東京五輪四者協議(その3):森元総理や武藤事務総長の発言から今までのコストカットの苦労が良く解る。そして皆で苦労して確保した「レガシー」をもう壊さないでくれという気持ちが伝わってくる。
- 2016/12/10
- 08:10
東京五輪の四者協議について、2回記事を書いてきました。👇
★東京五輪四者協議(その1):
【記者】会長ご自身はクリスマスまでお待ちになるんですか。
【森会長】 いや僕が待つんじゃない。
これはIOCが待ってるんじゃないですか。 IOCが決めるんですよ。 ね。👈
これが全て。これが小池百合子がやってること。日本の恥。2016/11/30
http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-1254.html
★東京五輪四者協議(その2):
森元総理の発言で全ての経緯が分かる。
小池百合子が今まで頑張ってきた人たちの努力を無視した上に
歪曲し踏みにじる行為をしてきたことも。2016/12/06
http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-1252.html
ネットでは相変わらず「小池さん頑張って!」という声が
聞こえてきます。
集中してこの問題を見ていなければ、どういった状況なのか、
事実はどうなのか。
それが把握されていながために、「誤った認識」のままで
政治家の評価をする。
そういったことが結果、さらにとんでもない方向へと繋がる
ことは、民主党の3年3ヶ月を思い出せば解ると思います。
小池百合子によってかき回され続けている東京五輪。
しかし、メディアの報道を見ても、そもそも都合よく小池を
持ち上げ、豊洲新市場の件でもそうでしたが、事実がネットで
明らかになって反応が厳しくなれば、それに呼応して批判を
加えながらも擁護する。
そういった報道を続けるメディアは、結局は民主党政権の
時と同じスタンスを取っているなと何度も感じてしまいます。
民主の政治の不作為が擁護できなくなれば、必ず出てきた
「どっちもどっち」論。
今の小池に対しても、都議会自民党をとにかく「悪」にして
おきさえすれば、相対的に小池がよく見えますから、それを
何かにつけて利用する。
民主の時とまるで同じだと思います。
東京五輪に関しては、こんなツイートが有りました。👇
(都政)小池さんが、オリンピック3施設の移転は全て断念するとのこと。おそらくこれから批判的な評価が増えるだろう。しかし今回の小池さんの政治は大成功だ。1億円減額でも大万歳。1億円だよ!それを100億円以上の減額になる模様。都民はこれだけで小池さんに4年分の報酬を払う価値あり。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年12月7日
橋下徹 ✔ @t_ishin 2016年12月8日 08:42
(都政)
小池さんが、オリンピック3施設の移転は全て
断念するとのこと。
おそらくこれから批判的な評価が増えるだろう。
しかし今回の小池さんの政治は大成功だ。
1億円減額でも大万歳。
1億円だよ!
それを100億円以上の減額になる模様。
都民はこれだけで小池さんに4年分の報酬を
払う価値あり。
(都政)政治家は、物事を変える時には大騒ぎをする必要がある。大山鳴動して鼠数匹でもいいじゃないか。鼠一匹すら、これまでの都政やメディアは捕まえることができなかったのだから。しかも今回の減額幅は、鼠数匹どころのものではない。減額幅は200億円超にも迫る模様。大成功だ。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年12月7日
橋下徹 ✔ @t_ishin 2016年12月8日 08:48
(都政)
政治家は、物事を変える時には大騒ぎをする必要がある。
大山鳴動して鼠数匹でもいいじゃないか。
鼠一匹すら、これまでの都政や
メディアは捕まえることができなかったのだから。
しかも今回の減額幅は、鼠数匹どころのものではない。
減額幅は200億円超にも迫る模様。
大成功だ。
小池は大成功を収めた・・・ですか。
ネズミは「悪」の象徴として使ってるんですよね。
小池もそうでしたが。
「黒い頭のネズミ。」
イメージ操作にはぴったりな、とにかく汚い言葉だと思います。
2007年には安倍総理が。
2009年には麻生総理が。
国民にまるでこの「黒い頭のネズミ」のごとく極悪非道の
政治家としてバッシングを受け続けました。
いや、バッシングなんて生易しい言葉ではとても表現できるもの
じゃない。
血祭り。
公開処刑。
お二人とも「どす黒い孤独」へと突き落とされ、日本国は
出口のない真っ暗なトンネルへと突っ込んでいった。
その前には2000年に森元総理もそういう扱いを受けました。
森元総理は今も「えひめ丸事故」を引き合いに出されて
批判されています。
もうあれは捏造報道だったと世間に知れ渡っているかと
言えば全くそうじゃない。
このことは森さんも、動画で説明されてますので、下記の
ブログ記事の後半で確認していただければと思います。👇
★新国立競技場の報道からもマスコミと民主党の卑怯さ、汚さがよ~~く判る!!
安倍政権、頑張れ!安倍総理、頑張れ!2015/07/19
http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-720.html
物事を進めるためには、その裏でコツコツと、また粛々と
地道な努力が必要であって、そこには多くの人たちが、
頑張っている。
そういうことが、全て無視されるだけでなく、そこに携わって
きた人たちを捏造や印象操作で陥れ、「悪人」に仕立てることで
自分を優位な立場に見せる。
これが小池都政です。
それが分からぬままに、また、その非情さを重く受け止めることなく
表面だけを見て上のツイッターのような評価をすることは特に
政治においては極めて危険であると感じます。
東京五輪のコストカットとレガシーについて。
前回の記事を読んで頂ければ、この2つに関する「事実」の
一端が解って貰えたと思います。
実は私もちょっと誤解をしていたところがあります。
何故、東京都以外への変更が進められたのか。
前記事にも書きましたが、ロゲ前IOC会長の時はコンパクトな
オリンピックというものが既に掲げられており、その基準が
「選手村から半径8キロ内の会場準備」
と非常に厳しかった。
しかしバッハ会長になってから、少し緩くなった。
同時にコストカットも強く打ち出されている。
この中で、レガシーをいかに残していくか。
非常に難しい取り組みをこの2年半もの間、続けてきたのだなと
四者協議を聞いて改めて思った次第です。
また国民の「誤解」が絶えず起きるのは何故かと言えば、
全てにおいて「東京五輪組織委員会が悪」「森元総理が悪」
というスタンスで報道がなされ、絶えず「都」VS「森」のような
対立軸を煽るような、報道がずっとなされてきたからだと
思うのです。
それは舛添の時もそうでした。
いつでも対立しているように見えましたから。
ちょっとした意見の違いを大きく取り上げ殊更に対立している
かのように見せる。
意見の違いは、あくまで議論の途中段階であって、思えば
当たり前のことでもあるし、また実際には大きな対立など
ないのにそれを煽ることもあったのではないか。
実は一度、舛添に関する報道で内容は忘れてしまいましたが
何かネットで批判されるようなことが書かれていた時に、都の
HPで舛添の記者会見を確認すると、そんな騒ぎ立てるほどの
ことではない、寧ろごく当たり前のことを言ってる時がありました。
マスコミは、「事実」を伝えようとするのではなく、都合のいい
報道しかしない。
そして小池百合子の場合は小池自身が、マスコミがやってきた
「森は悪」を悪用し、東京五輪パフォを続けている。
まさしく民主党政権と同じなのです。
「コストカット」については、どうしても「建物」に目が行きます。
それも小池は利用してきました。
2000億円というコストカットは、既に舛添都政と組織委員会、
JOC他、関係機関の人たちが、2年半もの間、努力を積み重ねて
やってきたことがよく判ります。
そこでは、それこそやむを得ず、変更を余儀なくされた会場も
多々あり、意見調整も含め本当に大変だったのだろうと想像
できます。
そして、そういった経緯を踏んでやっと、会場もほぼ決定し、
レガシー会場として新しく作る会場も決定して、これから
いよいよその他細かなところでのコストカットに挑んでいく、
というところだったのだと。
それを小池が、ちゃぶ台返しのごとく、再びかき回し始めて
しまった・・。
コストカットについて、今回は知っておくべき内容を取り上げ
ましたので是非読んでください。
先ず、前回も取り上げた部分で、コストカットに関する発言を
再度ピックアップ。👇
【森会長】
先ほど冒頭コーツ委員長からお話になりましたのは、
2千億削減したことの評価だと思います。
あれは私共がやりました。
確かに「コンパクト」といわれた、あの8キロ圏内のものでは、
色んな意味で物理的にもお金が掛かることが良く分かりました。
周辺や、その環境を整備するためにも大変なお金がかかる。
従って、ここは見直してくべきだろうということで、個々に、
2年ちょっとかかりましたですね。
仰る通り、IOCは常に、
「何か決められていることが変わるなら、NFとIFの
了解を取ってください。
IF、NFの了解を取ったらIOCとしては了解します。」
(※IF➾国際競技連盟 NF➾国内競技連盟)
ということは、常にローザンヌの意見でしたから、
このために大変な努力をみんないたしました。
組織委員会。
そして、武田さんの率いるJOCの皆さんも、つまり
所属されるNFの皆さんも。
もう何度もですね、外国に行ってお願いをしたり意見を
交わしたりして、まとめ上げてきたのが、この2年前から
約2年間ちょっとかけて作ったものでありまして・・・
(中略)
(バレーボール会場決定を)伸ばすことによって
かかる諸経費を考えてみたら、逆にその方が
プラスになってしまう、プラスマイナス逆になって
しまうことだってあり得るわけですから、だから、
出来るだけ早く結論を出すということが大事かと
いうふうに思います。
【武藤事務総長】
コストカットについてはですね、これは都の大変な見直し努力に
よって、かなり削減されました。
さらに削減する余地が、例えば民間活力の活用といったような形で
あるのではないかと、いうふうに考えています。
スポーツ人口はですね、これから恐らく増加する可能性が高い。
スポーツ団体は勿論のことですね、このスポーツ人口が増加していく
という観点からもですね、レガシーを残していく必要があるのでは
ないかというふうに思います。
今回、横浜アリーナ、有明アリーナの比較を行いながら、
どのような選択肢を選択するのかということについては、
これは私どもとしては早い方がいいのではないかと
いうふうに思います。
と言いますのは、NF、IF、スポーツ関係者は、早く
結論を出すことを希望しております。
【武藤事務総長】
この問題のひとつに、この12月にも有明アリーナは
純工事に着工するというふうに伺っておりますが、クリスマス
までということでありますので、その点は無理はないのかと
思いますけれども、私の申し上げたいことは、早く決めないと
間に合わなくなってしまう恐れもあるということであります。
もたもたしている間に、余計なコストばまた別途かかって
くること、また、工事の遅れも懸念されること。
これらを森会長や武藤事務総長は仰っていました。
この「工事の遅れ」と「余計なコスト」についてですが、
豊洲新市場の延期によって、東京五輪会場の大動脈
ともなる環状2号線も工事の見直しとなり、東京五輪までに
間に合うかどうかさえ心配しなければならなくなりました。
このことは、私もそうですが関東圏以外の人たちにとっては、
わかりにくい事案だと思いましたので、一度ブログ記事で
取り上げていますから、そちらもぜひ読んでください。👇
★東京の環状2号線の工事見直しは東京五輪にも
多大な影響を及ぼす。
小池都政は東京だけの問題じゃない。
小池によって東京から日本が壊される。2016/11/24
http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-1250.html
豊洲新市場延期も、そしてその影響で大幅な見直しを
せざるを得なくなった環状2号線の工事も、この東京五輪と
全て繋がるのです。
何より豊洲新市場は何度もブログ記事で訴えてきた通り、
東京五輪のベイゾーン会場の中心地、選手村の目と鼻の
先にあることをどうか知っておいてください。
小池百合子や音喜多駿らは、東京五輪に
繋がるものを全てぶち壊しているのです。
「悪人仕立て」をしながら!
★小池百合子の岸本市場長更迭は毛沢東の粛清と同じ!
東京五輪PR動画には何度も豊洲新市場の姿が。
豊洲も都の職員さんたちも「東京五輪潰し」の生贄になったも同じ。
2016/10/14
http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-1225.html
★youtube:五輪会場見直し問題で「4者協議」 宮城・長沼案は見送り(2016年11月29日)
ではここからは新たにコストカットに関する部分を書き起こし
しましたので読んでください。
先に、協議後の記者インタビューで、コーツ委員長が
「更なるコストカット」とは例えばどういうものがあるのかを説明
していましたので、それを読んで頂ければと思います。↓
★1時間40分(協議後の記者インタビューより)
【コーツ委員長】
例えば調達する(聴き取れず)オーバーレイ(※)とか、レンタル、
いわゆる賃借料と言われているものが通常の場合だったら
こんなに高いものではないだろうというような高い数字が記載
されていたりします。
例えば開催都市が払うようなものであったとしても、通常だったら
駐車場用に物件の価値としてこんなに高い賃借料はないだろうと
いうようなものが計上されていたりしますので、そういった部分
でも更なる縮減が可能だと思っています。
ちなみに言いますけれども、こういった契約というのは早めに
固めた方がずっと安くなるはずで、早めに固めた方が
交渉する立場が強くなりますから、交渉する立場が強いということは、
それだけ節約出来る可能性があるということです。
※「オーバーレイ」
オリンピックでは特有の追加設備(テント、警備ゲート等)が必要とされ、
これは組織委が主にリースで調達することとなっているそうです。
私のような素人は、ついコストカットと言えば建築工事にのみ
目が行きがちですが、言われてみれば、こういうものもあるのだと
気付かせてもらいました。
というか、普通に冷静に考えたら、ごく当たり前のことなんですけどね・・。
では、武藤事務総長の発言からです。
★55分
【武藤事務総長】
予算について発言をさせていただきます。
まず関係の方々に過去大会の経験を踏まえまして貴重な
アドバイスをいただきましたことに感謝申し上げます。
年内に大会経費の全体像を組織委員会、東京都、政府で
取りまとめて公表したいと考えます。
年内の取りまとめに向けて引き続き精査を続けております。
2兆円は切る見込みであります。
現時点における判断であります。
今後もコストカットに向けた努力を続け、所謂V2予算、これは
来年の今頃IOCに提出することになると予定されております
けれどもそれに反映するようにとりまとめていきたいと思います。
予算については今申し上げました通り、「2兆円は切る」という
のが現段階の見込みであり、今後さらに削減に向けて努力する
ということでありますけれども、予算の額の議論に加えまして、
予算管理のガバナンスについても、その強化を進めていく必要が
あると思います。
日本側の関係者がしっかりと連携とを取ることが重要であります。
(以下略)
予算総額については小池が
「一兆、2兆、3兆とお豆腐じゃないんだから」
と茶化して言っていましたが、これに対して森元総理が結構
怒っていました。
その気持ち、分かります・・。
どれだけ多くの人たちが削減に尽力してきたかは森元総理が
最もよく解っているわけですから。
また武藤事務総長も、相当その「3兆円」という表現には甚だ
困っていらしたこともよく解ります。
以下は今度は武藤事務総長の協議後の記者インタビューからです.👇
★1時間45分(協議後の記者インタビューより)
【武藤事務総長】
だいぶ前にね、東京都の調査チームから3兆円という数字が
示されましたけれども、ご承知の通り「積算」があるわけではない
数字ですね。
それで、今回の2兆円を切るという数字は、東京都とも
話し合った上でまとめていますので、東京都は今や
2兆円を切るという数字を共有しているということだと思います。
勿論これは日本側の三者で合意した数字で、この段階で発表できる
中間的な報告なんですね。
我々は「これがいきなり最終結論です」と言って数字を示すのは
適切ではないという考え方で、途中経過を示すのが適切であると
いうふうに考えました。
で、途中経過ですから、これを元に、これはIOCからもコーツさん
からも、ご指摘を受けましたが、IOCと相談しながら、どこを削る
べきか、どこが削れるのか、そんな議論をして、より削減した姿を
まとめていきたいと。
それは時間もある程度かかります。
我々申し上げましたけれども、V2予算ですけども、
バージョン2予算、すなわち来年の今頃、IOCに出すことを
想定されているんですけども、それまでにはですね、一層
削減した姿を、スリム化した姿を、お示しできればというふうに
思っております。
そのことについては、IOCにも十分了解を頂いていると
いうふうに考えております。
更にこの予算報告については、以下のようにも話していました。
★1時間15分
【武藤事務総長】
幸いなことに民間収入の額は順調に確保出来ると思っておりますので
組織委員会についてはすべて民間収入を元に収支相償うような予算と
してVI(バージョン1)予算を早急に出す予定でおります。
大変遅れていて申し訳ございません。
これは今年の秋頃出す予定でしたが、ご承知のような事情で
遅れておりますが、先程のクリスマスまでというお話が
ありましたので、もうちょっとお時間を頂かなければなりません
けども、出来るだけ早くVI予算をIOCに提出させていただきます。
その際にはオリンピック・パラリンピックの予算の区分等も十分
説明できるようにしていきますのでよろしくお願いいたします。
小池による「かき回し」が、武藤事務総長らが尽力している
予算報告にも当然多大な影響を与えていることが判ります。
その事を小池は解っているのでしょうか。
とてもそうとは思えません。
★57分50秒
【小池百合子】
様々な整理をしていただきまして誠にありがとうございます。
費用の負担につきましては、東京都がIOCとの契約を結んでいる
という関係から、非常に私共は責任が大きいわけでございまして、
そういう意味で、コストの削減はオールジャパンで取り組んで
頂く。
それ即ち、東京都の負担に直接関わってくる問題でございます
ので、調達の方法などについても、より研ぎ澄ました形で
お願いをしたいというふうに思っております。
まぁ、私共は3兆円ということを申し上げております。
これは「予算」ではなくて、終わった時にいくらかかるかという
その可能性について言及させていただいております。
これまでの様々な大会におきましても、予算と、そして最後、
締めてみたらいくらだったというのでは、かなり数字に違いが
あるということでございまして、その点を私共は考えた上での
3兆というまとめとさせて頂いております。
特に、外にあまり現時点で出ない、もしくは出せない数字も
ございますので、結果としていくらだったかということは、
主催自治体としても極めて重要な話であり、そういったことを
念頭にしながら、いかにして効率よく縮減していくかということを
考えて、ともに進めさせていただきたいと思っております。
★59分30秒
【武藤事務総長】
知事大変有難うございます。
私共も予算が現実の支出として我々の考えております2兆円を
切る。
これは既に東京都とも国とも十分意見交換したうえでの
ものでございますので、これを上限として現実の数字をこれいかに
抑えると。
そのための予算の管理のガバナンスを強化して、「実際」が
ちゃんと予算の範囲内の収まるように、そういう努力を
しなければならないというふうに思っております。
あの、知事のご指摘は大変重要なことでございますので、
そういうつもりでやらせていただきます。
【小池百合子】
よろしくお願いいたします。
建築、施設の部分というのは実は全体からすれば、割合は
むしろ少ない方でございますが、それにおきましても例えば
「海の森」も最初の頃と突然一千億になったり、今度その半分に
なったりということで、かなりそのブレが激しいというのも経験を
して参りました。
そういう意味では、きちんと1つづつ精査をしていくということは
極めて大切なことであり、そういったことを踏まえながらガバナンスの
効いた調整会議であることを願っております。
★1時間1分
【森会長】
知事のおっしゃる通りです。
ですが、何を作るにも、結局は都がお作りになるんですよ。
都がお作りになるんです。
我々が作るんじゃないんです。
組織委員会は。
販売をするだけのことです。
ですから「高い」と思ったら削ればいいんです。
「もっと安くしたい」と思ったら安くすればいいんです。
私はこの会長になった時、もうそれを原則でやってきましたよ。
ですから選挙の時仰ってた、「コンパクトを広げましたね」と
仰ったけど、あれはそうしないとやれなくなりますよ、という
ことを申し上げた、この間も。
ヨットにしても理想的なんです。
海でやるのは。
でもあそこでやれば、防潮堤が2本も必要なんです。
1本450億円と書いてありましたけど、そんなものを作ったら
都民が承知しないから(聴き取れず)持っていったんです。
大変叱られましたよ、その関係者から、私は。
しかし結果的には、飛行機のコースがあって空撮が出来ない。
IOCにとって一番大事なのは空撮なんですね。
飛行機から撮影する。
それも危なくて出来ないという、そういうこともあって、ヨットを
動かしたわけですけど。
今の「海の森公園」でもそうだと思いますよ。
海の森公園でも。
コースだけなら、これ、上山さん、90億から100億じゃ
ないんですか?
コースだけなら。
そうでしょ?
海の森公園というのは必ずしもヨット(←ボート)に、あれに
必要なんですか?
オリンピックに。
僕は疑問視しているんです、初めから。
なくったっていいんですよ。
ボートコースさえきちんとできれば。
しかし、あそこはもともとゴミやらがいっぱい埋まった島で、あれを
きれいな公園にしたいというのが前からの東京都の願いだったんだ
と思います。
だからそういうものを一緒にすれば300億とか400億
というカネになるのは当たり前なんであって。
だから安くするというのは大いに私は賛成ですよ。
だからできるだけ削減をしていくことが大事だと。
従ってその事も含めて我々も気を付けて参りますけども、
あたかも何か3兆円が上に予想
されるんだとばかり国民の皆さんに
言われると、甚だ迷惑なんです。
私共は2兆円をどうして下げるかということを、
ず~っと研究してきてるんです。
それ、何故かというとですね、これは話が長くなって恐縮ですが、
ロンドンの場合は最終的に国が持つべきもの、セキュリティとか、
エネルギーであるとか、輸送費だとか、これは結局国が持って
くれて確か9500億ですか、入れてくれてるんですね。
それで2兆数千億になってるはずです。
ロンドンは。
ソチはもっと行ってます。
4兆くらい行ってます。
だからそういうものを我々見ながらね。
何故決められないのか、何故「額」を明確に言えないのかって、
よく叱られたんですが、まだその辺はこれから大臣のご協力を
いただいて、国が関わるものは何なのかということを、これは
ようく研究しなきゃいけないんです。
勉強も。
そうなれば額がぐんとまた縮まってくるはずなんで。
そういうことを努めながら、我々はやっていきたいと、こう思って
おります。
設備を作ることについて、お金がかかるんで、けしからん!
けしからん!というなら、もう安くしましょう。
いずれも安くしましょう。
ただし、これから後に立派な施設として残る
ということも、当然考えなきゃならないと。
(森会長の言葉に被せるように、手を上げるでもなく、
指名を受けるでもなく、突然の小池の発言が始まる。)
【小池百合子】
あのぅ、ご指摘ありがとうございます。
そしてこれまでのご努力にもホントに敬意を表したいと思います。
(強い口調で)
要はコストとインベストメント(投資)、これをきちっとですね、
概念をしっかり捉えることがですね、フュー…将来に向けての
インベストメントは、これはあの、東京都もですね、必要だと
思いますよ。
寧ろそれがワクワク感を呼んだりスポーツによる健康寿命を
延ばしたりというようなことがありますけれども、コストについては
ですね、もう少し東京都そのものをシビアにしなくてはならないと
思って今、情報公開も徹底して行わせていただいているところで
ございます。
寧ろこの東京2020年大会はその意味でも非常に大きな、
あの、東京にとっても分水嶺になろうかと思っておりますので
必要なインベストメントを していきたいと思っております
是非ともご協力のほどよろしくお願いいたします。
【森会長】
期待してます。
森会長の言いたいこと。
やっとみんなが苦労して確保した大切なレガシーを、
パフォのために壊すようなことはもうしないで欲しい。
それを訴えているのだと私は思うのです・・。
それまでに尽力してきた人たちのことを、あたかも何もしてこなかったかのように喧伝し、さらに混乱させ振り回させておきながら「200億円削減した!」とアピールすることが大成功・・・。なんて吐き気のする汚い政治なのだろうか・・。https://t.co/q612l99sUm https://t.co/0hPZWTlqz8
— 目が覚めて思うこといろいろ (@megasametaro) 2016年12月8日
目が覚めて思うこといろいろ @megasametaro 2016年12月8日 21:45
それまでに尽力してきた人たちのことを、あたかも何も
してこなかったかのように喧伝し、さらに混乱させ
振り回させておきながら「200億円削減した!」と
アピールすることが大成功・・・。
なんて吐き気のする汚い政治なのだろうか・・。
【追記】
★小池百合子の「削減」についてはこちら。👇
■毎日新聞2016年10月25日記事より
https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20161025/k00/00e/040/197000c

小池百合子が削減した!という、その内訳は、殆どが
「予備費」と呼ばれるものと「落札差金」であるのです。
これは高木けい元都議会自民党幹事長も仰っていました。
【”悪の権化”にされた都議会自民党前幹事長・高木啓が語る
「小池都知事の『オリンピック経費400億円削減』など嘘だ」】
(文春オンライン 2017/08/18)
https://bunshun.jp/articles/-/3803?page=2
【高木けい】
私たちは議事録もすべて公開し、説明を尽くしています。
入札の経緯からすべて公開されています。
逆に小池都知事は、本当に経費の圧縮をしたのでしょうか。
>オリンピックの3施設の見直しも結局、元のさやに納まった。
「その過程で400億円ほど経費の削減ができた」
と都知事は語っていますが、それは端的に言って嘘です。
去る6月5日の文教委員会の議事録を見ていただければ詳細がわかります。
削った経費の大半は予備費と落札差金。
あの時、設計から落としたエスカレーターや太陽光パネルなどは、その後
どんどん戻している。
削るべき設備ではないとわかったからです。
しかし、形の上では経費を削減したことにしたいから、
「グリーンボンドでまかなう」
と言い出した。
グリーンボンドって、都債です。
借金です。
これでは400億円削減したとは言えないでしょう。
なぜ、マスコミはそういったことを正確に報道しないのですか。
高木けいさんが言われている「去る6月5日の文教委員会の議事録」の
参考として。👇
★文教委員会速記録第八号 平成二十九年六月五日
https://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/educational/2017-08.html
高木さんは、内田茂氏の潔白についても仰っています。
【高木けい】
内田茂都議(当時)が、ある電気工事会社の監査役になっていることを
問題視する報道が週刊誌でなされました。
まるで、その業者がオリンピック関連事業を受注できたのは内田都議が
口利きしたからであるかのような内容でした。
でも、今の都政で、そんなことありえませんよ。
入札に関与なんてできません。
あの電気工事会社は業界のトップ企業。
大きな事業を受注できる会社は限られています。
政治=利権だというストーリーを、マスコミが作り上げて煽っているように
見えます。
豊洲市場やオリンピック施設の建設に関して、小池都知事は
「ブラックボックス」
だといい、巨額、かつ不透明な工事費だとおっしゃった。
では、そこには、どういう利権の構造があったのか、どこがどう不透明
だったのか。
都政の信頼を失わせ、我々をあれだけ攻撃したのだから、証明責任は
知事の側にあります。
私たちはすでに、去る4月25日の財政委員会でこの問題を取り上げ、
オリンピック施設及び豊洲市場の5件の工事案件について、財務局
経理部長から
「疑惑や不正はなかった」
との正式な答弁をいただいています。
このことをメディアはなぜ報じないのか、今までの都政を、小池知事の
言うままに「ブラックボックス」と喧伝したメディアにも、その責任が
ありはしませんか。
人を陥れた連中を絶対に許さない。
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