http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160930/k10010712821000.html【豊洲調査結果 いつ誰が決定は特定できず 知事 新たな対応検討】
(9月30日 14時30分)より抜粋
東京都の小池知事は、豊洲市場の土壌汚染対策をめぐる
問題で都が進めていた内部調査の結果を公表し、最大の
焦点だった盛り土を行わない方針をいつ、誰が決定したか
について「ピンポイントで指し示すのは難しい」と述べ、特定
できなかったと結論付けました。
そのうえで今後、公益通報制度を設けるなど原因究明や
再発防止に向けた新たな対応を検討する考えを示しました。
都の職員さんたちをまるで「犯罪者扱い」する小池百合子。
そもそも「建物の下を盛り土をしなかったこと」をまるで
「犯罪行為」であるかのごとく一方的に「悪」として扇動する
ことが最も危険で、大きな問題であるのではないのですか?
「その選択が正しかった」という結論がほぼ出ているにもかかわらず、
なぜここまで「悪」と決めつけるのか。
そしてなぜそこから一歩も引こうとしないのか。
あくまで小池百合子にとって、都の職員さんたちは「悪」で
なければならないから。
それが「結果」でなければならないから。
違いますか?
無理矢理、都の職員さんたちを「犯罪者」に仕立てているのでは
ないのですか?
これは「冤罪」と同じではないのですか?
前回、下記記事を書きました。↓
★豊洲市場問題PT第1回会議:
「東京都の技術系職員の方々の名誉にかけて、
地下空間は非常に正しい選択だった」
との発言がありました。http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-1214.htmlTVはこの
佐藤尚巳氏の発言を取り上げてくれません。
何もかも一方的な報道。
今までもそういう場面を見てきました。
2012年5月、当時、大阪府市統合本部特別顧問だった
古賀茂明の、テレ朝の「モーニングバード」での電力会社に
対する「停電テロ」という言葉。
また2014年3月、同じくテレ朝の報ステが中核派の診療所を
使って、福島医大の検査がまるで信用出来ないかのような
印象操作をしたこともありました。↓
★マスコミ報道によって「泣き寝入り」が生じるのは「報復」があるから。http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-329.html今の都の職員さんたちは、まさしくこれらと同じ状況であると
思います。
そんな中で、前回記事で取り上げた豊洲市場問題PT会議で
佐藤尚巳氏がこの扇動による異常なまでの世の中での「誤解」を
解くために丁寧な説明を以って
「東京都の技術系職員の方々の名誉にかけて、
地下空間は非常に正しい選択だった」との発言をされていました。
座長の小島敏郎が冒頭40分かけて説明した中身には、
テレビで散々いい加減なデマを撒き散らし続けた森山高至の
主張がこれでもかというくらいに入っており、そんなものを
議論の対象にしていくこととなることが本当に信じられません。
今回も、同じく第一回市場問題PT会議での、佐藤尚巳氏の
後半の発言とその前後の小島敏郎の発言を取り上げましたので、
どうか読んでください。
★<公式>第1回 市場問題プロジェクトチーム会議 2016-9-29★1時間14分50秒あたりから
【座長:小島敏郎】
この豊洲の経過を見るとですね、結局土壌汚染があるところに
作るというところから始まっているので、その土壌汚染対策を
どうするかという議論をするわけですよね。
で、そのお話を聞いてると土壌汚染対策はやらなきゃいけないと、
それが一つの「盛リ土」だと、それを与えられた条件にして
建物を作る、というところに建物の方がすごくちょっと
無理がある、って言ったら変なんですが、そういうふうに
聞こえるような気がするんですよね。
最初から「ちょっと無理なんじゃないの?」
っていうように聞こえるんですよ。
それと、建築家の、さっきの佐藤先生のお話は、建築家がそう仰ると
すると、役所の中ではそれは当然議論してもらわなければいけない
のであって、いろんなところでですね、これが正しいんだから上司の
意見も聞かないで勝手にやるよ、というところになるとやっぱり
規律違反ですよね。
勝手に変えるとね。
だから、これは非常に名誉かもしれないけれども処分される覚悟で
やる人はいないので、それはガバナンスの問題として、僕も公務員
でしたけれども。
そういう人がいてもらっては困るんですよね、役所には。
もうはっきり言うと。
だから、それはちゃんと議論してもらわなきゃいけないということに
なって。
で、議論しないでそれをやってしまうと、それは大きな問題。
もしそうであるならば議論して頂かないといけない。
これも組織にいる人としての最低限の義務なので、もしそう
思ったら、それは議論していただかないといけない。
というのが、ま、事務系の職員としてはですね、それなら
そう言ってくださいよっていう話になるっていうところが
ちょっとあって、なかなか微妙な問題ではあるなと思いました。
で、そういうふうに思ったんですけど、やっぱりその元々
土壌汚染対策をした上に建物を作るということで、それは
建物を作るところって「やりにくい」ってことでしょうか?
【佐藤尚巳専門委員】
やりにくいことはないと思いますね。
先ほども申し上げたように、最初から掘ってあったわけですから、
地下空間としては掘ってあったところから地盤面として構築を
始めるわけですから、工期的に見ても工費的に見ても非常に
その方が合理的だし、非常に納得できる選択だったと思います。
先ほど「ガバナンスの問題だ」と仰いましたけども、
私も都の方とお仕事して理解してるんですけれども、担当の
技術者は当然そう考えていただろうと。
それを多分技術系の一番トップの方、財務局で言えば局長さん
なりに報告してないわけがないんですよ。
私の経験でいえば。
そんなもの、やれるわけがないんで。
局長クラスの方は絶対解ってたはず! です。
で、あともう1つ申し上げると、先ほどの経過の中で、
土壌汚染対策工事の設計図が完了したのが3月ですね。
2011年の3月。
で、これで、2011年の8月に発注されてるっていうことは、
発注されてた図面には、土盛りをしない図面で発注されてた
わけです。
とうことは2011年の3月の設計図は、土盛りをしない
設計図が出来てたわけですよ。
で、それを元に、恐らく技術系は連絡しあってたと思いますから、
建築の方の設計を始めたんだと思うんですが、設計を始めた時
には、そこからじゃあ2メートル土盛りをして、そこからピットを
作るという選択肢も恐らくあったと思います。
それを含めて多分「地下空間を作ることを検討課題とする」と
いうような条件が付いたんだと思うんですども、そこで、実際に
土盛りをせずに下から作ろうという決断をした。
で、実際2011年3月11日に何がありました?
大震災が起こりましたよね。
それで、大震災が起きて何が一番困るかっていうと、土木関係の
技術者なり職人さんなり機材が圧倒的にそっちに流れてしまうと
いう懸念があったわけですね。
で、恐らく都の担当者の方は、それでやっぱり土盛りをせずに、
一番合理的にやるにはやっぱり建築を下から作った方がいいだろう
っていう判断の一つの指標にもなったんじゃないかと。
さらに一旦取り掛かった工事というのは土木の場合、途中で
数量が変わるっていうのを全部数量を調整してお金を最終的に
払っていきますよね。
そういうこと考えると、その中でまたその震災関係のことで
費用が上がるとかいうことになると、もうとてつもなく土工事の
費用が上がる可能性が十分あった。
そういうことを考えると、出来るだけ土はいじらない方がいいと
いう判断があって当然だったと私は思います。
それがちゃんと技術系のトップには報告されてただろうし、
その技術系のトップの方と事務系のトップの方の恐らく連絡が上手く
いってなかったか理解が十分でなかったか、僕はそのレベルの
話だというふうに感じますけれどもね。
担当の課長さんや部長さんは、絶対、上司に報告したと
思います。
【座長:小島敏郎】
あの、その話は別のところでですね、この件については
「はず」ということが全く通用しないので、東京都の調査を
待ちたいと思いますし、事実はですね、証拠なり証言なりに
基づかないとですね、これは極めてセンシティブな問題で、
先ほど申し上げましたような、いわゆる「責任問題」を議論
することなので、我々が軽々に「はず」ということを、で、
あのう、それはもう空想に過ぎないのでですね、あのう、
他のところでちゃんとやっておられますから。
ま、あの、ご意見は、ま、そういうだということなんですが・・・
「はず」という言葉への主張について。
ではなぜ、
森山の「デマ」が問題にはならないのでしょうか。
そして、
都の職員は「悪」に違いない。
都の職員は「悪」のはず。なぜこんな
一方的な「はず」がまかり通っているんでしょうか。
そして、前回の書き起こし記事でも小島敏郎の発言にあった
「処分」だの、また今回書き起こし部分での発言にあった
「責任問題」だのと、都知事や都政改革本部が叫び、
「公益通報制度」なる言葉まで叫ぶのは、上でも書いた通り
「不利益を与えた」という一方的な思考、というよりも
世論への
イメージ操作を行っているからにほかなりません。
しかし、
都の職員さんたちは、「不利益」を
与えてなどいません。実際には小池百合子が決定した「豊洲移転延期」によってこそ、
とてつもない不利益が起きたのではないのですか?
そして延期によって、「築地の老朽化」による危険から築地で
働く人たちの安全がむしろ確保できない状態になっている
のではいですか?
これはまさしく
都知事の「政治の不作為」ではないのですか?
これには11月7日移転を目指して、ちゃんと頑張ってきた
都の職員さんたちには何ら責任はありません。その事だけは、ちゃんと書いておきたいと思います。
【拡散希望:豊洲市場 施設竣工映像】https://www.youtube.com/watch?v=SHwz-Un-qLU
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