浅田真央選手と高橋大輔選手の２人の演技をソチ五輪で見られる幸せ。

【浅田真央 アジエンスCM 「輝き続けるために」篇 30秒】



４年前のCM。
いま見てもほんとうに素敵。
透明感にあふれて、
澄み切った空間が真央ちゃんの周りに漂う。


真央ちゃんのことを、「大人っぽさ」がどうとか、
「色っぽさ」がこうとか、何年も言い続けてきたテレビの連中。

連中の言葉からは、「不潔感」と「いやらしさ」と「穢らわしさ」しか
感じないが、連中は、真央ちゃんの「世界」からは遠く離れたところにいて、
そもそもが「澄んだ世界」に生きていないから、理解することすら無理なんだろう。


しかし、このとてもシンプルなシチュエーションで、
ここまで惹かれるのは何故なんだろう、と思うと、

それもたった３０秒なのに。

それはもう、恥ずかしながら「見たまま」としか言いようがなくて。

敢えて言えば、
さぁ～～～っと、体の中に清涼感が流れて行くような、そんな感じでしょうか。
洗われるような感じでしょうか。
それだけじゃないのですけど、上手く言い表せないのです。


【浅田真央 アジエンス CMメイキング - YouTube】



このメイキング映像を見てると、このCMを作った人達の「プロ」としての仕事にも
「さすがだな」と思ってしまうのです。

カメラマンの仕事って、どういうものですか？
どうしてカメラマンになったのですか？

「その答えは、このCMを見てもらえたら解って貰えると思いますよ。」と、
もしこのCMを作ったカメラマンさん達が言われたら、
私は素直に「うん、うん、」と頷きますね、きっと。

それくらいこのCMは、「カメラマンって素敵な仕事だなぁ」と
思わせてくれるCMだと思うのです。

真央ちゃんの一瞬一瞬の美しいショットに込める「熱いもの」。
一言では言えないたくさんのものをそこから感じるんです。

それはカメラマンというプロの仕事としての誇り。
最大限にベストショットを引き出そうとする「プロ根性」。

画面から感じるいろんなこと。

そして何よりも被写体である真央ちゃんへの愛情。

きっと真央ちゃんが心地よくスケートで全身を「奏でる」ことのできる雰囲気が
撮影現場にあったのだと思います。


フジテレビがやってきたこと。
マスコミ各社がやってきたこと。

悪意に満ちた演技中のショットの選択。

アスリートは歯を食いしばり、最大限の力を出す。
その一瞬を美しさに変える。

それを考えるとフィギュアスケートって、なんてハードなスポーツなんだろうと思います。

顔が歪むくらいのハードなジャンプを跳んで
美しいポジションで着氷する。

その中で悪意に満ちたカメラマンは、
そのスポーツ選手の何を撮ろうとしたのだろうか。

悪意に満ちたショットを撮ること、選ぶことは、
そのまま選んだ人間の「人間性」をも表現することになる。

それをわからないはずがないのに。

それとも、カメラマンの撮った山ほどのショットの中から、
もしカメラマン自身の希望しないものがずっと選ばれ、
それがテレビや紙媒体で使用されてしまったとしたら、
そのカメラマンは、自分の仕事に対して「誇り」を持ち続けられるのか？

それらのカメラマンは何のためにカメラマンになったのか？
それを聞いてみたい。

悪意に満ちたショットを
そのカメラマンの目の前に差し出しながら。


テレ朝やTBSが、よくやることがある。

紛争地域で戦場に駆り出された子供たちの寂しげな映像。
アフリカの貧困地域での栄養失調の子供たちの映像。
被災地での悲しげな顔をした人達の映像。

報ステは、毎月１１日に被災地から夜の生の映像を届けていた。
古舘のおどろおどろしいナレーションをくっつけて。

これらの映像が自分の心に響くか？
胸を打つか？

響くわけがない。
胸を打つわけがない。

だってそこには「悪意」があるからだ。

人を騙そうとする魂胆や、
馬鹿な国民を惑わせてやるという魂胆が、
あからさまに見えるからだ。

一度信用を失えば、さらに、こちらは身構えていく。
この映像は何を目的としているのか。
何のためにこの映像を使うのか。

そうなれば、彼らの映像には、もう「真実」なんかない。


スポーツの中継で、選手への愛情を感じるのは、どんな中継かといえば、
その選手の頑張るところを最も大事にして伝える実況アナウンサー。

その選手の頑張る姿を壊さない実況の出来るアナウンサー。

感動を壊さないアナウンサー。

余計な飾りはいらない。
タレントなんか全くいらない。

「感動のなんちゃら物語」は後でいい。

試合前の緊張感。
そして今、その瞬間の、
現地で頑張る選手の一挙手一投足に全神経を集中させて、
選手と同じ時間を共有し、
成功も失敗も一緒に共有し、
選手の喜びとか、悔しさとか、その全てを一緒に共有したい。

そう思ってスポーツファンは見てる。

今度のソチ五輪も、
愛情を持って伝えてくれるところがあるだろうか。

お願いだから、日本代表の選手たちへの愛情を持って
選手を見守りながら、
一緒に息を呑み、一緒に胸をつまらせ、一緒に喜んでくれる、
実直で、スッキリとして、素晴らしい実況をしてくれるところはないのだろうか。

もうNHKに頼るしかないのだが・・。


真央ちゃんのCMから話がずれてしまいましたが、
今ON AIR中の高橋大輔選手の日本生命のCMも好きです。

ゆずの♪「ヒカレ」♪の歌に合わせて、
大ちゃんのジャンプが綺麗に決まるところとその後の笑顔。
素敵です！

もう「ヒ～カ～レ～～～～～♪」のサビの部分と、
大ちゃんのジャンプの部分が頭のなかでは一体化してるんですけど、
不思議なことに、同じ部分で真央ちゃんの３Aも私の頭のなかでは一体化して、
何度もリピートされてます。

もう、この２つの場面がイコール「ソチでの場面」になっちゃってるんですよ、自分の中では。
すんごくいいイメージです！

ソチで２人の素晴らしい演技が見られると信じています。


２人の演技がソチ五輪で見られる幸せ。

「それってどれだけ幸せなことか分かる？」と、こうやって書いてたら
なんか涙が出てきた・・。

【いいなCM　日本生命　高橋大輔　♪ゆず／ヒカレ 】