マスコミの異常さが日増しに酷くなってきていて、精神的に参って
います・・。
先に、フィギュアの件をもう一度書きたいと思います。
(と思いながら、ちまちまと書いていましたが、なかなか思うように
進まずズルズルと1か月経ってしまいました・・。<(_ _)>)
その前に、サッカー日本代表のハリル監督の解任。
自分としては結構ショックを受けています。
4年前に起きたことは、また繰り返されてしまったんじゃないかと、
やっぱり最初に思いました。
目が覚めて思うこといろいろ @megasametaro 2018年4月12日
日本代表の試合を見る度に我が家で出てた意見を代弁してくれたのが
清水氏のコラム。
W杯に向けて、何となく自分の中で嫌だなと思うのは、日本代表を心から
応援することが出来るかな・・ということ。
勝っても負けても、複雑な気持ちになりそうなのが凄く嫌だなと思う。😔
清水氏のコラムはこちらです。👇
是非、読んで頂きたいと思います。
とにかく忍耐強く色んな選手たちを試してくれてたハリル監督の
方針は我が家でも応援していたので、残念で残念で仕方が
ありません。
そして、同時に思ったのがこのことです。👇
目が覚めて思うこといろいろ @megasametaro 2018年4月12日
W杯直前とも言える時期での ハリル監督の解任。
こんなことを許してしまうと、どうしてもW杯に出たいが、
このままでは代表選考で選ばれないと焦燥感を募らせた選手や
その関係者が監督解任という手段を使って「代表選考の選手を変える」
という事だって出来てしまうのではないか。
ふとそんな事を思った。
今回の件で、自分が最も虚しく、また不安に感じるのは、
再び
日本の選手を素直に応援出来なくなってしまうかもしれない、
ということなんです。
勝っても、心から喜べないかもしれない。
負けても、残念だと思わないかもしれない。
それが最も嫌なんです。
これは、まさしく平昌五輪のフィギュアスケートで感じたことなんです。
前回、前々回と羽生選手のことを取り上げました。
★羽生選手のインタビューや記者会見を聴いて「腑に落ちない」と
感じるのは何故なのか。(その1)
2018/03/05http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-1563.html★羽生選手のインタビューや記者会見を聴いて「腑に落ちない」と
感じるのは何故なのか。(その2)
何故、フリー演技終了直後に「あの時点で勝利を確信していた」と
思えるのか。帰国後の記者会見で語った不可解な発言に疑問。
2018/03/14http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-1566.html※2つの記事とも、頂いたコメントがどれも皆、ものすごく的を得たコメント
ばかりで、とにかくコメント欄が充実してますので、是非皆さんのコメントも
読んで頂けたらと思います。(*^_^*)
コメント下さった、皆さん、遅ればせながら本当に有難うございます。
<(_ _)>
(その後、ロクに中身も読んでない「レッテル貼り」のコメントも
投げ込まれてしまいましたが・・。)(´;ω;`)
記事を書いて暫くして、ツイッターで、以下のツイートが流れてきました。👇
内村航平選手と羽生選手が並べられている動画。
平昌五輪に関するオリンピックのアカウントは、何度も繰り返し
羽生選手の動画を貼り付けていまして、それが流れてくるたび
スルーしてたんですけど、今回は内村選手の動画と共に流れて
いたので観てみたんですが、やっぱり自分が内村選手に対して
持っている「素晴らしい選手」「尊敬する選手」という思いと
同じものを、今はもう私は羽生選手には持つことができないで
いますから、内村選手とは並べて欲しくない。
そう率直に思いました。
4年前のソチ五輪の時には、そんなこと露程も思わなかったでしょうけど・・。
でも、この動画を見た後、内村選手のアカウントも観てみると、
彼はこのツイートをRTし、固定ツイートされてはいなかったとは
思いますが、しばらくその位置(ホームのトップ)にありました。
内村選手も怪我をしていた訳ですから、当然、自身と重ね合わせて
いるんだろうなと思いました。
平昌五輪が始まる前の内村選手のインタビューでもありましたよね、
羽生選手に関すること。👇
http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20180201-OHT1T50283.html【内村航平が羽生結弦の五輪連覇に期待
「同じあたりをけがして、痛みとかも分かる」】
(スポーツ報知 2018年2月1日)より抜粋
内村はこの日、都内で練習公開後に取材に対応。
目前に迫った平昌に話題が及ぶと「注目は羽生君」と切り出した。
内村は、昨年10月の世界体操(モントリオール)で左足首を負傷。
それを踏まえ、右足首のけがから五輪での復活を目指すフィギュア界の
エースに対し、内村ならではのエールを送った。
「僕もたぶん同じあたりをけが(羽生は右足首)して、
痛みとかも分かる。
同じ採点競技だし、つらさを考えると…。
連覇できる立場にあるなら、確実にしてほしい。
この状態で連覇したらカッコよすぎる」。
自身もロンドン、リオと個人総合でV2を飾った者として、
その厳しさ、重圧を肌で知っている。
「最後は気持ちの強い人が勝つ。それしかないかな」
と、メンタルこそがカギと指摘した。
内村選手は、恐らくは、
「羽生選手が自分と同じような怪我を乗り越えて金メダルを獲った。
自分もそれに続こう。」
という思いで、このTWをRTしたんだろうなと。
誰もがそう思うと思います。
しかし、ちょうど、このツイートを見た直後から、内村選手の直近の
情報に注目していると、以下の報道が流れました。👇
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180323/k10011376101000.html【体操 けがから復帰の内村 W杯全種目で予選敗退】
(NHK 2018年3月23日)
左足首のけがでおよそ半年ぶりの試合となる種目別のワールドカップに
出場している体操の内村航平選手は、22日、得意の「鉄棒」などの種目に
出場したもののいずれも決勝進出を逃し、出場した4種目すべてで予選敗退と
なりました。
内村選手は去年10月にカナダで開催された世界選手権の「跳馬」で
着地の際に左足首のじん帯を痛めて、リハビリに取り組むとともに
大会への出場を見送っていました。
内村選手はカタールで開幕した種目別のワールドカップでおよそ
半年ぶりとなる試合に臨み、21日に行われた「あん馬」と「つり輪」の
予選では左足首のけがを感じさせない演技を見せたものの、落下する
ミスなどで決勝に進めませんでした。
22日は得意の「跳馬」と「鉄棒」に出場しましたが、「跳馬」では難度を
落とした技で挑んで14.100の得点で9位、「鉄棒」も本来のキレのある
演技を見せることができず、13.433で10位に終わって決勝進出は
なりませんでした。
この結果、内村選手の復帰戦は4種目すべて予選敗退となりました。
内村選手は、来月東京で行われる、自身が10連覇をしている個人総合の
全日本選手権に向けて調整を進める予定で、本来の演技をどこまで
取り戻せるかが課題になります。
本当に現実は厳しい。
選手にとって「怪我」というものは、精神論で済むものではない。
これ程に厳しいのだ・・。内村選手が見せた「現実」。
本当は、本人が最も見せたくなかったであろう「現実」。
選手たちにとって「怪我」を克服することはどれだけ大変な
ことであるのか・・。
内村選手のように、今まで輝かしい戦績を残してきた、
とてつもなく強い選手でさえ。
前々回のブログ記事で取り上げた羽生選手の2連覇後の記者会見の
中で、松岡修造さんも質問で、こう話していました。👇
その時の羽生選手の答えも再掲します。
(松岡修造)
正直、僕も同じケガをしたので、申し訳ないですけど
僕は無理だと思ってたんです。
でも自分と向き合ったとき、無理じゃないかって絶対に疑った時期って
あったと思います。
そこ、どうやって乗り越えました?
【羽生】
ん~~~、ふふふ、なんですかね・・。
特に戻って来れるか戻って来れないか考えてなかったです。
確かに最初に怪我をしてしまって、え~~・・、ホントはNHK杯の時に
痛み止めを打ってでも出ようと思っていたんですけれども、
まだ足首が動かなくなってしまったので、痛みどころじゃなくて。
それから、こうやって2か月経って、滑るにあたっても、やはり
なかなか難しいものがあったりもして、これは治るんだろうかと考えた
時期もたくさんあったんですけども。
でも、まぁ、実際こうやって滑れてますし。
うん、それが全てだと思います。
松岡氏は経験上、「無理だ」と明確に言っていました。
それは「精神論」を振りかざしても無理だ、という事なんだと思います。
この松岡修造さんの質問があった後、通訳が松岡さんの質問を
訳している間、羽生選手は、一度天井を見上げ、その後、何か
苦笑するような感じで答え始めていました。
松岡さんが選手時代に感じた苦しさや、「無理だ!」というような
絶望感なんて、これっぽっちっもなくて、逆に答えに窮している
ような感じに見えました。
(※これは、貼り付けてある「NHK:2月13日の記者会見動画」の
14分辺りから見てもらえばわかります。👇)
http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-1563.html「怪我」の重さそのものが、松岡修造さんとは全く違うものだから、
そうなってしまうんだろうなと。
そうとしか思えませんでした。
そもそも羽生選手は、コーチのオーサーから
「練習で4回転ルッツを飛ぶな」
「本番と練習は氷の状況が違うからやめておけ」
と口を酸っぱくして言われていたのを守らずに、怪我をしたわけです。
その「怪我をした」ということにさえ、疑念を感じざるを得ないのは、
記者会見での発言も、また金メダル2連覇達成後の五輪エキシビジョンの
練習を見ていても、「怪我」で現在進行形で苦しんでいるとは
とても思えないと感じるからです。
羽生選手の「大怪我を乗り越えての五輪2連覇」。
実際には、詳細がまるで分らなかったはずの「怪我の状況」が、
いつのまにか、というか、羽生選手が五輪でSPを滑っている時に、
急に実況が「大怪我」と繰り返し叫び始めて、私もビックリした
わけですが・・。
羽生選手の「大怪我を乗り越えて短期間で五輪2連覇をやってのけた」
という美談は、怪我をした他の選手たちにとって、今後どのような
影響が出るんだろうと。
何か、上手くいかなかったときに、
「それを乗り越えられなかった自分は、弱いんだ」
とか、そういったネガティブな方向へと行ってしまうかもしれない。
いや、本人だけでなく、周囲や、あまりスポーツ経験のない一般国民の
中でも、そんな風に捉える人たちも出て来るのではないかと思って
しまいます。
「羽生選手はちゃんと結果を残したのに」という、典型的な「比較」による
評価であり、しかもこれが「スタンダード」となってしまう・・。
内村選手の、予選落ち後の記事からです。👇
http://www.sanspo.com/sports/news/20180323/gym18032301030002-n1.html(2018年3月23日 サンスポより)
内村航平
何しに来たんだろうというか、手応えも何も感じられなかった試合だった。
気持ちが上がりきらなかった。
ここまでくると笑うしかない。
うん・・。
内村選手の言葉からは、「気持ちが乗り越えられなかった」とか
「精神的に弱かった」とか、そういう方向から自分を責めている
ような感じを自分は受けました。
精神面でもっと強ければ、乗り越えられたはず。
そんな風に思っているのではと。
でも、それって、そんなに簡単なことなんでしょうか。
また、殊更にそう思ってしまうのは、やはり羽生選手のことも
影響しているのではないでしょうか。
内村選手の怪我について、もう一度確認したいと思います。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017100400265&g=spo【内村は全治2~3週間=左足首靱帯の不全断裂-世界体操】
(時事通信 2017年10月4日)
日本体操協会は3日、カナダ・モントリオールで行われている世界選手権の
男子予選で左足首を負傷した内村航平(リンガーハット)が現地の病院で
検査を同日受け、前距腓靱帯(ぜんきょひじんたい)の不全断裂で
全治2~3週間と診断されたと発表した。
骨に異常はなく、手術などは受けずに患部を固定して回復に努める。
(以下略)
平行棒の演技を終え、トレーナーと左足の状態を確かめる内村航平選手
(写真:YUTAKA/アフロスポーツ 2017/10/3より)本当に辛そうですね、内村選手・・。
内村選手の怪我の箇所、前距腓靱帯不全断裂も「足関節(足首)捻挫」の
部類に入るという事ですね。👇
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprain_of_ankle.html【足関節捻挫】
(日本整形外科学会)HPより
■症状
足関節(足首)捻挫のほとんどは、足関節を内側に捻って生じます。
足関節外側の靭帯(前距腓靱帯)が損傷します。
外くるぶし(外果)の前や下に痛みがあり、腫れます。
また、外くるぶしの前や下を押さえると、痛みます。
■原因と病態
スポーツなどのほかに、歩行時でも段差などで生じることがあります。
捻挫とは、関節にかかる外力により非生理的運動が生じ、関節を
支持している靭帯や関節包が損傷することです。
足関節では図1の前距腓靱帯が損傷されることが最も多い病態です。
靭帯の損傷程度によって、捻挫の程度を三つに分けています。
靭帯が伸びる程度の損傷を1度捻挫、
靭帯の一部が切れるものを2度捻挫、
靭帯が完全に切れるものを3度捻挫、
と定義しています。
★図1

■診断
足をひねったという訴えがあり、外くるぶし(外果)の前や下に
圧痛(押すと痛む)があり、腫れがあれば、診断がつきます。
X線(レントゲン)写真で、骨折の有無を確認します。
靱帯損傷が高度の場合には、ストレスをかけてX線写真を撮影します。
■予防と治療
1度捻挫と2度捻挫では、応急処置の基本と同様にRICE処置を
おこないます。
3度捻挫では、RICE処置をおこない、さらに2~3週間の固定を
することがあります。
また稀に、不安定性の強いものには、手術をおこなうこともあります。
結局「ねん挫」と言っても、ピンからキリまであるという事です。
今更ですが。
羽生選手の怪我は・・・本当にわかりません。
何が何だか。
本人だって、「わからない」みたいなこと言ってましたよね。
今の医学でそんなことあるのか?と思いますけど。
でもそれが、いつの間にか「大怪我」になっていたわけです。
内村選手は今年初めから、ナショナルトレセンで練習を始めたそうです。👇
https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK20220_S8A100C1000000/【体操の内村「やりたいことできる1年に」 3月W杯で復帰へ】
(日本経済新聞 2018年1月2日)
体操男子個人総合の2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪
金メダリストで左足首故障からの復帰を目指す内村航平(リンガーハット)が
2日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで始動し
「昨年はやりたいことが全然できなかったので、今年は自分のやりたいことを
できる1年にしたい」
と抱負を語った。
昨年10月の世界選手権では予選の跳馬で負傷して途中棄権し、個人総合
7連覇を逃した。
今年初練習では6種目全ての器具を使って約1時間、軽めに調整し
「痛みはちょっとあるけど、もう少しやっていけば違和感もなくできてくる」
と話した。
種目別で争うワールドカップ(W杯)カタール大会(3月21~24日・ドーハ)で
復帰する予定。
7日からは「着地を含めて一段階上げたい」とオーストラリアの
ブリスベンで約10日間の合宿を行う。
団体総合3位以内で20年東京五輪の出場枠獲得が決まる
世界選手権(10~11月・ドーハ)代表入りを目標に挙げ
「ミスのない自分らしい演技を世界の舞台でできるよう構成を固めていきたい」
と力を込めた。
ナショナルトレセンで練習開始という事は、恐らくは怪我のサポートは
お隣の国立スポーツ科学センター(JISS)でやってきたのだと思います。
このJISSやナショナルトレーニングセンターのことは、今までも
ブログで取り上げてきましたし、ツイッターでも何度も書いてきましたが、
特に参考として是非下記ブログ記事を読んでもらえたらと思います。👇
★内田選手、長谷部選手が共にリハビリを行った
「国立スポーツ科学センター」について知ってほしいこと。
2014/06/07http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-389.html私は、羽生選手の記者会見を聴いて、不思議で仕方がなかったんです。
何故、日本のスポーツ医学が結集された国立スポーツ科学センターで
怪我の対応をしてこなかったのかと。
ツイートでも巻きました。👇
目が覚めて思うこといろいろ @megasametaro 2018年3月6日
>はっきり言って状態がよくわからない
羽生選手はこう言ってた。
「ハコモノは悪」では到底出来なかった施設の一例として
私は何度も東京にある国立スポーツ科学センター(JISS)を
紹介してきたけど、なぜ彼はJISSに行かなかったんだろうかと・・。
羽生選手の言葉から、恐らく、JISSでのサポートを受けていないんだなと
思った自分は、偶然、フィギュア関連のツイッターでナショナルトレセンに
関わる話が出ていたので、繰り返しツイートしました。↓
目が覚めて思うこといろいろ @megasametaro 2018年3月21日
ついでに言うと羽生選手はケガをした時、何故この日本の
トップ選手たちをフルサポートしてくれる国立スポーツ科学センターに
行かなかったのかと。
昨年も宮原知子選手や高木那奈選手がリハビリやってたんだよ。
アルペンの皆川賢太郎さんも現役時代お世話になったと言ってた。
前回。前々回と羽生選手に関するブログ記事を書いた後も、
こうして疑念をずっと持っていたわけですが、今回の記事を
書くにあたって、再度ネットで検索してみると、以下の記事が
ありました。👇
★羽生結弦“奇跡の復活”へ!
浮上する「チームゆづ」結成計画 : 2017年11月27日【羽生結弦“奇跡の復活”へ!浮上する「チームゆづ」結成計画】 :
(女性自身 2017年11月27日)より
(一部抜粋)
11月17日にはコーチを務めるブライアン・オーサー氏(55)が
「復帰計画」を発表した。
オーサー氏は近く練習拠点であるカナダのトロントに渡り、
今後の方針について話し合う予定。
また「全日本に向けて準備させる」と語り、
12月21日から始まる全日本選手権までに復帰させる意向を明らかにしたのだ。
さらに1カ月後の復帰を万全とすべく、日本でも最先端の
医療スタッフらによる“チームゆづ”が結成され始めているという。
「チームの中心として名前があがっているのは、
東京・国立スポーツ科学センターに所属している藤木崇史医師と、
福田直子医師。
ともにスポーツ医学界の第一人者です。
そのほかにも伊達公子や錦織圭のリハビリも担当した実績もある
優秀なスタッフたちが集まり、羽生選手が日本にいる間のサポートを
担当することになりそうです」
(フィギュア関係者)
なんと、11月の段階では、その予定があったんですね。
しかも「全日本」に向けて。
ただ実際に、この「チームゆづ」が結成されたのかどうか、
私には判りませんが、もしこの日本でも最高のサポートが
為されていても
>はっきり言って状態がよくわからないこんなことになるんでしょうか?
それが私には信じられないんです。
とにかく、内村選手とは違って、何もかもがあやふやで、
右足への労わりも全く感じられなかったから、今の疑念に
繋がっているんです。
内村選手は、約6か月の間、怪我を克服すべく懸命に
やってきたけれど、今回の結果となった。
しかし自分には、その結果よりも、半年間の「怪我との闘い」を
見て、改めて「現実の厳しさ」を感じたわけです。
その苦しさが本当に伝わってくるんです。
そこには、自分が思ってもみなかった
「恐怖心と戦う内村選手」がいました。👇
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaiyumiko/20180321-00082978/【体操】恐怖心と闘う内村航平
(スポーツライター:矢内由美子 2018年3月21日)より
(一部抜粋)
■約半年ぶりの実戦復帰
その後は予定していたすべての大会をキャンセル。
治療とリハビリに専念する毎日を過ごし、今回は約半年ぶりの実戦復帰だ。
「まずは試合感を取り戻すことと、跳馬でケガをしてしまったので、
試合でしっかりと跳馬をできるかの確認です」
カタールに出発した3月17日の取材で、内村は今回の試合のテーマについて
このように語っていた。
そして、2種類の演技を行う跳馬では技の難度を示すDスコア5・6の
「ヨー2(前転とび前方伸身宙返り2回半ひねり)」と、Dスコア5・2の
「シューフェルト(伸身ユルチェンコとび2回半ひねり)」を跳ぶ予定であると話した。
「リ・シャオペン」は技の前半部分が「シューフェルト」と同じで、台に手をついてから
着地までは「ヨー2」と同じだ。
内村は、
「今後もまたリ・シャオペンをやっていきたいので、それにはまず、ヨー2を
しっかりできないといけない。
やはり着地に恐怖心があるので、それを克服しないといけないと思っています」
と説明した。
■過去にも恐怖心と闘っていた
過去にも恐怖心を覚えたことがある。
2月の取材で打ち明けた「3、4年前にアキレス腱を痛めたときのこと」だ。
「ゆかの3回ひねりは跳ぶときに高さが必要で、アキレス腱にすごくダメージが
かかるんです。
僕はアキレス腱を切ったら競技人生は終わりだと思っている。
なので、アキレス腱を少し痛めてからは、ゆかの3回ひねりが少し怖いですね」
と吐露していた。
内村は18日にドーハに着いてからの練習で最終チェックを行い、あん馬、
つり輪、跳馬、鉄棒の4種目にエントリーした。
復帰初戦でカギとなる跳馬は大会2日目の22日に予選、最終日の24日に
決勝が行われる。
「怖いというのが今は勝ってしまっているけれど、やっていかないと世界で
勝負はできない。
ただ今回は、ここで恐怖心を打ち破るまでいかなくても、跳ぶことで何かを
クリアできると思う。
もちろん成功すれば良いが、100%成功させなくても恐怖心を一つ超える
何かを得られればいい」
足の状態は70%程度まで回復しているというが、まだ100%ではない。
そのためヨー2を跳ぶかどうかの最終的な判断は試合直前になるものと
見られるが、
「今までケガをしてから辛く苦しい思いをしてきたので、ここで一気に発散したい」
という思いもあるという。
「(Dスコア)5・6以上の技はほぼ全部、命がけです」
2020東京五輪への再スタートの第一歩は恐怖心との闘い。
五輪王者が抱く恐怖心とは如何ばかりのものなのか。
誰も知り得ない大きな壁に、内村は立ち向かう。
選手にとって、しかも、多くの栄光を手にしてきた内村選手さえも、
ここまで苦しんでいたのだと。
「恐怖心」。怪我がよくなったとしても、こうした「精神的なこと」にも勝たなくては
いけないのだと。
冷静に考えると「当たり前じゃないか」と思えるんですけど、でも
不思議なもので、内村選手にはそんな恐怖心なんてものはないと
勝手に自分で思い込んでいたんです。
そして、あの内村選手がそれだけ恐怖心があるのですから、試合での
演技が終われば、もう、ケガをした足を当然労わろうとするでしょう。
それが普通だと思います。
「怪我を乗り越える」ということに対して、安易に「根性」だとか、そういう
「精神的な強さ、弱さ」に繋げるべきではないなと。
怪我も病気も、根性論で済ませられない期間がある。
勿論、気持ちを維持することの大切さはあると思いますが、
それは根性論とはまた違います。
自分が伝えたいこと、解って貰えるでしょうか・・。
あの「根性」が前面に出される松岡修造さんでも、「無理だと思った」
という怪我の範囲がある。
試合に間に合うか、間に合わないか。
それとの戦い。
厳しいですよ、本当に。
現実は・・。
それ程に選手にとって過酷な「怪我」を、もし、「演出」として
利用していたとしたら・・。
あのフィギュアスケートの試合。
実況が、そして世界中の人たちが、
「大怪我を乗り越えて、やり遂げた!」
と「感動のストーリー」に酔った。
本人も演技終了直後に両手で右足を覆い、右足に「ありがとう」と
伝えていた。
それを見た世界中の人たちは再びその「夢のようなストーリー」に
酔いしれた。
でも、もし、その「重大な怪我」が、全く大したことない怪我だったとしたら?
もし全てが事実と違っていたとしたら?「大怪我を乗り越えて60年ぶりの2連覇達成」が
もし「作られた感動のストーリー」だったとしたら?
もしそうだったら、「怪我」を「演出」に利用したことになります。
もし、そんなことが為されていたら、これは他の選手たちに
とっても失礼極まりない行為ではないでしょうか。
不幸にも怪我を負った選手たちの誰もが必死で向き合って、
乗り越えようとしていることを、「演技」するなんて許せますか?
国立スポーツ科学センターに関するブログ記事を書いた時も、
リハビリを続けるアルペンスキーの元日本代表女子選手の事を
取り上げましたが、その時も「怪我を乗り越える過酷さ」というものを
知ることが出来ました。
特に氷のように固まった雪面を削るようにして高速で滑っていく
アルペン競技は、怪我と隣り合わせの競技と言っても過言では
ないと思います。
冬の競技は自然との闘いでもありますから。
改めて思うんです。
怪我や生命にかかわる病気、命というもの自体を、どんな形にせよ
利用するなどということは絶対にやってはいけないと。
それを利用することは最も卑劣であると。
いじめで人の身体的欠点を馬鹿にしたり、せせら笑うのが
最も非道で汚い行為であることと根本的にはなんら変わらないと
思います。
そんなことは絶対にあってはならないと思います。
あの「大怪我を乗り越えての60年ぶりの2連覇」に疑念を抱くのは、
内村選手が吐露した「恐怖心」や「不安」が全く見られなかったからだと
改めて思います。
記者会見でも。
そして、エキシビジョンの練習で右足を庇うことも労わることもなく、
走り回り、飛び跳ね、壁に激突する、そんなはしゃぎまくる状況を見ても・・。
そしてもう一つ。
内村選手も、「特例」はないんですね。
あの内村選手さえ。
他の選手と同じように「日本代表」を掴むためには、一つ一つ
試合を乗り越えていかなくちゃいけない。
これが体操では「至極当然のこと」なんですよね。
もし、それから逃れるために「怪我」を利用する、などということが
あったとしたら、それも卑怯ではないですか?
それを「正々堂々」なんて言えると思いますか?
内村選手のここ1年の、試合に関するツイートです。👇
10月に怪我をする前。
そしてその後。
後輩の白井選手に関するツイート等も、リスペクトが感じられます。
体操は団体戦がありますから、他の日本選手たちとも「良きライバル」
同士でいられる環境にあることは本当に重要なことだと思います。
そして、その過酷さは、内村選手のツイートからも解ります。👇
特に体操においては団体戦が伝統的にもとても重要視されるし、
また注目度も非常に大きいので、内村選手がツイートしてるように、
選手たちは本当に過酷だなと思います。
でも、その中で、「エース」として長年、懸命に頑張ってきてくれた内村選手。
本当に尊敬します。
体操はフィギュアと同じ採点競技なので、以前、その採点方法について
フィギュアとの違いをブログで書いたことがありますから、是非読んで
みてください。👇
★採点競技であるフィギュアスケートと体操は何が違うのか。
体操競技から学ぶべきもの。「選手達を守る」ということ。2014/11/16http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-528.html先日、体操競技の採点にAIが導入される予定だという記事を見ました。
昨年10月にも既に記事が書かれていました。👇
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1710/10/news082.html【体操競技の自動採点、東京五輪で実用化へ 富士通と国際体操連盟が協力】
(ITmedia NEWS 2017年10月10日 )
富士通と国際体操連盟はこのほど、体操競技の採点支援システム
(以下、自動採点支援システム)の開発で提携すると発表した。
2020年の実用化を目指し、共同でデータ取得や実証実験などを
進めているという。
同システムでは、3Dレーザーセンサーを活用して競技者の動作を
センシングし、数値データとして分析。
これまで、体操の判定は目視とビデオ判定を組み合わせてきたが、
ビデオ判定に当たる部分を新システムで代替する。
より正確でリアルタイムな判定を支援するのが狙いだ。
今回の提携により、富士通は10月2~8日にカナダのモントリオールで
開催された「第47回 世界体操競技選手権大会」で、同システムの開発に
必要な競技データの取得を国際大会で初めて実施。
18年にカタールのドーハで開催予定の「第48回 世界体操競技選手権大会」
でもテストを行う予定という。
同社は16年から、富士通研究所および日本体操協会と体操競技の
自動採点支援システムの共同研究をしてきた。
富士通のHPにも載っています。
動画もありましたので参考にどうぞ。
動画の終わりには白井選手が感想を述べています。👇
★体操競技の採点を3Dセンシングでより正確に!「未来の審判」のカタチとは?
(FUJITSU JOURNAL 2016年9月7日)http://journal.jp.fujitsu.com/2016/09/07/01/着地でも、ほんの僅かな狂いも許されない過酷な競技である
体操だからこそ、判定もより正確に公平にという方向性が
こうして明確に打ち出されるのは本当にいいなと思います。
フィギュアスケートも、この流れに沿うのが当然だと思います。
ただでさえ体操より一般の人には「スケーティングスキル」も
そしてジャンプの回転も理解されにくいですし、余りにも曖昧な
採点になってしまっているのですから。
いや、もう、一刻も早くジャンプは正確にして欲しい。
今の状況は余りに酷い。
離氷と着地も、回転数も、高さも幅も、完全無視なんですから。
上で、紹介した、内村選手と羽生選手の映像がアップされたツイート。
これにだって私は、フィギュア側に疑念を持っています。
(※ちなみに羽生選手の平昌五輪SPのプロトコルはこちらです。)👇

もうここでは書きませんが・・。
少し話が逸れましたが、言いたいことは、事実をありのままに
見せて欲しいし、事実を見て採点して欲しいと。
歪められたもの、嘘で固めたものは見たくありません。
スポーツを見て「疑念」が湧く。
こんなことはあってはならないと思います。
正々堂々と戦う選手たちの姿。
それを観たいんです。
内村選手が、今回予選落ちしても、怪我を克服できなかったなんて
思いません。
そして「そのままの内村選手の生きざま」が、自分の心を惹き付けて
くれるんです。
みんな、ありのままを晒け出して頑張っている。
どのスポーツでも。
そこに惹かれるんだと思います。
「疑念が湧く」
こんなスポーツは、もう見たくなんかないんですよ。
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