19年前の5月24日に起きた酒鬼薔薇事件。被害者遺族が受ける二重の「筆舌に尽くしがたい苦痛」。それを生み出すのは自称「人権派」たちの吐き気のするような「キレイゴト」の言葉、
- 2016/05/24
- 21:51
5月20日に一度、下記記事を書きました。↓
★沖縄の女性行方不明事件。
「通り魔殺人」は国籍や所属など関係なく絶対に許せない。
一律公平に被害者が一人でも「死刑」にすべき。何故そこに主張がいかないのか。
これを書いた後、強姦殺人であることが判りました。
殺された女性にとって「むごたらしい」としか言いようがありません。
絶対に犯人を許せません。
上記記事で、コメントが一つつきました。
「名無しコメント」です。
このコメントを読んでから、更に怒りが湧いてきました。
ブログ記事をちゃんと読まずに、それこそ「レッテル貼り」をして、
馬鹿にし、しかもこのブログで自分の思いを書いていることが
「公的な主張」だなどと、まるで「言論弾圧」的なコメントで本当に
信じられない思いがします。
私は強姦罪の厳罰化や、少年法の厳罰化について何度も
書いてきました。
そして、今回の沖縄の件に関しては、沖縄だけでなく、神奈川でも
米兵による殺人が多いことを取り上げ、「悪感情」を持つのは当然だと
書きました。
そして、「日米地位協定」のような、「特権」を与えるべきではない
ことも書きました。
それらはまた、在日の中国人や韓国・朝鮮人の犯罪がどう
考えても多いという事実に対しても同様であり、悪感情を
持つのは当然であることや、通名での報道や顔が晒されない
などと言った「特権」を与えるべきではないとも書きました。
(※ちなみに今回の犯人は顔と名前を散々晒されている上、
更に「日米地位協定」に関わる「軍属」という括りに入る
人物なのかどうかさえ怪しい、つまり全てがマスコミの
都合のいい報道、「元米兵」を強く印象付けることに重きを
置くような報道になっている。)
いわば、
「殺人犯を公平に扱え!」
「日本人であろうがなかろうが、米兵や軍属であろうがなかろうが、
在日の外国人であろうがなかろうが、とにかく、ただの快楽殺人
でしかない通り魔殺人は一律に死刑にしてほしい。」
ということを主張したんです。
ブログ記事では「日米地位協定」については、その内容と今回の
件がどのように関わっているのかがはっきりと解らなかったので
取り上げていますが、基地問題そのものに関しては殆ど触れて
いません。
何故なら、基地問題は、特に中国が絡む地政学的なものがあり、
チベットや東トルキスタンなどで非道な人権弾圧を繰り返している、
ましてや、それに最も関わってきた指導者の一人である人物が
トップである以上、中国から沖縄、ひいては日本を守るためには
現在の状況では、米軍の存在は必要不可欠であるというということ、
また米軍は個人の犯罪への対処となるが、中国は人民解放軍という
中国共産党の軍(国軍ではない)が沖縄に入り込んでしまえば、
本当にチベットのような悲劇が沖縄のすべての女性に降りかかって
くる、そういう恐ろしい現実を想定しなくてはならないこと、そういった
ことを踏まえれば、当然、現状では県外云々ではなく、とにかく
沖縄に必要であり、優先されるべき事案であるはずです。
しかし、マスコミは、そういったことを一言も伝えず、意見を抹殺し、
今回の殺人事件に絡めて「基地があるからだ!」とだけ一方的に
流す。
それは何故なのか。
米軍基地がなくなれば、中国共産党は、人民解放軍を上陸させる。
それも、あの「尖閣事件」でやってきた漁船の船長のように、あたかも
一般市民であるかのように私服で、民間人を装った便意兵を。
沖縄の女性たちに、チベットの女性たちのような悲劇が起こって
いいのか?
簡単に米軍基地がなくなればいいなどと、なんでそんなことが
言えるのか?
問題にすべきとすれば、「日米地位協定」であることではないのか!
殺人事件を起こせば必ず死刑、強姦事件を起こせば厳罰に処す。
私は何度も何度も書いてきた通り、これを求めているんです!
米兵に限らず、何人であろうと。
「特権がある」ことなど許されない!
顔も実名も即刻晒す!
それを繰り返し、求めているんです!
以前に書いた少年法や、強姦罪厳罰化に関する記事です。↓
★日本の重大な問題を解決するには、強い「意志」を持った
政治家の存在が必要だ!
「強姦罪の厳罰化」と「少年法改正」の場合。「安保法制」にも言えること。
今まで、どれだけ、死刑判決を望みながら、それが阻まれて
きたんだろうか。
どれだけ、死刑、そして厳罰を望むたび、「人権派」の連中に
妨害をされ続けてきたことか。
そして、その連中は、沖縄の今回の事件では、「基地をなくせ!」
とだけ殊更に叫び続ける。
何故なのか。
そして米兵に対してだけ厳しい。
何故なのか。
もう、本当に、筋が通らない・・。
19年前の1997年5月24日。
神戸で起きた凄惨な事件。
犯人がこの世に存在していることが許せない。
あの時の少年法は、あまりにも軽かった。
その後少年法改正が行われたが、長い年月がかかった。
その間に、凶悪な少年犯罪がいくつも起きた。
それでも厳罰化に対して反対し、邪魔をする連中が山ほどいた。
★2000年に初めて「少年法」が「改正」された時さえも
「妨害」の連続だった!
成立するまでの国会での動きをどうか知って欲しい。
自称「人権派」ども。
米兵にだけは厳しい連中。
吐き気がする。
しかし、いくら少年法が改正されても、18歳未満の犯人には、
死刑を求めることは、現状では出来ない。
そういう改正は出来ない。
★外務省HP「人権・人道」より
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kiyaku/2c_001.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kiyaku/2c_004.html
【市民的及び政治的権利に関する国際規約(B規約)】
■第三部 第六条
5 死刑は、十八歳未満の者が行った犯罪について
科してはならず、また、妊娠中の女子に対して
執行してはならない。
酒鬼薔薇事件。
昨年の酒鬼薔薇の本の出版というおぞましい行為。
こんなことにまで被害者遺族に耐えろと言うのかと・・。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160524/k10010532471000.html
【事件から19年 土師淳くんの父 加害者の手記に憤り】
(NHKニュース 2016年5月24日 3時14分)
平成9年、神戸市須磨区で起きた児童連続殺傷事件では、
小学6年生だった土師淳くん(当時11)が、当時14歳の
少年に殺害されました。
事件から24日で19年になるのに合わせて、父親の守さん(60)が、
NHKのインタビューに応じました。
【土師守さん】
19年経っても、当時のことは、もう、鮮明に記憶していますし、
親としては、子どもへの思いというのは、何年経とうとも
変わらない、というふうに、思います。
守さんは加害者の元少年から毎年手紙を受け取ってきましたが、
去年6月、元少年が、犯行のいきさつなどをつづった
手記を出版したことから、今年は受け取りを拒否しました。
【土師守さん】
今までも、ほんとに、もう、出来るだけの、
もう、もう、善意の気持ちを持って、
少しでも、いいところを、読み取ろうと、
いうふうに、努力してきた、わけですから、
それを完全に裏切られてしまっているわけで
ありますんで、読むだけ、辛いだけですので、あの、
もう、すぐに、やめました。
守さんは犯罪の加害者による著作物の出版を規制する
必要があると訴えています。
【土師守さん】
被害者、被害者遺族にとっては、言葉による「加害」
なんですね。
重大な事件を起こした加害者が、その被害者に対して、
また、もう一度、重大な被害を与える。
大金(おおがね)を儲ける。
こういうことが許される社会であっていいんですかっていう・・。
NHKの動画を見ながら、土師守さんの言葉を書き起こしましたが、
読点をいくつも付けているのは、土師さんが思いを吐露している
その時の言葉のひとつひとつが、あまりにも重い言葉で、だからこそ
一つ一つを、土師さんが喋っている通りに書かなくてはいけないと
思ったからです。
本当に、あまりにも重い・・。
昨年6月、犯人が「絶歌」を出した時に、ブログメモに書き留めていた
土師守さんの出版社に対する抗議文。
あまりに重くて、あまりに衝撃的で、自分が伝えたいことが
まとまらなくて、そのままにしていました・・。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201506/0008119720.shtml
【神戸連続児童殺傷事件 遺族の抗議文全文】
(神戸新聞NEXT 6月13日)
1997年の神戸連続児童殺傷事件で、加害男性(32)が
手記「絶歌(ぜっか)」を出版したことを受け、小学6年の
土師(はせ)淳君=当時(11)=を殺害された父親の守さん(59)と
代理人弁護士が発行元の太田出版(東京都)に送った抗議文の
全文は次の通り。
◆ ◆
貴社は、平成9年発生の神戸連続児童殺傷事件の
加害男性から手記を入手して、6月10日発売の
「絶歌」という題名の書物を出版しています。
上記の手記出版行為は、本事件の遺族に重大な
二次被害を与えるものであり、私たちは、以下のとおり、
強く抗議を行うとともに、速やかに同誌を回収するよう
申し入れます。
犯罪被害によって近親者を奪われた遺族の悲嘆が
甚大であることは言うまでもありません。
そして、遺族は、犯罪そのものによる直接的被害に加え、
その後の周囲からの心ない対応や、過剰な報道により、
その名誉や生活の平穏が害され、深い孤立感に苛まされる
などの二次被害を被ることも少なくありません。
本事件においては、直接的被害の重大性は言うまでもない
ところであり、それに加え、事件後のセンセーショナルな
報道等による二次被害も重篤なものでありました。
遺族は、本事件により筆舌に尽くしがたい被害を被り、事件後
約18年を経て、徐々に平穏な生活を取り戻しつつあるところ
でした。
また、私たちは、毎年加害男性から手紙をもらっており、
今年の5月の手紙では、これまでとは違い、ページ数も
大幅に増え、事件の経緯も記載されていました。
私たちは、加害男性が何故淳を殺したのか、事件の真相を
知りたいと思っておりましたので、今年の手紙を受け取り、
これ以上はもういいのではないかと考え、少しは重しが取れる
感じがしておりました。
ところが、貴社が本誌を出版することを突然に
報道で知らされ、唖然としました。
これまでの、加害男性の謝罪の手紙は
何であったのか?
今にして思えば、心からの謝罪であったとは
到底思えなくなりました。
18年も経って、今更、事件の経緯、特に淳への
冒涜的行為等を公表する必要があったとは
思われません。
むしろ、加害男性は自己を正当化している
ように思われます。
貴社の出版行為によって、本事件が改めて社会の耳目を引く
こととなり、また、淳への残忍な行為等が広く社会に知られる
こととなりました。
もとより、遺族は、最愛の子が殺害された際の状況について、
18年を経過した後に改めて広く公表されることなど望んでいない
ことはいうまでもありません。
私たちは、多大な衝撃を受けており、いたたまれない気持ちです。
もういいのではないかという思いが完全に
踏みにじられました。
このように、遺族の受けた人格権侵害及び精神的苦痛は甚だしく、
改めて重篤な二次被害を被る結果となっております。
貴社は、新聞報道によると、
「批判はあるだろうが」「反発やおしかりも覚悟している」
などと開き直った発言をしているとのことです。
このように、貴社は、遺族の二次被害について検討した形跡は
全くなく、むしろ、二次被害もやむを得ないと考えているようで、
極めて配慮を欠き、悪質なものであります。
一般に、出版・表現の自由は国民の知る権利に資する点に
価値があるとされております。
そして、貴社は新聞報道によると、
「彼の心に何があったのか社会は知るべきだと思った」
「事実を伝え、問題提起する意味はある」
などと発言して、本件出版が少年事件を一般的に考察する
うえで意義があり、国民の知る権利に資するかの如く
主張しておられます。
しかし、本事件は、我が国において発生した少年事件のなかでも
極めて特異で残虐性の高い事案であり、その事件のいきさつ等を
公開することによって、少年事件を一般的に考察するうえで
益するところがあるとは考えがたいところであります。
また、一般的に言えば、加害者側がその事件について、手記等を
出版する場合には、被害者側に配慮すべきであり、被害者の
承諾を得るべきであると考えております。
従って、本件出版行為は、出版・表現の自由や国民の知る権利を
理由として正当化しうる余地がありません。
もとより、出版・表現の自由は無制約の
ものではありません。
他者の権利・利益を侵害することは許容されません。
貴社による本件出版行為は、公益的観点からの必要性も
認められないにもかかわらず敢えて加害者の手記を公表し、
遺族の人格権を侵害し、重篤な二次被害を与えているものと
言わざるを得ません。
従って、私たちは、貴社に対し、上記出版行為について
強く抗議を行うとともに、速やかに本誌を回収するよう
申し入れるものです。
もう、なんと言えばいいのか、なんと書けばいいのか・・。
もう書く手が震えるくらいの衝撃を受ける・・。
この出版社について。
★太田出版 wikipedia
【太田出版】
1985年、お笑い系芸能事務所の太田プロダクションに
所属していたビートたけしの本を出版する目的で、
太田プロダクション出版部から有限会社太田出版として
独立。
後に株式会社になる。
サブカルチャー系の書籍や漫画を中心に出版しており、
『完全自殺マニュアル』(1993年)、『自殺直前日記』(1996年)、
『電波系』(1996年)、『バトル・ロワイアル』(1999年)、
『自殺サークル』(2008年)、『絶歌』(2015年)など、
他社からは敬遠される題材を扱った作品を精力的に
世に送り出し、その結果として有害図書指定を受けるなど
社会的問題作となった書籍も多い。
監査役は「Shall we ダンス?」などでも有名な映画監督の
周防正行だそうです。
http://www.ohtabooks.com/press/2015/06/17104800.html
【『絶歌』の出版について】
(大田出版HP 2015.6.17)より
私たちは、出版を継続し、本書の内容が多くの方に読まれる
ことにより、少年犯罪発生の背景を理解する
ことに役立つと確信しております。
ご遺族にも出版の意義をご理解いただけるよう努力していく
つもりです。
出版の「意義」・・。
なんという「きれいごと」だろうか・・。
NHKは出版後すぐに「クローズアップ現代」で、この酒鬼薔薇の
手記出版について取り上げていました。
NHKが最初に取り上げていた意見は、森達也という人物のもの
でした。
この人物については以前、ブログで取り上げたことがあるので、
知っていました。↓
★北朝鮮の「革命村」にいる「よど号犯」が撮影させたビデオが
何故今テレビで流れるのか。 2014/06/01
2014年5月、NHKが【よど号グループ最新状況明らかに】という
ニュースを流した時に、「映像提供 森達也さん」というテロップが
流されていたのです。
そしてこの映像は、TBSの報道特集でも詳細なものが流されたのを
覚えています。
上の記事でも書いた通り、よど号犯と簡単に接触していたのが森達也
という人物でした。
【今や6人のよど号グループ――北朝鮮に宿泊棟整備】
(「週刊金曜日」 2014年5月30日)
1970年4月に赤軍派9人が日航機よど号を
ハイジャックして北朝鮮に渡ってから44年。
この間、彼らの住む「日本人村」
(当初、彼らは日本革命村と呼んだ)の一部が
宿泊施設として改装され、4月26日から5月1日まで最初の
訪問団(国賠ネットワークメンバーや森達也氏など6人)が
訪れた。
そのような人物が、酒鬼薔薇の手記出版本について、
どう言っていたか。↓
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3679_5.html
【“元少年A” 手記出版の波紋】
(NHKクローズアップ現代 2015年7月2日(木)放送)
■“元少年A”手記出版 言論の自由と少年犯罪
【映画監督・作家 森達也】
知ることを拒絶することは一番の犯罪だと思います。
それを社会全体がやってしまってはだめです。
どんな声にも耳を傾けたいし、事件が重大であればあるほど
あらゆる観点から知りたいし、どんな理由であれ、それを
封殺すべきではないと思います。
歯を食いしばって加害者の声も聞くべき
だと僕は思いますけど。
~~~~~~~~~~~~
この10年間の中でも2回少年法が変わってますから、
まだまだ要するに足りないと。
だから本音としては、少年だからって悪いことしたんだから
名前と顔出せっていう意識がとても強くなっていますから、
この“少年A”っていうのはまさしく少年法で守られている
存在であると。
そういった存在がこういった本を出しているということで、
余計それが逆なでしているという可能性はある。
「感情論である」と。
凄惨この上ない、そしてお父さんの土師守さんが
仰っている「特に淳への冒涜的行為」という言葉通り
想像を絶する「被害者の立場」というものを、何故そんな
言葉で済ませられることが出来るんだろうか。
加えて言えば、ありとあらゆる手口による捏造、隠蔽を
繰り返す日本のマスコミになんら非難が及ばないままで
語られる「知る権利」など、極めて都合のいい言葉でしかない。
北朝鮮拉致事件の実行犯でもある「よど号犯」の連中と
簡単に接触し、連中の言い分を都合よく垂れ流すだけの
映像を提供する人物は、拉致被害者家族に対しても、また
むごたらしいとしか言いようのなかった酒鬼薔薇事件の
被害者遺族に対しても、何故ここまで冷酷非情な行為を
平然と為すことが出来るのだろうか。
この森達也と同じ行為を行っていたのが、同じく、よど号犯への
日本政府の対応を質問主意書で何度となく探り、拉致被害者
奪還よりも、日朝国交正常化を優先しようとする有田芳生でした。↓
元少年Aの名前で出した手記『絶歌』。まさに飛ぶように売れています。扉を開いて驚きました。祖母の膝に座った少年時代の写真が掲載されています。持っているただ一枚の写真だそうです。彼が大事にしていた祖母。事件の社会的教訓はまだまだです。 pic.twitter.com/Nb5AQxK44L
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2015, 6月 10
有田芳生 ✔ @aritayoshif u2015年6月10日 15:54
元少年Aの名前で出した手記『絶歌』。
まさに飛ぶように売れています。
扉を開いて驚きました。
祖母の膝に座った少年時代の写真が掲載されています。
持っているただ一枚の写真だそうです。
彼が大事にしていた祖母。
事件の社会的教訓はまだまだです。
あくまでも犯人の立場から物言いをする有田。
有田のような国会議員の存在が、少年法の厳罰化を
遅らせたのだ。
土師守さんの、言葉、
今までも、ほんとに、もう、出来るだけの、
もう、もう、善意の気持ちを持って、
少しでも、いいところを、読み取ろうと、
いうふうに、努力してきた、
この言葉で、川崎での中学1年生殺害事件での
犯人側の弁護士の言葉と、かつて、この酒鬼薔薇の
一連の事件での毎日新聞の報道の偏りに不信感を
抱いたことを思い出しました。↓
★川崎中1殺害事件の判決に2000年からの少年法改正が
どのように関わってきたのか。
弁護側の「フェア」という言葉と「厳罰化」の妨害をしてきた連中を
絶対に許せない!
自称人権派の連中の妨害によって、ずっと「軽いまま」で
来てしまった少年法。
酒鬼薔薇事件から3年も掛かって、やっと「原則の逆送」
という、家裁から通常の刑事裁判へと確実に送致される
ようになった2000年の改正。
しかし、ただでさえ軽い「不定期刑」という刑罰、しかも
短い刑期であったものを、2014年の改正でやっと
「5年〜10年」から「10年〜15年」に引き上げられた
その中で、川崎の事件では結局、犯人には、その最も長い
刑期さえ負わせることが出来ず、「9年から13年の不定期刑」
となってしまった。
あれほど残虐事件であったにもかかわらず。
上記ブログ記事から。
=================
今回の判決。
まるで「いじめを受けてきた『可哀相な犯人』だから許してやれ」と
言ってるように聴こえます。
それを許すことこそ、あってはならないことのはずなのに。
しかも、それは、今までもそうだったように、今回の事件でも
加害少年が勝手に言ってる「ただの言い訳」じゃないですか!
自分がいじめを受けたからと今度は自分より弱いものに当たって、
果ては殺す。
そんなこと許されるわけがありません!
そして「殺人」が絶対に「取り返しの付かない結果」であることは、
まるで無視なんですね。
結局、被害者の側の気持ちも何も理解しようとはしていないじゃ
ないですか、ハナから。
NHKニュースではこのように報じられていました。↓
■弁護士「フェアに判断していただいた」
判決を受けて、少年の弁護士は記者会見を開き、
「裁判所にはこちらの主張を十分に理解してもらい、
フェアに判断していただいたと思います。
これまで少年は狭い中でしか社会との接点がなかったが、
今後は、年齢相応の社会性を身に付け、更生してもらいたい」
と話していました。
「フェア」という言葉を使う弁護士。
もう驚くばかりです。
心から怒りが湧いてきます!
被害者遺族の前でよくもまぁこんな言葉を言い放つことが
出来るなと。
なんて冷酷な弁護士なんだと。
この判決が、被害者遺族に対して何を求めることとなるのか。
それはまさしく、
「殺された息子の分までどうか犯人は
幸せになってください。」
そう思え!そう口にしろ!と強要しているのと
同じではないですか!
殺されたことに二度と文句を言うな!
犯人には幸せになる権利がある!
それを認めろ!
そう強要しているのと同じじゃないですか!
自分には耐えられません。
息子を故意に殺されて更に、ここまで強要されることは
二重三重の苦しみでしかありません。
これのどこが「フェア」なんでしょうか!?
このことは「酒鬼薔薇事件」の時にも感じました。
あの頃、まだ自宅で取っていた毎日新聞では、5月に殺害された
男児のご遺族よりも寧ろ、その2ヶ月前に犠牲となった女児の
ご遺族に近づき、さらには殊更、そのご遺族による出版本を
取り上げて利用し、あたかも「犯人を憎むことが悪である」かの
ような方向へと導く記事が度々ありました。
そういう「憎む」思いばかりでなく「前向きに」生きて行かなくては、
と苦悩するご遺族の思いと、毎日新聞が書いた記事の目的は
何か違うのでは、と記事を読むたび自分は感じました。
あの頃は私もまだまだ毎日新聞の恐ろしさに気付いてはおらず、
ただ「違和感」を強く感じたくらいでしたが、結局毎日新聞は、
非常に恣意的に「歪曲」して伝えようとしていたのだと思います。
=================
残酷だ、本当に・・。
「人権派」とはなんと非情な連中なのだろうか・・。
土師さんの言葉は、まさしく、今まで被害者遺族に
「きれいごと」を「強要」して二重三重の苦しみを
与えていたのだということがはっきりとわかる言葉
だと・・。
こんなことが許されていいんだろうか・・。
これではあまりにも、あまりにも、辛すぎる・・。
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