉が新聞で取り上げられ、
そして大きなバッシングが起こった」
というような言い方をしていました。
私には、
「メディアはこの言葉を取り上げはしたけれど、
ワーワー騒いで批判したのは国民だ。」
とマスコミ全体で逃げを打ってるような言い方に
聞こえました。
フジは番組の中で、高濱機長が最後まで勇気を持って
「闘っていた」ことを示してはいましたが、しかし、
29年前のバッシングに関しては、まるで
「自分たちはバッシングには関係ない」
と言いたげでした。
やっぱりマスコミは何ら反省などしていない。
改めてそう思いました。
謝ることは絶対にしない。
この番組では他にも驚くことがありました。
1つは、事故の翌朝の救出作業の時、
尾根ではなく、尾根よりもだいぶ下の沢のほうで
生存者が見つかり、彼女たちを救出する際、
墜落現場の上空でヘリが非常に多く飛んでいて、
救助ヘリが近付けない状態で、現場にいた救命医師の
「ヘリが多すぎるから救助ヘリが着陸できない!
とにかく救助ヘリを呼んでくれ!」
という叫びで、自衛隊空挺団が指揮系統を
破る形で、救助ヘリを呼んだということがあったと。
当時、マスコミのヘリが相当飛んでいて
救助の邪魔までしていたのだということ。
阪神淡路大震災の時、報道ヘリがたくさん飛んで、
その轟音で、生存者の声がかき消され、救出作業に
支障をきたした。
このことは、ネットでも多く取り上げられていたけれど、
日航機事故に関してはそういうことを考えたことは
ありませんでした。
自分にとっては衝撃でした。
報道ヘリが飛びすぎて、救助(救命)に支障を
きたしていたなんて。
で、しかも、今回のフジの番組ではナレーションで、
「当時、報道ヘリや自衛隊のヘリが飛び交っており
救助ヘリが近づけなかったのだ」
と、自衛隊とマスコミとを同等に扱って
伝えていたのだけれど、フジは一体どういう神経を
しているんだろうかと。
どう考えても、自衛隊空挺団のヘリは必要不可欠な
ヘリであって、非難すべきなのはマスコミのヘリでは
ないですか!
で、その直後に、
「これが救出される瞬間の感動シーンである」
とのナレーションで女の子の生存者の救出シーンが
流れて・・・。
なんなんだ、このフジの特集は・・・?
本当に、フジは頭おかしい!
報道ヘリは、その現場にも無理矢理着陸していたのでは
ないか。
自衛隊のヘリ、救出ヘリを差し置いて。
番組では、当時、私も見たことがなかった、相当間近な
ところから撮影された生存者の救出場面の映像も
流れされていく。
その映像は、救助の邪魔をしながら映されていたわけだ。
この現場での矛盾・・・。
報道ヘリと報道陣が邪魔をしていた事実。
そして、フジの「都合の悪い時は自分たちは関係ない」
という態度。
それでいて、現実として当時、救出の邪魔をしながら、
救出の場面をすぐそばで撮り続け、それをいまだ
事も無げに、まるでそれが立派な行為であるかのように
「我々が撮った感動の救出シーンです!!!」
と番組で流す異常さ。
確かに当時、報道で何度も見たシーンだった。
生存者の女の子が、自衛隊員に抱きかかえられて
救助ヘリに釣り上げられていく映像。
しかし・・・。
映像では「ぼかし」を入れていた部分を、
ショット写真として出した瞬間、その「ぼかし」は
外され、生存者のぎりぎりの下着姿をあらわに
映してしまう無神経さ、異常さ。
いわば「これぞスクープ写真だ!」と言わんばかりの
扱い方。
生存者の許可をとっているのか!?と厳しく
問い詰めたくなるほどの非常識さ・・。
まだ、病院に運ばれて間もないであろう時の
アップの映像なども次から次へと・・。
当時の報道の異常さが改めて判る・・。
何もかも「スクープ映像」、「スクープ写真」として、
現時点でも、それが「成果」だと、それが
「称えられるべきこと」だとして扱われ、
当然のごとく流されていく。
ほんとうに驚いた・・。
ここまで映像を間近に撮って、ここまで生存者たちを
晒していたのだと。
そしてもう一つ。
親娘で生きながらえた生存者。
でもご主人と、あと2人のお子さんの命は失われた。
その生存者が退院後、記者会見をされていたのも
映ったのだけど、そこには驚くことに小さな女の子も
座っていた・・・。
お母さんと一緒に救出された女の子・・。
10歳にも満たない女の子。
お母さんの向かって左側の少し離れたところに
チョコンと一人で座っていた記者会見。
もしかして、記者たちは、この女の子にも質問を
浴びせたのだろうか・・・・?
なんとも信じがたい光景。
私は、この親娘の生存者の方は、マスコミの前に
殆ど出ることはなかったと勝手に記憶していたので、
余計に驚きました。
昔からマスコミはこれほどまでに酷かったのだと
改めて思いました。
事故直後からマスコミは、報道は、救出の現場で
邪魔をしつづけ、生存者を晒し者にし続け、
そして今もなお、それは当然の行為だと思っているのだと。
捏造をし、謂れのない非難で人を貶め、
晒し者にしていく。
マスコミの異常さ。
河野義行さんもマスコミの「捏造」によって
松本サリン事件の犯人に仕立てられてしまったも同じでした。
そこにはどんな意図があったのか。
★松本サリン事件で河野義行さんが「犯人扱い」された最大の原因は「731部隊」の「捏造話」を広めた常石敬一の一言。常石を今だ使うテレ朝は日本人の敵!!
この記事で書いた通り、あの時の過ちを、
今尚全く反省していないと判る、朝日の
今の態度が本当に許せない。
中川昭一さんも、何故ありもしないローマの行動を
でっち上げされたのか。
そしてそもそも何故あのローマでの記者会見の直前、
読売の記者が関わり、そして記者会見での不審さを
その記者は追求もしないまま、記事も何も書かぬまま
日本から逃亡したのか。
フィギュアスケートでの浅田真央選手への異常な
偏向バッシング。
これは、目的は明らかだ。
キム・ヨナの演技を正当化するため。
韓国の不正を正当化するため。
その為に日本のマスコミは加担した。
日航機事故。
何故、高濱機長があそこまで叩かれなくては
いけなかったのか。
そして、捏造従軍慰安婦問題。
何故、朝日新聞は、吉田清治の嘘を随分前に
知っていながらずっと「従軍慰安婦問題」なるものを
捏造したまま日本と日本人を貶め続けてきたのか。
何故そこまで日本と日本人を貶めようとするのか。
そして他のマスコミも、判っていながら
その「捏造」に追随したことをロクに反省もせず
「自分は関係ない。」、
「知らぬ存ぜぬ。」、
という態度。
その卑劣さ、卑怯さ。
本当に吐き気がする。
「捏造」というものの恐ろしさ。
謂れのない濡れ衣を着せて、その人達を貶め、
その人達の人生を狂わせていく。
そして、捏造をする人間は、決して反省などせず、
何度となく繰り返す。
捏造を繰り返す人間は残酷だ。
朝日新聞始め、マスコミはその捏造を繰り返す。
本当に残酷な連中だと改めて感じる。
日航ジャンボ機 - JAL123便 墜落事故 (飛行跡略図 Ver1.2 & ボイスレコーダー)
【ボイスレコーダーより】
(※略称は【CAP】機長、【COP】副操縦士、【F/E】航空機関士)
7分2秒辺り
CAP これはだめかもわからんね
~~~~~~~~~~~~~~~~
8分15秒辺りから
CAP あーだめだ・・・
CAP ストール
CAP マックパワー マックパワー マックパワー
CAP ストール
F/E はい、高度落ちた
COP スピードが出てます スピードが
CAP どーんといこうや
CAP がんばれ!
COP はい
F/E マック
CAP あたま下げろ!
COP はい
CAP がんばれ がんばれ!
COP いまコントロールいっぱいです
F/E マックパワー
CAP パワーでピッチはコントロールしないとだめ
F/E パワーコントロールでいいです パワーコントロールさして下さい
CAP はい
COP スピード220ノット
F/E はい
・
・
COP 何マイルですか?
(羽田 管制官より返答あり)
COP はい了解 熊谷から25マイルウエストだそうです
CAP あたま上げろ
COP はい、了解しました
CAP あたま上げろ
CAP あたま上げろ!
COP パワー
CAP フラップ止めな
CAP パワー!
CAP フラップみんなでくっついちゃだめだ
COP フラップアップ フラップアップ
フラップアップ フラップアップ
CAP フラップアップ!
COP はい
CAP パワー パワー!
CAP フラップ!
COP あげてます!
CAP ストールするぞ
CAP あたま上げろ!
CAP あたま上げろ!!
CAP パワー!!
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朝日新聞による「従軍慰安婦捏造事件」の備忘録。 福島瑞穂らとともに続けた万死に値する「外患誘致」の所業! ホーム
共産主義思想のもとでは、本当の「感謝の気持ち」というものは生まれない。一見「親切」に見えるものが人々を蝕んでいく。