第3次安倍改造内閣が発足しました。
内閣改造の記者会見。
安倍総理が冒頭、深く頭を下げ、お詫びの言葉を述べて
いたのを見て、泣いてしまいました。
なぜ、こんなことになるのかと。
なぜ、ずっと国民を想い、頑張ってきた安倍総理が謝罪
しなければならないのかと。
「人柄が信用できない」
NHKは世論調査での安倍総理不支持の一番の理由として、
これを流していました。
マスコミが明らかになった事実を隠蔽し、そう印象操作した
くせに、これを安倍総理に直接投げつけるNHK。
見ているだけで本当に辛くなる場面でした。
安倍総理だけではない。
稲田前防衛相も、「隠蔽した」などという「冤罪」はそのまま・・。
前記事でも書きました。👇
★稲田防衛大臣辞任と北朝鮮のミサイル発射。
都議選での応援演説も振り返る。
何もかも、もはや「平時」ではないと思う・・。2017/07/30http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-1442.html国民に落ち着いて考える余裕を与えずに扇動を連日続け、
一方的に「悪」のレッテルを貼る。
隠れ共産マスコミの怖さは、「人一人なんか簡単に潰せる」
ことです。
★マスコミは簡単に人一人を潰せる。
それは悔しいけれど事実。
マスコミの力はまだ圧倒的に強い。2013/06/15http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-138.html日報問題。
先ず何より、前記事でも書いた通り、稲田防衛相が「隠蔽」するというのは
有り得ません。
そのことだけは、とにかくはっきりしておかなくてはいけないと思います。
今回の日報問題について、3月、衆議院の安全保障理事会で、下記質疑が
ありました。
重要なのでピックアップします。
https://www.youtube.com/watch?v=rpaBMohFdtEhttp://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001519320170316004.htm【第193回国会 安全保障委員会(平成29年3月16日)より】
○中谷真一委員(自民党)
この日報の議論についてちょっと質問をしていきたいというふうに
思っております。
ここに、日報と言われている、毎日これを報告しているんですね、
物すごく分厚いんですよね、これも問題だと思いますけれども、
この中の抜粋をきょう資料として準備をさせていただきました。
一枚目は、日本の宿営地がこの左の隅にあって、そしてあとの
この黒塗りのところは、これは外国の部隊の配置であります。
その次のページは、これは弾薬の数とかこういったことが書かれて
いるわけであります。
これも数については黒塗りになっています。
その次は、これは部隊長と副部隊長の一日の行動について、
細部が書いてあるんですね。
もう分刻みに書いてあるはずです。
それも黒塗りになっています。
その次のページ、これは一週間の部隊の予定ですよね。
これも細部について書いてあるんですが、これも黒塗りに
なっています。
何で黒塗りにしているんですか、これは。
黒塗りにしているんですけれども、黒塗りだとここで議論する
意味はないんですよね、実際は。
日報について、日報についてという議論をここでよくやって
いますけれども、黒塗りのまま出したって意味はないんですよね。
では、何でこれは黒塗りにしているんですか。
○辰己政府参考人
(防衛省統合幕僚監部総括官)
お答えします。
南スーダン派遣施設隊の日報には、南スーダン全土や
ジュバの情勢、今おっしゃられた派遣施設隊の活動の状況
あるいは成果、自後の活動予定、部隊の状況等について
詳細に記述されています。
こういうものを開示すれば、派遣施設隊の情報収集能力や
警備を含めた運用体制等が推察され、自衛隊の任務の
効果的な遂行に支障を生じるおそれがある部分、それから、
一枚目でお示しされたようなものであれば、他国との関係もしくは
国連との信頼関係が損なわれるおそれがあるというものが
含まれておりますので、情報公開法5条3号に基づいて、
不開示というふうなやり方をさせていただいているところで
ございます。
○中谷委員
これは非常に現地部隊に影響を与えるものなんですよね。
これがもし流出したらどうなるんでしょうね。
これはもう、部隊は任務遂行に大きな影響があるわけで
あります。
ですから、こういった場でこういった現地の部隊に影響を与える
ことについて議論するというのは慎重じゃなきゃいけないんです
よね、実際は。
これは、どんどん出せと言いますけれども、これが民間に出ていって、
もし宿営地を狙うような勢力の手に渡ったらどうなるんでしょうね。
そういうことをやはり考えながら、我々はここで議論しなきゃいけない
と思うんです。
私は、もともと自衛官でありました。
ですから、これがどういう意味を持っているかということを
わかっているつもりであります。
現地で、この国のためにやっているんですからね、
国民の皆さんのために。
本当に、家族と離れて、遠くは異国の地で
苛烈な任務をやっているんですよ、この人たちは。
この隊員の皆さんの任務遂行に影響を与えるんだ、
そのことを前提としてこの議論をするべきなんです。
これを残す、残さないという議論は、そこを中心にやはり考えなきゃ
いけないというふうに思います。
もともと、これは破棄されていなければいけない、保存期間を
過ぎているわけですからね。
それが残っているということの方が私は非常に問題だと思います。
これは、何ですぐ破棄しないのかというものであります。
危険にさらしますからね、これが出たら。
なのに破棄をされていなかったというところで、ある。
>非常に現地部隊に影響を与えるものこれ、ちょっと考えれば誰だって理解できることだと思います。
都知事の小池百合子やと都民ファーストの音喜多も散々
「情報公開」や「透明化」といった言葉を「錦の御旗」として
利用し、あたかも都議会自民党がブラックボックスであるかの
ごとくにマスコミと組んで扇動し続けてきました。
国政でも、もうずっと前から「のり弁」などという言葉で安倍政権が
あたかも「隠蔽」をいろいろとしてきたかのごとくに印象操作し、
外交交渉までも明らかにしろ!などと民進党は叫び続けてきました。
異常なのです。
〇中谷委員
何を中心に議論をしなければいけないかということをよく我々は
考えなきゃいけないというふうに思います。
これは、今、南スーダンで、現地で任務遂行している部隊の目的や
目標とここで我々がやっている目的や目標というのは少々異なる
ことがあるんですよ、どうしても。
ここは政治の場ですから、これはやはり違うわけであります。
ですから、この場で現地のことを議論するということは、現地に
大きな影響を与える可能性があるんだということを念頭に
置きながら我々は議論するべきだということを、もと現場にいた人間として、
ぜひこの点、委員の皆さんにもお願いを申し上げたい。
また、防衛省もそういう観点に立って今後対応をお願いしたいと
いうものであります。
>ここは政治の場ですから、これはやはり違うわけであります。現場と国会の場では歪みがある。
これに関しては、そうだろうな、とは感じるのですが、具体的に
聞かれれば答えに窮する、漠然とした感じでしか自分も正直
判りませんでした。
が、先日、BSフジの「プライムニュース」で、佐藤正久参院議員と
織田邦男元空将画質円されていて、その内容でいろいろと解って
きたことがありましたので、今回、その発言のなかで、非常に重要だと
思う部分を書き起こししました。
http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/day/d170728_0.htmlhttp://www.bsfuji.tv/primenews/movie/day/d170728_1.html【稲田防衛相辞任の衝撃 「特別防衛監察」徹底検証】
(BSフジ プライムニュース 2017年7月28日)
★PKO日報問題について「特別防衛観察」調査結果により
去年7月に日報を含めた情報公開が請求された時に
中央即応集団(CRF)の副司令官が意図的に日報を
公開しないよう画策したことが問題の発端だと断定された。
今回の結果を受けて稲田防衛相が辞任。
黒江事務次官が7月28日付で辞任、岡部陸幕長が8月8日付
辞任したことについて。
■佐藤正久議員
陸上自衛隊のトップが辞める、そして事務方のトップの事務次官が
辞める。
こういう状況において上司の防衛大臣がやめないという選択肢は
一般的に考えても有り得ないと思います。
■織田邦男 元空将 元イラク派遣航空部隊指揮官
僕のよく知った優秀な後輩が辞めていくのは、非常に残念だし、
国家の損失だなと思います。
■佐藤議員
TVを見ている方に解って頂きたいのは、事務次官になるためには
物凄い努力が必要なんです。
入省してから、いろんな経験をしながら、物凄い優秀で
人格的にもよくならなければなれないし、陸上幕僚長に
なると言っても30年以上厳しい訓練とかそれも通じ、しかも
色々行政経験も踏まえながらここまで来てると。
そういう陸のトップと事務方のトップが辞めるという重さというのは
極めて重く我々は受け止めなければならないと思います。
今回の日報問題で、非常に優秀な人材が潰された。現実に、こういう事態が起こってしまったことは、特に現場では
「忸怩たる思い」をしているのではないかと思います。
そしてそれが、
そもそも何が問題で引き起こされてしまったのか。それが解ってしまうと、「やっぱりそこに至るのだな」と、皆そう思う
ことになると思います。
では、自分が重要だなと思った点を順次見ていきます。
★今回の経緯と問題になった点
(↑プライムニュースの図表画像はネットより)★大臣への報告について
【FNNが入手した資料】
〇2月13日
湯浅陸幕副長 (日報)データはあったかというとあった
稲田防衛相 明日なんて答えよう
〇2月15日
黒江事務次官 なかったものをあると説明するのは難しい
稲田防衛相 いつまでこの件をだまっておくのか
~~~~~~~~~~~~~~~
〇3月15日
陸自内に日報データ保管という報道
〇3月16日 衆議院 安全保障委員会
「これまでデータ保管の事実は報告されなかったのか」と質問
「報告されなかったところでございます」と稲田防衛相が答弁
これが虚偽ではないかと注目が集まった。
■佐藤議員
稲田大臣は、まさにその2月13日に、日報があったという報告を
受けたということは否定まではしてませんけども、記憶にないと
いうことに基づいて「報告は受けておりません」と言っております。
監察の結果によると、日報は陸自にあったと報告を受けたのち
「これは出さなくてもいい」という了承はしたということはないと。
これは断定している。
ただし、報告を受けたかどうかは確認できないと。
稲田大臣は、じゃあフジテレビの入手したメモが、これが捏造か?
というと「判らない」と。
という事は、もしかしたら、フジテレビのメモが正しいという前提で
あれば、推測すると、そういう何らかの報告はあったかもしれない。
そこが記憶として残ってない可能性がある。
私も国会議員でいちいちいっぱい色んな報告がある。
この2月13日というのは、次の2月14日が衆議院予算委員会の
集中審議の、しかも日報の部分がかなり焦点となるTVでの
集中審議の時なので、聴くと、かなりの国会答弁の事前説明が
いっっぱいあったらしい。
いっぱいあるとですね、頭に残るものと残らないものがやはり
人間あります。
多くの国会議員も私と同じだと思うんですけども、私もよく、
「これおかしいだろ、なんでこうなったんだ、聴いてない、」と秘書に
言うと、、「いやちゃんと報告しました」と。
報告した者は覚えていることは多いですよ。
でも自分の頭の中の優先順位が若干低いと思うと、結構す~っと
抜ける場合もあります。
人間スーパーマンじゃありませんから、ずっと全部こう覚えてると
いうことはないのかもしれない。
場合によっては両方正しいかもしれない。
報告したけど覚えてないことも有り得る。
FNNの入手した、本物かどうかも解らないメモ。
こういうもので振り回されること自体に、非常に恐ろしさを感じます。
もし本物であったとしても、こういった特に防衛組織の中の重大な
会議での言葉の一つ一つを残されたらどうなるのか。
はっきり言えば本音で深くまで議論を戦わせることはできなくなってしまう。
また、最近では、
都議会で、豊洲新市場に関する百条委員会でも
こういった「メモ程度のもの」を利用して、都民ファーストの音喜多が
捏造ストーリーを展開し、証人を陥れようと画策しました。
★都民ファースト幹事長の音喜多駿が卑怯にも都議会自民党、
河野ゆうき都議を問責にかけ都ファ連合が可決!
小池・音喜多は「冤罪」を生み続ける!2017/05/31http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-1417.htmlまた、国政でも家計学園の件で荻生田光一前官房副長官が
「メモ」なるものに関して、下記のようにご自身のブログに
書かれています。👇
目が覚めて思うこといろいろ @megasametaro 2017年8月8日
>私が文科省の高等教育局長との面談時に語ったとされる
10月7日、10月21日メモの中身ですが、そもそも存在が
確認できない7日メモと、著しく正確性に欠けた
個人の備忘録的メモという21日メモですから私からは
中身の説明のしようもありません。
http://blog.livedoor.jp/hagiuda1/archives/52259224.html
このメモの件に関する記述部分だけでなく、萩生田さんの一連の
ブログ記事を読むと、まさに安倍倒閣のために都議選に絡めた
「扇動」、そしてそれによって生み出された「冤罪」だということが
よく解ります。 👇
★はぎうだ光一の永田町見聞録:2017年06月23日■大変な一週間でしたhttp://blog.livedoor.jp/hagiuda1/archives/52257515.html萩生田さんのブログ、そして上に取り上げた拙ブログ記事を読んで
頂ければわかると思いますが、こうした
「冤罪」をかける為に
メモなるものが利用されるようなことは今後もう、絶対にストップ
させなくてはならないと思います。
続きです。
★「特別防衛観察」の調査結果
〇2月15日
事務次官は陸幕長に対し、陸自の存在する日報について
管理状況が不明であるため防衛大臣に報告する必要がない
との判断。
(「行政文書じゃないから」=「個人的な文書だから」情報開示の対象にならない。)
■佐藤議員
日報は結構な人が見ることが出来る。
これをダウンロードする人もいっぱいいる。
実際に聞いた。
去年の4月段階で、PKO部隊が陸自情報共有システムの掲示板に
日報を上げたと。
これに4万人が見ることが出来た。
アクセス権があった。
元々、共有するシステム。
中にはダウンロードする人もいる。
行政文書とは職務上作成をして組織として用いるために保管する
ものです。
部隊長がダウンロードすれば、組織として用いるために持っている
という形になる。
黒江事務次官の判断理由はちょっとわからない。
陸上自衛隊も統合幕僚も内部部局も文書は持っていた。
統幕も陸幕も内局も仮に情報を出したとしても、もう統幕で1回、
同じ物を出している。
だから、物は出ているし、しかも情報公開上は法律上、違反でも
なんでもない。
■織田邦男元空将
私も2年8か月、イラク派遣航空部隊で、日報は受ける立場だった。
日報とは何かという事をお話しなきゃいけない。
日報は2つ目的がある。
1つは指揮官の指揮を適切にするため。
2つ目は、要は終わった時に教訓を得るため。
指揮官の指揮を適切にするためには指揮官をサポートする
幕僚がいるわけです。
そしてまた4か月おきに新たな部隊へ行きますから、その人たちも
見たいわけですね。
少なくとも指揮官を支える幕僚はそれを見とかなきゃわからない。
次の一手を考える。
それは司令部で考えるんですね。
そして指揮官判断してそれでいこうと。
だから出来るだけ多くの人に共有しなきゃいけない。
その共有出来る、ダウンロードできる権限というのがありますけど
与えられた人は。
だから陸では4万人と。
航空も相当な数ですね、ダウンロードされてました。
今回と大きな違いは私が辞めたのは2009年ですが、2009年に
法律が通り、2011年に施行されたのが公文書管理法なんです。
これによってダウンロードしてる「写し」は、これも行政文書なんです。
今までは個人のファイル、個人の情報。
今の現行上は、原本があって、写しが許可された人に対して
共有ファイルで共有できるようになってる。
何百人がダウンロードする。
しかしながら、副司令官が削除しろと言ったと。
原本が削除されると、今度は個人的に使ってた個人データが
行政文書になる、今の法律では。
だから今持ってる人の文書は行政文書。
推測ですが、これはもう2月7日に情報公開してるから、やってるから、
もう問題がないじゃない、いいんじゃないと、そういう意味があるんじゃ
ないかと。
■佐藤議員
国会で2月の段階で問題になったのは、出したからいいっていう
話ではなくて、みんな知ってるわけです、出てるのは。
ただ、今まで陸上自衛隊にないと言ってたのがあるんじゃないかと。
まだ残ってるんじゃないかという部分がずっと議論されてたんです。
野党の追及部分は、出したから実際にはないと言ってるけどホントは
まだ残ってるんじゃないかと。
>ガバナンスの方にいってましたからね(反町)
私がイラクに派遣された時も教訓収集の目的のために2人、
私の部下で、もう第三者的な立場で色んな教訓を集める人間が
いたわけです。
今でいう教育訓練研究本部というところに教訓収集センターという
ものがあって、そこから派遣されてきて、ずっとそこに持ってた。
今回の日報についても野党の方が質問したように研究本部の
教訓センターにあるはずだと。
で、あったんです、今だから判りますけど。
当時はないと言ってましたけど。
あるはずのものがないと言ってるのはおかしいんじゃないかというのが
当時の国会での焦点だった。
玉木先生とかいろんな方が厳しく大臣に追及した。
だから今更あったとは言えないとか国会対応でこういう形でずっと
引っ張ったと。
ところが出てきたと。
何か、出てきたとか出てこないとか、日報の隠蔽だとか、結局
振り回してきたのは野党側であって、防衛省側は翻弄された
としか私には思えません。
森友学園でもそうでしたが、野党が攻めたい安倍総理、内閣の
関わりが特になかったとか、見当たらないとか、そういう方向に
なった時に、無理矢理っ論点をずらしてくるというのが連中の
やり方です。
これは、小池都政でも同じことが起きていました。
「なくて当たり前の建物下の盛り土」や「あって当たり前の地下ピット」。
それをあたかも大問題であるかのごとくに扇動し、それがだんだん
「当然」であることがバレてくれば今度は「ガバナンスの問題」などと
すり替えてきた。
どちらも目的は政局で優位に立つために、反安倍、反自民へと世論を
誘導し潰すことにあり、そこには国家国民のために問題を解決しよう
というような目的はさらさらない。一方は、今まで、豊洲新市場開場までの長い年月、意見を取りまとめて
頑張ってきた多くの人たちが陥れらてきた。
一方は、連日、厳しい防衛環境の中、懸命に頑張っている人たちが、
それこそ国会内での無理矢理の問題化によって、そこに振り回され
巻き込まれていく。
一体何度、こうした理不尽な行為を見せつけられてきただろうかと・・。
最後に。
今回の日報問題というものの本質、最も重要なこととはいったい
なんであったのか。
★開示請求について
〇2016年7月
南スーダンのジュバで内戦による大規模な武力衝突。
日報に「戦闘」と記述される。
〇7月19日
防衛省「7月6日~15日の電子情報含む文書全て」の開示請求を受理
〇7月20日
CRF副司令官 日報以外の文書で対応できないか意図的に支持
〇9月16日
日報以外の文書を開示
〇10月3日
防衛相「7月7日~12日の日報全て」の開示請求を受理
〇10月6日~
陸幕・CRF副司令官 7月の対応を踏まえ「不開示」で調整
〇12月2日
防衛相,、陸自で廃棄済にとして不開示
■佐藤議員
CRF副司令官とは。
PKOとか或いは海外での災害救援とかいいうものは陸上自衛隊の
中では運用をつかさどるのは中央即応集団(CRF)。
(※【参考】中央即応集団創立10周年記念式典における司令官訓示)
http://www.mod.go.jp/gsdf/crf/pa/message/index.html
司令官がいて、その下に副司令官が2人いる。
国内担当副司令官は、国内での災害対応とか色んな警備など。
国際担当副司令官は、海外のPKO活動や国際緊急援助隊。
文書開示については、最初は日報も含めた現地の部隊との
中央即応集団のやりとり、その文書全部開示して欲しいという
要求があった時に、彼は日報は出したくないと。
日報以外の文書で対応できないかと言って、実際に開示したのは
装備品のやり取りなどを開示し、日報は開示しなかった。
情報開示を請求した人は「それはおかしい」と。
2回目は「日報に限って」という開示請求が来た。
次の対応としては、前回7月に「日報はない」という形でやったので
同じように全部不開示ということで調整しようとした。
なぜこうやったかというのがポイントになるが、今回聴くと、本人は
日報というのは特に部隊の動きあるいは部隊の位置というものも
判るので、できるだけそれは出したくないと。
色んな情勢の中で、緊迫したり緩くなったりしますけれども
そう言う状況の中で、弾が飛んだということもありましたので
部隊の位置というのは公にしたくないと。
黒塗りで対応すればいいのだが、本人としては出来るだけ
日報はリアルタイムのものですから、実際作戦活動が続いてる
最中なので出したくないという思いで、そういう対応をしたらしい、
という事は報告に載っています。
気持ちは私もわからないでもない。
そもそも現場を預かる人間というのは、活動中ですから、終わった
後であれば開示というのは結構出しひやすいという気持ちがあります。
けれども、活動中だと本当に出したくないという気持ちが出てもおかしくない。
実際、情報公開上は出さなければいけないんだけど、気持ちとしては
あってもおかしくない。
■反町キャスター
情報公開要求が出された背景について。
南スーダンが戦闘状態であったら、直ちに撤収せよという、
国会でいろいろ議論が出ていたが。
■佐藤議員
私も現場にいましたけども、現場の自衛官は、見たものを素直に
書くべきなんです。
普通の一自衛官からすれば、「戦闘」というのは幅があるという認識。
数人同士のグループが銃で撃ち合うのも「戦闘」です。
或いは、国または、国に準ずるような大きな組織同士がぶつかるのも
「戦闘」であると。
「戦闘」には幅があると。
国会用語はあまり意識していませんから。
ただ国会になると、国会で言う「戦闘行為」とか「戦闘地域」とか
「非戦闘地域」というのは、国と国がぶつかるようなものを「戦闘」だと
国会で言ってますから。
そことは多分現場は全然意識せずに書いているし、この副司令官も
そういう意識ではない。
■織田元空将
「日報を除いた文書を開示」ということを副司令官は判断している。
その理由として、2つ挙げてて。
ひとつは、「情報部隊保全」。
でも4万人に開示している。
取扱注意くらいの文書ですから、情報部隊保全はないだろうと。
(※佐藤議員は陸自なので活動の最中の現場の危険から指摘している。
織田さんは情報共有の面から言っている。)
もうひとつ挙げたのは「開示請求の増加」。
これは解る。
だいたい1日に20ページくらい挙がってきますと、一年間で7千枚、
10年間で7万枚。
情報開示請求が、これで、もしずっとやられたら、人と労力が莫大な
ものです。
そのための人も予算もついていないにもかかわらず、それはやっぱり
大変だなという判断が働いたというのは理解できる。
多分もう一つはね、一番は副司令官ですから政治的な話も判るでしょう。
そしたら部隊から上がってくる「戦闘」、「武力衝突」。
国会でも言ってるじゃないですか。
「戦闘」だったら9条に関わるからこれは使わないようにしてますと。
冗談じゃないと私は思う。
先ほど言いましたように日報の目的は指揮官の指揮を適切にするため
なんですね。
だから出来るだけ経緯に思うがままに書いて来いと。
だから書いてる内容は、天候から、隊員の健康状況から、
私は航空部隊でしたから、毎日どのような飛行機がどのように故障して、
米兵は何名運んだか、物は何か、という事を全部上げて来いと
いうことなんですね。
その時、当然、状況と言ったら、「戦闘」ということが入ってて当然
なんです。
その時に「戦闘はダメだけど武力衝突はいい。」なんて言うと、
部隊は委縮しちゃいますよね。
だから、それを以って、日報なんかの文言を国会の中でやり取りする
ようなものじゃない。
しかしながら大臣は、「戦闘」という言葉は9条に抵触するから使いません、
「武力衝突」です、と言ってますよね。
そうすると、それを受けた相当の地位のレベルで政治も判る副司令官が、
政治を忖度して、
>「戦闘」の言葉が入ってるとまずいと(反町)
「のり弁」すればいいんですけど、「のり弁」にすること自体が1日20枚ですよ、
もう相当な労力がかかる。
その予算は付いてないんですよ。
ただ、そういう忖度が働いたんじゃないかと思って観察調査結果を見たが、
今回それは全くなかった。
■佐藤議員
稲田防衛相が国会でその発言をしたのは、7月の開示請求の
やり取りをした後ですから、別に国会がどうのこうので隠蔽したと
いうことはなかったんです。
織田さんが言われた日報1日、20ページ分、こんな分厚いんです。
CRF指令部には色んな部隊から、こんなのがいっぱい来る。
これがなぜ必要かというと、そのあと指揮官にモーニングレポート
という形で、朝のレポートに、これからエキスを抜いてやると。
次の部隊のエキスになると。
司令官に報告すれば、これは用済みなんです。
だから、そこは掲示板から破棄してもいいと。
破棄しなさいというのが元々のルールなんです。
やっぱり中には見たい人もいますから、ダウンロードします。
だから教訓収集センターには当然残ってるはずなんです。
データでもなんでも。
だから、これをずっと紙で残すことは・・・。
■反町キャスター
そうするとね、政治向きの国会における、「対野党」です、はっきり言えば。
その状況を考えた時に、やっぱり日報というのは非開示にするというのは
適正な判断だというふうに、お感じになりますか?
■佐藤議員
一部については、今回も黒塗りにしましたからね。
■反町キャスター
それでも「マンパワーがないよ」という織田さんの意見は、僕もそうかなと。
毎日20ページ、これ、大変ですよ。
専門の黒塗り屋がいるわけじゃないでしょう、だって。
■佐藤議員
物凄い数が来てるんです、情報開示請求が。
結構大変なんです。
私見ですが、もともと他の国において軍隊が活動していると
いうやつを、情報開示というのは本当になじむのかなと。
終わったあとはわかる気がしますけれども、どうなのかと。
他の国のことを調べてみないと判りませんけども、この副司令官、
情報公開法上ではダメですが、だけど少しでも活動中ですので
部隊の活動中を考えていれば出したくないという気持ちは
わからないでもない。
膨大な開示請求。
一体何のためでしょうか。
今回も執拗に日報の開示請求が行われた。
恐らくは共産系(隠れ共産)のプロ市民が仕掛けてきたものでしょうね。
それに振り回される防衛省の姿も見えてきました。
「戦闘」という言葉の現場と国会での捉え方の違い。
現場と国会での乖離。
これは、結局「自衛隊j憲法違反」「自衛隊は殺人集団」などと
ずっと叫んできた連中によって歪められて来てしまったと言って
いい。
「自衛隊は国家国民を守るもの」と、他国では至極当然のことが
認められてこなかった歪み。
それに尽きると思います。
稲田前防衛相が、どのように答弁しようとも、そのうちの一言を
どのようにも「問題化」することが出来たのが、今回の「日報問題」
だったと思います。
自衛隊がイデオロギーや倒閣に利用される。
逆に言えばこれほど危険なことはないと思います。
マスコミも野党も論点をどんどんずらして「文民統制がなされていない!」
とまで叫んでいましたが、
むしろ文民統制を危うくしているのは、
こうしたマスコミや民進、共産連中自身であると。
付け火をしているのは、明らかにこれらの連中なのですから。有能な人たちが潰されていく。
それは、日報問題では現場の自衛官の命を守ろうとした人たちです。
小池都政でも起きました。
豊洲新市場開場までに真面目に頑張ってきた都の職員さん達も
粛清された。
★小池百合子の岸本市場長更迭は毛沢東の粛清と同じ!
東京五輪PR動画には何度も豊洲新市場の姿が。
豊洲も都の職員さんたちも「東京五輪潰し」の生贄になったも同じ。2016/10/14http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-1225.html築地の震災リスク、食中毒リスクから都民を守るために、また
水産流通の拠点としても、一刻も早い豊洲新市場開場を進めてきた。
都議会自民党もそうだった。
そしてそれは都議会でちゃんと決められてきたんです。
それに対して徹底的に邪魔をする連中がいた。
日報の開示請求を執拗に求めてきた、「市民団体」とマスコミが
呼ぶ人たちと同じ。
イデオロギーで反対を叫ぶ人たちです。
マスコミや民進、共産連中は今後また、稲田さんに証人喚問まで
要求しようとしていますが、そういった扇動に乗らないためにも、
こういった事実を知っておくべきだと思います。
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