
真央ちゃんの「ラフマニノフ」。
採点結果については、色々言いたいことありますけれど、
もう暫くは、余韻に浸りたいのでまた次回にしたいと思います。
FSの演技が始まるまで、前々回の記事で貼り付けた、辻井伸行さんの、
「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番」の演奏を何度か聞いて、
気持ちを落ち着けたんですけど、真央ちゃんの演技を見た後にまた改めて聴くと、
もう、頭の中にふわ~~っと「浅田真央のラフマニノフ」の映像が
浮かんでくるんですよね。
【sm21525892 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 辻井伸行 / Nobuyuki BBC Proms full - YouTube】第一楽章は10分ほどあるので、勿論、
真央ちゃんの演技はその一部になるわけですが、
演技に使用されていない部分までもが全て、
あの素晴らしい演技を思い出させてくれるんです。
あの青い衣装の真央ちゃんがふわっふわっと浮かんでくるんです。
辻井さんのピアノもほんとうに素晴らしい・・・。
心に沁みます。
辻井さんは、真央ちゃんが好きで、尊敬していると、
以前何度か答えているんだそうです。↓
【朝日新聞の記事 -「元気のひみつ」辻井伸行さん : MURMUR 別館】 浅田真央選手が、表現者としても女性としても理想で、
「精神力と、勝負師としての力強さを尊敬しています」
「最初調子がでなくても、必ず盛り返して優勝したりするところが好き。」
なのだそうです。
真央ちゃんのインタビューなどを聞くと、
「真央ちゃんらしさ」がちゃんと分かるんでしょうね。
「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番」は、第三楽章が
伊藤みどりさんが初めて五輪で3Aを決めた、
1992年アルベールビル五輪のFSで使われていますから、
真央ちゃんの「ラフマニノフ」が加わって、
日本人にとっては更に想い出深い曲になりました。
真央ちゃんのラフマニノフの「完成品」は、前にも書きましたが、
これからも、私は何度も何度も観ることになると思います。
今までの真央ちゃんの演技は、どれもこれも何度も見れば見るほど
惹きこまれていくんですよね。
まるで噛めば噛むほど味の出る「スルメイカ」のように。(変な例えですみません)
特にバンクーバーの時の「仮面舞踏会」と、
トリノ世界選手権での「鐘」は本当に素晴らしいですよね。
今回と同じラフマニノフ作曲の「鐘」は観る度、ゾクゾクッとします。
もし真央ちゃんが、この曲を演じてくれていなかったら、
私は、この「鐘」という曲に対して一生興味を持たぬまま
過ごしていたと思います。
2つの「ラフマニノフ」の、もの凄いプログラムを残してくれた
真央ちゃんに感謝するだけでなく、その真央ちゃんを支え続けた
2人のコーチの愛情にも感謝の気持ちでいっぱいになります。

今回も佐藤コーチの「気合を入れろ!!」という声で
真央ちゃんにスイッチが入ったそうです。↓
【<フィギュアスケート>浅田真央 復活の裏にコーチの叱責 2014.2.21】フィギュアスケート女子シングルで、浅田真央が
ショートプログラム(SP)16位から10人をごぼう抜きする
会心のフリープログラム(FP)を演じ、6位入賞を果たした。
FPの得点は、自己ベストとなる142.71で、FPだけなら3位。
「自分の中での最高の演技ができた」という浅田は、演技終了後、天を仰いで号泣した。
SPで信じられないようなミスを連発した浅田が、一日で立ち直れたのはなぜか。
きっかけは、FP当日朝の練習にあった。
■朝の練習に遅刻 眠れない夜が影響
選手村から歩いて約15分。
さほど遠いとは言えない練習リンクに、浅田は遅刻して到着した。
確かに、SPが終わったのは、前夜11時半。
選手村に帰ったのは24時半だった。
その後、スタッフとのミーティングも行ったため、
就寝時間が遅かったのは事実だ。
「その前も寝不足でしたから」(浅田)と言うように、
SP前夜に、あまり眠れなかったことも影響していたのだろう。
それにしても、ピリッとしない。
大ベテランの佐藤コーチの目には、浅田が危機的心理状況にあると映った。
だから、あえて声を荒らげた。
「試合はまだ3分の1しか終わっていないんだ!
3分の2が残っているのだから、もうちょっと気合を入れないとダメだ!」
「半分」ではなく「3分の1」というのは、
「点数を見ると、SPは60点から70点、フリーは140点ということで、
SPはフリーのちょうど半分。
だから3分の1しか終わっていないということ」(佐藤コーチ)
そのときは、「ムーッとして聞いていた」(佐藤コーチ)という浅田だが、
必要なエッセンスだけはしっかりと胸に刻んでいた。
「先生(佐藤コーチ)からその話を聞いて、
『自分は何もそういうの(病気など)がないのだから、できないことはない』と思った」
■佐藤コーチの厳しい声でスイッチが入る
朝の氷上練習で
「体が動いていなくて、大丈夫かなと思った。
これでは、練習していないようなものだと思った」
と、反省した浅田は、陸上トレーニングに行って体を動かし、
赤飯を食べ、昼寝をした。
お腹が満たされ、体も休まった。
これでリフレッシュは完了した。
開き直りの気持ちにもなっていた。
浅田のFPの6分間練習は夜8時から。
朝練習の際の佐藤コーチの厳しい声で、気持ちにスイッチの入っていた浅田は、
FPの6分間練習の時点でSPとは違う手応えを感じていた。
「昨日(のSP)は、終わった後、言葉にならず、
今まで何をやってきたのだろう、と思った。
本当にずっと悩み、自分の中にすごいプレッシャーを感じていたけれど、
フリーでは覚悟を決めて『よし!』と思ってリンクに立った。
最終的にはもう、やるしかないと思った。自分を信じて、
練習してきたことを信じて、SPのようなことになっても
とにかく跳ぶ、という気持ちを持って滑った」
そして、佐藤コーチのこの言葉にもまた泣けてしまう・・・。↓
朝日新聞オリンピックニュース @asahi_olympics
浅田選手は佐藤信夫コーチに
「何かあったら先生が助けに行くから」と言われ、演技に臨んだそうです
なんて心強い言葉なんだろう!
ありがとう、佐藤コーチ!!!★演技終了後、涙が光る佐藤信夫コーチ。↓

そして、タラソワさんも、ずっと真央ちゃんのことを
見守っていてくれていたんですよね。
★産経新聞モスクワ特派員 佐々木正明氏がtwitterで、
タチアナ・タラソワ元コーチのロシアのテレビ解説での言葉を
載せてくださっています。↓
【Masaaki Sasaki @izasasakima 】Masaaki Sasaki @izasasakima ·2月19日
タチアナ・タラソワのコメント
#キムヨナ 「ジャンプはうまくいったけど、リプニツカヤやソニトコワや
浅田真央の演技でみたようなスピンではなかったわね
Masaaki Sasaki @izasasakima ·2月19日
タチアナ・タラソワ解説
#浅田真央 がトリプルアクセル失敗後の
「あわててしまった。あわててしまった」と2度、つぶやくようにコメント。
そして、「うまく回るところができなかった」
Masaaki Sasaki @izasasakima ·2月19日
タチアナ・タラソワ解説
#キムヨナ 「彼女の演技はとても良かった。
それでもチャンピオンの滑りではない。卓越した滑りではない。
確かにミスは少なかった。
気に入ったけど、心に残ったり感動したものではなかった。
得点はよかったけど、でも、本当に高い点ではないわね」
Masaaki Sasaki @izasasakima ·2月19日
タチアナ・タラソワTV解説
#浅田真央 の演技後、司会者にこう漏らす。
「彼女がどんなに練習をするか知らないでしょう?
たぶん、彼女は昨日の夜にも練習したのよ。
彼女のチームは本当によく練習させるのよ。
これは正しくない。私はあまり練習をするなと、前回の五輪でも言ったのよ」
Masaaki Sasaki @izasasakima ·2月19日
タチアナ・タラソワは1月下旬の取材でこう言った。
「真央、自分を信じなさい。あなたは強い人。
そして本物の力を見せてください。
あなたに備わっている力がきっと、道を開いてくれるはずだから」。
タラソワさんのTV解説も声が沈んでいた。
改めて浅田さんにこの言葉を贈ります。
Masaaki Sasaki @izasasakima
タチアナ・タラソワが、#キムヨナ のSP演技を批判した。
「彼女のプログラムはつまらないものだった。
彼女の演技は新しいルールでは十分ではない。
つなぎの要素も簡単なものだったし、スピンはとても良かった
そしてジャンプも全てこなした。
でも彼女の滑りは満足感を得られなかった…続①」
Masaaki Sasaki @izasasakima
続②タチアナ・タラソワが、#キムヨナ のSP演技を
「つまらないプログラム」と批判し、さらに
「覚えてる?彼女が何の曲目で踊ったかを?私は覚えていないわ。
これは犯罪みたいなもの(This is the criminal !
たぶん首位なら曲目も観客に覚えさえなくてはならないとの趣旨)
Masaaki Sasaki @izasasakima
#浅田真央 の演技についてロシアテレビ解説
「彼女は全ての演技を完璧にこなした。
世界記録の滑り。
彼女しかできないトリプルアクセルを決めた。
彼女が優勝することを排除しないわ」
Masaaki Sasaki @izasasakima
タチアナ・タラソワのTV解説①
#浅田真央 の演技始まる前。緊張の一瞬にこう言った。
「私の可愛い真央 がんばるのよ。がんばるのよ」
と言って送り出す。
Masaaki Sasaki @izasasakima
タチアナ・タラソワのTV解説②
#浅田真央 の演技始まる前
司会者「あなたがプログラムを教えたのですよね」
タラソワ「直すところはない。1つのポイントがあるんだけど小さい」。
その後、つぶやくように
「可愛い真央(露語で小鳩ちゃん)がんばるのよ。
がんばるのよ。可愛い真央」
そして演技へ
Masaaki Sasaki @izasasakima
タチアナ・タラソワのTV解説③
#浅田真央 の演技 タラソワの声は優しくよびかけるように。
ラフマニノフの音楽が鳴り響く。
そして、冒頭のトリプルアクセルを見事に跳んだとき「やっ!」と大きな声。
★彼女はいつも教え子の演技のとき全身で表現する。
きっとガッツポーズしたのでしょう
Masaaki Sasaki @izasasakima
タチアナ・タラソワのTV解説④
#浅田真央 の演技について
トリプルアクセルを決めた後、しばし沈黙。
そして3-3ジャンプを決めた後、明るい声で
「3回転ー3回転、真央は今季初めてきめたわ!」
Masaaki Sasaki @izasasakima
タチアナ・タラソワのTV解説⑤
#浅田真央 の演技。
序盤から中盤にかけて次々にジャンプを決めていく。
タラソワは「なんていい子」「なんていい子なの」
Masaaki Sasaki @izasasakima
タチアナ・タラソワTV解説⑥
#浅田真央 の演技について
中盤から終盤へ 真央が完璧な演技を見せる中で
つぶやくように「うまくいっている。うまくいっている」
Masaaki Sasaki @izasasakima
タチアナ・タラソワTV解説⑦
#浅田真央 の演技について
演技終了後は感極まっているような声だった。
静かに「ブラボー。ありがとう。本当にありがとう。
よくここまで仕上げたわね。彼女はすばらしいスケーターよ。
彼女は自分に打ち勝ったの。ありがとう」
Masaaki Sasaki @izasasakima
タチアナ・タラソワTV解説⑧
#浅田真央 の演技について
涙する真央 タラソワは「ありがとう」を繰り返す。
そして涙「おお、神よ。真央が泣いてる。私にもちょっとつらいわ」
Masaaki Sasaki @izasasakima
おめでとう。アデリナ・ソトニコワ。
タチアナ・タラソワは真央にソチで会ったらこう言うわっていってた。
「ようこそ。ロシアへ。ようこそフィギュアスケートの国へ」。
大一番にここまで仕上げるロシア・フィギュアスケート界の底の深さを知りました。
Masaaki Sasaki @izasasakima
ソチ・アイスベルクで表彰式の音楽が続く中、
タチアナ・タラソワが喋り続けたのは、浅田真央について。
「ありがとう」を連発していました。
タラソワさん、こちらこそありがとう。


真央ちゃんが、どれだけ愛されてるのか、これだけで分かる・・。
4年前のバンクーバーの「鐘」の時も、タラソワさんは、
真央ちゃんのためにこの曲をプログラムに選んでくれた。
そんな気持ちなど全く解りもせず、「鐘」は暗いのでは、とか、
タラソワコーチは本当に真央ちゃんのためを思ってやっているのか、
などと、最初に見た時、文句を言ってたバカな自分。
真央ちゃんの全日本での「鐘」の演技を見た時、
そんな自分が本当に恥ずかしかった。
これほどまで、お互いの心が深く結びついてるのは、
やっぱり真央ちゃんの力なんだろうなと思います。
浅田真央という人は、どんな星の下に、何のために生まれてきたのか。
すごすぎる人生。
もしテレビだけの時代であったなら、
彼女を長い間苦しめてきた「恐ろしい闇」を
私達は知ることが出来なかったかもしれない。味方になるべきマスコミは、あろうことか悪魔の側の連中であり、
公共電波という武器を使って彼女を貶め続け、
都合のいい時だけ利用し、さらに苦しめてきた。
彼女でなければ、この苦しみは乗り越えられなかったと思う。
今日の喜びと感動は、悪魔に魂を売ったマスコミの人間どもと
共に喜ぶという気には絶対になれない。
ネットがなければ、本当に「闇」を知ることは出来なかった。
ネットで、多くの日本人が「真央ちゃんを何とか守りたい」、
そして「フィギュアスケートがおかしくなる、だめになる」と
危機感を抱いた多くの人達が、声を上げてきた。
こうして心から喜べるのは、真央ちゃんの苦しみを知り
真央ちゃんをマスコミら腐った連中から守りたいと
思い続けてきた人達がいると知ることが出来たネットの
おかげでもあると思っている。
真央ちゃんと、この同じ時代に生きて、
生で真央ちゃんの演技を観て、感動できたことの幸せ。
ありがとう、真央ちゃん。
あなたは、打ち勝ってくれました。
自分の力で。
何もあなたを助けることができなかった私達に、
プレゼントまでしてくれて。
本当にありがとう。
フィギュアスケートも、そしてこの日本も、
「穢れ」から救われるように何とかしたい。
二度と真央ちゃんのような思いを誰にもさせてはいけないと思う。
★ 2/22 AM1:00 :追記 ★ ★産経新聞モスクワ特派員 佐々木正明氏がtwitterで、
金メダリストとなった、ソトニコワの記者会見の様子を
伝えてくれていました。
Masaaki Sasaki @izasasakima ·2時間
五輪女王ソトニコワ 一夜明け記者会見①
http://www.iza.ne.jp/izablog/sasakima2/3239634/ …
ソトニコワは、司会者が次の質問に行こうとしたのに、
司会者に目配せして、私もしゃべるといって、
真央についてのコメントをしたのですよ。
Masaaki Sasaki @izasasakima ·2時間
五輪女王ソトニコワ一夜明け記者会見②
http://www.iza.ne.jp/izablog/sasakima2/3239634/ …
「私にとって真央は模範でした」
Masaaki Sasaki @izasasakima ·2時間
五輪女王ソトニコワ一夜明け記者会見③
http://www.iza.ne.jp/izablog/sasakima2/3239634/ …
ソトニコワのコーチでタチアナ・タラソワの弟子でもある
エレーナ・ブヤノワが #浅田真央 についてこう言った
「心理的プレッシャーがあったのに、真央はフリープログラムをやりきった。
素晴らしい演技だった」
Masaaki Sasaki @izasasakima ·2時間
五輪女王ソトニコワの記者会見はとても印象的でした。
僕が「浅田真央についての印象を」とコーチのエレーナとソトニコワに
質問したのです。
最初、答えたのはエレーナ。
そして司会者はそれで終わりだと思って次の質問に行こうとした。
ところがソトニコワが「私も喋る」と司会者に目配せして答えてくれた
★こちらが、その記者会見。写真も。(イザ!産経デジタル記事より)↓
【五輪女王 ソトニコワ 「真央を心から尊敬している」@一夜明け、記者会見 2014.02.21 22:50】ソチ五輪女王となったアデリナ・ソトニコワと
5位のユリア・リプニツカヤが競技から一夜明けた21日、
メディアセンターで記者会見を行いました。
会見は40分ほどになったのですが、
実は私が浅田真央と日本チームについての印象をという質問を行い、
答えてくれたので、さっそく翻訳してここにアップします。
Q(佐々木特派員)
浅田真央さんをどのように評価していましたか
A(エレーナ・ブヤノバさん)
私たちと真央の関係はもう長いのよ。
私たちの間には友情の結びつきがあって、
真央はね、よくアデリーナを彼女のショーに招待してくれたの。
私が言えるのは、真央ほど練習に取り組むスケーターは
みたことがないと言うこと。
彼女は本当に休暇を取ることなく滑るのよ。
ロシアの選手でそんなことができる選手はいないのよ。
今回、起こったことは国民的な悲劇だったと思う。
なぜなら日本人は彼女のことを愛しているのを知っているから。
彼女はヒロインよね。
私たちはそれを目の当たりにしてきた。
私たちは、エキシビションのときに、
如何に日本人が真央を好きなのかということを見てきた。
でもこんなことが起こってしまった。
彼女は今回の五輪を長いことまってきたの。
恐らく心理的なプレッシャーがあったのね。
重荷だったのね。
誰でも耐えられることではないのよ。
それでも、彼女はフリーをよく演じきった。
素晴らしい演技だった。
彼女が偉大なスケーターであることを示してくれた。
(ソトニコワは、司会者が次の質問に行くのを遮って、司会者に目配せして、マイクを握った)
A(ソトニコワ)
私は真央を心から尊敬している。
彼女はとても強い女性。
そして、よく練習をする人だと思う。
私にとって真央は模範でした。
真央は我慢強くて、彼女が背負ってきた困難を乗り越えることができる人。
だって、彼女が母親を失ったとき、
彼女は母親のために自分の演技を支えていた。
私は真央と一緒の場にいることができて幸せでした。
なぜなら、真央が卓越した人だから
ソト子ちゃん、ありがとう!
そして、金メダルおめでとう!!リプちゃんも4年後を楽しみにしてます!
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