6月末頃だったか、テレビで「サザン復活!」と一斉に
どの局も取り上げていたのを見ました。
コンサート・ツアー出来るくらいにまで回復したんだ、そうか。
よかったよかった。
そんな感じで見ていました。
テレビで新曲が流れました。
「ピースとハイライト」。
タバコ?
いや、歌詞聞くと「平和の~」とか言ってる。
あぁ、メッセージソングか・・。ダイレクトに「平和」かぁ。
あぁ、またか。もう嫌なんだよ、こういうの・・・。
正直そう思った。
私は、記事でもずっと書いてるけれど、拉致事件を11年前に
知ってから、
「平和」「人権」「平等」を軽々と口にする人たちを
信用しなくなりました。
それを叫んでいた連中ほど、拉致問題をなかったコトにし、
拉致被害者をないがしろにし続けていたからです。そういう現実を知り、そういう真実を知ったからです。
終戦記念日に、必ずといっていいほど流される、あからさまな
「反戦ドラマ」は、それまではよく見ていたけれど、全く見る気が
しなくなりました。
カルデロン一家の不法入国問題がひとしきり話題になった後、
嵐の松本潤主演のドラマがTBSであったのだけど、番組宣伝や
ネットでの情報を見るとまるでカルデロン一家のフォローを
しているようで
「プロパガンダ的」だと思って見るのをやめました。
音楽もそう。
「脱原発」とか、うんざりです。
だから、「ピース」「平和」という言葉を聴いた時、あぁ・・・、と
がっくりきてしまった。
その後もこの曲をプッシュしてくるマスコミ。
CMも何度も流れていました。
まぁ、仕方がない・・、と聞き流していました。
でも、昨日、政治関連のツイートを見てたら、「サザン」が
引っかかってきました。
なんだ?と思って読むと、サザンの新曲のプロモーションビデオに
ついて何件か書かれていました。↓
★サザンの新曲、ピースとハイライト、良い曲や。
天才達はこぞって平和を訴えてるみたいやで、安倍さんよ。
★サザンの新曲聴いて下さい。名曲です。反戦歌です。
安倍や石原、橋下に聴かせたい
★サザンの新曲「ピースとハイライト」は、中韓嫌い、
ネットが正しい、マスゴミなんか信じないを
お題目に唱える安倍教の皆様には嫌われている
みたいですね
★ピースとハイライトをご存じですか。タバコではありません。
ピースはもちろん平和。
ハイライトには歴史という意味も。
サザンが歌う愛の歌。
安倍ちゃんにも聞こえますか
動画リンクも貼られていたので、PVを見てみました。↓
★youtube版 オフィシャルより↓
【サザンオールスターズ/ピースとハイライト 】呆然・・。心底吐き気がする・・。
桑田さん本人はどんなつもりで作ったのか。
【サザン、5年ぶり活動再開!8・7新曲「ピースとハイライト」】まずは8月7日、「ピースとハイライト」をリリースする。
08年8月6日に発売した「I AM YOUR SINGER」以来の新曲発表。
活動再開を祝うかのようなブラスの音が鳴り響くイントロ、
誰もが「これがサザンだ!!」と思えるようなポップな曲調に
なっているという。
歌詞は現代の世界情勢、
特に日本を取り巻く近隣諸国の問題に目を向け
平和への願いをテーマにしたそうだ。
「平和への願いをテーマ」。
それだけならよかったのに。
100歩譲って。
そして、さらに1000歩譲って、曲だけなら、本当にまだ
救いようがあったのに。
音楽や小説は、映像化するまでは、あくまで読み手、聴き手が
自分の思うところに想像を持っていくことが出来る。
でも、それが映像化されると、またそれによってより具体化
されてしまうと、もうそれまでの「想像」は自由がなくなる。
映像によってイメージも含め、ある程度まで固定化されてしまう。
このことは、小説が映像化、映画化されてがっかりした経験を
持つ人も多いと思うので理解してもらえると思います。
映像というのはそれ程にインパクトが強い。
そして作り手の意図を強烈に打ち出す威力がある。
だから、
サザンには、あんなPVは決して作ってほしくなかった。曲を聴くだけでも「不安」があったのに。
マスコミに利用されるのではないか。
それこそ、昨日書いた記事での
「選挙フェス」や
「ROCK THE VOTE」で
サザンが利用されたら、と思うと恐ろしい。↓
【「選挙フェス」「ROCK THE VOTE」が生みかねない3年後の「第二のオウムの危険」 】本人たちが、もし、そのつもりでなくても、利用されかねない。
利用なんて簡単にできる。
三宅洋平がサザンと握手をしている写真を流せば、そして、
この曲を流せば、PVを流せば、
あっという間に百万単位の「世論形成」ができてしまう。マスコミも取り上げて利用する。
マスコミはそもそもが反日。
別に選挙活動でなくても成り立ってしまうんです。
コンサートなど「格好の場」になってしまうんです。
そう、あっという間に「憲法9条を守ろう!」まで
一気にいってしまうのです。
「世界平和」。ミュージシャンが音楽で最も多く語るものは「愛」ですからね。
理解はできます。一応。
でも、それを超えたら、今度は、何の主張が出てきますか?
歌で、そこを超えたら、
超えたところにあるのは「プロパガンダ」です。しかもその「プロパガンダ」が異常な方向へと導くものであったならば、
どうなってしまうのか。「プロパガンダ」とは、
特定の思想によって個人や集団に影響を与え、
その行動を意図した方向へ仕向けようとする宣伝活動の総称。
特に、政治的意図をもつ宣伝活動をさすことが多い。
辞書には、こう書かれています。
主に、独裁者、共産主義国が好んで使う手法です。
カルト宗教もそうです。今の日本のマスコミはずっとこの「プロパガンダ」を
行なっています。各局とも方向は全て同じ方向です。
国家予算がつく「公共放送」のNHKもです。
映像の力はとてつもなく大きい。
しかも、垂れ流し的なテレビは特に。
そして次に大きいのは有名ミュージシャン、文化人ら。
サザンは「影響力」が余りにも大きすぎる。
「破壊力」がありすぎる。「世界平和」、歌ってもいいです。
でも、現実はそんな簡単なものではない。
寧ろ、そういうキレイ事を声高に叫ぶ連中こそが、その言葉を
隠れ蓑にして、ケダモノと化している。
そういう現実がある。
「人民解放軍」「人民共和国」・・。
共産国、独裁国が使ってる言葉がこれなんです。
これが現実です。
中国は、私達の力の及ばぬ所で、猛威を振るっています。
チベットを見て下さい。
東トルキスタンを見て下さい。
チベット自治区。新疆ウイグル自治区。
今でも続いている厳しい現実を見て下さい。
フィリピンもベトナムも、そして台湾も、
中国から自国を守るために必死です。
日本の沖縄が、中国になってしまってもいいのですか?
「平和」を訴える歌を歌っていても、現実の彼らは領海を、
領土を狙ってきています。
ケダモノなんです。
我が家があります。
でも鍵は掛けません。
来る者は拒まず。
これで我が家が守れると思いますか?
平和の歌をうたうだけで守れますか?
強盗が突然押し入ってきて、我が子が人質にされそうに
なったらどうしますか?
強盗を傷つけてでも、果ては殺すことになってしまっても
我が子を守ろうとしないですか?
仲良くしたいと思ってても相手が無理難題ふっかけてきて、
やれ、カネよこせ!、やれ、弁当買ってこい!
服を脱がされ、叩かれ、うちのめされても、
手を出さずに、声を上げずに、言いなりにならなければ
いけないのですか?
「話をしようよ、仲良くしようよ」
この言葉がそんな相手に伝わると思いますか?
こんな一方的な、正当な理由も何もない、
ただただ相手の身勝手で卑怯で正義も何もない
力ずくの欲望に従えというのですか?
奴隷じゃないですか、それって。
人の所有地に突然入り込んできて、勝手に線を引いて、
「これからはオレの土地だ!」と叫び出し、土地を乗っ取り、
違法でもなんでもなく当たり前に普通にそこで働いていた
人たちまで何人も捕まえて、長い間監禁し、なぶり殺しにする。
こんな人非人と仲良く出来るのですか?
人の家に入ってきて、我が子を誘拐し、
船で見知らぬ国へ連行する。
我が子は真っ暗な船倉の中で、
両手の爪で壁をかきむしりながら「お母さん」と泣き叫び、
自由を奪われた異国の地にいる。
何年も何十年も我が家に戻ってこれないまま・・。
そして犯人たちは、のうのうと我が家のある国に住んでいる・・・。
それをそのままにされて、仲良くなんて出来ますか?
これを、日本の「お隣の国々」は現実にやっているんです。
仲良く出来るんですか?こんなんで。
日本は、台湾を始め、その他のアジア諸国とは、
友好関係を深め、協力しあっています。
ちゃんと話し合える国々とはちゃんとうまくやっています。
マスコミがバカの一つ覚えのように「アジアで孤立」「世界で孤立」
などと言っていますが、孤立なんか全くしていません。
サザンのプロモーションビデオ。
戦隊ゴレンジャーが出てくる。
子供たちが喜ぶ正義の味方ですよね。
弱いものイジメをする悪をやっつける勇気を持った人たち
ですよね。
スーツ姿でオバマと中国の習近平の大人二人が喧嘩を
している。
そこへ、戦隊レンジャーのお面をかぶってサザンのメンバーが
やってくる。
次の場面は韓国の大統領パク・クネと安倍総理の
お面をかぶった子供二人。
ランドセルを背負ったこの二人の小学生が喧嘩をしている。
そこに居合わせたサザンのメンバーが戦隊レンジャーの
お面をかぶって・・・。
戦隊ヒーローに変身したメンバーがそれぞれを仲直りさせて、
オバマと習近平は握手。
安倍総理はパク・クネに手を引かれて一緒に歩いてく。
安倍総理が何故パク・クネと喧嘩をしているんですか?
安倍総理は喧嘩などしていませんが。
ちゃんといつでもこちらのドアを開けていますが。
何故小学生なんですか?
安倍総理は子どもじみたことなど全くやっていませんが。
何故手をひかれてるんですか?
私達には誇りも何もないのですか?
実社会でもキレイ事の言葉で塗り固めれば固めるほど、
本当の「イジメ」は凶悪化していきます。
「本当にえげつないイジメ」は、「仲良くしよう」などという
言葉など吹っ飛ぶような状況であることは皆さんわかって
いるはずです。
どうしてもその言葉が届かない人間がいるんです。世の中には。
その時、「キレイ事」を言えば言うほど、被害生徒を助けることは
できなくなる。
「殺される」か「自殺」に至る可能性は非常に大きくなるんです。
「正義のない異常な暴力」に、「ただの正義感」だけでは被害者を
救えません。
「強い正義」がなければ救えません。
戦隊ゴレンジャーは、「仲良くしようよ」と「悪」を説得するんですか?
そもそも出来るんですか?
それが出来ない「悪」だから、それが通じない「悪」だから、
だから、命をかけて戦うのではないんですか?
体を張って「悪」から、みんなを守るんじゃないんですか?
よく政治を「風刺」するマンガとかあります。
米国などよく見かけます。
今回も同じだ、という人がいるかもしれない。
でも、米国と日本では政治事情が全く違います。
米国は、民主党と共和党の2大政党があるけれど、どちらに政権が
転んでも、米国の国益を第一に考えて進められます。
まずは、「米国のため」。
そして米国は共産主義は絶対的に相容れない。
でも日本は違うんです。
日本は、「日本のため」ではない政党が多すぎる。
加えてマスコミが反日で、公平な報道をしない状況下では、
「風刺」はそのまま「プロパガンダ」として利用され、成り立って
しまうんです。
サザンは、新曲で「地球」と書いて「ふるさと」と歌っている。
有り得ないんです。
あなたのふるさとはどこですか?
そう聞かれて「地球」と答えますか?
「地球市民」。
これも同じです。
私たちは「日本国民」なんです。
外国でも私という人間はまず「日本人」から認識がスタートします。
外国で、「地球市民」なんて通用しません。
外国で事故に巻き込まれた時、私達が頼るのは日本国です。
外国に行けるのも日本国というパスポートがあるから。
日本に、自分の故郷に帰ることが出来るのは、日本国に
守られているからです。
金美齢さんも仰っていますが、日本のパスポートは外国人が
一番欲しがるものだそうです。
どこにだって、スムーズに入国を許可してもらえるからです。
なぜか?
今までの日本の父母世代、祖父母世代・・・と続く私達の祖先が
みな、真面目にやってきたからに他なりません。
過去の日本人が認められている
からこそ、信頼を持たれているからこそ、
菊のご紋の日本国のパスポートは通用するんです。日本の国旗は日の丸です。
日の丸に☓を付け、踏みつけ、燃やし、日本の総理の顔写真を焼く・・・。
許されますか?
ありえませんよ、こんなの。
私達はここまで、誇りを傷つけられても「仲良くしよう」と
こちらから言うのですか?
しかも日本には、これを行った国会議員が実際にいました。
一人は先日の参院選で落選しましたが、やりかねない議員は
まだいます。
カネをせびられるまま、こちらがカネを渡してしまえば、相手は
ますますエスカレートする。
自殺に追い込まれるような陰湿ないじめでよく見られるものですが、
隣国はこれを実際に日本に対して何度も行なってきています。
こんなこと続けさせられて、そのままでいいとお思いですか?
「世界平和」を歌をうたうのは構いません。
だけどそこに、「本当の厳しい現実」を無視した「架空の現実」を
同居させるべきではないんです。
今回の曲は、それ自体にも、はっきり言ってそこに引っかかるものが
大いにあります。
なのに、さらに、プロモーションビデオではっきりと「架空の現実」を
作るのは勘弁してほしい。
これは本当に「プロパガンダ」でしかありません。
そして、今の日本ではあまりにも危険すぎます。
私たちは、厳しい現実や上手くいかない現実から、一瞬でも心が
開放されたいと思って音楽を聴くことが多いと思います。
頑張る歌、慰めの歌、少しでも楽しい気分にさせてくれる歌、
同調してくれる歌、希望の歌・・。
でも、そこに「プロパガンダ」が入ってしまえば終わりなんです。
現実に引き戻されてしまうじゃないですか。
そして、上で紹介したツイートでも分かる通り、
もうこの曲は、「プロパガンダ」になってしまって
いるんですよ。読むだけで吐き気がする・・。
サザンがもし本当に、この結果を「望みどおりだ」と思っているならば、
この国の病理を思わずにはいられません。戦後教育はやっぱり完全に間違っていた。
その「確信」がここに出た。そういうことです。
4年前と6年前、真っ当な政治家が反日マスコミの狂った煽動報道によって、
潰されました。
一人は命も失った。
彼らは日本を懸命に守っていたんですよ、本当に・・。
私は、サザン、若い頃はよく聴いてました。
高校生の時、「勝手にシンドバット」がラジオから流れてきて、
「なにこれ!?」とビックリしました。
でも面白い。そう思いました。
ラジオから同じくよく流れていたオフコースの「愛を止めないで」と
一緒によく聴いていたんですよ、本当に。
その後の「いとしのエリー」。
こんなバラード作るんだ、凄いなぁ、この人達、そう思いました。
歌番組を聴きながら一緒によく口ずさんでいました。
原坊の「私はピアノ」。
最初は高田みづえのほうがいいなと思ってたけど、次第に
原坊の歌うのもいいなぁと思うようになった。
というか、だんだん原坊のほうが良くなった。
サザンのアルバムで唯一買った「ステレオ太陽族」。
ほんとに古いですけど。
「真夏の果実」も「涙のキッス」も私は好きですよ。
昔は本当に結構聴いてたんです。
だから、余計に思うんですよ。
こんな方向に行って欲しくなかった!
こんなPV作るのなら、こんな曲を作って欲しくなかった!
「愛」を超えて「プロパガンダ」になってしまえば、もう、
その歌は心になんか響かない。
これが「現実」なんです。
何度でも言います・・・。
「北朝鮮拉致事件」という国家犯罪。
私は、こんなことが日本で、自分がのほほんと生きていた、
この「平和」なはずの日本の中で、見えないところで起こっていたなんて、
考えたこともなかったし、全く思ってもいなかった。
11年前まで。
でも、これが「現実」なんです。
日本人が抹消された・・・。
これが今も続く「日本の現実」なんです!
- 関連記事
-