どこが「希望の国」?トロント国際映画祭で賞をとった園子温監督は日本への憎しみを植え付ける。
- 2013/09/17
- 15:00
被害が大きかったようですね。
京都の皆さん、大変だと思いますが、どうかご自愛されながら、
ご無理なさらずに・・。
まずはお見舞い申し上げます。
と、今朝の朝ズバ見ていたら、その京都の嵐山がでていて、
スタジオから井上アナが中継先の旅館の若い女将さんに
インタビューしていたんですけど、なんだか詰問調、
尋問調で質問してて、ちょっと怖かったです。
ただでさえ、被災直後でお疲れなのに、気遣いがないと
いうかなんというか・・。
女将さん、よくキレなかったなぁ・・・。
現地レポーターも、他の床上浸水して泥だらけに
なった飲食店のお店の人に
「明日から営業できますか?」
とか聞いてて、もう・・。
「明日からって・・。何を聞いとんねん!」
とまた心の中で叫んでしまいました。

あと、その後スタジオで、「大雨特別警報」の出された
3県の地図フリップが出ていたんですが、
京都と福井の間の、琵琶湖を囲む県が、
な、な、なんと!「滋賀県」ではなくて
「岐阜県」となっていました!!
日本人のスタッフ、一人もいないのか!?と思うくらいの
酷い間違いですよね。
しかもニュースで何度も「滋賀県」と連呼されてたのに。
いかに興味が無いかがわかりますね。
TBSって以前(2ヶ月くらい前)も、「ビザ免除」というのを
「ビザ免険」と表示してて、びっくりしたことがあったんですけど。
「免険」てパソコンで出すほうが難しいのだが。
とにかくマスコミは、後片付けの邪魔だけはしないように
して欲しいです、ったく。
さて今日の本題なんですが、
昨日夜、NHKで、「トロント国際映画祭」で日本映画が
賞を獲ったというニュースが流れているのを見ました。↓
【トロント映画祭 園子温監督作品が最高位にNHKニュース9月16日 】
=====================
カナダのトロントで開かれていたトロント国際映画祭で、
園子温監督の映画「地獄でなぜ悪い」が、
「ミッドナイト・マッドネス部門」で最高位に当たる
「ピープルズチョイス賞」を受賞しました。
トロント国際映画祭は、ことしで38回目となる北米最大の
映画祭で、ほかの映画祭の受賞作品をはじめ世界の
話題の映画が数多く参加し、映画の配給会社が買い付けを
行うなど商業的にも重要な意味を持つ映画祭として知られています。
15日、各賞の受賞作が発表され、園子温監督の映画
「地獄でなぜ悪い」が、3つの部門のうち
「ミッドナイト・マッドネス部門」で、観客の投票によって
選ばれる「ピープルズチョイス賞」を受賞しました。
この賞は映画祭の中で最高位に当たり、
「ミッドナイト・マッドネス部門」は、独特の世界観を
持つ作品に贈られます。
受賞した「地獄でなぜ悪い」は、暴力団の組長が
妻のために娘が主演する映画を製作しようと、
周囲を巻き込んで奮闘する姿を描いたコメディー映画です。
日本映画が「ピープルズチョイス賞」を受賞するのは、
北野武監督の映画「座頭市」が2003年に受賞して以来、
2度目となります。
======================
このニュースでは、映画予告の動画が少し流れたんですが、
「ヤクザ映画で、血みどろ」「友近が出演している」というのが
わかったんですが、私は、「ヤクザアゲ」の映画は嫌いでして、
しかも「血の海」みたいなのが映っていたので、
う~~ん、と思ってこの監督のこと調べてみました。
「う~ん」と思ったのには訳がありまして。
私は、以前、映画のビデオレンタルで社会派ものを
よく借りてた時期があったんですが、この時借りた
「カンヌ映画祭、〇〇賞受賞」という映画が、ことごとく
私にとってはNGものだったんです。
「何を言いたいのかわからない」とか「救いようがない」とか
そういうのばかりだったんです。
カンヌ映画祭で話題になった「ダンサー・イン・ザ・ダーク」も、
わざわざお正月に観に行ったのに、ものすごくドヨ~ンとした
気持ちになって帰ってきました。
「なんの救いもない映画」だったんです。
で、またその何年か後、「バベル」という映画を見に行ったのです。
これは、アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた!
と話題になった映画でした。
「アカデミー賞」だから、大丈夫だろうと思ったのが間違いでした。
この映画に関しては、更に、毎日新聞のとても重大な問題が
関わってきました。
★この「毎日新聞のwaiwai記事問題」は本当にとても重大な
問題でして。
以前、橋下関連ですが、記事を書いていますので、是非
皆さんにも読んでいただけたらと思います。↓
【橋下は安倍政権を潰すため、日本人の誇りを傷つけるために、「慰安婦」という言葉を出してきた。】
このような経過で、私は、もう「映画祭で賞を獲った」とか
「ノミネートされた」ということから、その映画を見ることは
やめました。
で、今回のトロント国際映画祭も「クセモノ」と思っています。
ただ、NHKがニュースで取り上げたのもあって、しかも
「血みどろヤクザ」。
コメディーとは言っていたが、それが気になったので
調べてみたんです。
う~~~~~~ん、この監督は、想像以上でした・・・・。
というか、「バベル」の時と同じくらいに、いや、それ以上に
日本にとっては「警戒せねば」と思うレベルです。
ちょっと今回は過激になりそうで怖いのですが・・。
★まずは、この監督のWIKIです。↓
【園子温 - Wikipedia】
今までの作品を追っていっても、私にはちょっと
「耐えられないだろうなレベル」です。
★この監督のインタビュー記事を読んでも危険度満載です。↓
【園子温 早稲田映画祭りトークショー 2010年12月22日 日活レポート 】
まず1つ「女優は脱げなくてはいけない」というのが、
僕の中ではあります。
日本には脱げない女優さんがいますが、
「何故脱げないのだろう?脱げないなら辞めればいいのにな」
という怒りがあるんですよね。
それは、カメラマンが「カメラが重い」と言っているようなもので、
「だったらカメラマン辞めなよ」と思うのと同じ感じです。
そういう意味では、あまり選択肢のない中で
探していかなくてはならないので、大変です。
これは日本映画界にとってよくないことですよね。
僕は、脱ぐシーンがなくても、いつも「脱げますか?」と
聴いて脅すんです。
脱ぐ脱がないは大した問題ではなく、そんなことでストップが
かかるなら、何故女優をやっているのかな?と思うだけです。
脱ぐ、脱がないなどと言ってるのは、日本独自の文化で、
韓国でもアメリカでも女優さんはさっさと脱いでいますからね。
世界的に見ると、それくらい小さな話なんです。
他にも、インタビュー記事がありました。↓
【『冷たい熱帯魚』 園子温監督 インタビュー|HMV ONLINE】
--- 「日本映画に救いのない映画が多い」と仰られていますが・・・。
その意味は癒しとか人生の応援歌みたいなのばっかりなので、
今の日本映画は逆に言うと、救いのない映画が少な過ぎる。
だから、もっと過激な、おもしろい映画をどんどん作るべき
ですよねということです。
この他にも、インタビューでは「小さい時から血に惹かれる」とか
異様な言葉が並ぶんですが、この監督の映画に対する
レビューなどを見ると、
「この泥臭い暴力は韓国映画だ。」
「園子温は新作を韓国で撮るといっている」
などというのもありました。
この監督、日本の女優さんのことを「脱がない」と
批判してますけど、私は、逆に日本の女優さんたちが、
そうしてしっかりと意志を貫いていることを逆にすごく
嬉しく思いましたね。
そもそも、このインタビューにある
「脱がない」と「カメラが重い」との比較って、
一体なんなんすか?って思うんですけどね。
だって例えにも何にもなってないじゃないですか。
逆に言えば、脱がせなきゃ映画が撮れないのかって
言いたいですね。
「表現力がない」って自ら言ってるのと同じじゃないかと
思いますけどね。
「はだしのゲン問題の時、「R指定」のことも調べてみたんですが、
その時に見つけたコラムの中で、「そうだよな~」と思う意見が
あったのでピックアップします。↓
【R指定映画の知られざる真実 (特別企画)】
【往年の映画人たちは今の映画に失望しているんだ】
最後だけど、この前ポール・ニューマンが引退するという
ニュースを見てびっくりした。
理由は
「ここ最近の映画の暴力描写とセックス描写に嫌気がさしたから」
だって。
ニューマンがそう思うのも無理ないよね。
だってほんとそうなんだもんね。
昔の映画のあのロマンスはどこにいったのやら。
俳優だったロナルド・レーガン元大統領も今の映画には
ご不満だったらしい。
淀川長治先生も
「もういい監督はロバート・ベントン一人だけになった」
といってたけど、今の映画全部を批判するような
言い方にも聞こえるよね。
僕もほんと【G】(=一般指定)の映画がもっと増えて欲しいと思うよ。
たぶん無理な話かな。
こうさせた真犯人は大衆なんだろうからね。
日本の女優さんたち、、あなた達の考え方は間違ってないよ!
脅しになんか負けないで、「脱がない」意思を貫いてね!頑張って!
と応援する気持ちになります、はい。
で、過去の映画も想像以上のエログロ満載のご様子の
この監督ですが・・・。
★NHKは、この監督を2011年と2012年の2度、
特集しているんですよね。↓
【「スタジオパークからこんにちは ゲスト」 園子温 |2011/12/20(火)放送 | TVでた蔵】
「スタジオパーク」ってお昼の番組ですよね。
この監督の過去の映画なんか追っていったら、
とんでもない番組になってしまったんじゃないでしょうか。
だって「エログロ」ですよ。
それも猟奇的な、異常なほどの。
こんなの昼間っから紹介していいんでしょうか、と思うんですが。
もう一つは、ETV特集です。↓
NHK【ETV特集】映画にできること 園子温と大震災 2012/9/30(日)夜10時、再放送:10/7(日)午前0時50分
ETV特集では、監督と、変な名前のアーティスト集団、
そして大澤真幸(おおさわまさち)という社会学者との、
対談があって、「大震災後の表現の可能性」について
語り合う、という構成だったようですが、このアーティスト集団も
社会学者も、調べてみれば、私には「何なの?いったい?」と
首を傾げる人たちでしかありません。
で、実は、この監督は、東日本大震災直後と
言ってもいい頃の映像を映画で使っているんだそうです。
「ヒミズ」という映画です。↓
【園子温、被災地での撮影への葛藤語り、海外メディアから質問集中!『ヒミズ』公式上映2011年9月6日 - シネマトゥデイ】
同作品は古谷実の同名コミックが原作で、
両親に見捨てられ、自滅に向かっていく15歳の
少年・住田(染谷)と、彼を救おうとする同級生の
茶沢(二階堂)の心の旅を描いた問題作。
撮影直前に東日本大震災が起こり、園監督が大幅に
脚本を書き換えたことが話題になっているが、
実際に宮城県石巻近辺の被災地で撮影を行っていた
ことも明らかになった。
梅川治男プロデューサーによると、撮影が行われたのは
クランクアップ日の今年5月下旬。
スタッフの中で津波被害に遭った方がおり、その家族の
協力を得て数時間、崩れた家や流された車が乱立する中で
カメラを回したという。
この映画のレビューを見ると、
【ヒミズ - Yahoo!映画】
意味不明に被災地の映像を組み込むところ、不快です。
不快です。
最初のシーン、ニュースで何度も見た津波後のガレキが
ずっと広がる福島の映像を見て、ものすごく腹が立ちました。
知人に、この映画は良いから見てくれと言われて
レンタルしてきたけど最初に震災のシーンから
始まったところで、苛立ち、早送りしました。
震災の映像を使って、海外にウケようとしたんだろうなと
いう印象しかありません。
知人にあらすじ聞かれた時の為に早送りしながら見ましたが
こんな映画見なきゃよかったと後悔しています。
この監督の映画は今後絶対に見ません。
監督側は後でなんとでも言えますからね。
でも、見る側は、原作も崩され、何のための被災地の
場面なのかも見抜いているわけで。
★そして、さらに翌年、「希望の国」という映画を制作します。
これが、NHKがETV特集を組んだ原因の一つですね。
レビューから拾ってみると。。↓
【希望の国 ユーザーレビュー - Yahoo!映画】
世界観は、実際に起きた福島の原発事故を踏襲。
あの出来事を経験して何年後くらいの設定だろうか・・・?
そう10何年も経っていないんだろう。
再び、
架空の町、長島県大葉町で、
福島と同様の事故が、
繰り返される。
なぜ?
情報を隠ぺいする“国”(日本政府)や電力会社を、再び責める?
というか、福島原発事故を経験している設定なのに、
日本は2回目の長島県事故でも同様に情報を隠すの?
「メディアの流す情報を信じてはいけない」
なぜ、改めてそのメッセージを強調する?
わざわざ映画で、そのメッセージを伝える必要ある?
妊娠をして、放射能を恐れて、
遠くの土地に逃げても、
地球上どこにも存在する微弱な放射線にも、
やっぱり病的に反応してしまう。
神経症を患ってしまった若妻。そして夫も。
放射能で汚染された土地に残り、
立ち退きを迫られて、
エンディングにはライフル銃を妻に向ける老夫。
これって衝撃ですか?
絶望的で、救いのないエンディング。
映画のタイトルは、「希望の国」なのに。
事故から半径20キロ範囲内を、立入禁止区域とするのに、
家の敷地をわざわざ断裂するように、
非常線を張るなんて、アリエナイだろ?
生活道路で区切った方が、効率的だし、非常線も張りやすいでしょ?
それが、普通の感覚だよね?
お役所仕事って、やっぱ正確に20キロとか、
後で「20キロじゃないじゃん!」って責められないようにだとか、
そんな本質をとらえていない仕事をするのかな?
そんなことが、一番気になっちゃったよ・・・
とほほ。
被災地に住んでいます。
見終わった感想は「何かいろいろ違う」。
被災地で現在も生活している人たち、今も避難中の人たちが、
この映画に共感できるでしょうか。
実際、何が表現したかったの?
福島の悲惨さ?日本の危うさ?命の尊さ?家族の愛?
どれも伝わりませんでした。
それと舞台が福島原発事故後の架空の土地だとするなら、
双葉や大熊を連想させる地名はやめてほしかったです。
作品の意図は、おそらく次の通りだろうと思う。
福島原発で懲りずに、他の原発を稼動させていた。
そうしたら、2つ目の原発事故が起こった。
もう、日本中どこに逃げても安全といえる場所は無い。
「希望の国」というタイトルとは裏腹に、日本は、
まったく希望の無い国になってしまった。
だからこそ、今のうちに全ての原発を廃炉にして、
2度と原発事故を起こしてはならない。
そう捕らえると、とてもメッセージ性の高い、
意味のある映画だ。
しかし、判りづらい。
判りづらい理由は次の通り。
架空の設定地「長島県」は「福島県」を思わせる。
雪景色、細雪、道路に横断幕型の看板、誰が見ても福島。
実際に被災地がロケ現場に使われたであろう。
見る人は、「この映画は福島のことを描いている。
しかし、直接、福島のことだと言うと、風評被害の
恐れがあるので、架空の場所にしたのだろう」と
勘違いしてしまう。
そして、判りづらいゆえに誤解を生む。
ラストシーンでは、どこに逃げてもガイガーカウンターが
鳴り、「愛があれば大丈夫」の言葉むなしく、希望が絶たれる。
映画を見た人の半数くらいは、福島原発の爆発1発で
日本国中が放射能に犯され、逃げるところは無い、
どうせ逃げ場所が無いのであれば、逃げても無駄、
という絶望感を抱く。
まるで中学生が書く小説のような、奇をてらった
無責任なストーリーにしか見えない。
いいシーンや、なるほど、と思わせる場面が
随所にあるのに、ストーリーの構成が弱いので、
監督の意図が伝わりづらい映画になった。
もったいない。
私なら、「長島県」ではなく「長山県」とし、
場所も関西か九州辺りを思わせる場所に設定する。
そして、福島原発が爆発してから10年後などと
設定を明らかにして、東北大震災とダブらないように
津波は発生せず、活断層の地すべりによる爆発、など、
福島とは明確に違うことをアッピールする。
書いているうちに思った。もしかしたら、監督は、
意図的に福島をダブらせようというスケベ根性を出して
墓穴を掘ったのか。
園監督の映画は好きだが、これだけは怒りしかない。
福島で何を見た?聞いた?
被災地の映像がそんなに美しいか?
どうか死なないでくれとなぜ言えない!
福島は地獄じゃない。ちゃんと生きてるんだよ。
普段なら楽しめる園演出が、今回だけは陳腐にしか感じない。
原発をただネタにしたとしか思えない。
県民の1人として、本当に腹が立った。
トークショーでは質問者と監督が云い合いになったようだが、当たり前だ。
この映画を福島の人間に見せられるのか?
この映画に涙する女性はそれこそ放射能恐怖症になっている
ノイローゼ的な人々であり、単細胞なだけだ。
被災者の本質を知っているわけではない。
被災者の一人としてあえて、云う。ふざけるな、と。
テレビの情報番組で伝えていること以上に、
何も描けていないこれは、
それでもテレビで「原発をやめさせる」「この国はダメだ」と
声高に園子温まさしくそのもの。
幼稚な正義感。
安易なヒューマニズム。
昔から彼の映画はそうだった。
急にもてはやされたことに違和感があったが、
この映画でようやくもとの鞘に戻ったか。
それにしても、
彼のその題材に選ばれてしまった福島。
これには怒りを感じざるを得ない。
1.アルツハイマーを精神病患者のように描く。
2.フクシマには迷惑な人しかいないのかのような描き方。
震災後、助け合った人たちには一切触れず、
フクシマで現実に起きた「嫌なこと」「嫌なニュース」
だけを興味本位にナガシマに挿入している。
3.その嫌なことの挿入の仕方が本当にとって付けただけで、
ストーリーには全然関係ない。
監督の性格がわかる。
4.最後は「愛」って?
なにそれ?
フクシマをバカにしている。
5.フクシマでの上映はされない。
監督が逃げているだけだ。
見せる気がないなら、偉そうに3・11を撮りましたなんて、
言っていただきたくはない。
以上、最低の映画。
「ヒミズ」のレビューも、「希望の国」のレビューも、
星印が少ないものを見ています。
星印の多いものは読んでいません。
私としては、そんなのには、最初から賛同できないからです。
「とほほ」と書いているレビューの人は、ここに引用した文の前に
「基本的に彼の作品には惹かれてしまう。」という内容のことが
書かれていて、むしろ園作品のファンの方なのです。
他のレビューでは、
「園監督から衝撃をとると何も残らないことが判明した。」
というのも印象的でした。
この映画は、まず「ドキュンタリー」ではないのですよね。
そして「ノンフィクション」でもない。
まだ収束していない、しかも1年しか経っていない時期に、
東日本大震災を完全にベースにして「フィクション」を
作っているというのが、もう、通常では信じられないところだと
思うんです。
こんなの許されるんでしょうか・・・。
他のレビューも読むと、要は、
「国のせいで日本がめちゃくちゃになったとの前提」
がこの映画にはあるようです。
上記に紹介した「ETV特集」紹介記事を読むと、
「昨年の2012年7月、福島県南相馬市の民家で、
完成したばかりのこの映画が上映された。」
と書かれています。
信じられません・・・。
NHKは
「その物語は、上映会に集まった南相馬の人たちが、
大震災後の1年あまりの間に体験してきたことと重なる。」
と書いていますが、NHKもこの監督も、被災者に
何を思わせるつもりだったのかは明らかだと思います。
ただただ「日本という国を恨む、憎む」、
それを植え付ける。
愛とかなんとか、そういうものではないんですよ。
現実に生きている人の前で、現実と倒錯した
「非現実ドラマ」を見せる。
無理やり追い詰めさせているようにしか思えません。
★最後に、この監督と日本ルーテル福音稔台教会牧師との
対談の動画があったのであげておきます。↓
▶ 映画「希望の国」「ヒミズ」「愛のむきだし」「地獄でなぜ悪い」の園子温監督と反原発牧師(「原子力行政を問い直す宗教者の会」 内藤新吾牧師)の居酒屋対談 PART1 前編 - YouTube2013/06/16
▶ 映画「希望の国」「ヒミズ」「愛のむきだし」「地獄でなぜ悪い」の園子温監督と反原発牧師(「原子力行政を問い直す宗教者の会」 内藤新吾牧師)の居酒屋対談 PART2
この日本ルーテル福音稔台教会、内藤新吾牧師は、
1961年兵庫県生まれ。
2011年3月まで日本福音ルーテル掛川・菊川教会(静岡県)で
牧師を務め、同時に浜岡原発の反対運動に携わる。
現在は同稔台教会(千葉県松戸市)に勤務。
「原子力行政を問い直す宗教者の会」事務局4人の1人。
そして宗教者9条の会メンバー。です。
園監督は、この対談で、
2004年10月のイラク日本人殺害事件
(2004年4月イラク日本人人質事件後に続いて起こった事件)
を取り上げて当時の政府を猛烈に批判しています。
しかし、どの言葉よりも
「なんで日本に生まれちゃったんだろうなぁ」
という言葉に驚きました。
日本への憎しみがすごすぎます・・。
動画、最後まで見ること出来ませんでした・・。
NHKは何故このような監督を持ち上げる?
NHKは何故、この「希望の国」などという題名とは全く違う、
「希望のカケラもない」ただただ「日本を憎む」だけの、
この映画の内容を知っていながら、特集などをして
加担するのか。
特集を組むに値する人間であるのか、この監督が。
映画「バベル」の内容も、日本の女性を貶めるような
映画でした。
映画のストーリーにそれほど関係のない聾唖の
日本人女子高生の異常な行動。
物語の「カギ」となるライフル銃を最初に持っていたのは
役所広司演じる女子高生の父親でした。
そのことも不可解でした。
映画の「イメージを植え付ける力」は計り知れないです。
たとえ、フィクションでも、ドキュメンタリー・タッチであれば尚更、
強烈に植え付けられます。
ブラッド・ピット主演映画でしたが、この映画の監督は、
確実に日本の女性のイメージを毎日新聞の英語版
WEBサイト「waiwai」記事から植え付けられてしまっていたと
思います。
そして、それが映画によって、更に広められてしまった。
園子温という監督は、ただのエログロ監督ではないです。
その映画制作の根底には「日本への憎しみ」が
埋め込まれているということです。
今回の賞は、「観客賞」だといいます。
カナダのトロントは、今、どういった街なのでしょうか・・。
映画という媒体は、「プロパガンダ」に最も利用されます。
これを、特に日本人が日本の中からすることは、
そこにものすごく安易な「納得」が生まれてしまうのが恐ろしいです。
「日本人が言ってるんだからそうなんだろうな」
という感覚です。
よくアメリカに見られる「権力者批判」だけではなくて、
「日本人そのもの」を貶めるのが非常に危険なんです。
この監督は、それをやっています。
「日本の全否定」です。
だからこの監督が賞をとることなど、喜べるはずもありません。
NHKは喜んでいましたが。
日本を内側から壊す人達がいるんです、
NHKも加担しています。
危険な連中です。
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