東京都知事選。増田ひろや候補の進めてきた地方行政はすなわち皆で力を結集して「日本の力」を押し上げていく力だ!絶対に東京都知事になるべき人だ!
- 2016/07/30
- 07:56
増田さんの発信力はすごいです!
東京をどうしたいか。
その気持ちが、とにかくまっすぐに伝わってきます。
とにかく最初から全くぶれないのは増田さんだけです!
そしてその「強い気持ち」は増田さんの岩手県知事時代にも
はっきりと見えてきます。
2004年(平成16年)2月、増田さんが岩手県知事になってから
丸9年経つときの講演録からです。
増田さんの地方行政が日本全体のための行政でもあることが
はっきりと判ってきます。
https://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/007/075/16223masuda.pdf
【4道県知事リレートップセミナー
増田寛也岩手県知事 講演会】
テーマ ~「志(こころざし)ある地域づくり」を目指して~
■日時:平成16年2月23日(月)
■場所:秋田県庁第二庁舎8階大会議室
★講演内容より抜粋
【はじめに】
どうも皆さんこんにちは。只今ご紹介いただきました、
お隣から参りました岩手県知事の増田寛也でございます。
どうぞよろしくお願いを申し上げます。
今日、こちらに車で来たのですが大変風が強くて途中から雪や
あられのようなものが横殴りで降ってきました。
帰りは丁度良い時間帯の秋田新幹線(※1)「こまち」があるので、
4時ちょっと前の「こまち」で盛岡に戻ろうかと思っています。
こういう形でお隣の県に来て、そしてまた皆様方おそらく議会等も
間もなく始まりますので、大変お忙しい時期だろうと思いますが、
こうして秋田県庁の日頃から大変お世話になっております皆様方に
お話し出来る機会を与えて頂きまして、まず大変感謝申し上げたいと
思います。
ちょうど、年が明けてから一度、3県でつくっております大阪事務所の方に
お邪魔をしたのですが、所長さんが秋田の方、熊谷さんが所長をやって
おられますし、一昨年のソウル事務所の開所式では事務所長の島本さんに
大変お世話になりました。
先月も福岡の方に用事があって福岡に行きましたら3県の「みちのく夢プラザ」、
あの所長さん土屋さんといいましたか、あの方がもうだいぶ長くなられたと
思いますが、陣頭指揮をしておられて右肩上がりで「みちのく夢プラザ」の
売り上げも伸びているということで、3県連携も随分形をいろいろ変えながら
進んできているということを改めて実感をしております。
さて、私が知事になりましたのは、平成7年ですので間もなく丸9年経つ
のですが、初めて知事になりました時のことを考えますと、こちらの
知事さんは大先輩と言いますか、大大先輩くらいの佐々木知事さんが
やっておられました。
その頃は隣の県と何かするというそんな雰囲気はまだ全くなくて、
とにかく東京の方ばかり向いて、そして東京に行って金を貰ってきて
何か仕事をするという状況でした。
青森も、そして秋田もそうでしたでしょうし、全国の自治体何処も
そういう同じ様なことを繰り返していたのだと思います。
皆さんご承知のとおり、各都道府県というのは私は基本的には
あまりお互い隣同士仲の良い県というのはないと思います。
お互いに47都道府県、良い言葉で言えば切磋琢磨ということで
しょうが、隣同士で勝った負けたということを今までずっと繰り返して
きたわけですが、そんなことをしているうちに中国に
根こそぎ負けてしまうと思います。
時代がさすがに10年経てば変わってきますし、今は全くスピードが
早くてさらに大きく変わってしまいますが、その中で7年くらい前から、
この3県連携というのが確実に進んできており、
このことは、時代の流れを反映していると思いますし、時代の必然
だとも思います。
皆さん方のそういったことに対しての努力、日頃から
お互い情報交換をしたり何なりして、とにかく共同で
成果を出していこうということが意識としても随分
根付いて来たことだと思います。
私も県内を歩いておりまして、例えば秋田にだいぶ近い所ですが、
うちの方の二戸地方振興局に行くと土木部長で佐々木さんが秋田の
方から来ておられます。
彼が管内の道路・河川についてはいろいろ現場で説明してくれるのですが、
そういうことがごく当たり前にこれから益々進んで行けばいいなと思って
おります。
それで今、お話しがありましたように、3時ちょっと前にこの話をやめる
つもりにして、それから後は皆さん方から質問があるかも知れませんので、
何なりとお聞きいただいてそれで全体の話をおしまいにしたいと思います。
私も以前、ちょうど1年位前ですが青森県庁に行って青森の皆さん方に
お話しをしてきました。
今日は秋田ということで、各県でこういうリレートップセミナーを開催して
おりますが、これは私なりに目的を考えてみるとお互いに皆さん方も
仕事をしている時に、相手の人柄というものを知るのは
とても大事なことだと思います。
なおさら今、各県同士で秋田と岩手でいろいろ共同事業をやっています
から、その中で一体岩手の知事というのはどんな顔を
していてどんな声で話をして、どんな人間だろうと
いうことを皆さん方も思うかも知れませんし、今回の
リレートップセミナーの目的というのは、話の内容ももちろんですが、
とにかく相手の人柄を知るというか隣の岩手県の知事は
どんな人間だろうということを知るということも大変
大きな意味合いだと思います。
皆さん方もおそらくそういうところに興味がおありだろうという思いで私も
来たところであります。
何のとりえもありませんが、私は大学を出て建設省というところで
ずっと仕事をしておりまして今、国土交通省と名前が変わりましたが、
あそこで仕事をして選挙の前の年の暮れに退官をして平成7年4月の
統一地方選挙で当選をいたしましたので、先程申し上げましたように
知事になって大体9年、知事は47人いますが最近は随分若い知事も
増えてきました。
当時、私は43歳で当選したので一番若かったのですが、今は私より
若い方が7、8人位いるのではないでしょうか。
年齢のほかに、背だけは誰にも負けないつもりで知事会の方に
行ったのですが、もう一人私より背がデカい広島の藤田さんという
方がいました。
あの人は多分185㎝位あるのかな。
私が初めて当選して知事会に行ったら、藤田さんがそれまでは
一番若かった。
45歳位だったでしょうか。
「歳はお前に負けたけれど背はまだ俺の方が勝ってるな」
と言われたのを覚えています。
あの人が185㎝で私が182㎝位背があるのですが、増田はやたら
背がデカい知事だな位に覚えていてもらえれば
結構です。
今度は寺田知事さんも岩手県庁に来られる予定になっていますから、
年度が変わって来年度になると思いますが、うちの県の職員も
寺田知事がいろいろ新聞なりテレビを通じてお目にかかる機会
もありますが、生の寺田知事はどんな知事だろうと皆さん大変興味が
あると思います。
うちの職員も会ったら、やたら明るいラテン系の
知事さんだなと思うに違いないと思うのですが、
隣の秋田の知事はすごいラテン系だぞと思って
いるうちに、段々お互いをよく知るようになって、
それでまた仕事の方もうまくスムーズに回転していく
のではないでしょうかね。
そういう目的も大いにあって、私はこういうことを知事だけではなくて
各部長さん方、もちろん仕事がそれぞれありますので、それを無視
してまでということはありませんが、やはりお互いにまず相手の
人柄をよく知って、そしてそれをやがては具体的な
事業に結びつけていく。
結局、我々の目的というのは、ただ単に北東北3県連携という形だけの
北東北3県連携ではなくて、そういうところからお互いに知りながら
事業について率直な意見交換をし、相手ともいわゆる
マイナス情報、あまり触れられて欲しくないような所も
お互いにしっかりと意見交換をすることが、事業の中身を
より奥行き深いものにして、その成果がきちんと県民の方に
還元される。
我々が共同事業をやっている目的というのは、県民にきちんと目に
見える成果がなければいけない。
税金が安くなるとか何かそういう具体的な成果が、しっかりと
県民に還元されるようなものでなければならないと
思うので、そういう第一歩としてまず企画立案をし、そして事業を実施
することに携わる我々職員が、お互いに十分な人柄を
含めた共同の意識・意見交換をしておかなければ
いけないと思うところであります。
★(※1)秋田新幹線「こまち」
盛岡と秋田を結ぶ秋田新幹線は1997年(平成9年)3月22日に開業。
増田さんが岩手県知事になられて丸2年経つ頃になります。
ちなみに、その時の東北新幹線はこの状態です。↓

増田知事時代はここから青森への延伸で、物凄い費用が掛かった
わけですが、しかし、東北新幹線が完全整備されることによって、
東北への移動が劇的に変わっていったことは明らかだと思います。
まさしく「未来への投資」でした。
★東京都知事選では増田ひろや候補を応援します!
とにかく先ず知ろう!増田ひろや候補はどんな人?
講演の続きです。(抜粋)
【食の安全・安心】
東京と地方との違い、北東北3県との違いということで申し上げると、
確かに東京は利便性が高くてお金もあればいろんなサービスの
提供も出来るという面もありますが、北東北3県で一番何が底力と
してあるかというと、やはり私は食に関係する部分だと思います。
カロリーベースで食糧自給率は全国で40%程度ですが、北東北3県は
全部100%を超えている訳ですし、食という分野は最も競争力もあり、
そして底力としても強いものを持っているのではないかと思います。
この食について言うと、今一番大事なことは安全とか
安心ですね。
安全というのは科学的にきちんと証明されなければいけませんが、
そういった科学的な安全をベースにして、如何に県民や国民に
安心感を醸成していくかということではないかと思うのです。
秋田も素晴らしい食材がいっぱいあるでしょうけれども、私はやはり
岩手や秋田、青森がいろいろ旬の食材を競ったとしても、日本全国で
旬の食材がいつも揃っているというのは、やはり東京のデパートの
地下だと思います。
あそこに行けばいつ何時でも、日本中の最高の食材が揃っている
ということで、利便性の高さにはかなわないでしょうが、そこに
買いに来る消費者の皆さんというのは、また逆に生産者と消費者の
距離が大変遠いというところに一番不安に感じ、大変心配されて
いると思います。
だから、もしそういった消費者の皆さん方を満足させるためには、
例のトレーサビリティシステム(※2)の様な大変手間の
かかる、しかもコストがかかるような仕組みをしっかりと用意を
しないと消費者のニーズは満足させられないと思います。
我々の地域であれば、多分秋田もそうだと思いますが、逆に、
そういった旬の食材がフルに年中揃うということはなかなか
難しいかも知れませんが、何と言っても我々の地域は、生産者と
消費者の距離が非常に近いということです。
ですから、岩手では、現在280箇所ほどある産直施設ですが、
これは5年位で爆発的に増えました。
盛岡でもどこでも郊外のちょっとした所に、非常に安いコストで
産直施設を作ればそこに近所の人達が、例えば時期の野菜を
持ってきてそれをまた皆さん買っていかれる。
そこでは、非常に盛岡らしいトレーサビリティシステムの
ようなものが出来上がっている。
近所で皆さん方が顔が見える関係の中で、そういった仕組みが
自然と出来上がるという、これもまた一つの地域力だと思います。
都会では成り立たない地域力というのが地方にはあって、食の
関係で言えば少なくとも地元の消費者に支持されない様なものは、
いくら全国に出しても支持されっこありません。
そこである程度ものが磨かれて全国的な競争力
あるいは海外との競争力を身につけていくのではないのか。
そういう意味でも、冒頭の話に戻りますが、地域力というのは
それぞれの所で随分持っているのではないかと。
北東北3県、同じ様な状況にある各県がそういった力を
丹念に見つけていくということが3県の力を非常に高める
ことに繋がるのではないかと思います。
★(※2)トレーサビリティシステム
★コトバンク:トレーサビリティ・システム
【トレーサビリティ・システム(流通経路情報把握システム)】
食品の流通経路情報(食品の流通した経路及び所在等を記録した情報)を
活用して食品の追跡と遡及を可能とする仕組み。
これにより、事故発生時の原因究明や食品回収、品質管理の向上や
効率化、消費者に伝える各種情報の充実等に資することが期待される。
ここまでもすでに増田さんの知事時代の「やってやるぞ!」感がすごい!
と同時に他県との協調体制の考え方は本当にうんうんと頷いてしまいます。
そして中国との競争力に負けない力をつけたいという強い意志!
地方創生の取り組みも本当に面白いです。
【木質バイオマスの利活用】
1月20日に、寺田知事さんにもおいでいただいて盛岡で
「木質バイオマスサミット」を開催したのですが、青森の
三村知事や林業の盛んなそして材の良い所ということで
和歌山の木村知事、高知の橋本知事にも来ていただいて、
それからスウェーデンのベクショー市長にも来ていただきました。
秋田も今、中国にいい材を輸出をするような状況になってきている
と聞いていますが、サミットでは主として、木質系のバイオマス利用の
一環で岩手でペレットストーブを作りましたので、それを会場に
展示して実際に燃焼させたりしながら、そういった熱利用を中心にした
バイオマス利用について議論したのです。
さらに、熱利用だけではなくてペレットストーブのボーッとした
炎が燃えているところを見ると、何となく家庭であれば夫婦の
会話であったり、親と子の会話であったり、学校であれば
教師と子供達の会話であったり、を呼び起こすということで、
私はただ単にCO2の削減ですとか間伐材の有効利用だけに
留まらず、非常に効果があると思っています。
「木質バイオマスサミット」で将来の利用可能性、それから山に
どうやって元気を呼び起こすかについて随分議論がありましたが、
これも大きな地域の力だろうと思います。
岩手県でペレットストーブを作りまして今、中型機と
小型機がありますが、小型機の家庭用は昨年の
12月にモニター機ができまして、現在20~30台くらい
あります。
私の知事室にもありますが、現在燃焼試験をやっているので、
改良を加えた上で一般家庭に量産型の販売をしようと考えて
おります。
中型機はもう昨年の12月から販売をしていますので、今県内の
学校を中心に多分100台位配られていると思います。
是非、秋田の方でもお使いいただければと思いまして、青森や
秋田県庁の何処かに置いていただけないかなと思っています。
こういった木質バイオマスの利活用については、各家庭で
やり方はいろいろあると思います。
秋田は秋田なりの利活用の仕方があると思うのですが、
例えばそんなことを進めて行けば、日本全体の中でエネルギー
利用の考え方、あるいはライフスタイルの変革にも繋がるでしょうし、
北東北の力にまた大きな可能性がそこで見い出されるのでは
ないかと思います。
ペレットストーブを家庭にどれだけ普及させられるか、やり方も
いろいろあると思いますのでこちらでもいろいろ考えているのですが、
携帯電話を普及させる時に、携帯電話は機種が古くなると0円とか
タダみたいな価格で売られているのですが、ドコモとかauとか
回線使用料で儲けているので、ペレットの方もストーブの方は
最初の立ち上がりは殆どコストがかからない形で普及させて、
後でペレットの供給の所でお金をいただくのがいいのではないか
とも考えています。
結局それは全部山の方に還元されるので、この方式が一番
良いのではないかと思って、来年度の予算にはそんなのも
入れています。
是非、秋田は秋田なりのやり方で木質バイオマス利用を
進めていただきたいと思います。
確か能代か何処かでチップですか、燃焼させて電気に変換させ、
電力利用をしている所があったかと思いますが、そういったことも
これから地域の力に繋がってくるだろうと思います。
新しい取り組みに果敢に取り組んできた増田県政!
そして、地方からも国際的競争力をつける!!
【広域連携】
次に、広域行政の話をしたいと思います。
今、私は産業面などで一番のライバルは中国
ではないかと思います。
中国は今の胡錦涛・国家主席、温家宝・首相のラインに変わってから、
北京政府の一番大きな目標が中国の東北部、東北地方の開発となった。
あそこは国営企業が非常に残っていまして、ご承知のとおりかつての
中国の大重工業地帯だったのですが、生産力が著しく低い。
遼寧省や吉林省、黒竜江省、実は、我々にとっても中国の
東北3省というのは一番馴染みの深いところですし、影響力を
多く受ける所でもあります。
農業にしても同じ様な気候の中で、あそこへ行けば米もいっぱい
今作っていますし、「あきたこまち」も今作っているわけですから、
とにかく米を本格的に生産して輸出し始めたら大変なことになる。
ただ、中国は今非常に変わってきて砂漠化も進んできていますから、
木材は完全にロシアから輸入しているし秋田からも行っているでしょう。
何れはちゃんとしたすみわけが出来上がってくる。
向こうも所得がだいぶ上がっていますし、将来的にはすみわけが
きちんと出来るだろうと思いますが、それにしても中国というのは、
中国脅威論を余り声高に言うなという人も多いのですが、
大変な競争相手であることには間違いないと思います。
47都道府県同士がそれぞれお互いに競争をし合う、それぞれの
県単位で競争し合うというのが、今までの長い歴史の中での姿
だったのですが、大体47都道府県というのはあまり仲が良くない。
隣の県同士は特に。
だから東北は一つとかあるいは四国は一つとか言いながら、実は
四国は一つ一つだとよく言われているように、仲が良くない。
だからこそ四国は一つだとあえて言わざるを得なかったような
ところがあるのですが。
ただ、今、隣同士で競争をしていたら完全に中国に
負けてしまう。
5年後あるいは10年後にどうでしょうかということは
今から考えなければいけないということが一つあります。
それからそういった産業面のことだけでなくても、もっとお互いに
近場の県とは協力しあって共同事業をやっていく
ということは、県民にもっと良い効果をもたらすのでは
ないかと思います。
冒頭申し上げましたが、福岡の3県の合同事務所、あそこが
3県の連携事業の皮切りですが、今だに右肩上がりで売り上げが
伸びている。
所長さんの大変なご努力がありまして、そういう風になっている
ということは事実ですが、それにしても3県の物産が一堂に会する、
あるいは向こうからの観光客の人が確かに秋田も素晴らしい所が
ありますし、それから岩手も青森もそれぞれあるでしょうが、やはり
どうせ高いお金を掛けて来るのだったら岩手に来てそれから秋田に
行って、秋田空港から帰るとか。
少なくとも県境を越えてもっと広域に見てそれで帰りたいという
人達が大勢いて、それを県単位でやっていたら、地域あるいは
国民のニーズに上手く合致していないのではないかということです。
今までアンテナショップですとか、事務所も3県共同でやるというのは、
どちらかというとスケールメリットを出そうという発想があったのですが、
私はスケールメリットから機能分担をもっと考えて
お互いの県で逆に弱い所をお互いに補っていくような
ことに、更に3県連携を進められないかなと思っています。
医療でもよく寺田さんが言っていますが、脳血管研究センターには
ガンマナイフとかペットとか大変高額な医療機械があって、高い
効果を上げています。
だったらそういうもので早期にガンを発見するために、わざわざ
岩手から東京まで行って、そして宿泊までして高いお金を払って
帰ってくるのではなくて、秋田に来てそういったものをやります。
例えば岩手は循環器で大変有名な循環器センターがありますから、
秋田の方にも岩手に来ていただくとか、もっとお互いに機能分担を
しっかりと考えることが必要ではないかと思います。
それを阻んできたのはやはり選挙制度というか、首長が地域の
住民から選ばれるとどうしても住民の方を見ますから、その住民に
対して出来るだけフルセットのサービスを提供したい、そしてこれに
ついては他の県に全部おんぶに抱っこしますということは非常に
言いにくいという状況があったのだと思います。
逆にそこは首長のリーダーシップの問題で、首長がしっかりとした
方向性を示して、北東北3県あるいは本来であれば
東北6県ということでしょうが、そこで共同事業を盛んに
進めていくんだとすればいい。
冒頭にも言いましたが、あそこの知事がどんな人間でどんな
人柄でという所から理解が始まって、共同事業をやっていく、
そしてお互いに相手の強い所、弱い所を本当に理解し合う
ようになる訳ですから。
そういうことがあって初めてそれに合った行政体制
あるいは行財政体制をどうしようかとか、統治機構を
どうしようかという議論に進んでいくので、今、その中では
お互いに競争相手であり、それぞれが東京の方ばかり
しか見ていなかった47都道府県の中で、私は北東北3県が
今一番共同事業が上手く行っている、お互いに意思疎通が
上手く行っているのではないかと思っています。
その我々だからこそ、こういった制度的な問題についても経験に
裏打ちされた発言がはっきりと出来るのではないか。
私は出来れば社会資本の部分も含めて中国ともちゃんと
競争出来るような機能分担をこれからしっかりして、そこまで
この3県連携を高め、実践例を出していく、大事なことは
成功事例を如何に積み重ねていって、実践例を多く出すか
ということになると思いますので、そういうことをこれからも
引き続きやっていくつもりです。
そろそろ大きなグランドデザインをしっかりと書くべき時期に来て
いるのではないかと思います。
今後想定される連携事業として、私は随分いろんな分野があると
思います。
先程言いましたが高度医療の分野等もそうでしょうし、秋田で
今度新しい大学を建てられる、4月から開校される国際教養大学も
含めて国立大学でも今随分話を進めているようですが、県立大学
同士で共同研究をしたり学生の単位互換をしたり、
もっと共同化ということを考えてもいいのではないかと
思います。
もちろん、うちの方も来年に県立大学を独立行政法人化
するものですから、少しそれぞれ準備が必要です。
今すぐにということは難しいと思いますが、こういうものは時間を
ある程度かけるものはかけて、失敗しないようにしっかりとやって
いくことが必要でしょう。
産学官連携もそうですね。
そのベースになる試験研究機関も機能分担ということを
もっと考えたらどうかと思います。
大規模イベントについても、19年がわか杉国体だと言われて
いますが、国体の在り方、国体は頑迷固陋な日体協相手だから
なかなか改革が進まないかも知れませんが、大きなイベントなどは
これからもっと北東北3県の共催のようなことを考えるなど、
いろいろやり方はあると思います。
それから観光分野、三セクの鉄道もそれぞれ抱えているし、
うちも風力、今年40数基風力発電が並ぶ大規模なものが
秋に出来上がりますが、公営企業の共同化ですとか、ゆくゆくは
職員の共同採用というところまで含めて、時間軸でいうとすぐに
手をつけなければいけないものから、将来的な課題となるものまで
沢山あると思います。
そういった連携事業の分野を出来るだけ知恵を出して
拡大していくということと、今、北東北3県の課長さん方が集まって
北東北のグランドデザインづくりに入ってきていると思いますが、
これも私はメリット・デメリットをはっきりとそこの中で
書いて県民の皆さんにデメリットも十二分にお伝えした上で、
こういったグランドデザイン、社会資本も含めた機能分担と
いったものをしっかりと理論武装していく必要があるのでは
ないかと思っております。
メンバーの皆さん方にもヨーロッパの例ですとか、アメリカの例
ですとかいろいろ見ながら機能分担の方向性を十二分に示して
もらいたいなと思います。
この機能分担の問題については、先程も言いましたようにやはり
首長のリーダーシップが大事なのと、選挙制度の関係
ですね。
どうしてもその単位の枠の中にとらわれがちな部分というのが
あります。
ですから、これをやるやり方ですね。
ただ単に学者のような観念論や神学的なことばかり言い合って
いても仕様がないので、県民の皆さんに例えば3県が一緒に
やるとこれだけコストが安くなりますとか、あるいは3県が一緒に
やればこれだけ税が安くなりますとか、そういったことがはっきり
目に見えるように。
一方で県民の皆さんもただでさえ、だだっ広い3県が一緒に
なれば、行政がより稀薄になるのではないかと心配される方も
居られると思います。
私は国が今、いっぱいいろんなことをやっている。
余計なことまで手出しているものを住民に近いところにそれを移す
というのが、この3県連携の一番大事なポイントだろうと思います。
単純に今のままの権限関係で3県一緒になってもあまりメリットは
無い訳です。
距離が遠くなるとか稀薄になるという方向に流れていきがちですが、
そうではなくて国がなかなか手放さない権限でも、47の都道府県に
分けるというのは大変難しい所がありますし、交付税だって47に
均等に税源の偏在を克服しながら分けると言ってもこれは神業
みたいなことになりますから、結局今のようなブラックボックスで
総務省が分けるということになってしまうわけです。
そうではなくて、大まかなブロック単位にそれを考えていくという
ことは、これはやりようによっては十二分に透明性のある仕組みの
中で出来る訳ですから、そういったブロック単位でまとまって物事を
解決する。
そしてそこに国の権限を出来るだけ住民に近い所に降ろして距離感を
近くしていく。
やはりこの道州制とか3県合併とかいろんなことを言われていますが、
あまり難しい制度のことは別にしても住民との距離を近くする。
そして結果をちゃんと全部住民に成果を還元するという3県連携で
なければ、地域の皆さん方に支持されないでしょうし、我々が
目指すのはそういうものであって、その中で先程言ったように
国際競争力もつけてそして中国との競争にも勝てるような
強い地域づくりに向けて、これから10年、20年先を見越して
進んでいく考え方が大変大事ではないかと思っています。
「道州制」については、安倍政権で麻生さんや新藤義孝・元総務相が
進めようとしていたのは、まさしくこういった経済を強くするためのもの
で、あくまで「地方分権」の改革であり、「地方主権」なるものには
反対をしていました。
そして「地方創生」はすなわち「日本人みんなで頑張ろう!」に繋がる!!
「一億総活躍」に繋がります!
【終わりに】
以上申し上げて大体、時間になってきました。
最後に一言だけ申し上げますが、前例が何も参考にならないという
時代に入ってきました。
だから初めてのことをやるのが大変多い訳です。
中央省庁ともぶつかる。県民の皆さんにも当然痛みを強いる
ようなことになる訳です。
全部未経験、初めてですから人間というのは本能的に変わる
ことに対して非常に抵抗感があります。
ましてや自分が敷いてきた路線を変えなければいけないとなると、
益々こだわりが出て来るというか、抵抗感があります。
その時に大事なのは情報公開をしたり説明責任をしっかり
果たすということですが、前任者のせいにして変わるというのは
非常に楽な所で、もしそうやって変われるのだったら、それで
やればいいのではないかと思うのですが、そうはいかない
ところが多いと思います。
県庁で長く伝統のように行ってきたことをどうしても変えなければ
いけないことも多くあります。
今、大事なことは我々行政は変えなければいけないこと、
変わらなくてはいけないことを変えなくて、変えちゃいけない
ことばかりを変えてきたのではないかという発想で、物事を
もう一回見ていかなければいけないのではないかと。
これも非常に難しいことですが。
しかも自分が敷いてきた路線、私がそうですが、9年も
知事をやっていると、全部また自分の所に戻ってきますからね。
でも、やはり変えなければいけないところがどうしても出てくる。
それは変えて行かなければならない。
その為には皆さん方もいろんな所で経験されていると思いますが、
やはり強い意志・志そして断固やるという決意が
大事だと思います。
増田さんの言葉を聴くと、とても分かり易くて具体的で、そして
何よりもの凄く強い意志を私は感じてきました。
立候補した時の記者会見や、都内の市長さんたちからの出馬要請が
あった時の増田さんの言葉の一つ一つが「増田さんを応援したい」と
思う決定的なものとなりました。
増田さんは全くぶれていません。
「絶対に信頼できる!!」
この思いで、ブログで記事を書いてきました。
増田さんは絶対東京都のために、都民のために頑張ってくれます!
絶対に増田さんに東京都知事になって欲しいです!!!
もうその思いでいっぱいです!
頑張れ!増田さん!
★★★下記ブログ記事もどうか読んでください!★★★
★東京都知事選では増田ひろや候補を応援します!
とにかく先ず知ろう!増田ひろや候補はどんな人?
★東京都知事選。増田ひろや候補を相変わらず応援!
真摯な人柄はきっと少しづつでも伝わっていくと思います!
★東京都知事選。増田ひろや候補をまたまた応援!
今回は岩手県知事時代のことを見てみました。
★東京都知事選。今日も元気に増田ひろや候補を応援!
「地方自治は民主主義の学校」。「よきにはからえ」も「劇場型」もいらない。
★東京都知事選。「ジブリ顔」の増田ひろや候補。応援団長は菅官房長官!
2人の共通点は「たとえ地味でもじわじわ『良さ』が見えて来る!」
★東京都知事選。
ますます増田ひろや候補に都知事になって欲しいと強く思う!
増田さんのルーツは祖父・父の故郷「岩手」。原点は「父親の背中」。
「現場」を大切にする都知事にきっとなってくれる!
(岩手競馬存続のことも書いています。)
★東京都知事選。増田ひろや候補の寄稿文紹介。
「結婚式のキーホルダー」「サイクリング」「スウェーデン製の猫」。
増田さんの強さと優しさ、必ず、絶対、都民に伝わるはず。
今度こそ「信頼できる人」が都知事になって欲しい!頑張れ!増田さん!!
★増田ひろやさんを東京都知事に!
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