「東京五輪で神宮球場が資材置き場に」報道は、民進党の山井和則らの常套手段である「印象操作」と同じ。
- 2016/05/09
- 23:08
「TVタックル」をやっていていまして、以前月曜の9時から
だったのが、曜日は知らないけれど夜中になってからは殆ど
見ることもなかったんですが、今回本当に久しぶりに観て
みました。
一つ目はスポーツ界の賭博問題でしたが、まあ相変わらず
確信には触れないなと。
やっぱり結局は、以前ブログ記事でも書いた通り、選手たちを
そういうところへ引き連れていく連中は誰なの?ということころが
最も問題だと思うんですけどね。↓
★バドミントンの田児選手らのカジノ賭博。
2014年9月の「空調の風」問題があった韓国・仁川アジア大会直後の
10月から韓国人も多い違法カジノ店へ。
2つ目は、
「聖火台問題に続いて、またも賛否を巻き起こしている大問題が!」
と、神宮球場が東京五輪準備のために数か月間、資材置き場に
なるというので、猛反発を食らっている、という問題が取り上げられて
いました。(動画15分55秒あたりから)↓
★ビートたけしのTVタックル 2016年5月8日 160508
そして、ビートたけしはじめ、コメンテーターたちが、
「強引な話だ!」
「神宮への愛がない!」
「六大学野球の聖地を資材置き場にするのは絶対に許せない!」
「五輪組織委員会は上から目線で偉そうだ!」
などの猛烈な批判が続けられていました。
私はこの神宮球場の件は知らなかったので、最初は、
「そんな話があるのか」と思いながら聴いていたんですが、
その中で、東大出身で、かつてロッテの投手として在籍
していた小林至がこう言っていました。
「組織委員会の持って行き方がよくなかった。
『こういうことである』という相手のことをよく知らないで、
根回しもせずポンと表に出した。
表に出すと「感情論」になってしまう。」
また、山本一太議員も同じく
「組織委員会の出し方が、まぁ、どうしてこういう風に漏れたのか、
わからないですけど。」
と言っていました。
それで解りました。
あぁ、そういうことか、と、
「そういうことか」というのは国会でも、こういう「やり玉に挙げる」
手口を民進党のデマノイこと山井和則がやっていたので、そう
思いました。
ネットで関連記事を探すと4月6日の朝日新聞の記事が
ありました。
【神宮球場、2020年は使えない?
5~11月 五輪組織委、借用を要望】
(朝日新聞 2016年4月6日)
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は5日、主会場の
新国立競技場に隣接する神宮球場(東京都新宿区)が大会の
準備や運営に必要になるとして、同年に同球場を長期間に
わたって借りる交渉を始めたことを明らかにした。
関係者によると、期間は20年5月1日から11月末までの
7カ月間。
その間、同球場を本拠とするプロ野球のヤクルトのほか、
東京六大学野球や東都大学野球、高校野球などの試合が
できなくなる可能性がある。
この記事を読むと、阿川佐和子が
「強引すぎる」
とか、
「国家権力が、どけどけ~!お前の家を使うんだ~!みたいな、
そんな感じがある。」
などと言ってたように、あたかも組織委員会が一方的に決めて、
話を突然持ってきたかのように感じます。
これは、はっきり言えばマスコミが「炎上」目的で、わざと議論途中の
ものを記事にしたのだろうと。
ついでに遠藤オリンピック担当大臣も何やら批判されていました。
もう見出しだけで、批判に持っていこうというのが判ります。↓
http://www.hochi.co.jp/topics/20160405-OHT1T50047.html
★遠藤五輪相「なぜ大事になるのか」東京五輪期間中の神宮球場使用中止要請
(2016年4月5日 スポーツ報知)
遠藤大臣の4月5日の記者会見を確認してみました。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/statement/2015/0405speech.html
【閣議後定例記者会見 平成28年4月5日】
2.質疑応答
(記 者)
2日のテレビ番組についてなんですが、大会組織委員会の
森喜朗会長が、自身の体調も踏まえて、会長職について
「2020年まで頑張りたい気持ちがあるが、そういう大層なことを
考えていない」
といったようなコメントをされたんですが、そういう話は遠藤大臣にも
話されたことはあるんですか。
(遠藤大臣)
森会長はいつもいろんなことをおっしゃいます。
そのときそのとき私たちにハッパをかけるために、
「俺はそう長くやらないんだ」とおっしゃってみたり、
「2020年はみんなで乾杯しような」とおっしゃってみたり、
そのときの状況に応じて発言されていると思いますので、
一つ一つについては、そう特別なことだとは思っておりません。
あくまで2020年までしっかり務められると思っております。
(記 者)
今日一部で、神宮球場を大会期間中、プロ野球などを行わない
ような要請を組織委員会がしたという報道があったんですけれども、
大臣が知っていらっしゃる限り、神宮球場の使い方というのは、
大会期間中やその少し前ぐらいからどのような形になるんでしょうか。
(遠藤大臣)
詳細について把握しておりません。
いろいろな競技施設をどのように使うかという議論について詳細に
私が承知しているわけではありませんが、今回の神宮球場にしても
そうですが、それぞれの施設を、今まで使っている施設をお借りする
とすれば、どのようなやり方があるか。例えば、この神宮球場だけでは
なくて、武道館をどう使うかとか、国技館をどう埋め合わせするかとか、
それは全部交渉事ですから、そのたびごとにああだこうだということ
じゃなくて、むしろこういうときにはどうなりますか、それを受けて
どう対応しますかということの繰り返しだと思います。
当然議論があってしかるべきですし、
こういう交渉事はこれからも数多く出てくるものだと
承知をしております。
一つ一つ話が出てきたから「問題だ」ではなくて、
むしろそのために交渉をしているわけなので、何で
これがおおごとになるのかな、議論になるのかなという思いであります。
一つ前の森元総理に関する記者質問も一緒にピックアップ
しました。
森元総理については、ものすごく「悪人」に仕立てられて
いますが、例えば佐野エンブレム問題も森元総理や、
武藤事務局長だったからこそ、逆に、あれを白紙撤回出来た
と思っています。↓
★2020東京五輪エンブレム。武藤事務総長の決断は本当に良かった!
武藤さんが2009年に日銀総裁であったならと思う・・。
★東京五輪エンブレム問題。「どっちもどっち」的な「責任論」は
「最も重大な罪」を犯した連中の罪を軽くするのに「好都合」なのを
今まで何度となく見てきた。
あの時、テレビは。佐野エンブレム不正決定にモロに加担した、
当時の五輪組織委マーケティング局長の槙英俊のことは殆ど
報道しませんでした。
隠ぺいしたんですよ、テレビ局は。
森元総理は、マスコミにとっては安倍総理と同じく「敵」となる
政治家です。
自分たちのイデオロギー達成のためには邪魔な政治家でした。
だから、ことあるごとに切り貼り、言葉狩りをして潰しにかかります。
邪魔だから潰す。
ただそれだけなのです。↓
★森喜朗・元総理は本当に悪人なのか?【その2】
スポーツジャーナリストの正体とマスコミとラグビー日本代表と・・。
本題の神宮球場の件ですが、遠藤大臣の記者会見での答えを
聴けば、よくわかると思います。
もう遠藤大臣の言葉通り、様々な方法を、ありとあらゆる
可能性を考えてそれをだんだんと煮詰めていって最終的に
決める、その経緯として当然のことをやっている最中のものを
都合よくつまみあげられて、更に脚色されて流されている。
目的は「印象操作」で貶めること。
「あたかも○○であるかのように」
これがマスコミの「常套手段」です。
3年前、衆議院予算委員会で、民主党の「デマノイ」こと山井和則が
これと同じ手法で、マスコミとグルになって徹底的に「印象操作」を
行いました。
「解雇の金銭解決」
さて、山井はこの言葉を何回言ったでしょうか?
★2013.03.28 衆議院予算委員会 山井和則
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001818320130328016.htm
【第183回国会 予算委員会 第16号(平成25年3月28日】
○山井委員
きょうは、安倍総理に質問通告をさせていただきました。
専門的な質問はするつもりはありませんので、ぜひとも、
ほかの大臣ではなく、安倍総理の御見解をお聞きできればと
思っております。
テーマは、先ほど福田議員の質問にもありました解雇の金銭解決、
そして、格差、貧困。
アベノミクスと言われております。
一定の効果はあるのかもしれませんが、一面では、物価は
どんどん上がっていくということも含めて、アベノリスクとも言える
副作用、非常に私は深刻だというふうに思っております。
例えば、解雇の金銭解決というものが、その方向になってしまうので
あれば、サラリーマンの方々は非常に雇用が不安定になるわけですし、
雇用の安定なくして成長というものはないと思いますし、また後ほど
触れますが、今回、生活保護、過去最大の、最高三年間で一〇%
引き下げるということでありまして、このことに関して、子供たちが
進学を諦めざるを得ないとか、そういうことが起こってくる危険性は、
私は非常に高いと思っております。
また、生活保護基準というのは地方住民税の限度額に連動をして
おりますので、それによって、何十万人、下手をすれば何百万人の
低所得者の方々が非課税から課税になったり、さらに伴って、
保育料や介護保険料が引き上げになる、そういう面もございます。
また、年金生活者にとっては、物価が上がっても賃金は上がらない
わけでありますから、実質上、年金の切り下げになりかねません。
そのような意味で、やはり格差が広がっていきかねない、このような
ことも含めて質問をさせていただきたいと思います。
最初に、きょう資料を配らせていただきましたが、一枚目、ちょっと
ごらんをいただきたいんですが、先日の3月15日、産業競争力会議が
行われました。
そして本日は、今の時間、10時から、規制改革会議の
雇用ワーキングチームの初会合が今行われております。
その中の議論の一つが、解雇規制の緩和、金銭解決というもので
あります。
この官邸のホームページによりますと、配付資料の一ページ目で
ありますが、産業競争力会議の席で、安倍総理は、雇用の支援策を、
雇用維持型から労働移動支援型へというように変えていくという
ようなことをおっしゃっておられます。
この意味と、この中には解雇の金銭解決、解雇規制の緩和という
ものも含まれているのか、これは安倍総理の発言ですので、
安倍総理、御説明をお願いいたします。
○安倍内閣総理大臣
現在、経済は、グローバルな経済の中において、産業構造も
大きく変わっていくわけであります。
この産業構造が変わっていく中において、成熟した産業、しかし、
成熟した産業の中で発展が見込まれないという分野もあるわけで
ありまして、この分野から成長が見込まれる分野に労働移動をして
いく、しかも、それが円滑に移動していくということが極めて重要
なんだろうと思います。
つまり、成熟型の産業の中で、かつ、将来成長が見込まれない、
逆に、だんだん、もうその分野においてはむしろ衰退をしていくと
いうことが見込まれるという状況の中において、結果として、そこに
みんながしがみついても全員が職を失う、収入を失うということに
なってしまうわけでございます。
そこで、労働移動を円滑化していくことによって、失業なき、いわば
労働移動支援型の形へシフトさせていくことによって、例えば、
そちらに行く上において職業訓練等のキャリアアップも行っていく
という支援をしていくことによって、失業せずに、いわば成長が
見込まれる分野において人材も供給されるし、そして、そちらに
移っていった勤労者にとっても、職が確保される、収入が確保
されるということになっていくということになるのではないかと
我々は考えたわけでございまして、その文脈において、私は
ああいう発言をさせていただきました。
そして、雇用規制の見直しについては、これにより労働移動が
円滑に行われるという見解、今申し上げましたが、という考え方が
ある一方で、多くの勤労者が賃金によって生計を立てているわけで
ありまして、雇用を通じて社会とさまざまなつながりが形成されて
いるということを踏まえれば、これは労使間で十分に議論が尽くされる
べき問題であろう、こう思っております。
そういう考え方から、会議において発言をしたところでございます。
○山井委員
趣旨はわかりましたが、私が質問したことにお答えをいただきたいと
思います。
その労働移動型への転換の中に、先ほど質問しましたように、
解雇の金銭解決という方法も含まれているんですか。
いや、安倍総理にお聞きしております。
安倍総理の発言について聞いているわけですから。
○山本委員長
その前に、田村厚労大臣。
担当専門家から、わずかの時間ですから。
○田村国務大臣
まず、今、総理がおっしゃられたように、労働、今までは雇用を
維持しておったものを、それを移動支援するということで、
国の助成金等々もそちらの方に移動していくように、
そういうような議論があります。
それからもう一方で、今委員がおっしゃられた、解雇に対する一つの
規制みたいなものを緩めるべきだというような……
(山井委員 「いや、その話はもういいですから」と呼ぶ)
いいんですか?
解雇規制の話じゃないんですか?
(山井委員
「長いからいいです。
これは審議妨害ですよ、関係ないことを言って」
と呼ぶ)
いや、解雇規制の話を話せと言われたから申し上げているので……
○山本委員長
不規則発言はやめてください。
不規則発言をやると、余計答弁が長くなるじゃないですか。
○田村国務大臣
それに関しては、議論は出ておりますが、基本的に、金銭解決の
問題というものに関して申し上げれば、それは、世界じゅうを
見ましても、金銭で解雇するというような制度はございません。
いいですか。
世界じゅうを見ても、解雇が無効だとなった後に、
その後、解決手段として金銭で解決する
ような国はありますけれども、そもそも、金銭を
払って、そして解雇をするというような
制度はございませんので、そこのところは
御理解をいただきながら、いろいろと御意見をいただければ
ありがたいと思います。
○山井委員
私は、田村大臣の見解を聞いているのではなくて、安倍総理が
この発言をされた中に、解雇の金銭解決ということも含まれて
いるのかということをお聞きしているわけであります。
○安倍内閣総理大臣
いわば、解雇規制について、これは労働行政担当大臣から正確に
説明するという必要が、私はやはり国民の皆様に対してあったと
思いますよ。
それを理解している上でこれは議論しているわけではありませんから、
多くの国民の皆さんは、いわば、労働法制がどうなっているか、
解雇規制がどうなっているのか、世界の趨勢はどうなっているか
ということをやはり説明させていただかなければいけませんから、
その観点から、今、田村大臣から御説明をさせていただいたところで
ございまして、田村大臣が今申し上げたことが
基本的に政府の方針でございます。
同時に、産業競争力会議の中では、参加をしている有識者は
さまざまな観点から自由に議論をしていくわけであって、その
議論の中において、各議員から出た発言が私の考え方とイコールと
いうことではないんですよ。
それぞれの方々から出た意見について、そうした意見をもとに
我々は最終的に政府としての方向を決めていくということで
ありまして、だからこそ、自由な議論が行われていく中において、
今までとは違うダイナミックな方向性が示されることも
ありますし、また、この問題については、そもそも基本的な姿勢に
ついては、今、田村大臣が示したとおりだということは申し上げて
おきたいと思います。
解雇規制は勿論「厚生労働」関係ですから、田村大臣が
答弁するのも当然です。
その田村大臣が答弁した内容は、「解雇の金銭解決」という
ものについて、これから山井がわざと故意に「誤った認識」を
国民に植え付けようとしている、その「牽制」ともいえる答弁
だったので、山井は慌てて大声でストップさせようとしました。
また安倍総理の答弁はとても分かりやすく、産業競争力会議の
議論の中で自由な議論が行われれば、労働法制に関わる
議論も含め様々な観点からの意見が出て来るということも
よくわかります。
続きです。
○山井委員
安倍総理に聞いているんです。
この労働移動支援型への大胆なシフトの中に、解雇の金銭解決と
いう方法も含まれているんですか。
○安倍内閣総理大臣
だからこそ、今、田村大臣が御説明したように、
国の基本的な方針を今お示しをしたとおりでありまして、
それは含まれていないということなんですよ。
その中においても、さまざまな方向性についていろいろな議論が
今なされているということでございますが、しかし、議員について、
それが例えば私の考えと一緒かどうかということを一々ここで
説明するのも、私はそれはどうかと思いますよ。
まずは、産業競争力会議の中で、さまざまな議員が
自由に皆様の見識の上で発言されることが極めて
重要なんだろう、こう考えているところでございます。
○山井委員
いや、私、ちょっとびっくりしました。
安倍総理の考え方の中に、解雇の金銭解決が含まれていない、
これは本当に重い答弁だと思います。
本当にそれでいいんですか。
これは、先日の産業競争力会議で配付された資料をここにお配り
しております。
その中で、どういう議論がされているかというと、ここに3月6日の
産業競争力会議のテーマ別会合の議事録がありますが、この中でも、
数人の委員の方が、日本の解雇規制は厳し過ぎるから緩めるべきだ
という主張をされておられます。
安倍総理おっしゃるように、さまざまな意見があるのかもしれません。
しかし、私が気になるのは、では、解雇規制を緩めて、あるいは
金銭解決で、切られる側の労働者にとって、いや、それは困るんじゃ
ないか、例えば子供の学費はどうなるんだ、住宅ローンはどうなるんだ、
当然、反論もあると思うんですね。
ところが、そういう切られる側、労働者側の発言というのが一つも
ないように私には見受けられました。
それで、競争力会議のメンバー、ここにございますように、この
メンバーの中で、そういう解雇される側の声を代弁する人が一人も
含まれていないんですが、それは、さまざまな意見といいますが、
さまざまじゃなくて、私からすると、非常に偏った、解雇したいという
側の意見しか出ていないんです。
なぜ、一方的な人たちしか選んでいないのか。
安倍総理!これは選ばれたのは総理ですから!議長ですから!
○安倍内閣総理大臣
リストをつくられたのは甘利大臣でございますから、甘利大臣からも
説明をさせていただきたいと思いますが、そもそも、今、そのときの
私の発言について山井委員から、この中に含まれていますかと。
ですから、当然、それは含まれていないんですよ。
これは、私が言っていたことイコール議員の皆さんの
考え方だったら、そもそも、こんな会議をやる必要が
ないじゃないですか、私が全部決めればいいんですから。
ではなくて、さまざまな知見を集めるんですよ。
さまざまな知見を集めるからこそ、産業競争力会議には有識者が
入ってきているわけなんですね。
だからこそ、そこでさまざまな成果物が生まれてくる
のであって、私が決めたこと、私の考えどおりであれば、
そもそも、そういう人たちに話を聞く必要がないということは
申し上げておきたいと思います。
そして、我々、それぞれの選挙区で選出をされているわけで
ありまして、そういう方々の支援で我々はここに立っているんですね。
その中のほとんどは勤労者の皆さんですよ。
そういう人たちの職を、生活を守っていくのは私たちの
大きな使命なんですね。
ですから、そういう方々から、私たちは日常的にいろいろな、
さまざまな意見を聞いております。
それとは別に、アカデミックなアプローチにおいてどういう政策を
やっていくかということが大切でしょうし、あるいはまた、産業政策を
進めていく上において、経営者の観点から、当然、経営者は、
利益を上げていくということと同時に、日本型の企業の場合は、
基本的に従業員の生活を守っていくという観点からも企業を
経営しているんだろう、我々はそう思っているわけでありますし、
そういう経営者を私たちはこの会議においては選んでいるわけで
ございます。
しかし、その中において、先ほど申し上げましたように、スムーズな
労働移動が行われていく上において、何をなすべきか
ということを考えていかなければならないという中で、我々は、
さまざまな支援も行いながら、職を失うことがないように、
いわば失業という状況になることがないように、スムーズな
移転が行えるような、そういう、ある意味では新しい時代に
ふさわしい労働法制についても当然検討していくべきだろう、
こう考えているところでございます。
山井は、「解雇の金銭解決」という言葉が国民に誤解を
与え易い言葉であることをいいことに、「円滑な労働移動を
支援する」という方針を完全に無視して、この言葉だけで
不安感を一方的に煽り続けます。
そして「労働者側が会議に出席していないのは何故だ!」
などと頓珍漢なことを言い始めます。
「産業競争力会議」であって厚生労働関連の労働法制に
関する会議ではないことを重々判っていながら。
さらに再び田村大臣の説明も無視・・。
○山井委員
いや、私、よく理解できないのは、さまざまな意見とおっしゃいますが、
さまざまじゃないんですよ。
解雇しやすいようにという意見しか出ていないんですよ、この議事録を
見ましても。
それで、きょう10時から始まっております規制改革会議の雇用の
ワーキングチームの座長になられた方の資料を見てみましたら、
これはホームページを見てもらったらわかりますが、独法の
経済産業研究所のページに、きょう、今、座長で規制改革の
雇用のワーキングチームを仕切っておられる座長の方の
レポートが出ております。
そのタイトルは、「解雇に金銭解決の導入を」と書いてあるんですね。
だから、皆さんが指名をされた、まさに規制改革の取りまとめの
座長の方の意見が、「解雇に金銭解決の導入を」と書いてある
わけですよ。
つまり、やはり安倍総理、こういう人選をされているということは、
解雇の金銭解決ということをやろうとされているということじゃ
ないんじゃないですか。
○安倍内閣総理大臣
今、委員は、決まってもいないことなのに、決まったこととして
コンコンコンコンたたいているんですが、これは意味のない、
空虚な議論なんですよ。
砂上の楼閣をつくっているんですが、これは違いますよ。
まだ決めていないんですから。
決めていない中において、かつ、今委員が指摘されているのは、
産業競争力会議なんですよ。
つまり、産業の競争力を高めていこうという観点から議論をして
います。
そこにおいては、議論がどんどんどんどん、いわばこれは
とんがっていく場合もあるんですよ。
グローバルな競争の中で日本の企業が生き残らなければ、雇用は
確保できない。
生き残る上においては、世界を俯瞰しながら、
どういう規制をなくしていくべきか、どういう制度に
していくべきかという議論を自由闊達にまずやって
いく必要があるんですよ。
その上において、最終的には私が判断しますよ。
政治の場で判断をするんです。
その段階において、これは経済界、産業界という見方だけで
判断してはなりませんねという観点をそこで入れて、しっかりと
最終的に判断をしていくわけであります。
ですから、私たちの人選は間違っていなかった、私はこのように
確信をしております。
○山井委員
それは明らかにおかしいですよ。
これは、労働力移動と簡単におっしゃいますが、この問題の
主人公は、まさに移動する労働者本人なんじゃないんですか。
その当事者をなぜ今入れていないのか。
それで、私、安倍総理が成長産業を育ててということをおっしゃるのは
わかります。
私もそう思う。
これは順序が逆だと思うんですよ。
この議事録を見ると、新しい成長産業は何なのか、どこで雇用の
受け皿をつくるのか、雇用をどうふやしていくのかという議論はまだ
行われていないんです。
それが十分に行われていない中で、まずメーンは解雇規制の緩和に
なっているんですよ。
成長産業をどうするかというよりも、まず切ることがメーンに、この
議事録ではなっているんです。
それは順序が逆だと思われませんか。
安倍総理、いかがですか!
安倍総理!
○安倍内閣総理大臣
全く、山井委員は、我々がやってもいない、あるいは
目指してもいない方向性を私たちが目指しているんだと
いって議論をされようとしていますから、これは議論が
基本的にかみ合わないんですよね。
そもそも、まず、産業競争力会議において、今、私たちは、この
グローバルな経済の中で競争力を失っているんですから、この
競争力を取り戻す必要はありますね。
競争力を取り戻さなければ、産業自体が衰退をしていく、あるいは
企業自体が退場させられて、結局、雇用を失ってしまうんですよ。
生活の基盤が根底からなくなってしまうんですね。
だからこそ、それを、競争力を取り戻すという観点から、
この場では議論していただいています。
そもそも、解雇を自由化しようなんてことは
全く考えていないということは、はっきりと申し上げて
おきたいと思いますよ。
その上において、労働行政についてはそれをしっかりと議論していく
場もありますし、あるいはまた経済財政諮問会議において、これは
決定する場でありますが、ここにおいて、それはいわば、今、
山井さんがおっしゃったような観点から、さまざまな議論を加えて
いきますよ。
当然じゃないですか。
それはこれからやっていく話であって、山井さんは何か、まるで
ある種のイメージを張りつけようという努力をされて
いますが、これは全くそうではないということは、多くの国民の
皆様には私はわかっていただけるのではないのかな、このように
思います。
○山井委員
私は議事録を見て、解雇規制緩和の発言が相次いでいるし、
おまけに、きょう始まったワーキングチームの座長の方も、
解雇の金銭解決の導入をとおっしゃっている論客だから、
こういうものから類推すれば、こういう人選からすれば、
安倍総理は解雇の金銭解決というものを目指しておられるんじゃ
ないかと考えたんです。
そうしたら、安倍総理にお聞きしますが、これは参議院選挙前だけ
じゃなくて、安倍政権においては、解雇の金銭解決というものを
やるということは、可能性はないんですか。
○安倍内閣総理大臣
私が総理大臣ですから、ここで答弁していることが
安倍内閣の基本方針であります。
ですから、先ほど申し上げましたよね。
まず、解雇を自由化しようなんていう
ことは考えていない
ということであります。
(山井委員「いや、金銭解決を聞いているんです」と呼ぶ)
金銭解決についても、そうではないということは先ほど申し上げた
とおりであります。
(山井委員「ええっ」と呼ぶ)
ええっとかおっしゃったって、私は今そのとおり申し上げて
いるんですよ。
これが私の答弁であります。
安倍総理の
>今、委員は、決まってもいないことなのに、決まったこととして
コンコンコンコンたたいている
という答弁は、神宮球場の「資材置き場」に関する
TNタックルでのコメンテーターたちの猛烈な
組織委員会への批判にも当てはまることです。
そして山井の不安を煽るやり方というのは、小林至氏が指摘した
「ポッと表に出てしまったことで『感情論』に走り出し、おさまりが
つかなくなっってしまっている」、ということと結局同じです。
神宮球場の件は、マスコミが山井と同じことをした結果です。
○山井委員
いや、私よくわからないのは、そうしたら、解雇の金銭解決を考えて
おられないということであれば、なぜ解雇の金銭解決を訴えておられる
方々をこういうメンバーに選ばれて、おまけに、それに慎重な労働者側の
方々を入れておられないんですか。
そこが理解できないんです。
ちょっと説明をしてください。
○山本委員長
人選についてですから、まずは甘利担当大臣。
○甘利国務大臣
経済をどうやって再生させようかという本部のもとに、産業競争力会議
というものをつくったんですよ。
産業の力を伸ばしていくためにどうするか、そこの一点で識者を
選んだんです。
私が選定をして、総理の了解をいただいてメンバーを構成いたしました。
(発言する者あり)
ちょっと長妻さん、いつもやじがうるさい。
アキラという名前は大体、品のいい人につけるんですから。
それで、そういう趣旨でつくったわけですよ。
だから、雇用政策は雇用政策で、別のところでちゃんとやるでしょう。
競争力会議の場で、そういうメンバーを選んで、そして、その中で
分科会をつくって幾つかのテーマに従って議論をした中で、民間の
一部の方から出てきた話です。
議事録をとっていらっしゃると言われていますから、最後に私が
何をしゃべったかまで全部確認してくださいよ。
山井さんのような誤解を受ける人がいると困るから、ここは
解雇自由という話ではないということを、ちゃんと
認識を持ってくれと言っていますよ、私は。
よく全部読んでください。
○山井委員
そこはマッチポンプなんですよ、民間議員に言わせておいて、
自分たちが否定するという。
安倍総理、そうしたらもう一回確認をしますが、安倍政権においては、
解雇の金銭解決という規制緩和は行わないということでいいですね。
○安倍内閣総理大臣
そもそも、今、この委員のメンバーについても山井さんと我々に
ついては認識の違いがあるんですが、産業競争力会議なんですから、
つまり、日本の産業がしっかりと競争力を持って、世界の競争にも
打ちかって、その中において、当然、雇用は守っていただかなければ
なりません。
これは私たちの立場ですよ。
参加をしている人たちにとっては、産業競争力を得るために、
どういう規制が緩和されなければいけない、あるいは、どういう
法制を変えていかなければいけない、自分たちはどういう努力を
やっていくべきだ、マクロ政策はこうするべきだという議論を
闊達にしていただきます。
これは闊達にしていただく必要があるんですよ、
そういう会議においては。
最初から条件を定めるべきではありませんし、
最初に私の考え方を一々全てのことについて
縛りをかけていくという方向で述べるべきではない、
こう思っております。
そこで、これは3回目なんですが、いわば金銭によって
解決をしていく、解雇をしていく、解雇を
自由化していくという考え方はないという
ことをはっきりと申し上げておきたい。
もう3回も言っているんですから、これは間違いが
ないということでございます。
○山井委員
きょう10時から今やっている規制改革会議では、解雇の金銭解決や
いわゆる準正社員問題についての今後の検討のスケジュールを
議論しているんですよ。
もし安倍総理がおっしゃるとおりだったら、そんなことを議論する
必要ないじゃないですか。
それに、もし安倍総理がその気がないんだったら、そういう論者を
こんなにたくさんメンバーに入れたり、あるいはワーキングチームの
座長に入れるというのは、私はちょっと理解できないなと思いますが
ただ、時間がありますので、次の質問に移らせていただきます。
「解雇の金銭解決」という言葉を山井は15回も使っています。
「解雇の金銭解決制度」というのは、田村厚労大臣が説明して
いるように、現実的には1つの意味としてしか存在しないわけ
ですが、山井はその逆の有り得ない方の意味をわざと拡散し、
国民に「誤った認識」を植え付けようと必死でした。
その「解雇の金銭解決制度」の本来の意味をここで改めて確認
します。↓
解雇の金銭解決制度は「無保険状態を短縮」するメリットがある 736 views by 木村 公司( 2015/11/09:「マネーの達人」より抜粋
解雇の金銭解決制度とは、労働審判や裁判などで
解雇が不当、つまり「解雇してはいけません」となった
場合でも、会社が一定額の補償金を支払えば、復職
させずに済む制度になります。
裁判をやってまで争うケースというのは、会社と労働者の
信頼関係はすでに壊れており、復職が認められても、
解雇される前と同じように働くというのは、かなり難しい
のではないでしょうか?
そうなるとお金で解決というのは、会社と労働者のどちらに
とってもメリットがあると思うのですが、労働組合側は
「お金を支払えば解雇できる」という風潮が広がると、
警戒感をみせております。
ただ個人的にはお金を支払って解決というのは、現在でも
行なわれていることであり、それを法律で制度化するだけ
なのですから、労働組合側の懸念は現実のものにならない
と思うのです。
また法律で制度化されれば、手続きが早く済むようになるので、
お金をもらって1日でも早く、新たな人生を歩みたいと考えて
いる方には、むしろメリットだと思うのです。
誤解を与えやすい言葉であることを悪用して、山井はこの言葉を
どんどん刷り込んでいこうとします。
そしてこれをテレビが「印象操作」に利用する。
当時、「報ステ」も、この山井の主張をそのまま垂れ流していましたし、
「朝ズバ」も「印象操作」をしていました。
自分の発言のどこをテレビで使われてもいいように、また、どの
発言を切り取ってオンエアされてもこの言葉が入るように、
何度も何度も繰り返し、そして、
経営者が「カネをくれてやるから、さっさと辞めろ!!!」
と一方的に解雇できるような「自由化」を、安倍総理が
あたかも導入しようとしているかのように煽りまくり、
「安倍=解雇の金銭解決=解雇の自由化=悪」という
一方的な「誤った認識」の刷り込みをしているわけです。
それと山井の最後の発言は、本音を暴露していますね。
民主党政権がいかに一方的であったかをの如実に表してると
思います。
山井は、この時に限らず、もう吐き気がするほどに数多の
「デマ」で国会を愚弄し、マスコミと連携して国民を扇動する、
これをずっと続けています。
こういう「デマ・パフォーマンス」というか、もう完全な
「デマゴーグ」の国会議員の存在こそが、
結局は国民の生命を軽視し、助けられた命までも奪う
ことになってしまいます。

熊本で全壊の家の前で記念撮影(山井和則のfacebookより)
↑の山井の「記念写真」は、「人の不幸」を利用するマスコミと
まさしく同じ典型であることが分かると思います。
国民に不安を煽り、捏造ともいえるデマを再三再四流し続ける。
捏造は必ず人を陥れ、貶め、「生殺し」という苦痛を与えます。
当然、「命の軽視」もします。
非情であり、残酷そのものです。
マスコミは、東京五輪を返上させる、あるいは失敗させたい
という連中です。
そして、とにもかくにも日本に恥をかかせたい連中です。
特に安倍政権の時に。
しかもその中で、自分たちの儲けにも欲を出す。
卑怯極まりない連中です。
神宮球場の件は、どうなるかはわかりません。
そこは遠藤大臣の言われている通りに、数多くの意見を
聴きながら調整し、煮詰めていき、最善の方法をとって
いくのだと思います。
こんなもの、一朝一夕で決められるものでは当然ないことは
国民も解っているはずです。
だけどそこにマスコミに煽られたら、感情的になって流されて
しまう。
「扇動」とはそういうものだと。
一気に冷静さを失う。
六大学野球の「聖地」だから資材置き場はダメというのは、
では、コンサートはいいのか?ということにもなります。
災害などがあった場合は、長期にわたって避難場所になったり、
それこそ様々な置き場になることもあると思います。
東京五輪は確かに国家事業です。
成功に向けて、国民が一丸となることは悪いことではないのに、
まるで「なんで国のために犠牲にならなきゃならないんだ!」
と反発することの方が拍手喝采される。
敢えてマスコミはそういう方向へ、扇動しているんです。
今、舛添を突然叩きだしましたが、ユルいですね。
都有地を韓国学校に利用することは一言も出てきませんし。
舛添がそのままでも連中には、痛くもかゆくもない。
リコールが決まれば、今度は「東京五輪破棄」をする、
より強力な宇都宮けんじや、傀儡での立候補が待って
います。
前回都知事選の宇都宮と細川の票を足せば、舛添票と
肉薄しますし、あの時は、投票率が前々回に比べて
10パーセントも下がったことから、「動かなかった100万票」が
あります。
今のユルい舛添叩きは、どちらに転んでも、連中にとっては
好都合です。
「保育園落ちた日本○ね」を撒き散らした東京都議のおときた駿が、
舛添の海外出張や公用車批判の功労者であると、保守派からも
持ち上げられていますが、とんでもありません!
マスコミにも急激に持ち上げられている「おときた」は、この
宇都宮側の人間ですからね。
★舛添都知事批判でバズって「人気」急上昇の東京都議「おときた駿」は、
「塩村セクハラ捏造野次」「保育園落ちた日本○ね」と続けて日本を貶めた人物。
TBS「NEWS23」とも懇ろで反日共産主義者との繋がりが半端ない。
絶対に騙されないでください!
全ての報道は、「印象操作」。
テレビは「洗脳装置」。
このことを頭に入れておかなければ、あっという間に
マスコミに流されてしまいます。
その騙された先には、「国民の命を軽視する政治家」の台頭が
待っています。
何故今この報道がなされるのか?
この報道は何を目的としているのか?
それらを考えながら見るしかありません。
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