東京都知事が決まりました。
まずは、田母神さん、そしてスタッフの皆さん、
本当にお疲れさまでした。
そして田母神さん、都知事選に出て下さって
本当にありがとうございました。
田母神さん、都知事に本当になって貰いたかったです。
本気でそう思っていました。
田母神さんが都知事になったら、
絶対に一生懸命東京を守ってくれる!と思いました。
都の職員の皆さんも「都民のために頑張るぞ!」と
やる気を起こしてくれると思いました。
東京都が明るくなると思いました。
そういうのが頭のなかで想像出来ました。
こういう、本当に「心から託せる人」に
票を入れることが出来る都民が羨ましかった。
なかなか無いですから。
最も理想の候補者の名前を書くことが出来るというのは。
こんなに前向きにどんどん進んでいってくれる人はなかなかいないですよ。
こんなに明るい雰囲気をもたらしてくれる人もなかなかいないですよ。
現場にまで目を配ってくれる、心配りをしてくれる上司なんて
なかなかいません。
でもそれが出来るのが田母神さんだったと思っています。
そして何より、緊急事態が起こった時は、絶対に逃げない。
そして、イザとなったら、1ミリでも違ったことを見つければ
「それは違う」と直ちに矯正して、ひとりでも多くの人を助けられる人。
それが出来る人。
絶対にナァナァにしない。
絶対に見捨てない。
絶対に最後まで諦めない。
そういう都知事が誕生して欲しかった。
自衛隊は、守るためにある。
有事、災害が起こった時に命がけで動いてくれるのは勿論、
有事が起こらないようにするためにも存在してくれています。
自衛隊の存在自体が「盾」になってくれている。
女性の周りに絶えずめちゃくちゃ強いボディーガードがいれば、
女性は襲われることはありません。
女性は、日々安心して暮らすことが出来る。
政治は結局はそれと同じで、「防ぐ」ということは、
すべての政策に関わってくる。
どんなものでも危険であり、科学はそれを乗り越えようとするけれど
しかし、簡単には結果は出せない。
理系(作り手)の人達は、新たな「守るためのもの」を現場で考えてくれる。
でもそれは、当然ですが簡単なことではないはずです。
だから、文系(政治家)はその間、頭を練って
「守り防ぐ」ための実際の対策を講ずる。
それが例えば、防災訓練であり、現実的な施策だと思います。
理系(作り手)の現場を見ずに、いとも簡単に「日本の頭脳なら簡単にできる!」
などとよく言えるものだと思います。
そんなこと、言うだけで済むわけがないです。
まるで現場の作り手たちの努力や苦労をろくに考えないで、
とんでもない「納期」を決めてくる「営業」か!?
といいたくなるような行動に見えました。私には。
百田尚樹さんだって、ゆくゆくは原発を無くしたいと言っていました。
それは、「脱原発!」などと叫ばなくとも、誰もが思っていること。
でも代替エネルギーでの実際の運用が恒久的に確立されるまでは
絶対に手放すことは出来ない。
また、日本に原発が無くなっても他国に原発があるかぎり、
その技術を担う技術者を失ってはいけない。
それほどシビアなエネルギー問題を「安全神話に騙された」などと
いう言葉で煽動する小泉は「政治家失格」としか言いようが無いです。
「騙された」というのは嘘ですよね。
防災訓練もやってるはずなんですから。
「神話」を信じていたなら訓練も必要ないはず。
マスコミの作った煽り言葉「安全神話」という言葉を出してきて、
他人のせいにすること自体が政治家としてもう終わってます。
東京で大雪が降った土曜日。
東京電力管内の電力消費量は、どれだけ上がっていたでしょうか?↓
【2014/02/08の東京電力管内の情報 Electricity Warning】大雪による公共交通機関の「運転休止」の理由は、
積雪によって運転が危険であるため。
また電線などに雪が積もり、その重みで切れてしまう可能性があった。
そしてもう一つ、ブラックアウトしかねなかった。
朝9時過ぎから90%を超え、特に午後5時すぎからは95%超えの「警戒域」となり、
午後5時50分には最大の96.92%に達していました。本当に危なかったんですよね。
この現実を見ても小泉は「即座の脱原発」をこれからも叫ぶんですかね。
愚かとしか言いようが無いです。
ここで、知事選の結果と、過去3回の知事選と過去2回の参院選を
得票数で振り返ってみました。↓
【東京都知事選結果 投票率46.14%】舛添 要一 210万票。
宇都宮健児 98万票。 細川 護煕 95万票。
田母神さん 61万票。【2012年 投票率 62.60%(衆議院議員総選挙と同日選挙)】猪瀬 直樹 430万票。
宇都宮健児 96万票。 松沢 成文 62万票。
【2011年 投票率 57.80%】石原慎太郎 260万票。 東国原英夫 170万票。 渡邉 美樹 100万票。
小池 晃 62万票。【2007年 投票率 54.35% 】石原慎太郎 280万票。
浅野 史郎 170万票。
吉田 万三(共産党) 63万票。【2013年 参院選 東京選挙区 投票率53.51%】 丸川 珠代 (自民) 106万票。 山口那津男 (公明) 80万票。
吉良 佳子 (共産) 70万票。山本 太郎 66万票。 武見 敬三 (自民) 61万票。 鈴木 寛 (民主) 55万票。
小倉 淳 (維新) 41万票。
桐島ローランド(みんな) 32万票。
大河原雅子 (菅応援) 23万票。【2010年 参院選 東京選挙区 投票率58.7%】蓮 舫 (民主) 170万票。 竹谷とし子 (公明) 80万票。
中川 雅治 (自民) 70万票。 小川 敏夫 (民主) 70万票。
松田 公太 (みんな) 65万票。
小池 晃 (共産) 55万票。東海由紀子 (自民) 30万票。ちなみに東京都の有権者数は大体「1,080万人」です。
投票率は、今までの各選挙より大雑把ですが約10%減ってますから、
100万人も投票してないことになります。
細かく分析なんて出来ないですが、まず、
共産党の基礎票が70万、
公明党の基礎票が80万、
というのはもう絶対動かない、と言うか、
お声掛けしても無駄なんでしょうね。
あとは、「170万票」というものすごい票が
参院選でも都知事選でもごっそり一人の候補に動いてる時がありますね。
浅野史郎、東国原、蓮舫・・。
マスコミの扇動報道の影響力がこれだけの票を簡単に動かすんですよね。
で、一昨年、猪瀬さんが「430万票」で当選した時、
その前年の「石原」さんの「260万票」+「東国原」の「170万票」を
合計したたものがそのまま「猪瀬票」になってるのかなと思います。
ということは、この「170万人」は、決して
特に過激でもなく、特に反体制的な思想を持っているわけでもなく、
本当にごくごく普通の人達なのかなと。
じゃあ、この「170万人」は昨年2013年の参院選では
どこに入れたのか?
民主の「鈴木寛」55万票+「小倉淳」41万票+「桐島ローランド」32万票。
これで合計123万票。
のこり、50万票は、面白がって、極左の恐ろしさを知らないまま、
山本太郎とか、韓国の代弁者大河原雅子に入れちゃったんでしょうね。
それと、この「170万票」の他にあと「60万票」ほどが
ふらふらしている状態なのか・・。
石原さんの2度の得票数を見ても解りますが、
保守系は石原さんの「280万票」から
公明党票80万票を差し引いたもの。
とすると自民寄り保守票は「200万票」。
昨年の参院選の自民票を見ても「200万」かなと思います。
今回舛添に入れたのは公明の「80万票」入れて「210万」票。
公明票除くと130万票。
田母神さんが「60万票」。
う~~ん、多分、自民の「200万票」から
保守票が移動した形だと取れますね。
だから新しい保守層というのは残念ながら
あまり掘り起こされてないと思います。
いや、でも、まぁ、この200万票も、2010年の参院選では、
自民票が合計「100万票」しか入っていませんから、
残りの「100万票」は、蓮舫「170万票」の中に消えてたとすると、
その人達の一部が目覚めた可能性が高いです。
しかし、そうは言ってもやはり、ほぼ保守票の移動ですね・・。
安倍さんはこうなることが判ってたから、桝添を応援したんだと
思いますね。
私も今までは、保守票が割れてしまう怖さがあって、
保守票は固めることが絶対に大事だと思ってきました。
「ネット(特にtwitter)で井戸端会議すらしてほしくない!
これは情報戦だ!」と
思ってきました。
一昨年の衆院選も昨年の参院選も、そんな感じでした。
とにかく撲滅させたかったです、民主党を。徹底的に。
でも今回は、今まで取ってきた「保守票固め」という気持ちには
ちょっとなれませんでしたね。
なんといっても田母神さんが出馬してくれたんですから。
正しいことは正しいと決して引かない方で、
あの田母神論文の時の対応は、逆に言えば、
信頼できる人だと思えるキッカケでもありました。
今回やっと機が熟してきたのではないかとも思ったりしましたが、
組織というのはやはり大きいです。
安倍総理が舛添応援に回ったのは、
当然ですが「万が一」のことを考えての事もあったと思います。
「脱原発派」が1本化するかもしれなかったですからね。
しかもマスコミは共産党に「降りてくれ」と言ってましたからね。
報ステの恵村なんか、番組の中の討論会で直接宇都宮氏に
掛けあってましたから。
いやもう、びっくりしましたが。
小泉(細川)1本化なら勝てると思ってたフシがありますね、マスコミは。
あと、今まで選挙に行ってて今回眠ってしまった100万人の人達は、
どうなんでしょう・・。
宇都宮と細川合わせて約「200万票」とします。
共産党のほぼ固定票は「70万票」。
差し引き「130万票」がグラグラ層。
大きく動く「170万票」+もひとつのふらふら票「60万票」で合計「230万票」。
「230万票」-「130万票」=「100万票」。
おお、合いました、検算。
今回100万人が、「どうでもいいや」と思っちゃったわけですね。
でも、決して選挙に全く関心がないわけではない人達です。
過去何度も行ってるわけですから。
で、「脱原発」票というのは、今回きっと「是が非でも投票しに行く!」という人が
多いと見ましたので、もう、100万票の中に「脱原発」に
入れようという人は正直もういないと思います。
となると、100万票の人達に声掛けしていくことを
今後考えていけば、物凄い「開拓」が出来そうです。
また、自民票にもより目を覚ましてもらうことも大事ですし、
この辺りは保守同士が食いつぶすことがないように
やっていかなくちゃいけないと思います。
しかし・・・、舛添かぁ・・。
怖いんですよね。舛添って。
大臣の時は上に総理がいるから、まだストップがかかるけど、
首長になったらどうなるかが怖いんですけどね。
あとは、2億5千万のなんたら。
どうなるんでしょうか。
あぁ、田母神さんを落選させるのは本当にもったいないです。
田母神さんや百田さんの言ってたことを聞いてくれた
「眠る100万人」のうちの人達が、
自らネットなどで調べ始めてくれたら
良いのですが。
でも実際にネット以外でも動いていかないと
正直ダメでしょうね。
前々回の記事で、日本の乗っ取りを狙う連中の考えていることが
つぶさに判るその内容を書きました。↓
【マスコミの言論弾圧が激しさを増している。公共の電波を思うがままに操る権力者、マスコミ。】とくに日本が嫌いな日本人がいるというのは
おもしろいですね。
十分使えます。とか、
こちらが一歩さがって、
日本人の自尊心をくすぐってやるんです。
やつらはそういうのに弱いんですよ。ははは!とか、
日本のマスコミ各社に同胞を送り込み
日本人の良心の改革を進めてきました。とか、
こんな言葉を聞いても、本当に日本の危機を
気にしないでいられるでしょうか?
日本人が良かれと思ってやってることが、
実は日本という国を崩壊させるために利用されていると判った時、
そのまま「自分には関係ない」と無視していられるでしょうか?
どうか、現実を見て欲しいと思います。
目を覚ましてもらいたいです。
私は若い頃、共産党と社会党に票を入れたことがあります。
両親は特に積極的でもない方の自民党員でした。
でも私はテレビの言うことを完全に信用してしまっていました。
だからやっぱり若い頃は「小沢、金丸、金権政治」という物凄く悪い
イメージがとことん自民党にありましたからね。
物凄く単純に、「こんな金に汚い人達に政治は任せられません!!」
などと正義に燃えたつもりだったんですよ。
だから「世直し党」だと思っていた共産党に入れてました。
あとはなんですかね、いろいろありましたよね、
「サラリーマン新党」とかなんとか。
こんなのにも入れたかもしれないです。
いやあ、なんてお恥ずかしい。
河野洋平の「新自由クラブ」とか、もてはやされてたと思いますが、
まさか、河野洋平があそこまで売国奴になろうとは思いも
かけませんでした。
そして自分の「懺悔」すべき投票はなんといっても
「おたかさんブーム」で社会党に入れた1票です。
拉致事件を知った時、愕然としましたから。
まさか、あの「正義の味方」だと思っていた社会党が
拉致事件の北朝鮮と「懇意」だったなんて。
拉致被害者の石岡亨さんが命がけでポーランド人に託した手紙。
有本恵子さんと結婚した石岡さんからのこの手紙を受け取った
恵子さんのご両親が「娘を助けてほしい」と頭を下げに行ったところは
社会党の地元の衆議院議員、土井たか子でした。
内情を知った土井たか子は朝鮮総連にこの手紙の内容を密告した。
2002年に拉致事件をを知ってから、有本さんご夫妻の手記などが載っている
雑誌などを買ってきて、またネットで真実を知りたいと情報を漁りまくり、
こういった事実を知った時、自分は、なんてバカな票を投じてしまったのかと
本当に悔やんで悔やんで悔やみきれないくらいに心から後悔しました・・。
既に衆議院議長まで務めてしまっていた土井たか子。
北朝鮮との関与がわかってからは、
すぐさま断罪されるものとばかり思っていたのに、
その後も全くマスコミで非難されることすらありませんでした。
社会党が社民党と名を変え、その中に入らなかった残党は
民主党の中へと潜り込み、自民党の最も汚れた連中と一緒になって、
売国へと突き進んでいることを知った時の驚き。
民主党は絶対に撲滅させなくてはいけない党となりました。
でも、マスコミはこの民主党を徹底的に擁護しバックアップし続けました。
結局、民主党政権が出来てしまい、もう崖っぷち!
というところで、日本は何とか踏みとどまった。
自民党の存在はとにかく大きかったです。
また優秀な官僚がいた事も日本を守った大きな力でもあったと思います。
カネに少し欲があっても、まだ日本を思う気持ちがある議員の方が
100万倍マシだと思いました。
「売国」とは他のものと比較出来ないほどに
危険極まりない事態なんです。
絶対に許してはいけないことなんです。
官僚批判、公務員批判は、そもそも最終的には国家公務員を無くして、
ボランティアで国を運営しようなどという「国家破壊」のための扇動です。鳩山や菅の言動の後ろで
「内閣官房参与」として存在していた
劇作家の
平田オリザという人間。
平田オリザは、あの鳩山の「いのち」連発の所信表明演説の草稿者ですが、
「新しい公共」、言わば「脱公共」を目指して「国家解体」を進める人間でした。「私たちはいまや、公共と言う名の鎖で絡められ身動きが出来なくなっている」とまでいう人間です。
【9委員、次世代へ提言 ニッポン前へ委員会初会合】 (朝日新聞 2011年4月23日)
http://www.asahi.com/national/update/0423/TKY201104230359.html (リンク切れ)
↑この朝日新聞の設けた会合の中で、平田オリザは
「原発の放射能汚染は子どもを害する。
大人たちの贖罪として、年齢に応じた『年齢税』を設けてはどうか」などと提案していたんです。
私は当時、平田オリザは団塊の世代だと思っていたんですが、
自分や横田めぐみさんらと同世代であり、この記事内容に対して以上に、
そのことに大きくショックを受けました。
この記事を読んだ当時とは2011年の東日本大震災直後です。
そして、間もなく平田オリザは、このような対談をしています。
勿論この時も内閣官房参与でした。↓
【しのぶの演劇レビュー: 青年団【平田オリザ・演劇展vol.1】『マッチ売りの少女たち~別役実 初期作品群より~』04/28-05/17こまばアゴラ劇場】http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2011/0501222051.html
★「マッチ売りの少女たち」という演目について。「私、あなたの娘です。」
そう言って平穏な老夫婦の食卓に次々と現れる少女たち。
しかし、夫婦の1人娘はとっくの昔に事故で死んでいた。
戸籍課の職員や近所の主婦まで駆けつけ、話は大きくなるばかり。
一体誰の言う事が真実なのか—。
別役実初期作品を大胆にコラージュした究極の不条理劇、14年ぶりの再演。
↑なんか、尼崎の角田美代子の事件にもつながるような内容です。
【『青年団【平田オリザ・演劇展vol.1】緊急対談・平田オリザ×別役実
「焼け跡と不条理-復興とは何か?-」05/05(木・祝)13:00~こまばアゴラ劇場』より】 http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2011/0505174815.html
■『マッチ売りの少女』について
平田
『マッチ売りの少女』は1966年の作品です。
1962年に『象』、1961年に処女戯曲の『AとBと一人の女』を書かれています。
別役
マッチ売りの少女(のエピソード)は大阪に実際あった話です。
客にマッチを擦らせてスカートをあげて陰部を見せるという売春ですね。
日本人のすごい発明だと思ったんですが、
すでにずっと昔からイタリアにあったと知って、がっかりしたんです。
焼け跡がきれいになり復興していく60年代。
なんとなく幸せになりつつある市民生活への反逆として書きたかった。
少女が徐々に“いちゃもんつけ”になっていく。
ゆすり、たかりの精神を持った放浪者たちによる復讐です。
平田
誰の劇評だったか忘れましたが、両親がアメリカで娘が日本だという解釈があって。
実際はどうなんですか?
別役
それはないですね。
平田
そうですか。基地問題もありましたから、さらに弟が沖縄だというんです。
別役
ああ、なるほどね~。
平田
これは(舞台下手に立つ巨大なマッチ棒を指さして)電信柱にもなっていて、
別役スペシャルなんです(笑)。
福島第一原発って呼んでます。
もうマッチが原発にしか見えなくて。
“マッチを擦る”は“原発を爆発させる”だし、
“マッチを売る”は“原発を輸出する”だし。
そんなことがわかる演出にはなってないですが、
この対談を聴いてから観る人はもう、そうとしか受け取れないでしょう(笑)。
■“死なれた人”も多い東日本大震災
平田
関東大震災は昼に起こり火事による死者が圧倒的多数だった。
阪神・淡路大震災は朝5時だったから死因は倒壊と火事が多数。
今回は昼2時だったから子供は学校、親は会社、祖父や祖母は家にいて、
家族がバラバラだった。
そして津波。
だから“死んだ人”も多いですが、“死なれた人”も多い。
残された人々がどうやって生きていくのかも大きな問題です。
ところで“死ぬ”という自動詞が受動態になるのは日本語だけだそうです。
フランス語にもないし、日本語に似てるとされる韓国語にさえない。
■この大震災は日本の近代の転換点
平田
僕は1962年生まれなので、高度成長期に育ちました。
これから日本は成長して良くなるばかりで、
物が人生を豊かにしてくれると言っていた時代。
でも1995年のバブル崩壊でそれは崩れた。
気づいていたはずなのに20年ほどそのままにしてきて、
この震災ではっきりとわかりましたよね、もう日本は成長しないと。
別役
そうですね。成長といっても違う意味での成長でしょう。
この大震災は日本の近代の転換点だと思います。
強大な破壊の後に何かが生まれてくるものなんです。
カオスの中で局部対応しながら方向性を作り上げなければならない。
今、福島には復興のイメージがない。
イメージは悪戦苦闘して、もがく中で作られなくてはならない。
だから(すぐに)カオスでなくそうとするのは良くないと思います。
政府が右往左往して、いかに無能かがわかってきました。
その方がいいと思います。
市町村などの自治体の長に有能な人が出てくると思う。
そこから新しい方向性が、近代ではないイメージが出てくる。
新しい地域社会、生き方づくりが始まる。
■“無常観”に日本人の圧倒的な強さがある
平田
文化の面ではそれでいいかもしれません。
ただ、それで(政治がそんな状態で)日本は持つ(持ちこたえられる)でしょうか?
東京では石原氏が知事に当選し、大阪では橋本氏が大人気です。
別役
文化的な方向付けは危ないですね。
私は日本人が持つ“無常観”に圧倒的な強さがあるのではないかと思います。
まず嘆き悲しむことから始まって、そこから事態を冷静に見つめる強さが出てくる。
そうすれば困難に耐えられる強さを見いだせる。
宮沢賢治の『雨ニモモマケズ』がよく取り上げられています。
それはいいことだと思いますが、重要なのは
『雨ニモマケズ風ニモマケズ』ではなく『サムサノナツハオロオロアルキ』です。
“オロオロ”とはこれから何が起こるか分からない、
自分がどうすればいいのかわからず迷っていること。
そのまま生き続けることに強さを見いだせる。
我々は(例えば1000年単位の)新陳代謝(栄枯盛衰)の中にいることを自覚する、
それが無常観。
嘆き悲しむことで、それに気づくことができる。
近代は混沌を整理して(物事を)わかりやすくしてきた。
今はカオスをカオスとして生きること。
それを保証するのが無常観。
その中から新しいものが生まれる。
だがらすぐに整理整頓(※)しない方がいい。
平田
同感です。
※整理整頓とは、「瓦礫を撤去して住居を高台に作って・・・など、
政府の方針に従って、すぐに被災地をきれいな更地にしてしまうこと」
と受け取りました。
この対談内容、本当に信じられない。
私には異常としか思えない。
この別役実の戯曲『マッチ売りの少女』は、
平田オリザの主宰する青年団の紹介によれば
「1960年代初頭、戦後の焼け跡の記憶を封印するかのようにして進む
高度経済成長の黎明期に生まれた」
とのこと。
上記の対談は、
「いま、震災によって生まれた新しい荒野を眼前にして、
劇作家別役実が何を感じているのかを問いかける。」
としています。
「新しい荒野」だと。なんてふざけた言葉だと・・。
彼らは、まるで被災地がすぐに復興するよりも、
その悲惨な状態をそのままにしとけばいいようなことを言っているんです。
上記の対談の中にある「なんとなく幸せになりつつある市民生活への反逆」という言葉。
彼らは日本を甦らせたくないんですよ。
これが本性なんですよ。
この異常性。
「個」による「公、あるいは家族」の破壊。
彼らは演劇でもこんなことを主張している。
「表現の自由」という観点から演劇の世界でやるのは最低限許されるとしても、
政府の中枢にいる人間がここまで言っている。
日本という国を動かす内閣の中にいたんです。
日本が苦しんでいる時に・・。
連中の考えは、
「日本の国家など、日本など、なるようになってしまえ!」
こんな異様な思想です。
なにか悪いことが起きるのを待っているかのように感じるのは
私だけでしょうか。
民主党政権は何とか潰すことはd来ました。
でも、その間一体どんな人間が政府の中枢にいたのか、
国民の殆どは知りません。
安倍政権になってから飯島参与が、
「首相官邸パスが、とんでもないところにまで発行されていた」と
テレビで暴露されていましたが、
本当にあと1年民主党政権が長かたらどうなっていたか、
それを考えるとぞっとします。
連中は本当に日本人なのか?
また、もし日本人であれば、なぜ売国に走るのか。
なぜこのような、思想に走るのか。
本当に理解できません。
しかし、今回の都知事選。
明るさも見えました。


舛添は殆どが「消極的投票」でしょうけど、
田母神さんは「積極的投票」が断然多いと思います。
そして何よりも若い人達が田母神さんに投票してくれている!
これは本当に嬉しい事です!
これはやっぱりネットの力ですね。
上で書いた100万人。
この人達を何とか目覚めさせたいものです。
できれば東京五輪を迎えるまでに。
できれば次の東京都知事選までに。
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