フィギュア男子。本当に頑張って欲しい! 女子も結果は絶対についてくると信じています。
- 2014/02/14
- 15:45
国際スケート連盟(ISU)のサイトで滑走順を確認して
滑走順の早いプルシェンコ選手は生で見るのを諦めて、
19番目の羽生選手が滑走予定の少し前、2時半頃をめどに起きて
JIVEで見ようと思いました。
うつろな状態でなんとか目が覚めて、
やっぱりプルシェンコもLIVEで見たかったなぁと思いながら、
途中結果を確認したら、1位のところに名前は無くて、
一番下にWD(withdrawal)=「棄権」で名前があり、また驚きました。↓
【XXII Olympic Winter Games 2014 - Men】、
プルシェンコ選手、満身創痍の体で、SPの舞台でも
演技を披露しようとギリギリまで頑張ってたんですね。
あのプーチンも観戦にきてた物凄いロシアの大声援の中での団体で、
プルシェンコはSPとFSの両方共、死力を尽くしたような演技でしたよね。
団体のSPの時に羽生くんがプルシェンコと同じ舞台に立ってることが、
本当に見てて感動したんですけど、それをもう一度見てみたかったです。
でもそれはある意味「贅沢」だったですね。
プルシェンコが今回の五輪に出てきてくれたことは
団体に出場した日本選手たちにとって、
本当に良い思い出になるんじゃないでしょうか。
ロシアにとっては団体金メダルというのは至上命令だった
みたいですから、それを達成できたことは
プルシェンコにとっても本当に良かったと思います。
今まで長い間フィギュアスケートの素晴らしさ、面白さを
最も伝えてくれた選手。
フィギュアを最も楽しませてくれた愛すべき選手。
また、アスリートとして、「スポーツのフィギュア」を
守ってくれた選手だとも思っています。
羽生くんがフィギュアに邁進してくれたのも
1つは、羽生くんの憧れ、プルシェンコのおかげですよね。
プルシェンコ選手、本当にありがとう。
そして本当にお疲れ様でした。
それから団体のロシアの金メダルですが、これはあとから考えれば、
最初からメダルは非常に厳しく、かつ個人の男女シングルに
賭けなければならない日本にとっては良かったのかもしれません。
日本は団体で真央ちゃんらがノーミスであったとしても、
それはそれで、「これがピークになりはしないか」と
余計な心配をしていたと思うのです。
またロシアの団体金メダルは、変な言い方ですけど、
ロシアの人達にとって多少の「ガス抜き」になったと思います。
フィギュア王国ロシアの威信がこれではっきりと守られたのですから。
そして、日本にとって団体戦での収穫は、なんといっても
ペアの高橋・木原組の頑張りだったと思います。
よく1年であそこまで成長し頑張った!と。
ほんとうに大変だったと思います。二人共。
特に木原選手は、昨年初めて観た時など、
リフトとかが本当に大変そうだったけど、今回は、
まったく「どっこいしょ」感がなくスムーズなリフトで、
本当に驚きました。
シングルから転向してたった1年。
昨年暮れの大会の時よりもまたずっと上手くなってたことも、
本当に涙が出るほど感激しました。
2人の頑張りは他の選手にとっても
いい刺激になったと思います。
これからもどうか頑張って欲しいです。
さて、男子のSP。
羽生くん、圧巻でした!!
テレビにかじりつきましたよ、もう。
ヨカッタですね~!
ジャンプのキレがもう過ごすぎ。
とにかく無事に滑り終えて本当に良かった。
高橋選手も怪我、心配したけど、最初の4回転以外は本当に素敵でしたね。
4回転以外のジャンプはきれいだったから
あとは本当に4回転だけ。
会場の雰囲気、ロシアの会場でありながら、
アウェイでなく、何かホームみたいな感じでしたね。
日本人の応援、多かったなぁ。
町田選手は、ジャンプ、残念でした。
見てる自分も、何故か最も緊張して観てしまいましたが。(笑)
でも、他の所はすごく良かったと思いますね。
そしてキスクラでは物凄く悔しい顔をずっとしてて、
その後のインタビューでも、一瞬言葉が出なくて、
涙をこらえてる感じで、そのまま落ち込んでしまうのでは、
と思った途端、
出た!町田語録!
悔しいです。
こんなミスは僕はしないんですけど。
フリー次第でまだ僕はメダルに届く位置にいると思ういます。
絶対にあきらめません!
あの、今日は日本はバレンタインですよね。
明日は逆バレンタインできるようにがんばります!
ある意味、泣ける!!
ちなみに、今までの主な町田語録↓
「今季のSPは『THE 町田樹』と言える自信作だ」
「ティムシェル」
「活字を追い、紙のページをめくるという作業は、
一種の精神安定剤のようなもの」
「鳥取は、世界中で唯一気持ちを解放できる場所なんです」
「世界中のオーディエンスに、僕のプロダクトを披露したい」
「オフコース、メダル」
「最初は五輪という舞台にのまれていたが、
徐々に五輪を僕のコントロール下に置けるようになってきた」
「エタノールを燃やしたときに透明な炎が出るんですけど、
そういう見えない炎を内に秘めて虎視眈々と狙う」
「ビッグバンですよ。ボクの“火の鳥”は宇宙まで飛ぶ」
「五輪は未知なるフロンティア」
「蒼穹の舞台でこのプログラムへの愛を皆様に届けたい 」
「崇高な火の鳥が掛かった瞬間、僕の精神は落ち着いて、火の鳥と融合した」
「明日はバレンタインですよね、逆バレンタインあげれるように頑張ります」←new
まとめまで出来てました。↓
【逆バレンタイン!フィギュア町田樹選手のコメント力が金メダル級【町田語録まとめ】 - NAVER まとめ】
グランプリシリーズのアメリカ大会でのSPとFS両方の素晴らしい演技と、
「カーテンコール挨拶」を観た時、息子たちにも町田選手を「オススメ」したんですけど、
最初は、この「語録」と「カーテンコール挨拶」に否定的だったのが、
全日本以降、何やら「期待」してるんですよね。
それも結構好意的に。演技も語録も。
昨夜、解説の本田さんもまっちーの言葉を聞いて、
「前向き!!!」って言ってましたよね。
いや、こういうのもいいんじゃないですか?
悲壮感ばかり漂っても重くなるばかり。
町田選手自身、なにか自分を奮い立たそうという感じで、
「テレビの向こう側の日本の皆さん」に向かって喋っていましたからね。
正直な所、フィギュアに関しては、私も思い切り重い気持ちになってて、
団体の時もさらに情報やら、マスコミの取り上げ方など、気になるところを
敢えてブログにも取り上げてきませんでした。
だから、この町田選手の前向きな言葉って、
ちょっと「救い」になってるところも実はあります。
で、他の選手達の演技派といえば、
P・チャンは、滑りがほんとうに素晴らしい・・。
ちと、うっとりします。
以前と同じこと書くけど「敵ながらあっぱれ」です。
7位につけてるフランスのジュベール選手もやっぱり上手い!!
さすがベテラン!
団体の時も結構いいなと思った6位のUSA、ジェイソン・ブラウン。
3位のスペインのフェルナンデス選手。
14位になっちゃったけどフランスのフローラン・アモディオ選手と、
転倒してしまい15位になってしまったUSAのアボット選手。
彼らのスケーティングは、私、好きなんですよ。
やっぱりこうして素晴らしい演技を見ることが出来るのは
ほんとうに嬉しいです。
なんというか、男子はまだ、こうしてハラハラ、ドキドキしながらも、
すごい技、すごいスケーティングに、素晴らしい演技を
まだ素直に見られます。まだ・・。
でも女子は、それが出来ません。
今朝のテレ朝、男子シングルSPの結果の続きで
女子のリプニツカヤも取り上げていました。
随分前から頭角を現していたのに、
殆ど取り上げてこなかったテレビが、
さすがに団体の演技で無視できなくなったのか、
やっと「ライバル」と騒ぎ出しましたね。
で、誰のライバルかというと、浅田真央選手とキム・ヨナだそうで。
一人いらない名前を必ずくっつけてくるマスコミ。
今回は一応、ジュニア時代に録ったというVTRを流し、
リプニツカヤが、憧れの選手を聞かれて
「MAO・ASADA」
と言っているのも流しました。
一昨年、同じくテレ朝で取り上げられているので
多分このVTRだったと思います。↓

そして、そのあとも、リプニツカヤ選手が、
「真央選手が世界一強いと思います。
特に滑りのなめらかさが綺麗で、尊敬しています。」
と言っていたことも流しました。
しかしその時、スタジオのコメンテーターは無言。
その後、羽鳥アナが
「でも、先日の団体戦、浅田選手より上だったんですよね」と。
はいはい。3Aをミスしましたからね。
この言葉、ネットでも記事が有ります。↓
【インタビュー ユリア・リプニツカヤ|キヤノン・ワールドフィギュアスケートウェブ】
――憧れの選手は?
カロリーナ・コストナー選手を一番尊敬しています。
GPロシア杯ではコストナー選手に勝つことができましたが、
私自身の演技は完璧ではなかったので恥ずかしいですし、
コストナー選手も好調ではなかったので彼女も不満が残ったと思います。
――浅田真央選手に対しての思いは?
真央選手が世界一強いと思います。
特に滑りのなめらかさが綺麗で、尊敬しています。
とても大好きな選手です。
最後に長嶋一茂だったか、こんなことを言ってました。
今日の新聞によるとキムヨナは
「リプニツカヤが優勝するんじゃないか」という雰囲気が
出てしまっているのが良くない、とコメントしている。
と。
なんだ、それ???
しかしほんとでした。↓
【ヨナ警告「ロシア選手Vムード良くない」 ソチ五輪2014 : nikkansports.com 2014年2月14日】
【ヨナ警告「ロシア選手Vムード良くない」】
五輪連覇に挑む女子フィギュアスケートの金妍児(23=韓国)が
警戒を強めた。
12日(日本時間13日)にソチに到着。
団体金メダルの立役者となったユリア・リプニツカヤ(15=ロシア)が
優勝候補扱いされていることに
「リプニツカヤが優勝するというような雰囲気があることはよくない。
私も人間ですので」ときっぱりと口にした。
浅田真央(23=中京大)とのラストバトルに15歳のヒロインが参戦。
19日(同20日未明)から始まる女子シングルの戦いが一層熱を帯びてきた。
金が警戒心をにじませた。
韓国を中心に約100人の報道陣、20台以上のカメラが集結したソチの空港。
深夜にそぐわない異様なムードの中
「リプニツカヤが優勝候補に挙がっているが」
と聞かれた時だった。
金
「まだ試合はしていないし練習もしていない。
大会前には金メダルが誰、銀メダルが誰と(いう予想)は
いつもなので別に構わない。
ただリプニツカヤが優勝するというような
雰囲気があるのはよくない。
私も人間ですので。」
ジュニア時代からのライバル浅田との最終決戦に
15歳の天才少女が割って入ってきた。
新種目の団体金メダルに導いたヒロインは連日大きく報道され、
個人戦との2冠達成というムードが増しつつある。
そんな追い風に対して、到着直後からくぎを刺した。
リプニツカヤの団体女子SPとフリーの合計点は、
自己ベストを更新する214・41点(参考記録)。
フリーでは柔軟性を生かした「キャンドルスピン」で
今季最高を上回る得点をたたき出した。
今大会ではロシア勢が高得点を出し、12日のペアでは金と銀を獲得した。
地元の大声援をバックに快進撃が続く。
金は自分に言い聞かせるように続けた。
金
「ロシア選手の後で演技するのは(観衆の)声が大きいので気にはなります。
フィギュアスケートはスピードスケートのように、記録で競うものとは違う。
試合によってジャッジは変わる。
選手はそれを受け止めて、それも試合のうちだと思う。
私ができることをすることが大事。
自分にとって最後の試合なので、そういうこと(開催国ロシアへの追い風)にかまわず、
自分の試合をしたい。」
本番への仕上がりには手応えを示した。
女子SP(19日)の1週間前に決戦の地に入った。
「他の大会に比べて早くソチに来た。バンクーバーでも早く入った」
と、金メダルパターンを踏襲。
さらに
「日本とかイタリアの選手じゃなくてよかったと思った。
試合をしていいこともあるが、体力が問題になるかも。
試合は選手にとってストレスが多いので出ないほうがよかった」
と、団体戦がなく個人戦に集中できるメリットも強調した。
ソチ五輪が現役最後の演技になる。
「最後の試合と思うと集中できないかも、と思って、
ただの試合と思って練習してきた。
試合もそうしたい。
結果はどうなるか、わからないが、準備は完璧にしてきた」。
警戒心や不安を交えつつ、最後は五輪女王として自信を漂わせた。
「リプニツカヤ選手が割って入ってきた」
とか、
「リプニツカヤが優勝するというような
雰囲気があるのはよくない。
私も人間ですので。」
とか、
なんなんでしょうか、この言い草。
到底日本人には理解できない精神をお持ちですね。
また、「体力が問題になるかも」
とか。
いろいろ心配事がたくさん増えたようで。
日本のマスコミと一緒にどうぞ慌ててください。
マスコミや解説者が異常な中、それに負けないで
本当の「プロの目」を発信をしてくれている元選手もいます。
ドーナツスピンはじめ、この選手のスケート、私は好きで、
バンクーバー五輪選考の時も応援していた中野友加里さん。↓
フィギュア リプニツカヤに勢いも地力は浅田が上【中野友加里のチェックアイ】2014.2.10
リプニツカヤの勢いがすさまじい。
重圧にもなりかねない母国開催という条件をうまく生かして
波に乗っているようだ。
若さがいい意味での怖いもの知らずにつながっており、
大舞台を経験しながら目を見張る成長をみせている。
とにかく軽い。
ジャンプには「ぴょん、ぴょん」という言葉がぴったりの軽やかさがある。
体も柔らかい。
足を頭上まで一直線に上げる「キャンドルスピン」は
彼女にしかできない技で、大きな加点につながる可能性を秘めている。
気になるのは表現力不足だ。
経験が少ないので仕方がない面はあるものの、
つなぎの部分につたなさを感じさせる。
スケーティングやステップにも細かなミスが見受けられるので、
安定感という点ではまだまだこれからなのだと思う。
金メダル候補であることに疑問の余地はない。
それでも浅田がトリプルアクセルを成功させて
本来の力を発揮できたとするならば、
金メダルに近いのは浅田だ。
経験に裏打ちされた完成度の高さは、
リプニツカヤの勢いでも及ばない。
女子シングルのメダル争いは混沌(こんとん)としてきた。
現地で滑りを見ていないので状態は不明だが、
金妍児の連覇にかける意気込みには並々ならないものがある。
コストナーや鈴木も力量は十分で、ミス1つが
明暗を分ける激戦になるだろう。
(2008年世界選手権4位、フジテレビ職員).
もう、あの人のことはちょこっとしかありません。
しかも技術も何にも褒めてませんし。
そして浅田選手の実力もちゃんと伝えてくれている。
これが真実の意見。
中野友加里さん、ほんとうにありがとう・・・。(涙)
こうして選手たちを守ってくれる先輩達がなぜもっといないのかと思います。
ノルディック複合の20年前の団体金メダリストの荻原健司さんはじめ、
阿部さん、河野さん、荻原次晴さんら先輩たちのサポートなどを見てると、
なぜ、フィギュアは・・・と悲しくなってしまうのです。
日本のマスコミは明らかに「韓国テレビ」化し、
スピードスケート女子までも、
日本選手より前に韓国選手を取り上げる。
キムヨナ動向をより大きく取り上げる。
何でもかんでもくっつけてくる。
本当にうんざりです。
本当はもっともっとフィギュアスケートを心から楽しみたい。
五輪でフィギュアを見るのは小さい頃から大好きだったから。
でも、バンクーバーの時と同じく、一体何が起こっているのか、
なにが起きてしまうのか、正直本当に不安ばかりで、
日々の報道、情報に暗い気持ちになってしまったりもします。
だから敢えてそうならないように、明るい気持ちでいようと思って、
ブログにも五輪期間中は、あんまりネガティブな記事は控えてきました。
前向きに、前向きに、と思って来ました。
今回はあちらの馬鹿げた発言記事を書いてしまいましたけど、
もう五輪の間はあまり考えず、
とにかく真央ちゃんはじめ日本の選手たちの素晴らしい演技が
絶対に見られると信じ、それを待つだけです。
男子のフリー。
羽生選手、高橋選手、町田選手。
素晴らしい演技をどうか残せますように。
心から応援しています。
頑張れ!!!
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