「夕刻の備忘録」さん。
私がこのところずっと訴えたかったのは、まさしくこのことです。↓
【夕刻の備忘録 ネットに「井戸端」はない】以下全て転載します。
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有権者の態度、とりわけ、今の世を席巻している
誤解について書いている。
「全世界に公開された井戸端」は、もはや井戸端ではない、
その影響について続ける。
是々非々論者には、何やら理想の伴侶を求める
中学生のような臭いを感じる。
高学歴で高収入、頭がよくてスタイルがよくて
気立てがよくて、何より私に優しい。
私だけを見つめてくれる。
そんな基準で相手を判断している。
しかも、基準を充たしていてもなお、もう少し指が
長かったらだとか、もう少し言葉の訛が取れたらだとか、
とにかく要求だけは凄まじいのだ。
部分と全体は切り離すことができない渾然一体とした
ものであり、一部を変えれば、他の全てを失うかもしれない、
むしろ失う方が普通であるにも拘わらず、「是々非々」で
欠点を矯正して欲しいと願うのである。
全てを保ったままで、欠点だけが除去できると
信じているのである。
「そんな都合のいい話はない」と諭すのが大人の役割である。
ところが、その大の大人が、都合のいい要求を
政権に突き付けて、自分だけは公平な人間であると
気取っているのである。 ★ ★ ★ ★ ★
内外共に周りは敵ばかりなのである。
何を言ってもマスコミが提灯持ちをしてくれた
民主党政権とはわけが違うのだ。
蟻の一穴が、政権に致命傷を負わせる
可能性がある。
これをしてダブスタだと言うのなら、そんな「正論」を
吐く前に、マスコミ得意の「究極の二枚舌」を
排除してからにしてくれ。当たり前の話ではないか、日本の復活を
何より恐れる周辺国があり、その連中に汚染された
マスコミがあり、政治の中枢に浸透した工作員がいる中で、
「大体は賛成なのだけれど、ここだけは嫌!」
などという子供染みた態度が通るはずもないだろう。
それは既に明白な利敵行為なのだ。「TPPは交渉にも反対だ!」「スワップは止めろ!」と
叫んで政権が安定するなら、幾らでもそうする。
しかしながら、そうした批判は政権を弱体化させ、
日本の国力を殺ぐ。
マスコミが必ずそうなるように誘導する。
その結果、「TPP体制に配慮」せざるを得なくなり、
「周辺国との関係を生温いもの」にせざるを得なくなる。
望むものと正反対の結果しか得られない。
そして、益々の政権批判が続く。
まさに「負のスパイラル」ではないか。
これが「日本弱体化の歴史」なのである。
あらゆる批判が、個別の小さな批判が、
全体を破滅に導く。政権を倒すつもりなら、それでいい。
しかし、支持を訴えながら、部分的に
批判できると思う、その考えは甘すぎる。刃物で斬り付けておきながら、
「私が斬ったのは相手の小指の爪の先です、
それで死ぬなんて思いませんでした」
と、かまとと全開に言うつもりなのか。
ふて腐れながら、「そんなつもりじゃなかったのに!」と
言ったところで後の祭なのである。
マスコミの捏造体質を、今や知らぬ人など
無いはずなのに、何か自分の批判だけは公平、公正に
扱われると信じている。
ネットでツイッターで書き込むだけのことでも、それは実に
都合良く、マスコミに利用されるのである。ネットの力で、色々なことが動くようになってきた。
それは、我々の予測を遙かに超えたものである。
有名人でも知識人でも、テレビタレントでもない、
単なる一個人の「つぶやき」ですら、社会に制御不能の
混乱をもたらす可能性がある。
何時までも、昔の井戸端会議の感覚で、
「その日の不満」「今日の不愉快」を爆発させていては
ダメなのだ。
そんなことは日頃「百も承知」と言っている人に限って、
「正論」をぶちたがる。
日本の有権者は、狂ったマスコミに日々踊らされて
いるのである。
そのことを、本当に理解しているなら、我が国の将来を
本当に危惧しているなら、危なくて「是々非々」などと
暢気なことを言っている余裕などないはずである。安倍政権を支持するなら、良い政策は扱う、問題のあるものには
沈黙する。
これが「今は」一番正しい態度である。
大一番の選挙を前にして、これ以外には考えられない。
関係者には、我々の沈黙は「否」であることを、
感じて貰えればそれでいい。
沈黙に徹すれば、マスコミに揚げ足を取られる心配もない。
元より、沈黙の意味すら理解できない者に、具体的に
何を言ったところで、大した影響力は持たないのである。
要約すれば、
「安倍政権は日本最後の政権だと考えて、
言動は慎重の上にも慎重にすべし!」
ということである。もちろん「日本を終わらせたい人」は、この限りではないが。
============== (以上、転載終わり)
この危機感。私も同じです。
もしかして、自民党の野党時代だけを見てきた人には
この感覚は理解できないのか・・。
そう失望しなくてはいけないのか・・。とまで思ってしまいます。
自民党が野党の時代、マスコミは、まずはとにかく
自民党を「無視」さえしていればよかったのです。
自民党の頑張りを報道しさえしなければ、よかった。
ただ、あまりに民主党が売国をするにも「上手くする」ことに
関しても無能だったことと、権力側に立った事による無謀な
態度があからさますぎ、それへのフォローのしようがなくなり、
「無能民主」を助けるために「責任野党」などと言う言葉を
作って自民党を叩いていました。
しかし、
第一次安倍政権と麻生政権への
マスコミの扇動バッシングは、これの比では
なかった。
毎日が本当に「胸が潰されるような日々」だった。
一人の人間に対するバッシングは本当に
自殺に追い込むのに十分な位のものだった。
これを分かって貰える人はどれだけいるんだろうか・・。凄惨ないじめを受けた人。
その家族。
それを我が事として非常な危機感として
捉えていた人たち。
それに殆ど気づかず、逆にどちらかと言えば、
いじめ側についていた人。
途中で気づいたけれど、まだ、我が事としてまでは
その異常性を見抜いていなかった人。
気づいたのが遅く、凄惨場面を直接にはっきりと
確認していなくて、我が事として苦しむまでには
至っていなかった人。
そういう微妙な差で、危機感を持つ度合いが
違ってきてしまうのか・・・。私は、ずっと「恐怖」だった。
毎日朝から晩まで、狂ったように叩きまくるマスコミ。
彼らは、人一人くらい簡単に殺せるのだ。
それくらい恐ろしい権力を持っていると思った。
麻生さんの時は、ネットで見た麻生さんの
笑顔だけが救いだった。
一般人なら自殺してるくらいの猛烈なバッシング。
本当に大丈夫かと心配した時も正直あった。
特に中川さんの件以降・・。
衆院選突入直前の自民党での挨拶の時、
麻生さんが泣くのをこらえて喋っていた。
あの顔を思い出すと泣けてくる。
あれだけ耐えてきてた麻生さんが泣いていた。
私はあの時、まさか麻生さんが泣くとは
思っていなかった。
あの時に改めて思った。
きっと本当に何度も何度も潰れそうになったのだと、
そう思った。
その後、総理時代を回顧して、
「どす黒いまでの孤独」
という言葉を麻生さんは使っていた。
その時も、泣けてきた。
ギリギリだったんだと。
でも麻生さんは絶対に国民に対して
愚痴を言わなかった。『 私は、日本と日本人の底力に
一点の疑問も抱いたことはありません。
これまで幾多の困難を乗り越え発展してきた
日本人の底力というものを信じております。
日本の未来は明るい。
未来への希望を申し上げて国民の皆さんへの
メッセージとさせていただきたいと存じます。
ありがとうございました。』
これが、麻生さんが総理を辞められるときの言葉。
その後すぐに、盟友、中川さんの死があった。
二度とあの2009年という年を繰り返しては
いけないんです。
二度とあんなことを起こさせてはいけないんです。バッシングだらけの日本。
これは「マスコミが作り上げた日本」とも
言えると思う。1985年8月。日航機墜落事故がありました。
あの時、マスコミによって、二重の苦しみを与えられた
ご遺族の方たちがいたことを覚えているでしょうか。
「どーんといこうや」
ボイスレコーダーに残された言葉。
この事故で亡くなられた日航機123便の機長は、死後、
この言葉のみをマスコミにピックアップされてしまった。
新聞は、亡き機長を新聞紙上で叩きまくったんです。
この言葉の前後や、その時の声の調子、様々なことを
確認すれば、この言葉が非難などに全く値しないもので
あることなど明らかだったんです。
いや、寧ろ、懸命に機長が機体を立て直し、なんとかして
軟着陸を試みようと必死だったこと、他の操縦士らを
必死で「頑張れ!!」と最期まで諦めないように鼓舞していた
ことなど簡単に判るはずでした。
しかし、その誤解が解かれるまでに、一体どれほどの
年月が掛かったんでしょうか・・。
マスコミは容赦無いのです。ずっと、機長のご遺族が矢面に立たされ続け、
謂われない批判を受け続けました。恐ろしいほどにマスコミは無慈悲です。
マスコミの力が一瞬にして人を残酷な淵に
突き落とす。
そして、国民も簡単になびく。それが、全くのでたらめであっても、二度とマスコミは
謝ることをしません。
国民は真実を知らされないままに、そのままマスコミの
報道を鵜呑みにしていく。
国民がもう一度自分で興味を持ち確認作業をしない限り、
そのままになるんです。
中川さんの時も同じです・・。
そして今、ネットで真実も知ることが出来るようになりましたが、
それでもマスコミの力はまだとてつもなく大きい。
しかも、マスコミ関係者はネットに大量に
入り込んでる。
マスコミは、ほんの小さなネタを拾ってきては
大問題に仕立て上げる。
以前なら、「取材」で探していたものが、
ツイッターからネタが拾える。
前にも書いたけれど、それは都合が悪ければ
報道しないし、利用できると思えばどんどんネタを使う。
もうあちこちにネットの中にはネタが落ちている。先日の官僚のツイッターも同じ。
反日左翼との連携も勿論お手の物。
夕刻の備忘録さんが仰ってる通り、あっという間に
「喰い物」にされる。
さらにマスコミが使うのは人の「妬み」。
特に2007年の第一次安倍政権以降、
馬鹿げた「妬み」が、どんどん醸成され続け、
政権潰しに利用された。
そしてマスコミの扇動を知らないはずのない
人たちまで、「個人的な妬み」を、政治に
持ち込むようになってしまった。
私たちは、AKB48みたいな総選挙をやってるんじゃない。
人気投票をやってるんじゃない。
いい加減にしてほしい。
国家の行く先を決めるであろう参院選を、
こんなもので振り回されてたまるか・・・。
そう思うのです。
このことを考えると本当にうんざりする・・。あと、青山繁晴さんも以前から
「安倍押し、自民党下げ」を度々やっていますね。
先日もそうでした。
あれ、表面上、安倍押しのように見えるけれど、
結局は安倍政権の邪魔をしているとしか思えないですね。
今、自民党が「安倍おろし」をさもやっているかの
ように言うことは、それはまさしく自民党の票を減らして
安倍政権を追い込みたいのに他ならないと思われても
仕方がないです。
だってその行為は「利敵行為」ですから。
ネットでも同じです。
どのような行動が「利敵行為」になってしまうのか、
冷静に考えるべきだと思うのです。麻生さんは、誰も責めなかったよね。
そして、3年3ヶ月の間のこともよく見てたんだと思う。
総裁選の時を見てもわかった。
それは安倍さんも同じ。
そして、大臣、副大臣、政務官、みな野党時代
頑張ってた人たち。
ちゃんと見てたんですよ。
とにかく、マスコミを絶対に甘く見てはいけない。これは、ひと月ほど前の5月10日、
安倍総理が
フジテレビのスーパーニュースに出演された時、
出演前に通された控え室です。
あまりネットでは、話題にはなっていませんでしたが、
私はこの写真を見て驚きました。↓
【首相官邸Facebook タイムラインの写真 5月10日】『官邸スタッフです。
これから安倍総理が、フジテレビのスーパーニュースに出演します。
夕食を作りながら、食べながら、見ていただけると嬉しいです。』
こう紹介された写真。
壁は汚れたコンクリートむき出し。
病院の待合室にあるような、ソファではない長椅子。
会議室でよく使われる長机。
背後には、それこそ、物置に置くようなスチールの組み立て棚。
その棚の上に乗っかるヘルメット1個。
棚の前には、真っ黒い大きなビニール袋。
中に何が入っているかもわからない。
化粧道具と一緒に置かれたお茶菓子・・・。
これが、一国の総理をお通しする控え室なんですか?
あり得ないと思います。こうしてマスコミは、国民の見えないところでも、
我が国の総理を貶めているんです。
これが現実です。
マスコミは完全な敵です。
自分の目で確かめて、今まで以上に「危機感」を
持たなければいけないと思います。
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