まさか「ドラえもんがSTAP細胞を何とかしてくれると思った」・・などとは言わないですよね、弁護士さん・・。
- 2014/06/17
- 05:59
続けて入ってきました。
★冷凍庫内に「ES」記載容器 NHK 06月16日 19時09分
【冷凍庫内に「ES」記載容器】
(NHK 06月16日 19時09分)
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーらが
使っていた研究所内の冷凍庫から「ES」と書かれた
ラベルを貼った容器が見つかり、
中の細胞を分析したところ共同研究者の若山教授の研究室で
保存されていた、STAP細胞を培養したものだとする細胞と
遺伝子の特徴が一致したとする分析結果がまとまっていたことが
わかりました。
理化学研究所の関係者によりますと、分析結果をまとめたのは、
小保方リーダーが所属する神戸市の理化学研究所発生・再生科学
総合研究センターの研究者らのグループです。
それによりますと、センター内にある小保方リーダーらが
使っていた冷凍庫の中から「ES」と書かれたラベルを貼った
容器が見つかり、中にあった細胞の遺伝子を詳しく分析しました。
その結果、この細胞には、15番目の染色体に緑色の光を出す
遺伝子が入っている特徴のあることがわかったということです。
共同研究者の若山照彦山梨大学教授は16日記者会見を行い、
小保方リーダーが作製したSTAP細胞を、培養したものだとする
細胞を分析した結果、緑色の光を出す遺伝子が、15番染色体に
組み込まれていて、これまで若山教授の研究室で小保方リーダーが
STAP細胞の作製に使っていたマウスの細胞とは、特徴が異なる
ことがわかったと発表しています。
今回の分析結果について、理化学研究所は
「小保方研究室で見つかったESと書かれたラベルの細胞と
STAP細胞から作ったという細胞の特徴が一致したのは事実だ。
これだけでSTAP細胞がES細胞だったと結論付けることは
できないが、今後さらに詳しく検証を進めていきたい」
とコメントしています。
驚きました。
小保方氏は4月の記者会見で「ES細胞が、混ざる環境にない」と
いうようなこと、確か言ってましたよね。
また今回の若山教授の記者会見。
あの小保方記者会見での「200回成功」について、
「STAP細胞をつくるには、一度に数匹の生後1週間以内の
赤ちゃんを使う。
200回やるなら千匹くらいの赤ちゃんが必要だったのでは
ないかと思う。」
と若山教授は答えていました。
こういうのは私達一般人には分からないことなので、
こうして判ってよかったと思います。
他にも、色々率直に話して下さっていましたね。↓
★【優秀と評判の小保方さんに「実験ノート見せろと言えず」STAP論文共著者・若山教授】(弁護士ドットコム 6月16日(月)21時25分配信)
【優秀と評判の小保方さんに「実験ノート見せろと言えず」
STAP論文共著者・若山教授】
(弁護士ドットコム 6月16日(月)21時25分配信)
STAP細胞論文の不正問題をうけて、共著者の1人である
若山照彦・山梨大学教授が6月16日、同大で記者会見を開いた。
理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーと同じ研究室で
実験をしていたのに、彼女の「実験ノート」を見たことがなかった
という若山教授は、その理由について、ハーバード大学出身の
優秀な研究者という触れ込みだった小保方リーダーに
「ノートを見せてくれとは言えなかった」と告白した。
STAP論文の筆頭著者である小保方リーダーは、
2011年4月から13年2月にかけて、当時理研にあった
若山教授の研究室に在籍していた。
そのことから、会見では、若山教授が小保方リーダーに
どのように接してきたのかが問われた。
特に注目されたのが、小保方リーダーの「実験ノート」だ。
●「命の次に大事」な実験ノートをチェックせず
若山教授は、研究者にとって実験ノートは「命の次に大事なもの」
と表現したが、小保方リーダーの実験ノートについては、
見ていなかったことを明らかにした。
その理由として、若山教授は、
「小保方さんは、早稲田大学出身で、ハーバード大学の
バカンティ教授の右腕と言われるくらい優秀な研究者だという
触れ込みで紹介された。
研究室の大学生に指導するように、『実験ノートを見せなさい』
とは言えませんでした」
と反省の言葉を述べた。
STAP論文の疑惑発覚後、初めて目にした実験ノートは
「信じられないくらい、細かい情報がなかった」という。
今後、理研の懲戒委員会が小保方リーダーに下す処分を
受けて、自身も大学側に何らかの処分を申し出るという。
小保方リーダーとの接し方をめぐる主なやり取りは以下のとおり。
●「割烹着は見たことがない。エプロンを着て実験していた」
――実験ノートに一度も目を通したことがなかったのか?
通していない。
ハーバードの優秀な研究者に、
僕が「ノートを見せてくれ」という
雰囲気ではなく、見せてもらったことは一度もない。
――若山教授の研究室の慣習は?
僕の研究室は、机を横に並べて、みんなで
今日は成績が悪かったとか、この実験は発生率が悪いとか、
話し合いをしながらやっている。
毎日、ディスカッションをしているようなものだ。
実験ノートを見るまでもなく、研究員が何をしているかを把握している。
――同じ部屋に小保方さんはいたのか?
小保方さんは客員研究員として来ていた。
他の実験をしていた。
実験室の中で、小保方さんと過ごすことはなかった。
小保方さんだけは研究室にいなかったために、
実験ノートを見る習慣がなかった。
「見せろ」ということも言えず、見ないままになっていた。
——小保方さんは割烹着を来て実験をしていたのか?
割烹着は見たことがない。
エプロンで実験をしていたことはあった。
――理研の笹井芳樹・副センター長は会見で、
「若山さんが小保方さんの実験ノートをチェックしている手前、
さらにノートを見せろということはできない」
という発言をしているが・・・。
共著者たちは、あまり見ていないということは聞いている。
どれくらい見たかということは聞いていない。
●「懲戒委員会の結果が出てから、大学に処分を申し出る」
――チェック体制の甘さについて、どう考えているか?
反省している。
ただ、研究室の中で、毎週、それまでに出た成果を発表する会がある。
(小保方さんは)必ず新しいデータが入っていて、
発表の仕方もうまかった。
発表を見る限り、研究が順調に進んでいることがわかるので、
実験ノートを見なければいけないという状態にならなかった。
――責任を認識されているということだが、理研の懲戒委員会で
小保方さん、笹井さんらの処分が近いうちに出る。
若山さんはどう考えているか?
(論文撤回を呼びかけた)3月10日の時点で、山梨大学の学長に
相談に行った。
学長は、理研でおこなわれたことなので、山梨大では一切の処分は
ないと言った。
懲戒委員会の結果が出てから、大学に処分を申し出るつもりだ。
>必ず新しいデータが入っていて
シェーン捏造論文事件での調査報告書の中にも、
「シェーンを研究熱心で生産性の高い科学者であり、
目覚ましい成果を上げていた」
とする一方、実験など作業はシェーン単独で行われ、
ごくわずかの例外を除いて共著者や他の研究者は
目撃していなかったとしている。
という内容がありました。
(参考↓)
★小保方論文不正問題はシェーン論文捏造事件と酷似。改めて思う、公正さ、倫理観、現場の大切さ。
今回の件で、最も真摯に「疑義」に向き合って
早くに論文撤回を申し入れた若山教授。
「責任」は当然あるけれど、しかし、まさかこんなことに
なろうとは思っても見なかったのだろうなと・・。
1月の発表直後から、「青天の霹靂」が何度となく
起こったのだろうと。
若山教授にとっても辛く厳しい数カ月間だったと思うけれど、
この問題に関わりのない現場の研究者たちの中にも、真面目に
やって来た人たちほど、この問題で数ヶ月間振り回され、
そして精神的にも辛い毎日だったのではないかと思います。
やりきれないですよね。
こんなこと。
ましてや、「世間」が科学研究の現場の人達と乖離してしまい、
ずっと「小保方擁護」にマインドコントロールされてしまった
わけですから。
あの「陰謀論」に走った人たちは、こういう結果が出た今でも
「小保方さんを護れ!」とか、
まさか言ってないですよね・・。
でも、まだいそうで怖いです。
小保方氏(正直、もう「氏」も付けたくないですが)は
冷凍庫で見つかった「ES」とラベルが貼られてた容器も、
きっと認めないでしょうね。
「誰かが知らないうちに入れたのだ!」とか
また「陰謀論」が出てきそうで怖いです。
例えば「盗癖」などでも、自分が盗んだものを全く平気な顔して、
元の持ち主の目の前で使用したりする。
(昔、そういう場面を実際見たことがあります。)
どういう精神状態なのかは分かりません。
でもそれでも言わないんですよね、「自分がやった」とは。
和歌山の毒入りカレー事件の林真須美死刑囚も絶対に
「自分がやった」と認めなかったですよね。
アレは警察が気の遠くなるような膨大な量の状況証拠固めに
よるものだったと思います。
今調べると、2009年5月18日には最高裁で死刑が
確定しましたが、未だ「無実」を訴え再審請求中だそうです。
小保方氏も同じようにずっと「無実」を言い張っていきそうな
気がします・・。
あの小保方側の弁護士も、また何だか、とんでもないことを
言い出しそうで・・。
まさか、
「ドラえもんがSTAP細胞を
何とかしてくれると思った」by小保方。
なんて、弁護士さん、言わないですよね。
とにかくこれ以上、もう振り回さないで欲しい。
関係者が然るべき処分を受けルのは当然のこととして、
最も重い処分を受けるべきは捏造をした本人であることは
間違いない。
シェーンは「不正」を認めたものの、「自分だけ」罰を受けたと
文句を言ってるようですが、そういう文句を言える立場では
ないだろうに。↓
高温超伝導体の発見に関わるとある事件 1/2
高温超伝導体の発見に関わるとある事件 2/2
これと酷似の小保方捏造不正論文問題。
どれだけ重大な問題であるかがよく分かる。
何より日本の科学研究の信頼を一気に損なわせ、
貶めたも同じとなってしまった。
いわば大きく国益を損ねたも同じ。
たった一人の個人によって。
あの保守派の「陰謀論」で言われていた「国益」に対して、
数は少ないながらも、これらのことを危惧した人たちが
反論したけれど、まるで相手にしてもらえなかった。
「倫理観」と「公正さ」を守るべきだ、と訴えても、
そうする事こそが国益を守ることにも繋がる、と訴えても、
耳を貸しては貰えなかった。
若山教授が科学者らしくはっきりと「無い」とは
断言されなかったのは当然「悪魔の証明」なんか
出来ないからだ。
そして若山教授自身が仰ってたように、ご本人が
今までの研究で他の研究者から「再現ができない」と
疑いをかけられ、それを晴らすために、自らが世界の
至る所で「再現実験」を行い成功させたことで、その研究を
認めてもらったという経験からも、軽々しく言いたくは
無かったのだろうことは当然だと思う。
でもそれらはあくまで「倫理観」を持った研究者で
あることが前提でしか無い。
「倫理観」を持たなければ、また行く先々で
捏造をしでかすしか無い。
そして、こんな状況でも、
「かわいそう」
「許してあげて」
このような声が聞こえてきそうな気がする・・・。
「倫理」と「公正」を保つには、本人への極めて厳しい処分が
必要であるというのに・・。
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